Title Author(s) Citation Issue Date URL 我國に於ける國民所得の發達 汐見, 三郎 經濟論叢 (1922), 14(3): 505-525 1922-03-01 https://doi.org/10.14989/127880 Right Type Textversion Departmental Bulletin Paper publisher Kyoto University 灘 灘翼 解叢 . 田 浦 島 瀧 一 三 郎 嗣 周 耶 行 錦 治 小 川郷太郎 見 叢 法學博士 田 払調 最 低生 活 費 課 税 説 を駁 す ・ 渋墨博士 田 ㎝ 蘇 正 静 治 巌 没學補士 財 部 競} 一佐 置 憲 濟階段説 一 経済學士 黒 地 學 観 肚 會 學 説 に就 き て ・ 正 雄 三 法學博士 耐 戸 法 學 士 法 學 士 渋墨博 士 文學博士 マ ル ク ス氏 蘇 剰 偵 他 説 の評 論 職 國 の都 市 ・ 小 作制 と小 作法 外珊 ・ 我 国 に 於 け る困 民 所 得 の獲 達 経 済道 と経 済 術 時 我 邦 の相 続 税 を 論 ず 河 文學跡士 米 田 庄 太 郎 茄⋮ 汐 リ ッケ ルト の債 値 禮 系 ・ 一 説 作 ■ 緒⋮ 噛 骨ロ ワ 我 國 に於 け ろ国 民 所得 の磯 達 第 一 汐 見 三 郎 余 は嚢 に本 誌 に 於 て ﹁財 産 視 ε 國 冨 統 計 ﹂ ご題 し 、 国 富 統 計 の必 要 な る事 及 び確 實 な る國富 統 . 計 を作 製 す る爲 め に ば 其前 提 ε し て財 産 視 の存 在 を 要 す る 事 を 明 に し て置 いた 。 然 る に 我 國 には 財 産 視 未 だ制 定 せら れ す 、 從 って財 産 税を 基 礎 εす る国 富 統 計 は 現 今 の我 國 に於 て は、 遺 憾 な が ら 之 を得 る 事 が 出 来 な い ので あ る。 所 が國 富 以 よ に統 計 的 研 究 を 必 要 ご し 、 且 つ我 圃 に於 て 比 較 的 容 易 に確 實 に調 査出 來 るも の で あ って、 而 も 街 充 分 に開 拓 せら れ て る な い方 面 が あ る 、 所 得 税 に基 く 國 氏 所 得 の 研究 が 是 であ る 。 我 国 の所 得 税 注 は 明治 二十 年 の制 定 に創 ま り 、其 後 大 小 の 改 正 を 経 て今 日 に及 ん で み る 、彼 是 三 十 有 鯨 年 の 歴 史 を 有 毛 て る る の であ る。 故 に此 所 得 税 の統 計 を 利 用 す れ ば 、 一時 代 の 長 き にわ た ・る我 が 国 民所 得 の稜 達 の跡 を 窺 ふ事 が 出 来 る の で あ る 。 、最 誓 至 b其 募 菌 に於 て も 企 てら れ て ゐ ・、≧ ・乱 ・乙 2 。・署 げ 英國 に於け 所 得 税 の材 料 に よ る 国民 所 得 の研 究 は 、 夙 に濁 懊 に於 て ミ お 膏き 鼠曙 町 等 の手 に よ り試 みら れ て ゐ奈 我国 に於 け る圃 民 所得 の盤連 舞十 四巻 ( 第 三號 八 五) 五 〇五 るの で あ る・ 然 る が 如 き . 国国﹁ 萌叶 。一 同の米 國 に 於 け る が如 き 、共 に著 し き實 例 で あ る。 世 界 人 戦 争 を中 心 εし て の 叢 漱米 誌 國 の国 民 所 得 の攣 動 、 彼 等 は 北 大問 題 を 所 得 税 統 計 によ り て解 決 せ ん 与 論 .( h'leyer;EmVe1.s口chau「demGebLeyedel.StatisにikderEinkommensしeller 且92。.) .the War.(∫ou1'naloftheRo)・alStatistic乱lSDciet}・ ・eaus.Igo4) e5KδniglichPrellssi5chen.S仁3t75しischeuBu又 .(Zehschri比d 1)Wagne[=ZurSVIethodikderStatistikdesVolkseinkommen.5 AUgerneinesStatistischesAtchiv.1914.) 2)Allen=SomeChangesintheDistributionoドtheNationalIncome〔luring 論 叢 我国 に於け ろ国民所得の登建 策+四巻 ( 第 三號 杢 ハ) 吾 太 し戦 争 が国 民 所 得 の獲 達 に影 響 を輿 へし 事 に於 て は 、我 国 も 決 し て人 後 に落 ち な いの であ. る。 日 調 べ上 げ 醸 争 ・国 民所 得 あ 關穫 歩 し新 、 得 清 戦 争 は 暫 く 措 く ε し て も 、街 記 憶 に新 な る日 露 戦 争 、・ 近 く は 世界 大戦 争 に よ り我 が国 民 所 得 に 心 の藁 き 研究 問 題 であ る 、幸 ひ 我 国 には 、 可 な 蓮 てる る、從. つて 英米 諸 國 善 如 何 な る受 動 を 来 せ し か は 、實 に興 捷 計 の材 料 が肇 方 法 Stamp:ANewlllustrationofYareto'sLaw.(JournaloftheRoyalStatisticalSociety・1q【4) dexofIncomes,(QuarterlyPublicationsoftheAmeric乱n.3)Karsten=AnIn 霧 ・我 國 で は 比較 的 容 易 に研 究 出家 る。 団 長所 得 の嚢 達 は頗 乃廣 汎 な る.問 題 な る が故 に、 所 得 税 統 計 のみ よ り其 凡 て を 解 決 す る 事 は出 し だ る 研究 を 試 み る 事 は 、 決 して 無 意 義 來 な い、此 事 業 を 完 成 す る矯 め には幾 多 の補 助 材 料 を 必 要 `す る ので あ る。 然 し 、所 得 税 統 計 が 最 も 主 要 な る材 料 a ・が 故 に、 此 材 料 の み より し て 憂 究 で な い、 以 下 余 は 、 專 ら 所 得 税 統 計 を 通 じ て 、 我 が 国 民 所 得 の 内 容 を 明 に し 、 以 て 其 獲 達 の 跡 を た つ ね だ いの で あ る。 研 の問警 、雷 の澗讐 黎 窪 の問警 に二分し諾 す ・のが便利である。 StatisticalAssociation1920) 第 二 要 があ る。 国民所 得 の統計的 研究 方法は決 して固定 的のも のではな い、其時其所 に順 慰した る方法 を採用 せ ね ば な ら 諏。 故 に我 が国 民 所 得 を 研究 す るに際 して も 、先 づ其 方 法 を 明 に し て 世 魅 国 民 所 得 の 研 究 方 法 は 、 之 を 大 別 し て 、 調 査 客 禮 (薯 霧 )、 調 査 方 法 (話 ︻ 。)、 謝 査 主 膿 (5、 。.)、 の暮 憲 調 査 期 間 (≦ 碧 昌)の 四 蓬 す る 事 が 出 來 る 、 以 下 各 項 に つ き て 説 明 を 加 へる 。 笙 .2)Bowley=TheBritishSuper-TaeandtheDistribution.ofIncome.(QuarteIg1さ ・)].1yJDLu.HalufEuUI1りmiし5・ , ダ ヨ 國 長 所 褐 は 、 其 表 示 方 法 の如 何 によ り .貴 質 的 所 得 ε名 義 的 所得 ・ しに 分 れ る、 實 質 的 所 得 は所 得 を 構 成 す る経 済 財其 者 で あ って 通常 微 量 を 以 て示 さ る、 一方 名 義 的 所 得 は 所 得 を 構 成 す る経 濟 ヘ へ し ミ ヘ ヘ ヤ ヘ へ ヤ も ヘ 財 の貨 幣 搬 で あ る、両 者 ﹁長 ﹁短 あ る 事 は 既 に説 明 し π る厨 で あ る が M 藪 に は国 民 所 得 の統 一的 ら ロ ヘ マ ヘ ヘ セ ヤ も ら あ り ち や モ ら 観 念 を 得 る必 要 上 名義 的所 得 を 探 る事 εす る、 帥 ち 国 民所 得 憾 、債 値 の共 通 分母 た る貨 幣 に よ り 之 を 表 示す る ので あ る。 次 に我 が 国民 所 得 は 、 其 蹄 薦 者 を標 準 ビ し て 、 国家 所得 、 皇 室 所 得 、 私 人 所 得 の三 に分 つ事 が 出 家 る。 研 究 の 目 的如 何 に よ り域 は此 等 翫 得 の 全 部 を 網 羅 し 、 叉 は 特 に其 一を 限 定す る必 要 があ るが 、 一般 的 に云 って 私 人 所 得 に 重心 を 置 く べき で あ る .蓋 し現 代 或 明 國 に於 て は 私 有 財 産 制 確 へ セ コ も ヤ も ヘ マ ら ヵ ヤ し で へ も ヘ ヘ ヤ り カ ラ の 立 し 国民 所 得 の 大 部 分 は私 人 に 厨す る も の で あ り 、且 つ流 通 経 済 貨 幣 脛 濟 が 私 人問 に最 も よ く 行 は れ て み る か ら で あ る 。 本 研 究 に 於 て は 国 民 所 得 の 範 園 を 私 人 所 得 に 限 定 し て 偉 く 、 ≦ 謬 嵩・﹁ の 所 謂 田鼠く醇 昏汁 o日B葺 自尊 噂ゴ葦 圃 鶉ゴo自 国o富o旨o旨 が 調 査 客 膿 で あ る 。 の 故 に調 査 客膿 に就 て は 、之 を 私 人所 得 に限 定 し 而 し て貨 幣 額 を 以 て表 示 す る 事 εす る. ね カ ぬ や を へ を も も も も あ 第 二 は調 査方 法 であ る、 国 富 統計 の 場 合 の如 く 、 国 民 所 得 の調 査 方 法 は人 的 物 的 の 二方 法 に分 ね へ も や の も ら り カ も れ る が、 本 研究 に 於 て は 專 ら 人的 方 法 特 し所 得 税 に基 ( 方 法 を採 用 す る、 其 結 果 国 民 所 得 の中 ラ ヤ ヘ へ いヘ へ も ヵ わ ヘ へ も セ で も ラ ]所 得 税 の 課 税 物 件 ε な ら ざ る 所 得 、 節 ち 性 質 上 所 得 税 を 課 せ ら れ ざ る も の 、 二 課 枇 最 低 限 以 下 ( 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、、 、 、 、 、 、 ﹁ " 、 、、 一 ( の 所 得 、 即 ち 金 額 の 關 係 上 所 得 税 の 課 税 の範 園 外 に あ るも の 、 三 量 的 にも 質 的 に も 所 得 税 の 課 税 義國 ド於けろ国民所得 の膿達 第十四巻 ( 第三. 八七) 五〇七 物 件 で あ り な が ら 、 課 挽 技 術 の 關 係 よ り し て捕 捉 し 難 き 所 得 、 換 言 せ ば 所 得 税 を 通 脱 せ る 國 瓦 斯 論 叢 、 掲 言命丈222-229頁 †出稿:前 巻 ・・。一22・頁) 濟 論 叢 第+四 拙 稿 ・ 財 醐 配 圃 富 統 計(縄 Wa,一ner=a.乱,0.S.4r 4) 5) 6) ' も ヵ も 論 カ り 叢 う も も あ ヵ ヤ ぬ レ や 我国 に於 げ ろ国 民所得 の獲建 カ 得 の 三種 は算 定 せら れ な い ので あ る。 ` 第 十四巻 ( 第 三號 八 八) 五 〇八 第 三 は 調 査 主 膿 を如 何 に定 む べき か の黙 であ る。 客 艘 を 國 晟 所 得 の中 で 私 人 に踊 す る所 得 のみ ごし だ る以 上 、 調 査主 膿 は私 人 ε な る 鐸 で め る。 從 っ て各 個 入 に っき其 獲 得す る所 得 を 調 べ以 て 国 民 所 得 を 算 定 せね ば なら 心、 然 る に我 国 に於 て は 、 所 得 枇 注 の規 定 の上 より し て 、 二 つの制 限 が存 し て み る。. 其 一ε し て は 、 各 私 人 に っき其 獲 得 す る所 の所 得 の 凡 て を 知 る事 が出 楽 な いの で あ る。 我 所 得 税 法 は、 私 人 の所 得 を 三 種 に 分 ち 、各 々異 れ る課 税 方 法 を 探 って みた . 第 一種 法 人 の所 得 は會 肚 に於 て課 税 し、 第 二種 公 債 肚 債 の利 子 は 利 札 交 附 の際⋮ に徴 枕 し、 結 局 第 一種 第 一一 . 種 に厨 せ ざ る所 得 のみ を第 三 種 ε し て 、各 個 人 に つき 綜 合 課 税 し π の で あ る。 故 に 、私 人 の所 得 総 額 の中 に は株 式 の配 當 や 公 債 の 利子 等 は 一切 包 含 せ ら れ な い の であ る。 從 っ て、 國 民 所 得 紹 額 が各 私 人 間 に果 し て如 何 に分 配 せ ら れ てみ る かは 、 正 確 に 之 を知 るを 得 な い 、只 国 民 所 得 の中 第 三 種 に属す る部 分 の み に つき 、 其 分 配 状 態 を 明 にす る事 が出 來 る ので あ るり. 、 其 二は 各 個 入 一人 の所 得 は、 視 注 の 關 係 土 、明 ご な ら な い の で め る。 所 得 税 法 の規 定 によ り 一 じ リ サ し ち も や り セ カ リ ヤ ヘ ヤ う つ ユ も み ヘ ロ い し も も へ 家 の所 得 は 凡 て戸 主 の所 得 に合 算す る 事 εな って み る 、故 に所 得 税 統 計 に現 ば れ な 個 人 の所 得 額 お ら も ヵ た し つ た ら る へ も も も ヤ も も コ も サ う コ あ り ぬ う ヤ も セ 以 上 の二 制 限 め る が 故 に、 調 査 キ 膿 εし ては 、 私 人 の團 髄 な る 一 ・ 戸 を 撰 ぶ べく 、 而 し て其 得 る も は 、 一個 人 の所 得 で な く實 は 家 族 合禮 の所 得 が戸 主 の名 に於 て示 され て み る に過 ぎな い。 や 所 の所 得 の中 第 三 種所 得 の みが 主 騰 ご關 達 し て問 題 ε な り 得 る の であ る。 も ﹂ ﹁ リ ャ も ヒ ヤ ぢ , へ も や も 第 四 は調 査期 間 であ る、我 所 得 税 法 で は 暦 年 を 採 用 し て み る、 從 って ﹁我 が 団 長 所 得 ε は 、我 う も も あ カ ヘ ヘ や む も や ヘ セ へ ち マ も へ 国 民 が ﹁年 間 に 獲 得 し た る経 済 財 の総 量 な り﹂ ε云 ひ 得 る の で あ る。 故 に 一年 米 満 の期 間 に於 け る所 得 の状 態は 之 を 明 にす る事 が出 来 な い、 か の国 民 所 得 の季 節 的 攣 動 の問 題 の如 き 、 又 戦 争 が 國氏 所 得 に最 初 に影 響 せし は旬 月 な り ゃ の微 細 の黙 は 、此 材 料 で は解 決 し得 な い の であ る。 以 上調 査 客 騰⋮ 、 調 査 方 法 、調 査圭 腸 、 調 査 期 間 の 四 項 にわ たり 、 説 明を 加 へた 、大 艦 此 の如 き 方 法 に基 き 、明 治 三 十六 年 よ り 大 正 八 年 に歪 み十 七 箇 年間 の我 が 国 民 所 得 を 研究 した の で め る。 明. 治 三 十 ⊥ハ年 以 前 を探 ら ざ り し は研 究 材料 の不足 の爲 め 、 大 正 八 年 以 後 仁及 ぼ さ ざ り し ば材 料 の 同質 性 の砂 壌 を 瞑 れ だ から であ る。 一言 注意 す べき は 、本 研究 に は專 ら 相 針 撒 を 使 用 し 、以 て縄 劃 額 過 重 の弊 を防 いだ事 であ る。 上 記 の如 く 、} 町得 撹 統 計 に基 く 國 氏・ 所 得 な る以 上 、其 絶 対 額 には 脱 漏 の部 分も 少 から Ψ 、 且 つ税 法 の改 正再 三 あ り し かば 同質 性 に就 い ても 遺憾 の黙 が存 し て み る。 又 名 義 的 所 得 な るが 故 に 、物 優 暴 騰 の際 に於 ては . 其 絶 対 敷 の信 頼 償 値 は 頗 る怪 し いも の であ る。 故 に国 民所 得 の 絶 劃額 は な る べく 之 を 避 け 、 凡 て相 封 敷 に 換 算 し 元 の で め る。 艶 事 π る や、 此 種 の 國 茂 所 得 を研 究 す る に際 し困 必 要 に し て 且 つ十 分 な る條 件 で あ る。 余 の研 究 の眼 目 は 、我 国私 人 所 得 の至膿 に就 て其 狡 達 の 跡 を 明 にす る に存 し て み る。己 に私 人 の 所 得 ε云 ふ 以 上 は、是 を 獲 得 す る私 人 が無 け れ ば な ら 兎、同 時 に其 所 得 を 構 成 す る根 源 を 推 定 し得 我測に於けろ国民断編の鍍達 第十回春 ( 第三號 八九) 五〇九 る の であ る。 弦 に於 て か 、国 民 所得 の騒 達 の 問題 は 、 輩 純 な る絶 掛額 増減 の問 題 を離 れ て 、 其 増 論 叢 第 論 叢 我圃に於けろ国 民所得 の機蓮 第十四巻 ( 第三號 九〇) 五 一〇 し減 じだ る国 民 所 得 が 如 何 な る構 成 分 子 を 有 す る か の問 題 、更 に 其増 減 せ し所 得 金 額 は 何 人 の手 を 離 れ 何 人 の 手 に 鵬 せ し か の 問 題 ε な ム の で あ る 。 從 って 問 題 は 自 ら 、 国 民 所 得 の 分 配 歌 態 ε 国 民所 得 の構 成 分 子 ε の二 つに 分 れ る の であ る 。 第 三 国民所得 の構成 分子 飛 が 所 得 税 法 に於 て は 、廿八課 税 物 件 た る 所得 は 、第 一種 所得⋮ 、 第 二種 所 一 得、 階 夘三 種一 所用 侍の三 に 労 れ る。 其 中 第 三 種 所 得 に 於 ては 、 大 正 二 年 以 來 小 額 所 得 に謝 し控 除 査 定 の方 法 が採 用 せら れ て る る から 内国 民 所 得 を 算 定 す る に際 し ては 、 控 除 せ ら れ し 金 額 だ けを 補 は ね ば な ら 澱 、 叉第 二種 公債 肚 債 の利 子 の中 、 国債 の利 子 は 、 明治 ↓ 二十 八 年 法律 第 十 九 號 及 び 明治 四 十 二 年法 律 第七 號 に ミ ら ト リ より 其 一部叉 は 全 部 を 免 税 せら れ て る るが 故 に 、其 を 加 算 す る必 要 が あ る。結 局 国民 所 得 の 総 額 は 次 の如 く で あ る。 一 表 華 三 、ご死 0岩 垂 、見 聞、ゼ嘉 皿 、垂 (八= ・= 五、{ ( ・、 至・ 莞 . ・暑 =悶、歳 四、﹃ 茜 ・ 、莫 、 ⋮ 七、 =、 O、8 ( 、 藁 、 ・琶 = 、八天 、窒 明 治 同 町 同 同 同 同 局 同 三十 六年 三 十 七年 三十 八年 三 十 九年 四 十 年 四 十 一年 四 十 二年 四 十 三年 四十 四 年 目 ゴ リ う つ ロゴ ヨ リゴ つ 詣 、貢 四、四天 窒 、七奏 、﹃ 八 一一 一 モ 大西 、﹁ 三幅 ;妬、閥砦 δ 望 三 三 鮮 三 、8 八 一 三、署 、 ㎜ 、 三四 =一 醤 空 ロ、⋮ 三哲 一⋮ 聖 六呂 、聖 王 画 く、 空(三、三 五 六、 ・、 奪 扇 、空合 -四天 第 一種 所 得 = 、 夫 、七三 ] 、 。・; ・、 ・・、 § 、甕 石、九究 八四=三 里 、五五三 八九=五葦 五〇七 八八六、囲 八、合 五 九二四、︻ 三=、O矢 免 五、﹁ 蓋 、A塗 壁 四、四九=、杢 ( 四爽 、三 内、 空 五 五死 、四悪 -究 六 盗 O、一議 、〇三 六会 -七⋮ 、莞 [究 Aδ 暑 ﹁四〇ハ 苫 (、︼〇一、巻 五 四汎 =、昊 二、二碧 玉冗 、 九死 .三〇 真 丸、δ九、四署 査 瑛 茜 八、 9八 六暮 、=査 猟D 西、・ 圏暑 一 七、量 玉、茜 四 羅 第 二 瓶 所得 鹸 計 第 三 種 所 得 垂 [、窪 . 債 浩 革 略 第 一 巻64∬ 一642頁 7)国 ■ 同 一 三 、五六(、=八八 国 牟 ]三七、 九死 、一四λ 1 大 正 同 、 同 一兀 年 二 年 三 年 円 円 [ 合 、吾 六、六免 巷 、天 四、 ㌃ .き =、杢 噸 倉 A 四八、窯 晶、六八E 第 ﹁ ・ 種 所得 蓋 、莫 大、八全 六を 、︼ 蚕 、茜 ミ 署 、躍 三 内δ 三 三 、︻鑑 £ 暑 き 、八茜 、耳八閥 熟 、) 五︺ ﹁ 、 五尭 、 四茜 西 、死 ﹁、豊 玉 籍 省言 、 七二ハ、八豊 第 二種 所 得 罐 、四重 、薯= 九註 、 八空 、薯 一 ︻ 九盈 、= 七、六八一 萎 売 国、呈 宍、O杢 第 三 種、 所得 丸大三、八六七、0へ[ 種 所得 11 の自作 農 業 、山林 、鍍 業 、牧 養 、 商業、工 ( 第 三號 九 一) 五 一一 密 接 塗 る筈 であ る。 此 見 地 よ り し て、 第 十四巻 債 利 子 支 挑額 其 一 債 利 子 支 掛 額 累 年 比 較.国 一、O= ﹁ 、 七≡晶、四天 伽 ユ 俸 給 所 得 、 財 産 所 得 等 に分 ち戦 前 ε戦 後 こ の国 民 所 得 の構成 を 比 較 し て み る。 余 が先 に財 産 所 得 羅 甲 所得 、箏 ( 第 一種乙所得 、第 二櫨所得、冤税国債利子、第三種所得 中の小作料、貸宅地、原野、貸金等)動 勢 所 得 ( 第三械所得中 の俸給 給料 、諸給 輿 、瓜 業 、勢力 等 )財 産 動 勢 共 働 の 所 得 露 業等)の 分 類 を施 した の も 大 鵬 同 様 の見 地 よ り 出 凝 した の であ る。 然 し此 分類 ば 、 其 限 界 が頗 る曖 昧 にし て然 も不 自 然 で あ る。殊 に自 作 堤 の所 得 ε商 工 業 の所 得 εを 同 }列 の財 産 動 静 共 働 所 得 に 加 へ. 小作 に よ る所 得 ε株 式 の配 當 ξ を 共 に財 産 所 得 ご し 、 更 に手 工 業者 、 工場 労 働 者 、 會. 耽員 , 醤 師 .辯 護 ⊥⊥ 等 を 無 差 別 に動 勢 所 得 者 誓 に敷 ふ る が如 き 、鯨 b 人 嬬 に 過 ぎ る様 に思 は れ る。 所 得源 に關 し 明瞭 な る分 類 を 施 す に 當 って は、 先 づ 我 が 国 民 経 済 が如 何 な る方 向 に最 も 顯著 な る腰 展 を 遂 げ つ 、あ る か に着 眼 せ ねば な らぬ 。 思 ふ に 、農 業 林 業 磐 不 動 産 斯 得 を中 心 ご せ る 時 代 よ り . 一韓 し て商 工業 所 得 中 心 の時 代 に進 展 し つ ﹂あ る のが 、我 国 民純 濟 の 重要 な る傾 向 の ﹁で 我 国 に於け る国 民 所得 の獲 達 少 く εち 現 代 の 我 国 に於 て は1 あ る 、自 作 農 ε 工 業 家 ε を結 び 、地 ま ご株 主 εを結 ぶ絆 よb も 、 自 作農 ε地 主 ・ この連 鎖 Y 株 主 ぜ 叢 工 業 者 ざ の 關係 の方 が 一 齢 10)拙 稿:所 .,P,li5 得 溌 均 等 員 漁 の 工里患 ε實 現(縄 濟 論 叢 第rt=巻533-535頁) 9)Allen:op.cit 八 年 度 国 債 統 計 年 報:国 8)大iF六.一 計 麟騰 横 謀}:: 1 此 総 額 を 、所 得 源 に從 ひ 種 々 に 分類 す る事 が出 來 る。 ≧ すロの如 き、英 国 の国 民所 得 を 動 勢 所 得 、 解撮 灘 難1識 1灘 難撫 羅 篶勤 第 農業 所得 〆 呂 田 論 叢 我国 に於け る園長所得の登達 潤 入牢 円 一 第 十四巻 円 醐+ 年 ( 第一二號 明†皐 九 二) 門 五 二 門 聞+二年 円 朋+三年 嘲+翠 円 心、豊 岩、奨 ゼ 層、爽 伽、一毫 (、噌 = 四 葵 蟹 、 置 四 きO 卿、 ⋮ 墓 、叢 四 一= 〇、 、 四 ﹁ 契 慧 、実 ロ三六 = 、吾 二、宍 六 実ご、 、四 亮〇ゼ 四、杢 =老 盆 = 、六三 、二く一 == ︻ δE0 、 三八、( 0命 西 三 ﹁⊃空ハ、天 三 玉嵩、三 言ヵ 四、 、圏 (﹁ 藍 δ 二 、茜 一、養 蚕 鼠二、 、 一 三 悪七、四 七晃 曇 ⋮盟 、五茜 、ゼ;= 鋸 、四⋮へ、 [七 一 突 、豊 E、9一 五 三三、0巻 、 盗 ご =四、一壷 、導} 空 ﹁ 三 三 n三、莞 ( 円 胴+九年 ﹄ 第 三 種 所 得 中 の田 畑 、 山 林 伐 採 、 原野 其 他 土地 、 教 養 及採 取 業 を 一括 し て農 業 所 得 ε名 付 け 、 其 訓主 軸 六、一蓋 、 八悪 圭 、莞 四、芸 力 五距、六六〇、九湘ゼ ; 、柔 一、(食 六一、 穴二八、国乱四 出、三 〇、8 八 一、四碧 、=6 誉 、一実 盆 山 Ω 藍 、三∩ 入、四三 = 、(果 南 至 ﹁ 真 西 ⊃莞 ﹃ 一#三、童 八 ヒ 二閏、 六四四.= ⋮四 一 竜.、六四[、豊 丸 一、元 五、七茜 雲§ 毘 、一著 王 =、春 ︻ 5 豆田 三 岳 空 D、二三ゼ 一死 、 春 長 窒 五 一果 、空 、二三 [犬 、琵 四、 三三= 巽 、茎 ハ 、八四四 =酋 、δ 一、金 葺 合 、 五員 、六天 画三唱馬 三 九、量 三 二葦 、︻ 西0、△暑 二異 人く七、七商 量 O、六号 、六〇五 一⋮晶、一二ぬ、〇四︺ 三(、 発 二、六至 一、四碧 、八盃 四八、 五三 、四﹁= 一蚕 、三 五、一茜 七、鼠 = 三 七︻ 豊 三、ロ父 匹 、六{ 二 、豊.八 六£ 垂 、O究 三 ⋮ 氏 六Q四、﹁ 三 郷 ;元、団 天 、異 (含 三 六、 ⋮ 垂 ﹄ 暑 湘三、豊 六δ 天 二、 九= 、苦 心 =、六三 、 倉 四 酉£ 呈 、蓋 一 党 、一 翼 、力豊 三距、= 伽、伽一 = て薯蔑 天田 百 三 、口臭 、四重 = 、〇四E、虹内四 署 、全 心、=9 一、 ﹁ 究 、〇四二 胃 = 、老 入、 八畳 二島、六a︿、九=一 二五、九〇昌、話一〇 空 、三 聖 荘茜 四五、茜 讐 量 四六-︿兇 、 ︿莞 輿 、 六兄 、一 発 一 四〇、[ 晶凹嵩、巽臥二 会 、0山 三 δ 〇四 四﹃ 力究 、 六会 晃 、`・ 禿 、七六= 夫 君んく 茜 ヨ ︼ = 西 一二、 誉三 三池三 美 、七究 西 μ、醤 四、蓋 置 愚 人、六兎 、天 仁 一茜 、忘 八、O葛 四 三 岳 、壬ハ 九 四﹃ 一冒 [ 五.茜 E 四︼ ﹁ δ㎞ 三、 ゼ奨 三 四、四聖 、豊 七 = 幽、︿嚢 、四六= 言 、天 一、(普 一8 、茜 な 全 島 = 0、蛭 一犬 剛六 三 乃兄 四四、︼ 一 尭 悪 、〇六一、 茜 耳 果 、=き 三( 茜 、茜 薫 莞 三 くく、﹂ 西君= 三 、杢 (、巳9﹁ 一五﹁至 0、き 八. 宅 δ 美 、 大室 杢、 薯 、 四ゴ 三 六 =、蒼 否む、星 颪話 三 ﹃ 八九=、 四9= 竃 δ 愚 兄 星 円 碧 七年 以 外 の所 得 ε匠 別 した の で あ る。 此 標 準 に基 き 、第 一表 は次 の如 く 細 分 せら る。 表 町 =へ、四三へ、六登 四、文 へ、言 四 届 一δ 、茎会︹、慧 心天. 六 一、 薯 薯二 、空 6売{ 畑 一〇四、九芙 ・陶壁 牧 養 及 採 取 業 {原 山 野林 其他 伐土 地 採 計 聯鞠 雛 = 、δ六犬 翼 署 或 西武 = 九、六八六、 胃=四 一 七、二空 、霊 力 九、 留 薯 、 会内 三、八呈 、七三 一〇、四8 盆 念 業 ミ 冒 ﹁、 三島、蔓 低 モ 圏九八繭歪 西 、二窒 、套西 力£呈 、 六〇七 昌、 荒 凶、(六四 二三 三 、大昔 三 君六R 三( ︼ ﹁、九民 、西 八 ﹁、八鋸 、九六八 託、ズ ⋮ ハよ 三 三 、芸 二、大畠 一、(五藷 、四︺一 、三 一吾 九、δ [、 [ 三 = 蓋 、9 四、 三= δ 穴三九、三 四、套 0 茜 二、五六一、0(; 杢 、五ム 、四八﹁ 四三 、七天 が く、四蜜 、0 三 、萸 瑠、一 死 、三 五 三酋 、三三、杏 : ム 、三箇 、 晃 九 四三 、盗 二 五九六 翌 七、素 地、八四〇 諸 給 典 庶 勢 六 九 一 〇 四 二 〆、-A七 、 ゼ、七 茜 、可 =( ︻ 其癖 得 計 九 四 三Fピ 一 二 陛 【 弔.三 〕 虹 囮 、 、 、 八 七 凹 固2誹.三 〇 レu圏 八 一 六 六 五 フ.{ン'{ 一 ノ、A巳 〇Aゼ 一 二 山 四 一 一 陰1r臨 、 、 合_元 況 一 億硯 二 商 鍍 及貸 ぜ糧 極 重其 貸 工 農業 以外 の所 得 A 戸 れ 鞭 業 農 竃 撫 実 ら 國卑 餉 第 種 篁 所 一 へ 二 得 農業 田 山 、 第 林 一種 商 鍍 伐 翻 雇 、八三 、へく九 畑 三 〇、耳垂 、陶〇三 採 所 得二 (O、就圏内、六八九 一、大兄 、⋮﹁ = 業 只木、O野﹁、巽 一 業 簸 宅地瓢 交、 (柔、 嚢 蹴 艀 ゼ稿れ孔 E書 尭 ・ 署 噸 第 二種 所 得 ] 四、萎 ・ 嚢 灘 還 [無 所得 撒 諸 胎 、 興 ⋮ 九、ロ︿湘、全 ( 一 帳六〇、 =四灯、`晶二 三、︼究 、四塁 西 、翌 五、豊 三 業 一勢 力 r宜{他 離 州得 計 { 庶 蘇 鰍鵬 欝蚕 、 乳三、 ・ 天。 醐 塵翻 磯置 難 得 餌所一 [ 乱、四四[兄 O( 一〇、八九弛、(臨翌 同 同 同 二 年 三 年 四 年 円 ﹁ 三四、 卓九五、O︿七 孟 三、盒 湘、;三 ≒ 六、吾﹁ ⋮ ハ、究 蒐 (﹂石皿、⋮究 穴 ;、四︺一-六五六 ︼二、四四九、瓦一 四 五 年 究 湘、 誓 = 、内耳嵩 同 ﹁ ﹁ 二五、五八四、大石ハ ;[、百 石 、航五三 斗、 { 二 旱、六一 〇 二二、(四四、六(八 六 年 天 火、荒丸く﹁六' 忌 同 一 一 八二、六二〇、〇四昌 ︻七、(七〇、三生ハ 三、二四四、一問八 四二、0剛二、晃 六 同 七 年 ﹁ =聖 閲杢 、四〇 四八O、 〇九六、二六六 ﹁ 三、三〇九、=八 四、 茜 O、昊 O EO、]省力盆 ゼ( 同 入 牢 尾些N二六ゼδ 一口 タ 二、阻五一、︿兄 君、四重 δ ﹁ 西 一 旨[ 二、九四(、O一 九 四八、 三 δ杢 八売 、置合 、=8 一 乱8 空 、八 茶 湘、 栗 、 八六 二五ゼ、冨O二、莞 = 耳錯、E六(、(二四 (層(、八七二、(二 一 油、岨一四、ん[二 二省力、九〇七、0(九 胃= 、尾︺四、0(一 四= 、三耳穴、五〇六 一四﹂= U、七五一 二五二、 0(五、目皿 ︻ 三 、美 く、[六( 二﹁ 石 、九二カ、扇 九 ]四兄 ( ﹁、出 二六 島O異、一(四、兄 カ =0、倉 四、天 四 二〇二、右 肩 犬 妬八 六五、ロ旦七、一七九 ;﹁ 兄 君、里允 一三 、異 く、四八三 一、砦 兄 、ゼ置五 ︼ 謹 、空八六、2 九 西 、耳昌九、大唐六 ] 言[、七三仁、︼ ⋮ 9 三ヨ、春 三 、 六六( 二、四呈 、莞 一 膏 三 、﹁ 直呂℃七= 一四、(奎 、室 = ζ天 、ゼ九 ﹃胃 三層 三く£ 9 マ 司 酉四 四七、四八二、O一五 四、dO六、E二謡 四四、杏 八、七く八 一七、四9 、六九三 ︼ 三 七9 茜 湿、昊 六 四六、へ 兄 、 六= 表 得 所 俵 郷 得 所 種 三 第 善 報 一 計 統 六 十 四 ㍗ 三 際 紺 欄 蕊二δ 九八、昊 ﹁ ﹁ 一㍉四棊 、[︿八- 謬 一五、圏六六、八く= 旺二言 誓 ︻、= 八 大匠盃 一(、九ゼロ 五〇、{ 藺 O、AO五 三六、0︼ = 一三 、閉﹁ 三 、幽茜 署 四四.己、湘八四、一 三凪 突 、奪 ﹁、夫 王 ゼ、三三 、︿互( ヨ 、竃 九、カ 石 胃 三 六、六 七、苑内二 八禺、 E湘、琶 二 r 配、〇四嵩、二九二 七阻兄 属地置 三 互 {、一九六、六湘〇 =暑 、踊(五、A竺 七〇、五六六、八四み 二、(湘く、(一八 一〇二£ (六、六三 ゼ一、︼ 豆七、言 四 一、果 九、胃 ﹁ 晃 蓋 七、穴四一、= 伽 六七、〇九四、穴 δ 突 、三( 九、四醤 西 モ 砦 五、( = 四]、口紅﹁ ﹁ 、八二五 ﹁ 大繭 ﹁ 三 、耳 玉 ︻ 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以' 外 の も の で あ る ξ 云 ふ 事 が 出 來 る。 叢 ・ 、 凡 ・ の所 得 ・ 、 大讐 ・ △ △ 一卜+ _七 二 ニ .巴 聡 全%隼 來鍛 四国 十 △ 十 _ゼ ご 四 悉 吾 吾%年 杢 冥 護%1年 四周 ト △ △ 十一 ぜ ム 囲 丙 会%年 国同 △ 』1卜 孟 二 誓%年三 △ △ 十 七同 四^_△.← =室 莞%6年_ゼ '1甕 第 二表 繕 ・ つて響 豊 晃 杢%6年 外 の所 得 殊 に法 人 所 得 が 大 正 五 叢 完 璽 尭%6隼 士 に計 算 し・ 藪 に第 三 表 を 得 把 の で あ る。序 に注 入 所 得 の割合 を も 計 算 し て讐 産 十+△.四 ノへ 實 の歩 を 運 ん で ゐ ・。 然 ・ に農 業 回 三岡 十 十 △ 十 二 七 二 九 三 ラミ杢%年. 忌 七 二 四向 同 1一十 ム.六 ハ 余 臭 詣%年 胴1 タ十 十 △ 十 り 五岡 一 ト+△ 三 岡 表 り 顯 著 でな か った が 世 界 人 讐 髄 . 十 △十 二 同 二 七 ニ δ 弗 さ%{β 三同 士 △十 † 二 七 二 入 嘉 葺 ミ 茜%1年 △ △+三 二 者 ニ 三同 △ △十 十 一 七r島 七 合 葦 毛%年 1 1 空 … 匪 翌%年 治 文 至 兇%年 正 三明 得纂得 ニ ロ む お △ 元大 +十 策 法 農農 業 人以業 外 所の所 所 得得得 注農 農 業 人以業 外 所 の所 ` 面 一 茅 、 、 落 、 麦 .雪 鴫 9メ 》o 書 月 ふ 勘 ∼、 噛 5ル 「 z∫ り 弓 ' 残國 に於σ る園民所得 の概達 「_.. 』 淫 ダ σウ 一 rノ 卿o 〆 ' 副 2000 、 ・ 1' 帯 孟 '1 A ! 祝 シ び1 「旧. … 一 一 一.一 」一 一一一'} 欄 i罐 '得 1 ',000 1'h⑳o 一 冨 ?クo 嬰 勉 w皿 2,。i ' 加 一 2σ@ ㎜ 一 '10` , 結 6σ ♂ rρ 十サー亀助 . 一 `1 ■「 ■ ∵ 一 働 .一 ∼ 吻2 ii 勲 ρ 困 」工霧 Ψ ρρ 嶺 藩. ρ - 圖黍 第 十四巻 ︹ 第 三號 絶. 瀕 ぽ .「. 1同工 〆!月 ∼ 麹6 九五) / 39。 即 ち是 であ 「.} 7 』… 「 200 ⊥ ・ 1乏 」 幽 } ∫.㎜' る・ 五 ]五 匿.雇 』 … 1 し厘 3 1 罪 麹 … 」 [ ., 2 二 セ 三 { 」L h 『 弓 三 6., 氏 井 児 謬 斗 メ 升・ ・ ご ぞ 斗 9 正71 二 」 馴軍残 ξ o. 二 "ワ 』 よ 七 へ 耳 鼻 ㌃千 n '呂 _凪 i 「 ' 控 ノ〃6 '三 矢 所 得 な る の でめ ・・笙 『 し P圏 作 製 す る ε .此 間 の消 息 が 藩 論 叢 び,06つ I I. ・.・ ご. 、 我国 に於げ ・圃民所得 の鑑 ・・ 練 ・上下賃 て識 ・割塞 九六) 五 一六 勢 藁 昧が多 。、其 ・、髪化の差 養 化の比 舞 化 の比警 塁 な ・叢 第+四巻.( 第. =號 に叢 所得ε農業所薄 へた。糞 醗 ・て・・。癸 所得・暴 以外の所得 大別﹄ 更に法入所難 茄 論 叢 総額 ・桑 票 され毒 両線の交叉ぜる際の如き、我園 長維、濟 の愛椿期怨思にしむ るのであ る。 。 も し農 業 所 得 が 蓋 の所 得 籔 或 は殆 大 大 正 五 、 六 年 度 を頂 上 εす る我 国 の 好景 氣 は 、 實 に 法 人所 得 の増 加 で あ っ耽 、 商 工業 會 耽 の所 下せ・であ一 ・・ 、青 む る割 合 五 割 に垂 ん εす るが 如 き 、著 し き攣 化 で は な いか。 此 間 に、 從 來 二製 得 の激 増 の結 果 で あ る、 從 來 総 額 の 一割 乃 至 二 割 を占 めて みた 第 一種 所 得 が俄 に三 割又 は一 正 六 年 の如 きi 種 々 の結 禦 ん ご 三 割近 くを 占 めて みた農 業 所 得 は 、僅 に 一割 二 分 に迄 減 退 し た ので あ る。 此 等 の統 計 に入り鐘 勢 が 明瞭 錘 で あ る。更 に藝 口せ ば 、世 奨 職 ぞ 得 之 を 牧 め 、農 民 は 之 に比 し て は磐 の分 配 に零 の大 小 に よ り 、 不 動産 時 代 な り ゃ動 産 時 代 な りゃ を 断 害 し 得 る ご せ ば 、 我 国 は 不 動 産 時 代 よ り 動 る階 禦 世 界撃 は專 ら 商 工業 を 中心 与 産 時 代 に進 み つ ・あり ・笹 の楚 困 民 所 得 の分 配状 態 ざ り し ε結 論 し 得 る の で あ る 。 第 四 以 上 、 国 民 所 得 が如 何 な る分子 より 構 成 せら る Σ かを 明 に し 紀 、更 に 、此 国民 所 得 が 何 人 に多 く 蹄 厨 し、 何 人 の受 く る所 得 が滅 甘 し や 、而 し て而 潜 の關 係 如 何 、 これ即 ち 国 民 所 得 の 分 配状 態. の問 題 で あ る。 、 ■ 、 、 国 民所 得 の 分 配 を 示 す 最 も 盟 純 な る 方 法 こ し て 、 一戸 當 り 又は 一人 當 り 國 民 所 得 が 算 出 せら れ 五 ︼七 エ . て み る、 思 ふに 国 民所 得 総 額 を 分子 ご し 、 一国 の 人 口 叉 は 戸 数 を 分母 こす る此 種 分 数 は 、 分母 子 共 に同質 で あ り 且 つ両 者 の關 係 が洞 質 な る 事 を前 提 ε し て 、 始 め て意 味 を なす の であ 樹 。然 る に 現 今 の如 一私 有 財産 制 確 立 し 、大 小 所 得 の交 錯 せ る肚 會 に於 て は 、 全 一 無 意義 の遊 戯 で あ る 。 然 ら ば 此 に 代 る べき如 何な る方 法 を採 用 す べき か。 我 国 に於 て は 視法 の關 係 上 第 三 種 所 得 に於 て の. み 、共 各 個人 間 に於 け る 分配 状 態 を捕 捉 す る事 が 出 來 る 。撚 れ ご吃 、 國 民 所 得 の主 要 部 分 π る第 三 種所 得 の分 配 状態 を 相 野 敷 に て算 定 し 、 其 愛 動 を 究 む る事 が田 楽 れ ば 、 これ 軈 て 国 民 全所 得 の 分配 状 態 を 推 定 し得 る所 以 ご な るの で あ る 。 現 ほ に英 国 の學 者 の如 偉 、其 貧 弱 な る材 料 の中 よ り し て如 何 に かし て 分配 歌 態 を推 察 せ ん ε試 み て み る 。 鵠。♂ ぐ一 .ざ 曽 騨・ ゴ℃ の 研 究 に 見 る も 、或 は 普 通 所 得 税 の 控 除 査 定 階 級 を 利 用 し 又 は 附 加 所 得 櫨 、相 わ 続 税 の 累 進 階 級 を 利 用 し 、 以 て 国 民 所 得 の 分 配 欣 態 に っ き 共 片 鱗 に て も 捕 へん ご 努 力 し て み る 。 米 国 に於 ても 、 最 近 所得 税 の材 料 整 ふや 、 直 に此 種 の礫 究 が獲 表 せら れ て みるα 故 に我 國 の第 三 九 七) 1(arstCD=op・C7(・, 種所 得 のみ の 分瀧 状 態 を調 ぶ る も 、其 方 法 宜し き を得 れ ば 、先 づ 以 て遺 憾 が無 から う 。 第 十四 巻 ( 第 三號 第 三 種所 得 椀 の累 進 階 級 、控 除 査 定 階 級 を 利 用 す る ざ 、我 國 の納 枇 戸 藪 は 、 次 の如 き諸 所 得 階 四 表 叢 我 国 に於 41 ろ国民 所得 の獲 遙 段 に分 配 せら れ る の で あ る。 第 四 表 が即 ち それ で あ る 。 第 論 Stamp:op.cit., 14) itishSuレer-TaxatheD3sしribotionofIncome iうDwley=TheBr' .Ig6, Bowley;MeasurementofsocialPhenomena.P 12) 13) ' 論 叢 モ 瑚+六輔 銅†車 岡 三+ 入牢 戸 量 ㍗ 莞四 岡 三+九年 口 唇 五、二空 ( 完 四、西 〇 ﹁ 釜 カ 石 四、四(( ︹ 第 三號 一〇、美 0 五、。。五 一 δ究 蓋四 茜( 四 + 一年 五 一入 昊 六、誓 戸 蔓 沸、ニカO 同 四 † 二年 九八) 戸 四聖 、量 四 =理 、;[ 。 ((、九回 = 内、四碧 食 べ交 内、婁. 一、四三 ↓ 三 、((ヒ 一、呂合 書く 冒﹂、ヨ四四 肥垂 三六 一昌、茜 . 目呈 ≡ H 石£ 9 一落 八面O、 〇四相 同 五 牟 戸 茜 凪、豊 0 幽一 δ 、圏︼ [ 八 同 六 年 戸 ﹂ 更 、四三 韮 、0呈 ︼ 三 、窒 二 む 、四六六 茜 、一 這 六、奮 一、四皇 述2 辱 ﹁ 三 舞 カ 九四栢、五七八 同 七 年 葦 、董 中 藍 昊 同 八 年 九六四、 四五ロ ( 習 =力 四免 一、四舜 六、 暮 西、 四含 量 、三老 空 、( E 莞。劉 第 +四巻 甕 戸 百 ゴ七﹄圏 至 、0茜 壱 、二塁 戸 発 五、 発 四 芙 、萎 禿 、三男 望 ﹁ 老く 元四 ご三 年 一 } i ぎ 呂、目玉六 国 四 戸 四一雲 三 歪戸 年 我国 に於け る国民所得の登達 藷醐 乃壁盤 ㎜響 更 、九夷 豊 、(三 ﹁ ︼ 棄 蚕 一三 、主君 曼 、四冒 互 吾・ 豊〇 な三四 三 、 三四 騨 四八、ロ 三 (、五六五 ︼三、(耳力 六≦ ズゼ 一三 圓 (δ量 三沢署 至 二 千 千 圓 乃 雌三 塁 三 δ 四( 紐百圓乃醗籍 ﹁ 二.千 国 乃 至 三 千 圓 }萬 圓 乃 至 一萬 五 千 圓 二三口 (九 { ( 三(、三き 戸 重力δ渠 四同 十 五 署 四同1 四 四同 十 二 五 量 ナ』 羊1 野 詔 、 三六 三 千 圓 乃 至五千 圓 一萬 五千 圓 乃 至 二 萬 圓 醤 =ハ昌 釦 、(西 乃 至 三 萬 圓 寓 ・ 琵 二. 萬 圓 竜子爾乃讐 軒騨 三 萬 圓 乃 至 五 萬 圓 二+萬圓以下 ・{ 五合 .聾 戸 養 臥δ量 同 二 年 五窒 、〇四八 ■ 内 六 穴 パ 四 四団 員+} ま 五 ≡i 空戸 年1 五 = 伍萬醐乃臨嘗 齢 響 ・璽 春 灯、九[ 三 四 瓢 元大1 二+萬圓以上 計 三 同 三 年 四 呈 戸 年 正1 養 合 { 盤騨 三百圓乃至 五 百 圓 巴 四 , ご石、ニカロ 二O説﹂竃二 三四、E署 三 一、萱 四 一巻 、(突 ﹁0. 一、 六六黒 = 人爵 四( 一 九二、宍〇二 = 六、〇二〇 二三、蕊(E 昌0カ、眠四四 一莞 、茜 五 X 六、晃 四 戸 耳四〇、四六七 四一盆 茜 大雪 ↓べ 豆 ニョ(、9 直 ﹁ 兄 (べ 四乃 胃 天王、八三 一 一 、力量 内妻﹁ ﹁茜 届 吊 9西 茜昌 昌、四一( 蓑 醤 一£ 茜 三、六倉 由 ハδ 胃 = H﹁= 八 寒 三E (、七一 三 戸 完 四、 莞 四 = ロδ 三 四己、0二六 茜 、量 ( 嵩00、= 鵡 一二〇、[﹁四 三〇﹁二 六 聖 茜O 昌警 乗 四 紐百圓乃駐{ 詰 朋耳 δ 四、省三 言 、 琶六 六三 蓋 死 、四= 言 O、二(六 量 、六言﹁ 五δ(三 一穴、 =二 圓 二六尺 凸晶 豆δ大穴 一 五、八蚕 千 二五、 八〇三 紅三 発 宍 べ碧 二 一 亜 ﹄四尭 一六、O栗 千 圓 乃 至 二 千 圓 乃 至 三 千 圓 一五、占 ハ 金 整 到合 託、δ 四 六三七 玉 璽ハ 五、三 内 三 千 圓 乃 至 五 千 圓 竜子蝸乃壁 韓 鐸 ︼ 天 人四 六倉 一べ 晃 藍四 届 = 一、一 力︼ 一δ 酉 ﹁突 昌 六三九 一、六突 四堅 五公 四四四 一、 逼A 一 一= [萬 五千 圓 乃 至 二 萬 圓 四穴 ﹁萬 圓 乃 至 一萬 五 千 圓 一名 一 頻 島窒 四奪 ﹁ ﹁ 三 昌昊 一六四 四二三 窪 一響 H ﹁ 呈 合 塁 竪 一 窓 二七 四く 美 一δ 覚 .ゼ空(19 一霞 七莞 、四合 一進 一退 し正 確 の 七昭O、九層二 二三 悪 省﹁ゼ、八石弓 . 莫 二六 二 萬 圓 乃 至 三 萬 圓 五 表 銅 +九年 嘲 + 年 % 醐 + ﹁年 嘲 + 二年 嘲 + 三年 五 一九 醐 +四 年 % % % 十 六窒 ・一 十 六杢︹ 豊 十 突六・ 七 ( 第 三號. 九 九) 十 六弧八・ 〇 策十 四巻 △ 六五七・ 二 % さ 胴 + 八年 % + 奈0・ 四 % + 突 目ニ % 調 + 七年 △ 査力三 我国 に於 け ろ国 民 所得 の獲建 % 瑚 +六輔 事 が判 ら 恥 い。 更 に 、 所 得 階 段 の間 隔 を 統 ﹁し 、各 所 得 階 段 に属 す る戸 数 が 全膣 に謝 し て青 む る 、 く二 四六 七二七、O八九 七一昌、 ヨ八Q え 七〇届、八五四 毫 三 萬 圓 乃 至 五 萬 圓 .[、〇一呂、旦四五 戯 伍萬醐乃臨{ 舳.醐雛 H +堂 上{ 裏 罫 計 皿 各 所 得 階 段 共 に大 艦 増 加 の傾 向 に め るが 、此 間 視 法 の改 正 再 三 あb し か よ 一 合 三 割合 を 相 封 敷 で示 す 必 要 が あ る。 此 目 的 を達 す る爲 め に第 五 表 を 作 製 し た 。 ( 前年・ ト比し婚+減△比較) 第 叢 五 百圓 乃 至 千 圓 六 六一西 論 四十 六 回統 計 年 報 書=朋 得 税 表 其 一 税局第三十 15)主 》、 七 0 、 論 叢 十 + ム (第 三號 一〇 〇) 五二〇 △ =ハ・一三 三酉・七六 △ ﹁ 三? 四 築 ・旦 + 十 △ ︼ 三〇ゐ 昊 三〇 ス ・= 西 ・茎 ? 四二 0・七会 一三 糞 可 ﹁ ・葺 二 〇.四 =一 △ ? 美 二十 = 三三 △. 留 ﹁・四.五 十 〇・四一 己 ? 美 六 一・一茜 三・四耳〇 ﹂ O・一 西 年 % 〇・云 二 △ O・茜四 △ 渠 ・〇二 ズ 三〇 琶 夫O 二三 ・み 一六・乃O 量 ・六一 ﹁ 五六・六四 △ 二茜 ・六 △ + 第 十四 巻 三 £ん 五︿・二二 三五・響 三・大造 十 一六人 一 + [ 壱 禿 一三 ﹁ 天十 ユ,五瓢四I T 一六・湘三 孟 二三 十 署 ・囲 十 二盃 入 孟 ・五六 亭興 △ 二重 西 △ 一㌣ 兀 量 西力 丁ズ九+ △ 〇・ ︿二〇 △ [・二六昌 △ ? 圏合 一・蓋 四 + △ △ 三 巷 0λ 量 0壱 冒 三十 ? 四三 十 △ △ △ 〇西 茜 O・ゼ巷 △ ? 圏発 0∴ 菖 0・全 く △ △ 0・亘茜 十 冒 丁四恩 + ︻六・︿( 十 亨 籍 五六・︿隅 + △ 旧 三五・四 我国 に於 け ろ国 民 所得 の窃皿 蓮 千 圓 乃 至 二 千 圓 二千 圓乃 至 三一 千 圓 三 千圓 乃 至 五 千 圓 一萬 國乃 至 一 萬 五千圓 五 千圓乃 至 一萬 圓 ]萬湿千 圓乃 至 二 萬圓 二萬 圖乃 至 三 萬 圓 〇・一顰 ︾ △ 0∴ 含 + ・同 六 〇三 8 9 一尖 + 年 巻 養 一 } 三︼二 △ 査 四・六 十 ロ 老 三眠 カ 三 萬 圓乃 至 五 萬 圓 五 萬 圓乃 至 十 萬 圓 同 二 五⋮ ・茄( ロ 正 年 葦ん昌 畳 三 吉 大 元 ム 壬= ・ロ 同 三 年 % 十 六宋学 ゼ 茜 ・2 五. ・著 、 二%争 梟 勇 巴 杢 藍E一 ム 二三 ・六 更 ・.. △ 量 へ + 六糞 ・五 茜 ・三 十 十 十 み く 十 五 百 圓 乃 至 千 圓 △ 突四二 二千圓 乃 至 三 千 圓 十 四三 四六 ︼九・莞 一・合 五 一・四豊 O・念 四 ム 十 十 一 四 曇 天 莞 晃 コ コ ロ ロ コ 混 千 圓 乃 至 二 千 圓 十 三号 話 三 千圓 乃 至 五 千 尉 △ = ・(五 に大 正五 年 六 年 の両 〇・ 四⋮ ( 三 ム 十 十 00一 コ ロ ゼ =→窩 天 年 の 如 き、減 退 し て み る の は 千圓 以 下 の階 級 の割 合 のみ であ って、其 以 上 の階 段 の占 む る割 合 は 何 〇殊 。 旦%年 ル 一六﹂薯 冗 套 四 ・,..,, 七 冨 置 ブ』 八同 言 霊 四 コ ヨ 二 七 ロ ヨ 五 千圓 乃 至 一萬 圓 + 雇 嵩 ;=四 九7曳 も 呈 望.ヒ ●. ンレ 早 春三 一∴ 晃 十 ユ △ 父 天 火 一三 至 十 △ 葦● ヨ 盟 丁配合 0・ 九天 十 △ 毫○ 〇_二 ● ・ 一・六 六 0画 商 十 △ 旨 △ 十 〇 ・ 真西 聖 0・八九置 O・一 { (哲. ン』 内%牟 十 △ 四 ・9● △ 十 一萬圓 乃 至 一 萬五 千圓 十 十 老 十 OoO_三 ...・ △ 十 十 十 一萬 E 千 圓 乃至 二 萬圓 + 〇・︿四三 0・四三四 9一 異 棄 十 △ ブロ 二萬 圓乃 至 三 萬 圓 十 〇西異 ? 西八 + 具 十 ヨ 同 十 △ 豊 七 閻 四%年 多ヒ 火 丘岡 ね 十 十 △ △ △ △ ブむE 葦 ニ △ ロ 三萬 圓乃 至 五 萬 圓 + 五 萬 圓 乃至 十 萬 圓 十 ム+A△ ︼見 し て明 瞭 な る愛 化 は 大 正 五 年 を中 心 ごし て其 前 後 に現 は れ て る る ム △ ム ム ボ 量 む 署 十 十 十 十 十 十 十 十 四同 大 な ム ユ △ 甑 ニ 000一 ■ ●,9■9,● △ ム △ △+ ニ ボ 充● ぎ ● △ △ △ △ △ 十 △ 十 十 十 ム 十 十 ム 十 1 ‡ ↑ ‡ ‡+++。 障 昌 穴 〇 五 六 ● 心` 四 三 四 ● 一 七 三 光 ⊃一.・E ・ 一 穴 ●,99 三娠 ゼo一 四 ザく ノ、 七 00⊂ 、 ド 5 伽, θ島ρ5ρ ' ' 、 , ㍉ 置 . 臨 σ。o 「 我国 に於.けみ国民所得 の獲達 1[ 一 四 … 17σoo 'δ ♂o 冊 ・ 」 ℃ .鯉 門、 v /o.o 'ρo 第 +四巻 甲 、 ( 第 三號 脚 10 !じ 一〇 こ ワlll 五 一= 調 1 ! 秘 x . θ ・' ひ7 ・ 乙 葺 .1 … ゴ t∫ ミ キ } 虚 拶 o'あ;曜 穿年 舟 与 』 ジ 四 拶 参 四 五 ,隔 八 穿書. 手 耳 舟 耳 華書寄 与 年 雪 れ も 増 し て み る 。 而 し て 所 得 階 段 を 加 ふ る に 從 ひ 其 増 加 牽 が 大 ご な っ て 来 る ら で あ る。 論 叢 祠 乱 口 1旦ウ。o 、 . 「 戸 茅 戸 戸 論 叢 我国 に於りゐ国民所得 の獲達 第 十四巻 .、 ( 第三號 一〇二) 五二二 然 し 第 五 表 に て は ,其 間 隔 が 小 な る は 五 百 圓 人 な る 時 は 五 萬 圓 ε 云 ふ 極 め て 不 同 の も の で あ る か ら 、 是 を 統 一し て 表 示 せ ね ば な ら ぬ 。 百 圓 當 り 納 税 戸 数 幾 何 ε 云 ふ 事 を 調 べ ね ば な ら 阻 。 而 し て 其 間 の 攣 化 の 事 情 を 一層 明 確 な ら し む る 爲 め に は 、 精 密 な る 勤 敷 圃 表 を 作 製 L 是 に 基 き 研 究 す る必 要 が あ る。 第 二圖 表 は 此 目 的 の薦 め に作 製 し陀 も の で め る。 本図表の数字に-各所得 階段に於 ザろ官圓當り納税戸数でめろ。、1は五百圓乃至千圓Hば千圓乃至二千圓11に二千圓乃至三千 エ ほ 圓Wば三千圓乃至五千圓V11五千圓乃至 萬圓W1 1 一萬圓乃至 ︼萬五千圓刷に ⋮萬五千圓乃至二萬圓⋮に二萬圓乃至三萬圓眠 は 三萬圓乃至五萬圓Xは五萬圓乃至十萬 圓に該賞するのであ み。 而して合 計即ち五百圓乃至十萬圓階段の百圓當り納税戸数は 之々太線Fて示した。線の傾斜にエりて愛化の割合た察すろのは第 西 表ミ同様である。 此 圖 表 に基 き考 察 す る ピ、 大 所 得 階 段 の増 加 が相 対 的 に 人 な る事 が 明 に窺 は れ る。 而 し て其 勢 は 日 露 戦 争 の際 には 殆 ん ご 看取 し 得す 、 今 次 の 世界 戦 争 に 至 り 始 め て 著 し く な った の でめ る。 只 問 題 は、 世 界 戦 争 の途 中 から 物 償 暴 騰 ε云 ふ 現 象 が起 つた か ら 、其 ε の關 係 如 何 で あ る。 或 は是 が爲 め に名 義 的 に 凡 て の 所 得 階 段 が 上 昇 し從 って相 野 的 に菱 化 を楽 し 把 の で はな いか ごの 疑 が生 じ る 。然 し所 得 金 額 が 大 な れば 人 な る程 相 封 敷 の増 加 の牽 が 人 な る事 は 、 其 然 ら ざ る 事を 賞 讃 し て み る 。更 に此 疑 問 に答 ふ る矯 め に は貧 富 の懸 隔 の坂 の傾 斜↓ を も調 べる必 要 が あ る。 貧 富 の懸 隔 の坂 が如 何 な る傾 斜 を ξ つて みる かを 正 確 に調 査 す るに は 、 雰 ﹁ 簿。線 の方 法 が最 も 適 當 し て み る。 此 方 法 は 、 最 近 英 米 學者 の採 用 す る所 εな b 、 現 に.ω富ヨ℃は 千 九 百 十 一年 の 英 國 の附 加 所 得 視 に 、 叉 囚p 競 9 は 千九 百+ 四 年 以 後 の米 國 の所得 税 に磨 用 し て み る .我 国 に就 て見 る ε、 衣 の敷 字 を得 る事 が 出 摩 る。 O αlog濯 logA 大 正 同4 106283499 1.91770 36 10_5318660 1.87447 同 37 10,4688760 184422 同 38 10.5676767 186348 同 39 10.6296317 1'86707 同 40 10、6969628 ],65698 同 41 ユ0766242エ 1.87229 同 42 10.9314232 1.923註7 同 4.5 10.9863760 1.93859 同 4生 1〔,,94598R1 191121 10.9356192 190269 同 2 ユ0.9169886 1.88904 同 3 10.9009213 1.89081 10_5440197 1.77737 同 5 ユ0.0022037 1.57855 同 6 10.2661961 15959零 同 7 ユ0,4520877 i611了2 同 δ 論 叢 第 五 困 民 所 得 の 獲 達. 我 国 に於け ろ国 民 所得 の蛮 淫. 第十 四巻 ( 第 三號 一〇 三) 五 二三 参 加 した る戦 争 で み り な がら 、 日露 戦争 に て は此 事 は 明瞭 でな か った の で あ る。 、 黙 が世 界 大戦 争 の我 が國民 所 得 の分 配 状 態 に齎 し た る顕 著 な る影 響 であ る 、而 し て 同 じ く 我 国 の 守﹁ 。 8 線 より 云 へば αが 小 εな う し 事、 相 封 敷 より せば 大 所 得 者 の 割 合 が 大 ごな り し 事、 此 二 み る。 看 過 し難 き黙 で あ る。 殊 に大 正 六 年 の 如 き は 其 ド ソ底 に達 し 、 文 典 前 後 の 五 、 七 、八 の三 年 は 何 れも 小 な る 敷 を 示 し て 日 露 戦 争 時 代 に著 し き愛 化 な かリ レ αが 世 界 戦争 に 至 り 大 に減 じ セ るは 注 目 す べき 事實 で あ る 。 logN=logA一 ■ ﹂ 論 叢 1 我国 に於σ ろ国民所得の獲建 ﹁ 第十四巻 ( 第 三號 [〇四︾ 五二四 所 得 税 に基 き 算 定 し た る 我 国 民 所 得 は 以 上 の 如 く で あ る 。 絶 掛 額 こ し て は 、 過 去 十 七 年 間 多 少 の 消 長 め り し に 止 ま り 、 政 治 算 術 的 興 味 を 満 足 せ し む る 以 外 に 大 攣 化 あ る 事 な し 。 然 晒'、も そ が 如 何 な る根 源 よ り構 成 せら る ﹂ か、 叉 何 人 の手 に ヨリ多 く 何 人 の 手 に 一 目り 少 く 蹄 着 す る に 至 り し か の 問 題 に 就 て は 、 年 ご 共 に 人 な る 璽 動 を 見 π の で あ る。 余 の 研 究 し た る は 、 實 に比 熱 で あ る 。 而 し て 此 等 大 製 化 は 日 露 職 事 常 時 に は 全 く 見 ざ り し所 に し て 、 世 界 人 戦 争 が 勃 獲 し て 後 に極 め て 明 瞭 ε な つセ の で あ る 。 從 っ て 我 が 国 民 所 得 の 獲 達 の 大 勢 よ り 云 へば 、 日 露 戦 争 よ り も 寧 ろ 世 界 戦 争 の方 が 其 影 響 大 な b ε 云 は ね ば な ら ぬ 。 響 て 宅 四σq器 ﹁ば 、 其 詳 細 な る 統 計 数 字 に 基 き 軍 o島 の9 の 各 地 方 の 所 得 分 配 状 態 を 研 究 し た の で あ る 。商 工 業 地 の 声ゴ・一 巳p・ 巳 ご 農 業 地 の ○。 ・ 6﹁ 。島 ・・ 躍 ` を 封 比 し 、其 間 に 団。盆α営 ご b ゴ玉 { 9 Qq9ゴ器昌 を 配 し、 此 等 諸 地 方 の 所得 分配 歌 態 を 逐年 調 査 し た の であ った。 志 す 所 は 、實 蔦 、所 得 源 が商 工 業 な り ゃ 農 業 な りゃ に より て或 は 國 艮 所 得 の 分配 状 態 に異 る所 な きや 否 や を 統 計 的 に實 讃す る に あ った の で あ る 。 余 の 研 究 は 、 日 本 全 艦 の 国 民 所 一 得 を 対 象 ` し 、 共 所 得 源 及 び其 分 配 状 態 を 長 年 月 にわ たり 調 査 しπ も の で あ る。 而 し て過 去 十七 年 間 の實 蹟 を 見 る に .所 得 源 に於 ては 農 業 所 得 の 白 む る 割 合 は 追 々 減 少 し .反 之 商 工 業 所 得 の 代 表 ξ も 見 る べき 法 人 所 得 が 漸 次 増 加 し た の で あ る 、 こ れ 我 が 国 民 経 済 に 於 て 農 業 立 國 の 色 彩 が多 少 薄 ら ぎ 商 工 業 階 級 を 中 . 心ξす る資 本 主 義 の獲 達 せ し 事 を 示 し て み る の で な か ら う か . 更 に所 得 努 配 状 態 を 見 る に 、 大 艦 に 於 て 人 所 得 者 敷 が 全 Statistik, aufGi・andderneuerenEinkom皿enstαler Volkseinkommensinf》reussen 〔Jnler5uchungentiberdicVerteiluロddes 16)Wagncr=Weiterestatistische 甲 , 鴨 に占 む る割 合 が増 加 し 、} 、 母卑。 線 の αの 如 き も漸 次 小 εな る傾 向 が 窺 は れ る。 而 し て所 得 源 及 び所 得 分離 状 態 に於 け る此 憂 化 は 、 大 正 五 年 夾 侍 に 明瞭 に現 は れ て来 た の であ る 。 思 ふ に國 民 所 得 の構 成 要 素 ε共 分 配 状態 ε の間 に は 何等 か の密 接 な る 連 鎖 が 無 く ては な ら 濾。 余 は 弦 には 両 者 × × X × × , の間 に或 種 の連 鎖 の存 在す べき事 を 示す に 止 め、 其 連 鎖 の何 た る か に就 て は之 を 後.日 の問 題 ε し × て提 出 し て置 き た いので あ る。 × 以 上 余 は 我 国 全膿 に 於 け る國 民 所 得 の獲 達 の状 態 を 考 察 し た の であ る。 我 国 に於 て も 各地 方 に よ り大 に事 情 を 異 にす るが 故 に、 此 問題 に 凱す る徹 底 的 の 解 決 を 得 る爲 め に は 、更 に地 方 励 研究 策 十四 巻 (第 三號 一〇五) 五 二五 ' に移 ら ね ば な ら 曲。 世 界 大 戦 孚 が 我 国 各 地 方 の 国民 所 得 の獲 達 に 及 ぼ し た る影 響 の如 何 に就 き て 我国に於け る国民 所得 の嶺建 は 、更 に稿 を 新 にし て 論究 し て見 た い。 (二 、二、 ﹁二) 論 叢
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