参考資料 - Asahi Glass

参考資料
(会社情報・製品情報)
AGC 旭硝子
2017年1月
All Rights Reserved, Copyright(C)旭硝子株式会社 Asahi Glass Co., Ltd.
目次
会社情報
3
製品情報
建築用ガラス
15
自動車用ガラス
24
ソーラー用ガラス
33
ディスプレイ用ガラス
39
新機能ガラス
47
電子部材
55
化学品 ―クロールアルカリ・ウレタン―
65
化学品 ―フッ素化学・スペシャリティ―
70
セラミックス
80
2
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概要
2015年12月現在
通称社名
AGC旭硝子 (英文;AGC ASAHI GLASS)
登記社名
旭硝子株式会社 (英文;ASAHI GLASS CO., LTD.)
本社所在地
設
立
〒100-8405 東京都千代田区丸の内1-5-1(新丸の内ビルディング)
TEL:03-3218-5741
昭和25年(1950年)6月1日 〔創立:明治40年(1907年)9月8日〕
代表取締役
島村 琢哉
決
12月31日
資
算
本
期
金
関係会社
90,873百万円 〔発行済株式総数:1,186,705,905株〕
(2015年12月31日現在)
子会社:230社(うち海外183社) うち連結子会社:204社(うち海外
166社)
関連会社:46社(うち海外32社)
連結従業員数
50,852人
3
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役員
執行役員
取締役
役職及び職名
代表取締役
代表取締役
取締役
取締役
取締役(社外)
取締役(社外)
取締役(社外)
石村
島村
平井
宮地
坂根
木村
江川
氏名
和彦
琢哉
良典
伸二
正弘
宏
雅子
役職及び職名
役職及び職名
氏名
常勤監査役
常勤監査役(社外)
梅本 周吉
丸森 康史
監査役(社外)
監査役(社外)
原 徹
河村 博
氏名
社長執行役員
CEO
島村 琢哉
専務執行役員
社長付
田村 良明
常務執行役員
オートモーティブカンパニー プレジデント
石河 希久
ビルディング・産業ガラスカンパニー プレジデント
ジャン フランソワ エリス
CTO 技術本部長
平井 良典
社長付
竜野 哲夫
CFO 経営企画部長、安全保障輸出管理本部長
宮地 伸二
電子カンパニー プレジデント
小林 善則
化学品カンパニー プレジデント
根本 正生
ビルディング・産業ガラスカンパニー シニアバイスプレジデント
大井 匡之
総務部長
川上 真一
AGCセラミックス(株) 社長
島尾 明伸
技術本部 先端技術研究所長
瀧川 具也
社長付
新保 貴史
AGCグループ アジア パシフィック総代表
市川 公一
社長付
渡邊 一由
オートモーティブカンパニー プレジデント付
岡本 喜八郎
技術本部 生産技術部長
井上 滋邦
技術本部 商品開発研究所長
渡辺 広行
社長付
井手 孝康
電子カンパニー ディスプレイ事業本部長
鷲ノ上 正剛
化学品カンパニー 基礎化学品事業本部長
古賀 和朗
経営企画部 戦略企画室長
森山 賢三
化学品カンパニー 機能化学品事業本部長
湊 崇靜
ビルディング・産業ガラスカンパニー アジア事業本部長
武田 雅宏
人事部長
簾 孝志
オートモーティブカンパニー 米州事業本部長
杉山 達夫
電子カンパニー 電子部材事業本部長
杉山 孝久
オートモーティブカンパニー 欧州事業本部長
ジャン マーク ムニエ
事業開拓部長
杉本 直樹
資材・物流部長
林 文明
オートモーティブカンパニー シニアバイスプレジデント
矢島 克文
経理・財務部長
粕谷 俊郎
化学品カンパニー 技術統括本部長
平岡 正司
執行役員
監査役
2017年1月現在
4
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歴代社長
役職名
氏名
就任~退任
備考
1
社長
岩崎 俊彌
明治40年(1907)9月~昭和5年(1930)10月
2
会長
山田 三次郎
昭和6年(1931)3月~昭和14年(1939)6月
3
社長
大野 政吉
昭和14年(1939)7月~昭和18年(1943)12月
4
社長
池田 亀三郎
昭和18年(1943)3月~昭和21年(1946)3月
※
5
社長
森本 貫一
昭和21年(1946)3月~昭和21年(1946)12月
※
6
社長
森 規矩夫
昭和21年(1946)12月~昭和25年(1950)4月
※
7
社長
桑田 時一郎
昭和25年(1950)4月~昭和25年(1950)6月
※
8
社長
渡辺 喜市
昭和25年(1950)6月~昭和27年(1952)2月
9
社長
森本 貫一
昭和27年(1952)2月~昭和42年(1967)8月
10
社長
倉田 元治
昭和42年(1967)8月~昭和48年(1973)2月
11
社長
山下 秀明
昭和48年(1973)2月~昭和56年(1981)3月
12
社長
坂部 武夫
昭和56年(1981)3月~昭和62年(1987)1月
13
社長
古本 次郎
昭和62年(1987)1月~平成4年(1992)3月
14
社長
瀬谷 博道
平成4年(1992)3月~平成10年(1998)6月
15
社長
石津 進也
平成10年(1998)6月~平成16年(2004)3月
16
社長
門松 正宏
平成16年(2004)3月~平成20年(2008)3月
17
社長
石村 和彦
平成20年(2008)3月~平成26年(2014)12月
18
社長
島村 琢哉
平成27年(2015)1月~現在に至る
社長空席
※ 昭和19年(1944)4月~昭和25年(1950)5月は(旧)三菱化成工業㈱
5
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組織図
経営企画部
取
締
役
会
経
営
会
議
2017年1月1日現在
ビルディング・産業ガラスカンパニー
戦略企画室
広報・IR室
オートモーティブカンパニー
総務部
CSR室
環境・安全・品質室
電子カンパニー
法務部
人事部
経理・財務部
化学品カンパニー
資材・物流部
情報システム部
監
査
役
監査部
生産性革新推進部
先進機能ガラス事業本部
事業開拓部
技術本部
企画部
AGCセラミックス
先端技術研究所
商品開発研究所
生産技術部
・・・関係会社
知的財産部
6
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株式
大株主(2016年6月31日現在)
株主
持ち株数(千株)
持ち株比率(%)
1.日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
60,775
5.12
2.日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
59,618
5.02
3.明治安田生命保険相互会社
48,078
4.05
4.日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口9)
31,886
2.69
5.バークレイズ証券株式会社
30,000
2.53
6.東京海上日動火災保険株式会社
27,247
2.30
7.公益財団法人旭硝子財団
23,911
2.01
8.三菱地所株式会社
22,703
1.91
9.旭硝子取引先持株会
20,301
1.71
10.日本生命保険相互会社
20,146
1.70
株主の状況
事業会社・その他法人
11.4%
個人・その他
金融・証券
20.5%
43.1%
外国法人・外国人
25.0%
7
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会社沿革(1)
年
沿革
年
1907
1909
旭硝子株式会社創立
尼崎工場(現関西工場)を設置し、日本で初めて板ガラスの工業生産を
開始
1914 牧山工場(現北九州事業所)を設置
1916 ガラス溶解窯の構造材である耐火煉瓦の生産を開始し、セラミックス事業に参
入
鶴見工場(現京浜工場)を設置
1917 ガラスの原料であるソーダ灰の製造を開始
1939 伊保工場(現高砂工場)を設置
1944 日本化成工業㈱と合併し、三菱化成工業㈱と改称
1950 企業再建整備法により、三菱化成工業㈱が3分割される。当社は旭硝子㈱
の旧名に復して設立され、再発足。株式を上場。
1954 ブラウン管用ガラスの生産を開始
1956 自動車ガラスの生産を開始
インドでのガラス生産を開始し、日本の民間企業としていち早くインドに進出
1959 千葉工場を設置
1964 フッ素化学品の生産を開始
タイ旭硝子社(現AGCフラットガラス・タイランド社)を設立し、タイに進出
1965 羽沢研究所(現中央研究所)を設置
タイ旭苛性曹達社(現AGCケミカルズタイランド社)を設立し、アジアでの化学
品生産を開始
1970 愛知工場を設置
1972 相模事業所(現相模工場)を設置
アサヒマス板硝子社を設立し、インドネシアに進出
1974 鹿島工場を設置
タイ安全硝子社(現AGCオートモーティブ・タイランド社)を設立し、アジアでの
自動車ガラス生産を開始
沿革
1981 ベルギーのグラバーベル社(現AGCガラス・ヨーロッパ社)を買収、欧州に進出
1985 APテクノグラス社(現AGCフラットガラス・ノースアメリカ社の自動車ガラス部門)を
設立し、米国での自動車ガラス生産を開始
合成石英ガラスの生産を開始
1986 インドネシアにアサヒマス・スベントラ・ケミカル㈱(現アサヒマス・ケミカル)を設立
1988 米国の板ガラス製造会社であるAFGインダストリーズ社(現AGCフラット
ガラス・ノースアメリカ社)に資本参加し、同国での板ガラス生産を開始
1991 ベルギーのスプリンテックス社(現AGCオートモーティブ・ヨーロッパ社)へ
資本参加、欧州での自動車ガラス生産を開始
チェコのグラブユニオン社(現AGCフラットガラス・チェコ社)に資本参加し、同国へ
進出
1992 中国に大連フロート硝子社(現旭硝子特種玻璃(大連)有限公司)を設立し、
同国での板ガラス生産を開始
旭硝子ファインテクノ㈱(現AGCディスプレイグラス米沢㈱)で液晶用透明
電導膜付きガラス基板の生産を開始
1995 TFT液晶ガラス基板用無アルカリガラスの生産を開始
中国に秦皇島海燕安全玻璃有限公司(現旭硝子汽車玻璃(中国)有限公
司)を設立し、同国での自動車ガラス生産を開始
1996 プラズマディスプレイパネル(PDP)用ガラス基板の生産を開始
1997 ロシアのボー・グラス・ワークス社(現AGCボーグラスワークス社)に資本
参加し、ロシアに進出
1999 英国ICI社のフッ素樹脂事業(現AGCケミカルズ・ヨーロッパ社)を買収し、
欧州でのフッ素化学品の生産を開始
2000 台湾に旭硝子ファインテクノ台湾社(AGCディスプレイグラス台湾社)を設立し、
台湾でのTFT液晶用ガラス基板の生産を開始
2002 カンパニー制を導入し、グローバル一体経営体制に移行
2003 韓旭テクノグラス社にて、韓国でのPDP用ガラス基板の生産を開始
8
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会社沿革(2)
年
沿革
2004 AGCオートモーティブ・ハンガリー社を設立し、ハンガリーでの自動車ガラス生産を開
始
旭硝子ファインテクノ韓国社を設立し、韓国でのTFT液晶用ガラス基板の生産を開
始
2007 グループブランドを
に統一
旭ファイバーグラス㈱の全株式を譲渡し、ガラス繊維事業から撤退
2008 オプトレックス㈱の当社が保有する全株式を譲渡し、液晶表示装置事業から撤退
2009 北九州工場から自動車ガラス事業を撤退
スマートフォン・タブレットPC等のカバーガラス向けに化学強化用特殊ガラスの生産
を開始
2010 中国にTFT液晶用ガラス基板の生産拠点として、旭硝子顕示玻璃(昆山)
有限公司を設立
韓国電気硝子社でのブラウン管用ガラス生産を停止し、同事業から撤退
2011 ブラジルにAGCガラス・ブラジル社を設立し、同国に進出
2012 ドイツのインターペイン・グラス・インダストリー社と戦略的提携
2013 AGCオートモーティブ・メキシコ社を設立
2014 ベトナムの塩ビ事業会社フーミー・プラスチック・アンド・ケミカルズ社を買収
サウジアラビアのObeikan社と建築用ガラス加工会社設立について合意
2015 ポーランドの自動車用補修ガラス事業会社NordGlass社を買収
環境負荷の低い次世代の自動車用冷媒HFO-1234yfの供給を開始
2016 北アフリカへ初進出モロッコに自動車用ガラス生産拠点を新設
9
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海外事業のあゆみ
主要拠点の初進出時の事業概要を年表にまとめました。
年
欧州・その他
2016
【モロッコ】自動車用ガラス生産拠点を新設
2015
【ポーランド】自動車用補修ガラス事業会社
NordGlass社を買収
2014
【サウジアラビア】Obeikan社と建築用ガラス加工
会社設立について合意
2012
【ドイツ】インターペイン・グラス・インダストリー社と戦
略的提携(現在は連結子会社)
2004
【ハンガリー】AGCオートモーティブ・ハンガリー
社を設立し、ハンガリーでの自動車ガラス生
産を開始
1999
【英国】ICI社のフッ素樹脂事業(現AGC
ケミカルズ・ヨーロッパ社)を買収し、欧州で
のフッ素化学品の生産を開始
1997
【ロシア】ボー・グラス・ワークス社(現AGC
ボーグラスワークス社)に資本参加し、ロシ
アに進出
1981
日本・アジア
年
北米・南米
2014 【ベトナム】塩ビ事業会社フーミー・プラスチック・ア
ンド・ケミカルズ社を買収
2013
【メキシコ】AGCオートモーティブ・メキシコ社を
設立
2003 【韓国】韓旭テクノグラス社にて、韓国でのPDP
用ガラス基板の生産を開始
2011
【ブラジル】AGCガラス・ブラジル社を設立し、
同国に進出
2000 【台湾】旭硝子ファインテクノ台湾社(AGCディ
スプレイグラス台湾社)を設立し、台湾での液
晶用ガラス基板の生産を開始
1985
【米国】APテクノグラス社(現AGCフラットガ
ラス・ノースアメリカ社の自動車ガラス部門)
を設立し、米国での自動車ガラス生産を開
始
年
1992 【中国】大連フロート硝子社(現旭硝子特種
玻璃(大連)有限公司)を設立し、同国での
板ガラス生産を開始
1972 【インドネシア】アサヒマス板硝子社を設立し、イ
ンドネシアに進出
1964 【タイ】タイ旭硝子社(現AGCフラットガラス・タイ
ランド社)を設立し、タイに進出
1956 【インド】ガラス生産を開始、日本の民間企業
としていち早くインドに進出
1907 【日本】旭硝子株式会社創立
【ベルギー】のグラバーベル社(現AGCガラ
ス・ヨーロッパ社)を買収、欧州に進出
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AGCグループのグローバルネットワーク
世界およそ30の国や地域でビジネスを展開
連結子会社 合計204社(国内38社 海外166社)
2015年12月31日現在
欧 州
98社
日本・アジア
87社
北米・南米
19社
当社連結子会社のうち主要な会社
欧州
日本・アジア
会社名
国名
北米・南米
会社名
国名
AGCガラス・ヨーロッパ
AGCオートモーティブ・ヨーロッパ
AGCフラットガラス・チェコ
ベルギー
ベルギー
チェコ
AGCグラスプロダクツ
AGC硝子建材
AGCテクノグラス
日本
日本
日本
AGCフラットガラス・クリン
ロシア
AGCディスプレイグラス米沢
日本
AGCボーグラスワークス
ロシア
伊勢化学工業
日本
AGCセラミックス
日本
旭硝子ファインテクノ韓国
韓国
AGCディスプレイグラス台湾
台湾
アサヒマスケミカル
インドネシア
AGCフラットグラス・タイランド・パブリック
タイ
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会社名
AGCフラットガラス・ノースアメリカ
AGCガラス・ブラジル
国名
アメリカ
ブラジル
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AGC旭硝子の国内工場・研究所
2015年12月現在
名称
関西工場
尼崎事業所
関西工場
高砂事業所
所在地
電話番号
生産品目
〒660-0857
兵庫県尼崎市西向島町2
06-6413-3325
電子用ガラス
〒676-8655
兵庫県高砂市梅井5-6-1
0794-47-1882
電子用ガラス、
SiC製半導体製造用治具
京浜工場
〒230-0045
神奈川県横浜市鶴見区末広町1-1
045-503-7100
電子用ガラス
型板ガラス、網入りガラス
千葉工場
〒290-8566
千葉県市原市五井海岸10
0436-23-3121
クロール・アルカリ製品、
フッ素樹脂製品、医農薬中間体・原
体、ASPEX
愛知工場
〒470-2394
愛知県知多郡武豊町字旭1
0569-73-1110
自動車用ガラス
ソーラー用ガラス
鹿島工場
〒314-0195
茨城県神栖市東和田25
0299-96-2215
建築用ガラス、苛性ソーダ、
フッ素樹脂製品、 重曹
相模工場
〒243-0301
神奈川県愛甲郡愛川町角田426-1
046-286-1254
自動車用ガラス
商品開発研究所
〒221-8755
神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150
045-374-8888
研究開発
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イノベーションへのアプローチ
AGCグループは、中長期的な研究開発の方向性を定めるために、製品・技術に関する10年後、
20年後のニーズを予測した「テクノロジーアウトルック」を実施する一方、その製品・技術に対する
「自社の適性」や「事業継続性」などをサーベイした「ビジネス・アウトルック」を実施しています。
■研究開発における重点ターゲットの設定プロセス
STEP 1
STEP 2
STEP 3
技術シーズを見通す
事業化を見通す
新たな価値の創出に向けて
テクノロジー・
アウトルックを実施
ビジネス・
アウトルックを実施
研究開発の
重点ターゲットを設定
スマートコミュニティ関連市場
社会動向を分析し、
技術の可能性を
評価する
適社性・収益性を分析し、
事業としての
可能性を評価する
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次世代のモビリティ
ヒートマネジメント
次世代コミュニケーション
ライフサイエンス
セキュリティ/セーフティ
新エネルギー・新グリーン化
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AGCグループが扱うガラスの種類
ガラスの総合メーカーとして、多種多様なガラスを製造しています。
ソーダライムガラス
建築用
無アルカリガラス
自動車用
TFT液晶用
アルミノシリケートガラス
化学強化用
TN/STN液晶用
石英ガラス
硼珪酸ガラス
耐熱食器用
合成石英
ビスマス系ガラス
光学用
理化学機器用
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ガラス
建築用ガラス
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建築用ガラスの種類
一般名
代表的な製品名
製品説明
フロート板ガラス
フロート板ガラス
透明な平板状板ガラスであり、建築に使われる板ガラスの中で最も一般的な板ガラス。
建築用板ガラスとしては、厚さ3mm~25mmの生産が可能で、幅約3m長さ約10mまでの大板ガラスが生産
可能。(厚さ・大きさによっては制限あり)
合わせガラス
ラミセーフⓇ
2枚のフロート板ガラスの間に中間膜を挟んだガラスで、万一割れても破片が殆ど飛散せず、貫通しにくいため、
防犯・防災に有効。
紫外線をカットする効果もある。
複層ガラス
ペアガラスⓇ
マイミュートⓇ (防音タイプ)
2枚のフロート板ガラスの間に乾燥空気や断熱性の高いガスを封入したガラスで、断熱効果、省エネ効果、結露
防止効果をもつ。
エコガラス
(Low-E複層ガラス)
サンバランスⓇ
ペヤプラスⓇ (リフォーム用)
片方のガラスの内側に特殊金属膜をコーティングした複層ガラスで、高い断熱性と遮熱性をもつ。
強化ガラス
テンパライトⓇ/スクールテンパⓇ
ミストロンエースⓇ / ホームミストロン
フロート板ガラスを加熱急冷して強度を約3~5倍にあげた安全ガラスで、割れにくく、万一割れても、
破片が細かい粒状になる。
耐熱強化ガラス
マイボーカⓇ
特殊な強化処理により、耐熱性能を持った防火ガラス。網が無いためクリアな視界を確保できる。
鏡
サンミラーⓇG
新塗料膜の採用により、環境に配慮しながらも耐久性・強度をさらに向上させた鏡です。
カラーガラス
ラコベルⓇ/マテラックⓇ
裏面に特殊な塗料を塗装したガラス。主に商業施設の内装に使用される。
型板ガラス
霞Ⓡ
板ガラスの片側面に型模様をつけたもので、光を通しながら視線を遮る機能、インテリア効果を高める機能をもつ。
網入・線入板ガラス
ヒシワイヤⓇ /クロスワイヤ
製造時に金網または金属線を封入したガラスで、防火設備に使用される。
/セキュレⓇ
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エコガラス(Low-E複層ガラス)
エコガラス
日本におけるエコガラスの省エネ効果
光や熱を選択透過・
反射する特殊金属
膜(Low-E膜)
ストック住宅の窓をすべてエコガラス化した場合
エコガラスの
複層ガラスの
住宅、6%
住宅、23%
中間層
室外側
1枚ガラスの
住宅, 71%
室内側
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
2010年のストック住宅(約5000万戸)の窓ガラスの比率(推定)
ガラス
原子炉※約2基分の発電量に相当する
電力を省エネ
吸湿剤
複層ガラスの内側に、光や熱を選択透過する特殊金属膜
(Low-E膜)をコーティングし、断熱・遮熱効果をさらに高めました。
※原子炉一基を100万
キロワット時とした
1
2
出典:板硝子協会
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省エネリフォーム用商品①
ペヤプラス®
まどまど®
改修用Low-E複層ガラス
快適な環境を作り出す二重窓
断熱
断熱
遮熱
結露対策
結露対策
防音
遮熱
エコガラス(LowーE複層ガラス)を、通常の一枚
ガラス用のサッシに入れることができます。
既存のサッシ・ガラスはそのままに、
内側にもう一枚の窓を加えることにより、窓の機能を高
めることができます。
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省エネリフォーム用商品②
アトッチ®
断熱
現場施工型後付けLow-Eガラス
遮熱
結露対策
オフィスや店舗に多く使用されている開閉できないFIX(はめ殺し)窓に対
し、室内からLow-Eガラスを貼りつけることで省エネ性能の高い複層ガラスに
することができます。
製品ラインナップ
ワイルドアトッチ®
アトッチ® サンジュールSUDARE
<外付け仕様>路面店舗など営業
を妨げずに省エネリフォーム
<太陽光発電仕様>省エネと創エネを両立
したいオフィスビルや店舗の窓に
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防犯ガラス/防火ガラス
ラミセーフ®/セキュレ®
マイボーカ®
防犯ガラス (合わせガラス)
網なし防火ガラス
特殊フィルム
ガラス
防火ガラスには、網入りガラスと、網なし耐熱強化ガラス「マイ
ボーカⓇ 」があります。
2枚のガラスを特殊な中間膜で接着することにより、万一割れ
ても破片が飛び散らず、また貫通しにくいため、防犯や台風な
どの災害対策に役立ちます。
網なし耐熱強化ガラスには、
①クリアな視界を確保する
②網入りガラスの欠点である熱割れと無縁
③網入りガラスに比べて軽いので窓の開閉が容易
といった特徴があります。
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意匠性を高めるガラス
クリアサイト®
ラコベル®
屋外でも使用可能な低反射ガラス
内装用カラーガラス
ラコベルは、ガラスの裏面に特殊な塗料を重ねて焼き
付けた内装用のカラーガラスです。
インテリアに色のコントラストを加え、洗練された印象を
もたらします。
ガラスの両面に特殊なコーティングを施すことで可視光の反
射を抑え、映り込みを低減した建材用低反射ガラスです。
コーティングの耐候性、耐薬品性を高めることで、屋外でも
使用可能。
また、合わせガラスとして加工することもできます。
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板ガラス製造工程(フロート法)
原料投入口
Raw materials
charge
最大採板:10m×3m
清澄槽(約1,100~1,300℃)
フロートバス
Refining furnace
Float bath
溶解槽
原料 Raw materials
珪砂
ソーダ灰
芒硝
苦灰石
石灰石
長石
(約1,600℃以上)
Melting furnace
徐冷ライン
切断
Annealing
Cutting
Silica sand
Soda ash
Salt cake
Dolomite
Limestone
Feldspar
22
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建築用ガラス製造拠点
ガラス製造(フロート窯)拠点:全世界で36窯(内、持分法適用3)を保有
2016年9月現在
日本・アジア(11拠点14窯)
欧州(9拠点17窯)
都市名
ムスティエ
ブッソワ
サンブース
オスターヴェディンゲン
クネオ
サグント
レテニチェ
ニジニー ノブゴロド
クリン
国名
ベルギー
フランス
フランス
ドイツ(*)
イタリア
スペイン
チェコ
ロシア
ロシア
窯数
4
2
1
1
1
1
3
2
2
都市名
鹿島
愛知
大連
蘇州
ジャカルタ
スラバヤ
マニラ
サムトプラカン
チョンブリ
タロージャ
ルールキー
国名
日本
日本
中国
中国
インドネシア
インドネシア
フィリピン
タイ
タイ
インド(*)
インド(*)
23
北米(3拠点4窯)
窯数
1
2
1
1
2
2
1
1
1
1
1
都市名
グリーンランド
リッチモンド
スプリングヒル
州名
テネシー
ケンタッキー
カンザス
窯数
2
1
1
南米(1拠点1窯)
都市名
グアラティンゲタ
国・州名
ブラジル サンパウロ州
窯数
1
(※)持分法適用会社
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ガラス
自動車用ガラス
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自動車用ガラスの種類
一般名
基本ガラス
製品説明
合わせガラス
2枚のガラスの間にフィルムを挟んで接着することで、割れても破片が飛び散りにくく、また貫通しにくい効果をもつ、安全
性・防犯性に優れたガラス。
強化ガラス
ガラスを加熱、急冷することで、強度を高めた安全性に優れたガラス。割れた時に破片が粒状になる。
UV99%カットガラス
赤外線カットガラス
プライバシーガラス
ガラスに着色成分を添加することにより、プライバシー性を確保すると同時に高い遮熱性をもたせたガラス。
遮音ガラス
合わせガラスの遮音性能を高めて、走行時の静粛性の向上に寄与するガラス。
合わせサイドガラス
サイドガラスを合わせガラスにすることで、盗難予防性及び遮音性を高めたガラス。
ドア撥水ガラス
高反応性フッ素やシリコーンのコーティングにより、高い撥水性と耐久性を併せ持った、雨天時の視認性を向上させるドア
ガラス。
視界向上 融雪・融氷フロントガラス
フロントガラスに導電性インク(発熱体)をプリント焼付けし通電することにより融雪・融氷機能を発揮するガラス。
電熱防曇ガラス
リヤガラスに導電性インク(発熱体)をプリント焼付けし通電することにより防曇機能を発揮するガラス。
プリントタイプガラスアンテナ
導電性インクをプリント焼付けでガラスに一体成型された、意匠性・耐久性に優れた自動車用アンテナ。
情報通信 封入タイプDTVガラスアンテナ
デザイン
2枚のガラスの間に特殊な膜を挟むことにより、赤外線の中でも最もジリジリ感を感じさせる波長領域を大幅カットしなが
ら、電波透過性も併せ持つ遮熱ガラス。
合わせガラスの内面に特殊な膜をコーティングすることにより、主に赤外線を反射する機能をもたせた遮熱ガラス。
快適性
高機能
ガラス
ガラスに紫外線を約99%カットする機能を持たせ、日焼けなど皮膚への長期的なダメージを軽減するガラス
フロントガラスにシールタイプのアンテナを封入した、意匠性・耐久性に優れたデジタルテレビ(DTV)アンテナ。
ヘッドアップディスプレイ用ガラス
スピードメーターなどの表示をガラス上に写す機能を備えたフロントガラス。
モジュールアッシーウィンドウ
ガラス周りの樹脂部品を一体成型したガラス。
25
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赤外線カットガラス
クールベール®
赤外線と紫外線の両方をカットし、さらに快適な車内を実現
 太陽光線のうち、最も熱さを感じやすい中
赤外線を効率的にカットし、直射日光によ
るジリジリ感を抑えます。
太陽光線透過率比較
紫外線
可視光線
近赤外線
中赤外線
 車内の温度上昇を抑え、快適性や燃費を
向上させます。
 お肌の老化の原因となる紫外線
も、約99%カットします。
 電波透過性能を持ちます。
中間膜にIR(赤外線)カット剤を練り
こみ、IRを効果的にカットします。
26
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UVカット強化ガラス
UVベールPremium®
女性目線で開発した世界初*1の紫外線
約99%*2カットする自動車用強化ガラス
フロントドア用UVカット強化ガラスの構造
 女性ドライバーを中心としたインタビュー調
査では、自動車の窓周り、窓付近で感じる
不満として「紫外線が気になる」という声が
最も多く挙がりました。
 新たに高性能UV吸収膜を開発し、従来
のUVカットガラスの表面に形成することで
実現しました。
紫外線照射テストの結果
 日焼け防止用手袋と同等の紫外線カット
効果が期待できます。
UVチェッカーが
UVチェッカーが
UVチェッカーの
濃く変色。
薄く変色。
変色は殆どない。
※熱線吸収機能はUVベールと同様です。
*1 2010年12月現在、弊社調べ
*2 弊社測定値、ISO9050基準
ガラス無し
27
(UVカット率約90%)
(UVカット率約99%)
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IR&UVカット強化ガラス
UVベールPremium® Cool on
世界初*1!紫外線を約99%*2カットしな
がら不快なジリジリ感も抑える
自動車ドア用強化ガラス
 約99%紫外線カットに加え、「車内が暑い」
「運転中に腕がジリジリする」といった
「赤外線」を原因とする不快感も解消するため、
“UVベール Premium Cool on”を新たに開
発しました。
 快適なドライブ環境を実現するとともに、暑さを和
らげ、弱めのエアコン設定を可能にすることで環境
負荷低減にも貢献します。
ガラスの構造
ガラスに
UV吸収剤
を練り込み
車
外
車内
赤外線照射テストの結果
肌表面温度41.4度、ジリ
ジリする。
高性能
UV+IR
吸収剤
従来比、マイナス2度※、ジリジリしな
い。
肌表面温度39.4度。
※結果はテスト条件により異なる。
*1 2012年12月現在、弊社調べ
*2 弊社測定値、ISO9050基準
従来の自動車ドア用強化ガラス
28
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IR&UVカットガラス
UVベールPremium Privashield ®
世界初*1!紫外線を約99%*2カットしながら
不快なジリジリ感も抑える自動車ドア用ガラス
世界で初めて*3自動車の全方位からの UV約
99%カットを達成
 従来のプライバシーガラスの成分を調整することに
より、プライバシー性を保ちながらUVカット率を向
上させ、UV約99%カットと高性能な熱線吸収
機能を実現。
*1 2012年12月現在、弊社調べ
*2 弊社測定値、ISO9050基準
29
*3 2015 年11 月現在、弊社調べ。
フロントガラス以外の部位で単板ガラス
を使用して世界初。
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自動車用合わせガラスの製造工程
曲炉
内板プリント
Bending furnace
Inner sheet
printing
ガラス
Glass
素板受け入れ
切断
Cutting
曲型 Mold
面取り
予備圧着
Pre-press
Beveling
Loading of
new glass
積層
Layer
外板 Outer sheet
内板 Inner sheet
フィルム挿入
周辺トリミング
Lay up outskirt
trimming
本圧着(オートクレーブ)
洗浄
Pressing (Autoclave)
Washing
検査 Inspection
包装 Packing
出荷 Shipment
30
30
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自動車用強化ガラスの製造工程
素板受け入れ
切断
Loading of
new glass
Cutting
新重力法
面取り
Beveling
New Gravity Furnace
冷却装置
Cooling device
加熱炉
Heating furnace
洗浄
Washing
プリント
冷却装置
Printing
Cooling device
検査 Inspection
ガス炉法
Gas Furnace
加熱炉
包装 Packing
Heating furnace
出荷 Shipment
31
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自動車用ガラス 製造拠点
自動車用ガラス製造拠点
2015年12月31日現在
都市名
フルーラス
アニッシュ
ロカセカ
クデリチェ
ニジニー ノブゴロド
タタバーニャ
北米(3拠点)
日本・アジア(12拠点)
欧州(6拠点)
都市名
国名
ベルギー
フランス
イタリア
チェコ
ロシア
ハンガリー
都市名
国名
愛知
日本
相模
全義(ジョニ)(*1)
秦皇島
佛山
蘇州
チカンペック
バンパコン
レワリ(*1)
日本
韓国
中国
中国
中国
インドネシア
タイ
インド
チェンナイ(*1)
ルールキー(*1)
タロージャ(*1)
インド
インド
インド
32
州名
エリザベスタウン
ベルフォンテン
サンルイスポトシ(*2)
ケンタッキー
オハイオ
サンルイスポトシ
国名
米国
米国
メキシコ
南米(1拠点)
都市名
グアラティンゲタ
州名
サンパウロ
国名
ブラジル
注(*1)持分法適用会社
(*2) 2016年1Q量産開始
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ソーラー用ガラス
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ソーラー用ガラスの種類
一般名
代表的な製品名
製品説明
TCOガラス基板
ANS/VU/HU
30年に渡る研究開発の成果に基づき、高透過率・低抵抗さらに最適なテクスチャ-形状による光散乱性が実現
されており、薄膜シリコン太陽電池の発電効率を向上させる。
反射防止膜付高透過
カバーガラス
SOLITE®プラス
高透過率の型板ガラスで、太陽電池用に最適化されたガラス組成、製造技術、低反射コーティングにより、全太陽
光波長領域に渡り高いエネルギー透過率を可能としている。
高歪点ガラス
PV200
AGCの持つ幅広いガラス組成開発技術、および製造技術に基づき実現した高歪点ガラス。600度近傍の温度域
でも変形を起こさず、化合物(CIS系やCdTeなど)系太陽電池において高温での薄膜形成を可能とし、より高
効率の光吸収層の形成に貢献。
太陽熱用集光ミラー
Sun Mirox™
AGCのガラス組成開発、および製造技術により実現した高透過のフロートガラス上に高反射率のミラー加工を施し
たもので全太陽光波長領域に渡り高いエネルギー反射を可能としている。
超軽量ソーラーパネル
ライトジュール®
化学強化特殊ガラスLeoflex®を使用することにより、太陽光パネルの重量を従来の半分以下にすることが可能。
34
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薄膜シリコン太陽電池用TCOガラス基板
AN/VU/HU
 太陽光を多く通し、発電効率の向上に貢
献する高性能な高透過ガラスを使用して
います。
 独自の表面形状をもつTCO膜を成膜し、
入射光を散乱させて発電層内に多くの光
を閉じ込めます。
高透過フロートガラス
透明導電膜
(TCO膜)
Transparent
Conductive
Oxide
AN/VU/HU
 フロート板ガラス製造中に成膜する オン
ラインTCO、フロートガラス製造後に成膜
するオフラインTCOがあり、AGCはいずれ
でも高い技術を有しています。
薄膜シリコン層
背面電極
ガラス
35
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結晶シリコン太陽電池用カバーガラス
SOLITE®プラス
SOLITE®プラスは、
 太陽光を多く通し、発電効率の
向上に貢献する高性能な高透
過ガラスを使用しています。
反射光を低減し、透過率を
向上させています。
ARコーティング
(反射防止膜)
SOLITEⓇプラス
高透過型板ガラス
透明樹脂
電極
シリコンウエハー
ガラス
36
 表面に凹凸のある型板ガラスを
使用することで、反射を減らして
光のロスを減らすとともに、眩しさ
による光害を軽減します(防眩
効果)。
表面に反射防止膜を生成し
(ARコーティング)、反射低減
により発電効率を向上します。
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太陽熱用集光ミラー
Sun Mirox™
反射率
94.8%
高透過率
ガラス基板
Sun MiroxTMは、
 太陽光の吸収が少ない高性能な高
透過ガラスを使用。
 曲げやすく集光に適した超薄板
ガラスを使用。
高反射
ミラーコート
37
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超軽量ソーラーパネル
ライトジュール®
高い強度と薄さにより、太陽電池パネルの軽量化を実現
化学強化特殊ガラスLeoflex®を使用することにより、太陽光パネルの重量を従来の半分以下に
することができます。
化学強化特殊ガラス
“Leoflex”
ソーラーパネル重量
6kg弱/m2
0.8 ミリ
3.2 ミリ
従来型カバーガラス
化学強化特殊ガラス Leoflex®
ソーラーパネル重量
約12kg/m2
“Leoflex” により、パネルの重量を半減
38
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ディスプレイ用ガラス
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ディスプレイ用ガラスの種類
ディスプレイ用ガラスの種類(一部新機能ガラスを含む)
一般名
代表的な製品名
製品説明
TFT用ガラス基板
AN100
ディスプレイ用基板材料として、フロート法で開発された、アルカリ分を含まないアルミノ珪酸塩ガラス。透明性を
有し、表面が平滑・平坦であり、さらに耐熱性に優れている。
TFT用ガラス基板
AN Wizus®
スマートフォンやタブレットPCなどの高精細ディスプレイ用パネルに最適な、世界最高の超低熱収縮特性を有す
るガラス基板。
化学強化用特殊ガラス
Dragontrail ® シリーズ
スマートフォン、タブレットPC、テレビなどの電子機器用カバーガラス向け化学強化用特殊ガラス。
タッチパネル用ガラス基板
0.23mmタッチパネル用
ガラス基板
スマートフォン、タブレットPCなどの電子機器用世界最薄0.23mmのタッチパネル用ガラス基板。
40
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TFT用ガラス基板
AN100
液晶テレビの断面図
加飾フィルター
TFT用ガラス基板:AN100
表面
AN100は、TFT(Thin
film transistor)にダメー
ジを与えるアルカリ成分
(ソーダ灰)を使用しない、
無アルカリガラスです。
加飾フィルター
偏光膜
ガラス基板
カラーフィルター
液晶
ガラス基板
偏光膜
バックライト
41
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TFT用ガラス基板
AN Wizus®
世界最高の超低熱収縮のディスプレイ用ガラス基板
加飾フィルター
高精細LTPS
AN Wizus®
解
像
度
500ppi~
Full HD model
~500ppi
a-Si スペック
HD (High Definition) model
バックライト用ガラス管
~400ppi
AN100
G4.5 & G6
~300ppi
~G4.5
ガラス熱収縮率
(10分間、600℃で加熱)
5分の1
AN Wizus® 7ppm
AN100
0
33ppm
10
20
30
(当社比較)
42
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TFT用ガラス基板の製造工程
<素板生産工程>
原
料
溶
解
薄
板
成
型
徐
冷
<精密切断、研磨工程>
切
断
(
素
板
)
切
断
(
基
板
)
面
取
片
面
研
磨
洗
浄
梱
包
・
出
荷
フロート法
インライン研磨プロセス
(大量大型低コスト対応)
(高平坦精密表面形状対応)
43
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TFT用ガラス基板生産方式
フロート法
原料投入
溶解槽
清澄槽
蓄熱室
フロートバス
(成型)
徐冷
検査
切断
フロート法は有効幅が大きく、大型のTFT用
ガラス基板を同時に複数枚採板可能です。
採板イメージ
[第5世代]
44
[第8世代]
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TFT用ガラス基板サイズの変遷
400×300
G1
1994
470×370
G2
650×550
1996
880×680
G3
20” TV
2000
28” TV
1300×1100
G4
単位:mm
1850×1500
32” TV
2003
3130×2880
2250×1950
G5
37” TV
2500×2200
2004
45” TV
G6
57”× 8
52” TV 2005
G7.5
65” TV
2006
2009
G8
G10
108” TV
45
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ディスプレイ用ガラス 製造拠点
ディスプレイ用ガラス 製造拠点 (一部新機能ガラスを含む)
製品
TFT用ガラス基板
ディスプレイ用特殊ガラス
0.23mm
タッチパネル用ガラス基板
製造拠点
国名
関西工場(尼崎事業所)
日本
関西工場(高砂事業所)
日本
AGCディスプレイグラス米沢
日本
AGCディスプレイグラス台湾
台湾
旭硝子ファインテクノ韓国
韓国
AGCディスプレイグラス・オチャン
韓国
AGC顕示玻璃(昆山)有限公司
中国
AGC顕示玻璃(深セン)有限公司
中国
関西工場(尼崎事業所)
日本
関西工場(高砂事業所)
日本
韓旭テクノグラス
韓国
AGCフラットガラス・タイランド
タイ
AGCフラットガラス・タイランド
タイ
46
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新機能ガラス
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化学強化用特殊ガラス
Dragontrail ®
シリーズ
スマートフォン、タブレットPC、テレビなどの電子機器用カ
バーガラス向け化学強化用特殊ガラス
タッチパネル搭載端末の構造
 一般的なソーダライムガラスでは得られない強度を持ちます。
 樹脂では得られない優れた耐傷性と高い質感を有します。
 フュージョン法など他の製法と比較し、生産効率が高いフロート法で製造
します。
Dragontrail ®シリーズの強度
Dragontrail ®シリーズの特徴
*同じ厚さでの比較
強度試験
(3点曲げ試験:
ガラス板厚1.1mm)
8倍
6倍
耐傷性試験
(アクリル樹脂との比較)
従来品のDragontrailからさらに強
度を30%高めたDragontrail X
アクリル
Dragontrail
一般的な
ソーダライムガラス
48
Dragontrail
Dragontrail X
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「0.23mm」ソーダライムガラス基板
スマートフォンやタブレットPCの軽量化に貢献する0.23mmの電子機器用薄板ガラス。
―更なる薄型化を実現する技術開発を推進しており、厚さ0.20mmの製品の試作にも成功しました―
タッチパネル搭載端末の構造
<特徴>
 ソーダライムガラスは、紫外線による変色が少なく、熱
変形も少ないことから、タッチセンサーとしての高耐久性
を実現します。
 化学強化や電子回路コーティング等の加工の後でも
切断でき、加工性に優れます。
硬貨と0.23mmタッチパネル用ガラス基板の比較
 生産効率が高いフロート法で製造します。
 板厚0.23mmから1.1mmまで製造可能。
幅広いお客様のニーズにお応えします。
Easy to Assemble and
Install!
49
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光学接合用樹脂付カバーガラス
ディスプレイの表示品質を高める、カバーガラスと表示デバイスを容易に直接貼り合わせる新技術を開発
貼合面に形成した新設計接合樹脂が表示デバイスとの接合時に生じる気泡
を自動的に吸収し、隙間なく接合できます。
液晶ディスプレイの構造
接合技術の改善に伴い高温高圧処理などの複雑な工程が不要となり、従来
工法に比べて生産性が大きく向上します。
光学接合用樹脂付カバーガラス
カバーガラス
AGC独自開発の
直貼加工用接合樹脂
カバーガラス
空気層
また、複雑な処理工程が不要になることで、より大きなサイズへの展開も期待
できます。
接合時の圧力により表示ムラが発生し易かったIPSモードの液晶表示デバイス
にも適しており、今後、さまざまなタイプの液晶ディスプレイへの適用が見込まれま
す。
貼合面から見た
光学接合用樹脂付カバーガラスの外観
接合方法による
表示品質の違い
直貼加工用の接合樹脂層
前面
背面
フレーム
表示デバイス
前面
背面
フレーム
表示デバイス
カバーガラス
(Dragontrail®など)
50
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~ガラスサイネージ~ ガラス一体型デジタルサイネージ
infoverre®(インフォベール)
ガラスにディスプレイを直接貼り付けた新しい情報サイネージ。反射を抑え、浮かび上がるようなクリアな
映像を提供します。
 窓ガラスへ液晶ディスプレイを直接貼合することにより、反射によるギラツキを抑え
 高コントラストでクリアな映像を表示。
 放熱用のファンが不要のため、従来型サイネージに比べて低消費電力。
 薄型軽量液晶モジュールをガラス接着面で支え、設置スペースを大幅に縮小。
 既設ガラス開口部への液晶ディスプレイ設置工事が可能。
(別途ガラス診断が必要です)
 不要時、故障時にディスプレイの撤去が可能。
当社化学品事業で培った独自の液晶直接貼合技術
infoverre® WINDOW
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~ガラスサイネージ~
infoverre ® の多用途展開
infoverre ® は、窓ガラスやテーブルトップをはじめ、様々な形で使用できます。
商業施設やミラノ国際博覧会(ミラノ万博)で採用される等、用途の幅が広がっています。
<ガラスタイプ&ミラータイプ>
新しく登場したミラータイプ「infoverre ® MIRROR」は、透明なガラスの代わりにブラックミラーを使用。
斬新な映像表現によるユニークな情報発信を実現します。
採用事例:
infoverre ® WINDOW
infoverre ® TABLETOP
新丸の内ビルディング(東京)
の通路に採用された
「ウインドウ」タイプ
イタリア・ミラノ万博の日本館
展示セクションに採用された
「テーブルトップ」タイプ
52
infoverre ® MIRROR
イタリアの2015年ミラノサローネ
展示した「ミラー」タイプ
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~ガラスサイネージ~ 透明ガラススクリーン
Glascene® (グラシーン)
プロジェクタと組み合わせて画像を表示できる透明ガラススクリーン。
リア照射型・フロント照射型の選択が可能な為、プロジェクタの設置場所に柔軟に対応できます。




投影時も透明性を維持
ヘイズ(曇り度)が少なくクリア(従来品比)
鮮明で透視像の歪みが少ない映像(従来品比)
様々なプロジェクタに対応可能
 大面積・曲面への設置が可能
 電源が不要
 メンテナンスが容易
電源ON
電源OFF
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超薄板ガラスの実用化に向けた取り組み
SPOOL®(スプール)
超薄板ガラス
将来のロール・トゥ・ロール生産方
式の実用化に向けて、研究開発を
進めています。
フレキシブルディスプレイの実現
や、一層の軽量化への貢献が期待
されます。
50μm厚の超薄板ガラス
ロールに巻いた状態の超薄板ガラス
積層技術
超薄板ガラス
(厚さ100μm)
キャリアガラス
(厚さ0.5mm程度)
AGC独自の積層技術の活用により、お客様の既存の製造設備で超薄板ガラスの使用が可能になります。
54
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電子部材
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電子部材の種類
一般名
代表的な製品名
製品説明
合成石英ガラス
合成石英
真空紫外から近赤外域までの使用に対して最適設計した高純度な合成石英ガラス。低膨張率、遠紫外
線での高い光線透過率、卓越した化学的耐久性などの優れた特性を有し、半導体露光装置用レンズ材
料等に使用されている。
高純度SiC ロイセラム‐HS
炭化珪素
主に半導体製造の熱処理工程用治具として用いられる極めて高純度なSiC。高い加工技術で、お客様
のご要求に適合した難形状・寸法精度を実現。
CMPスラリー
CMPスラリー
原料砥粒からスラリーまで一貫生産できる強みを活かし、お客様のデザインルールやCMPプロセスに対応し
たスラリー+研磨ソリューションをご提供。
ガラスフリット・ペースト
ガラスフリット、
ガラスペースト
絶縁、気密封着、保護、などの目的で、主にエレクトロニクスの各分野で使用されているガラス材料。
CMOS/CCD用ブルーフィルター
赤外線吸収ガラスフィルター
画像素子と肉眼の波長感度の差を補正するために使用。
当社のブルーフィルターは肉厚0.2mmから対応でき、カメラモジュールの薄型化に貢献。
マイクロガラス
非球面ガラスモールドレンズ
材料開発技術、プレス成形技術、光学設計技術、光学評価技術の独自技術を駆使して、高い形状精
度を有したレンズ。デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ用レンズなどに使用されている。
高出力LED照明用ガラス
セラミックス基板
GCHP®
高出力LED照明用のガラスセラミックス基板。
プラスチック光ファイバーケーブル
FONTEX®
高帯域10Gbps以上の大容量データ通信や、既存の石英系ファイバ、POFでは到底なし得なかった小さく
折り曲げての通信が可能な世界初の光ファイバー。
56
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半導体プロセス部材
高温拡散プロセス
リソグラフィプロセス
リソグラフィプロセス部材
高純度SiC(炭化珪素)
 極めて純度が高い、SiC材料です。
 SiCは難加工製品ですが、お客様のご
要求に適合した寸法精度を得るため、
最新鋭自動機での
加工を行っています。
 長年培ってきたファインガラス、ファインケミカル、
ファインセラミックスの各分野における経験と技術ノウハウを
結集して開発された、極めて高純度な合成石英です。
 低膨張率、遠紫外線での高い光線透過率、卓越した化学的
耐久性などの優れた特性を有しており、フォトマスク用基板、
ステッパー用レンズ材などに使用されています。
研磨(CMP)工程用セリアスラリー
 原料砥粒からスラリーまで一貫生産できる強みを活かし、
お客様のデザインルール、CMPプロセスに対応した、
スラリー+研磨ソリューションを提供します。
適用例
57
ス
パ
ッ
タ
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デジタルカメラ用光学部材
CMOS/CCDセンサー
CMOS/CCD用ブルーフィルター
画像素子と肉眼の波長感度の差を
補正するために使用します。
当社のブルーフィルターは肉厚0.
2mmから対応でき、デジタルカメラ
の薄型化に貢献します。
デジカメ用レンズ
材料開発技術、プレス成形技術、光学設計技術、光
学評価技術の独自技術を駆使して、
高い形状精度を有したレンズを供給しています。
一眼レフカメラ用からカメラ付携帯電話用まで、幅広い
レンズを供給しています。
デジタルカメラ用非球面ガラスレンズ
カメラ付携帯電話用
非球面ガラスレンズ
CMOS/CCD用ブルーフィルター
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高出力LED照明用ガラスセラミックス基板
GCHP®(ジーチップ)
LED照明の高輝度化、高耐久性を実現する新しい ガラス
セラミックス基板「GCHP®」。
GCHP®の構造
 車載用照明、屋外用照明など、より明るさが必要とさ
れる高出力LEDに対応するLED照明用基板です。
高反射
 基板の厚みが薄厚でも、高い反射率により高輝度を
実現します。
LED
 特にUV波長領域でも、高い反射率を実現し、ガラス
を使用することで変色や劣化なく安定です。
ガラスセラミックス基板「GCHP ™ 」
高放熱
 高出力化に伴う強い発熱に対し、優れた放熱設計構
造により、基板の高耐久性を実現しました。また、長
期間の使用においても反射率の低下が起きません。
ガラスセラミックス基板「GCHP® 」
 優れた成型性により小型で複雑なキャビティー構造が
可能で幅広い用途に応えられます。
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プラスチック光ファイバーケーブル
取扱性に優れ超高速通信可能な
民生用フッ素系プラスチックファイバーです。
FONTEX®(フォンテックス)
FONTEX®のダブルクラッド構造
 高帯域10Gbps以上の大容量データ通信や、既存の石英
系ファイバ、POFでは到底なし得なかった小さく折り曲げての
通信が可能な世界初の光ファイバーです。
低屈折率材料
(2ndクラッド)
屈折率分布
 ダブルクラッド構造により光をコアに閉じ込める ことに成功しま
した(左上図)。プラスチックならではの 「折れない」だけで
なく、「結んでも折り曲げても 通信可能」な断然優れた取扱
性があります(左下図)。
小さく曲げても光が漏れない
曲げ半径R5mm対応可能
 ファイバー外周に直接ケーブル被覆が密着したタイトコード構
造を採っているため(左下図)、 安価かつ、端末処理作
業が容易となり、誰でも 簡単に取り扱えます。
 次世代4K-TVに必須とされる大容量データ通信に向け、乱
暴な扱いや小さく曲げた状態でも通信可能で、一般家庭で
安全に安心してご使用頂く事ができるプラスチック光ファイ
バー(POF)です。
Easy to Assemble and
Install!
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自動車用非球面レンズ部材
自動車用非球面レンズ
インテグレーターレ
インテグレーターレンズ
 自動車用ヘッドランプに要求される法規制にそった配光
特性を具現化します。
Back focus
Ref
Shade
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線量計用蛍光ガラス
線量計用蛍光ガラスとは、放射線を照射後、紫外線を当てると発光する現象を利用した放射線計測器に使われる
ガラスです。自然放射線レベルの低線量域から、治療放射線レベルの高線量域まで測定可能であることから、放射線
業務従事者の個人被ばく線量測定、原子力施設周辺の環境放射線モニタリング、また最近では診療放射線の線量
評価など医療用途でも利用されています。
個人線量測定用
環境線量測定用
診療放射線量評価用
リフレクター
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組織培養用製品 ~ティッシュカルチャーウエア~
ECMコート製品
ガラス複合製品
 各種細胞外基質(ECM)をご用意しています
 高倍率の顕微鏡観察でクリアな画像、
優れた細胞接着能を提供します
組織培養製品
細胞低接着コート製品
その他製品
 細胞・タンパク質吸着を最小限に抑
えます。
 均一な大きさのスフェロイドを、 効
率良く大量に作成可能です
 その他 様々な製品も取り扱っています
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電子部材 製造拠点
電子部材 製造拠点
製品
GCHP®
製造拠点
国名
AGCエレクトロニクス台湾
台湾
関西工場(高砂事業所)
日本
AGCエレクトロニクス
日本
AGCセイミケミカル
日本
AGCエレクトロニクス・アメリカ
アメリカ
AGCエレクトロニクス
日本
AGCテクノグラス
日本
AGCマイクログラス
日本
AGCマイクロガラス・タイランド
タイ
日本真空光学
日本
半導体プロセス部材
ガラスフリット・ペースト
デジタルカメラ用光学部材
光学薄膜
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化学品
―クロールアルカリ・ウレタンー
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クロールアルカリ・ウレタン事業の主要製品
一般名
製品用途
苛性ソーダ
化学薬品、化繊、紙・パルプ等
苛性カリ
化学薬品、炭酸カリ原料
炭酸カリ
食品添加物、洗剤原料
塩酸
無機薬品、鉄鋼、化学調味料
次亜塩素酸ソーダ
パルプ・繊維の漂白、水道水の殺菌
液体塩素
パルプの漂白、水道水の殺菌
塩化ビニルモノマー
塩化ビニル樹脂原料(VCM)
塩化ビニルポリマー
塩化ビニル樹脂(PVC)
トリクロロエチレン/パークロロエチレン
工業用洗浄剤、ドライクリーニング用溶剤、フッ素系ガス原料
塩化メチル/メチレン
シリコーン樹脂/工業用洗浄剤、医農薬の抽出溶媒、塗料剥離剤
クロロホルム
フッ素系製品原料
エピクロルヒドリン
エポキシ樹脂
プロピレンオキサイド
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール及びポリオールの原料、非イオン界面活性剤の原料
プロピレングリコール
不飽和ポリエステル樹脂及び可塑剤の原料、界面活性剤、不凍液、 冷却液、食品添加物、香料、
タバコ、歯磨、化粧品、医薬品
ポリオール
硬質、軟質ウレタンフォーム、コーティング、接着剤、 シーリング剤、エラストマー
重曹
食品、医薬品、浴剤、工業用
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苛性ソーダ
 塩の電気分解によって得られる代表的なアルカリ製品です。
 AGCのイオン交換膜(フレミオン膜)を使い生産しています。
 化学繊維、紙、パルプ、化学薬品、食品工業、石鹸等幅広く使用されています。
基礎化学品の原料となる原塩
電解槽設備
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重曹
 生活用品から医薬品や先端技術の分野まで、用途は多種多彩です。
 重曹の国内最大手メーカーのAGCは、ますます広がるニーズに応えてグレードをきめ細かく揃え、
新しい製品の開発にも力を注いでいます。
活用事例
<アクレシア®>
工業洗浄
重曹ブラスト洗浄剤、化学洗浄新システム
排ガス処理
排ガス処理用高反応中和剤
医療
胃腸薬(制酸剤)、人工腎臓透析用剤
生活用品
各種クリーナー、入浴剤、脱臭剤
SO3や硫酸ミストなど、排ガス中
の酸性成分を効率よく除去する、
排ガス処理用高反応中和剤
<エコキッズ><ピカキレイ>
食品
ベーキングパウダー原料、飲料用PH調整剤
農業・畜産業
配合飼料用原料、動物薬、農薬原料
土木・建設
水ガラス系土壌硬化剤
工業
消火剤原料、金属表面処理剤、中和剤
重曹の多機能な特長を活かし、粒状性
なども考えて、家族と地球にやさしい「洗
剤」や「ソフトクレンザー」
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クロールアルカリ・ウレタン事業の主要製造拠点
製品
苛性ソーダ
(150万トン)
苛性カリ
(13万トン)
炭酸カリ
(7万トン)
塩酸
次亜塩素酸
ソーダ
製造拠点
国名
千葉工場
日本
鹿島工場
日本
北海道曹達
日本
アサヒマス・ケミカル
インドネシア
AGCケミカルズ・タイランド
タイ
千葉工場
日本
AGCケミカルズ・タイランド
タイ
千葉工場
日本
AGCケミカルズ・タイランド
製品
製造拠点
国名
千葉工場
日本
鹿島工場
日本
アサヒマス・ケミカル
インドネシア
AGCケミカルズ・タイランド
タイ
京葉モノマー
日本
(60万トン)
アサヒマス・ケミカル
インドネシア
塩化ビニルポリマー
アサヒマス・ケミカル
インドネシア
(40万トン)
フーミー・プラスチック
ベトナム
タイ
トリクロロエチレン
パークロロエチレン
千葉工場
日本
千葉工場
日本
塩化メチル
鹿島工場
日本
鹿島工場
日本
塩化メチレン
千葉工場
日本
北海道曹達
日本
クロロホルム
千葉工場
日本
アサヒマス・ケミカル
インドネシア
エピクロルヒドリン
鹿島ケミカル
日本
AGCケミカルズ・タイランド
タイ
プロピレンオキサイド
鹿島工場
日本
千葉工場
日本
鹿島工場
日本
鹿島工場
日本
北海道曹達
日本
鹿島工場
日本
アサヒマス・ケミカル
インドネシア
鹿島工場
日本
AGCケミカルズ・タイランド
液体塩素
塩化ビニルモノマー
(3万トン)
(6万トン)
(11万トン)
プロピレングリコール
(4万トン)
ポリオール
(8万トン)
重曹
(5万トン)
タイ
※カッコ内の数字は生産能力
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化学品
―フッ素化学・スペシャリティー
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フッ素化学・スペシャリティ事業の主要製品
一般名
代表的な製品名
製品用途
フッ素樹脂
FluonⓇ
電線の被覆材、フィルム、チューブ、フィラメント、ライニング・シール材等
フッ素ゴム
AFLASⓇ
電線の被覆材、シール材等
フッ素樹脂フィルム
アフレックスⓇ
FluonⓇ ETFE FILM
エフクリーンⓇ
太陽電池用保護材・エレクトロニクス関連用離型フィルム
膜構造建築物用材料・内外装用保護材
温室の被覆材
透明フッ素樹脂
CYTOP®
半導体エレクトロニクス関連材料
塗料用フッ素樹脂
ルミフロンⓇ
建物外装、橋梁、プラント、航空機等
撥水撥油剤
アサヒガードⓇ
AsahiGuardⓇ E-SERIES
衣料、インテリアを含む各種繊維製品・各種紙製品等
イオン交換膜
フレミオンⓇ
電解苛性ソーダ製造用イオン交換膜
フッ素系ガス
アサヒフロン22、アサヒクリン134a・
245fa、R-404A・407C
1234yf、AMOLEA® (開発中)
冷凍冷蔵機器や各種エアコンの冷媒
フッ素系溶剤
アサヒクリンAK-225・AE-3000・AC6000
精密部品洗浄、リンス乾燥剤、水切り乾燥剤、希釈塗布溶媒、分散剤、熱媒体
医農薬中間体・原体
医農薬中間体・原体
医薬品中間体・原体、農業用中間体・原体
ファインシリカ
ファインシリカ
液体クロマトグラフィー用充填剤、化粧品フィラー
フッ素系界面活性剤
サーフロンⓇ
床ワックスなどのレべリング性向上、樹脂分散剤、樹脂表面改質
フッ素系コーティング剤
エスエフコートⓇ
電子部品の防湿コート、オイルバリア、フラックス侵入防止、樹脂付着防止
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高機能フッ素樹脂フィルム
アフレックス®
 耐熱性、耐候性に優れたフッ素樹脂フィルムです。
 AGCが原料から一貫生産しています。
主な用途(下表参照)
耐熱性
200度以上
活用事例
エレクトロニクス製品の
離型フィルム
耐候性
光透過特性
○
太陽電池用
保護フィルム
○
太陽電池用
バックシート
○
キッチン周り
壁紙表面材
○
不燃性
非粘着性
絶縁性
機械特性
○
○
○
○
○
○
○
○
○
建築用
耐薬品性
○
○
○
○
○
○
○
○
Credits: Inês Campelo/Itaipava Arena Pernambuco
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塗料用フッ素樹脂
ルミフロン®
 AGCのフッ素技術により、1982年に商品化された世界で初めての溶剤可溶型塗料用フッ素樹脂です。
 フッ素樹脂の化学的安定性により、従来の塗料に比べ格段に優れた 耐候性を示します。
 発売から20年以上を経過し、20万件以上の実績が、その信頼性を裏付けています。
■総合経済性比較
抜群の耐候性により
ライフサイクルコストの削減を実現
■実橋によるルミフロン®の
耐候性試験
■「ルミフロン®の施工例
ルミフロン® 未塗布の
橋脚(16年目)
東京
スカイツリー
ルミフロン® を塗布した橋脚(21年目)
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明石海峡大橋
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環境対応型フッ素系撥水・撥油加工剤
AsahiGuard® E-SERIES
 AGCが独自に開発し 2006年世界で初めて発売された環境対応型(PFOAフリー*)フッ素系撥
水・撥油加工剤です。
 繊維用、紙用、不織布用の製品をラインナップしています。
 日・米・欧各国の食品接触規格に適合しています。
活用事例
未加工紙
生活、衣類
傘、衣類、スポーツウェア、作業着(ユニフォー
ム)等
建築、住環境
カーテン、ソファー、テーブルクロス、屋根防水シート、
エアフィルター、壁紙、カーペット等
食品包装容
食品包装、ファーストフード包装、クッキングシート
等
自動車、産業資
材
カーシート、吸音材、オイルフィルター、カーワックス、
ガラス撥水加工等
医療、衛生
手術着、白衣、マスク、シーツ等
■撥水加工された布
AsahiGuard®
E-SERIES加工済
耐油紙
*:PFOAフリー
検出限界にて不検出
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低環境負荷冷媒(開発中)
空調機器用新冷媒 AMOLEA®
 従来品*と同等の性能を持ちながらGWP(地球温暖化
係数)を6分の1に抑えた空調機器用新冷媒です。
 低GWPと省エネ性能の両立を実現します。
次世代カーエアコン用冷媒 HFO-1234yf
 AGCが他社に先駆け生産技術を確立しました。
 GWP(地球温暖化係数)が従来品**の1,300分の1
以下という極めて低い環境負荷のカーエアコン用冷媒です。
*HFC-410Aとの比較。 **カーエアコン用冷媒134aとの比較。
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燃料電池用部材
燃料電池用の電解質膜とその原料となるフッ素樹脂を開発・製造し、燃料電池の性能を決める
CCM(Catalyst Coated Membrane)・MEA(膜-電極接合体)として最適な特性を発揮
できる材料および部材を提供しています。
AGCがフォーカスする領域
水素
スタック
+ 電極触媒
(電解質膜/電極用樹脂)
【膜】
AGC
素材・材料メーカー
【電極用樹脂】
AGC
素材・材料メーカー
空気
(CCM・MEA)
AGC
MEAメーカー
自動車メーカー
(スタック)
・自動車メーカー
周辺機器
燃
料
改
質
器
(発電システム)
・自動車メーカー
・家電メーカー
・家電メーカー
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・その他
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バイオ医薬品の受託製造
バイオ医薬品(組換えたんぱく質)の受託製造をおこなっています。
医薬品製造業許可を取得し、GMPに従って製造管理・品質管理を実施。
要望に応じ、たんぱく質発現系開発や生産プロセス開発も受託しています。
培養
組換え微生物の培養規模は、
国内最大級です。
(最大タンクサイズ: 4,500L)
精製
分離
培養菌体と生産たんぱく質を
分離します。
目的たんぱく質を高度に精製し、
必要な分析をおこないます。
製造工程
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化学品主要製品の工程関連図
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フッ素化学・スペシャリティの主要製造拠点
製品
製造拠点
国名
千葉工場
日本
鹿島工場
日本
AGCケミカルズ・ヨーロッパ
イギリス
AGCケミカルズ・アメリカ
アメリカ
フッ素ゴム「AFLASⓇ 」
千葉工場
日本
フッ素樹脂フィルム「アフレックスⓇ 」「FluonⓇ ETFE FILM」
施設園芸用フッ素樹脂フィルム「エフクリーンⓇ 」
千葉工場
日本
透明フッ素樹脂「CYTOP®」
鹿島工場
日本
塗料用フッ素樹脂「ルミフロンⓇ 」
千葉工場
日本
撥水撥油剤「アサヒガードⓇ 」 「AsahiGuardⓇ E-SERIES」
千葉工場
日本
イオン交換膜「フレミオンⓇ 」
千葉工場
日本
フッ素系ガス
アサヒフロン22、アサヒクリン134a・245fa、R-404A・407C、HFO-1234yf
千葉工場
日本
千葉工場
日本
鹿島工場
日本
千葉工場
日本
AGC若狭化学
日本
AGCセイミケミカル
日本
ファインシリカ
AGCエスアイテック
日本
フッ素系界面活性剤「サーフロンⓇ」
フッ素系コーティング剤「エスエフコートⓇ」
AGCセイミケミカル
日本
フッ素樹脂「FluonⓇ 」
フッ素系溶剤「アサヒクリンAK-225・AE-3000・AC-6000」
医農薬中間体・原体
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セラミックス
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電鋳耐火物
ガラス溶解炉に要求される機能に合せた電鋳耐火物を提供しています。
 ジルコニア系:高品質が要求される特殊ガラス溶解炉のガラス接触部に最適な電鋳耐火物
 AZS 系 :優れた耐食性が特長の電鋳耐火物
 ア ル ミ ナ 系:ガラス素地耐汚染性が特長の電鋳耐火物
ジルコニア系
ZB-X950シリーズ
AZS系
ジルコナイト®(ZB)
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アルミナ系
マースナイト® (MB)
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不定形耐火物①
アサヒキャスター®

厳選された耐火性の骨材にAGCセラミックスが
製造するアルミナセメントを配合することで
高い強度と耐火性能を実現したキャスタブルです。
ラムクリート®

高強度で耐摩耗性に優れ、気孔率が極めて小さい
緻密質の低セメントキャスタブルです。
耐食性、熱間強度に優れています。
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不定形耐火物②
THERMOTECT®(サーモテクト)
ファイバーや断熱れんが同等の高い断熱性を有します。
独自開発の特殊原料をベースとした、環境に配慮したノ
ンファイバー材料です。
サーモテクトを複層構造にした、業界最高レベルの断熱
性能と耐久性能を併せ持つ工業炉向け高断熱炉壁「
THERMOTECT WALL®」は、これまでセラミックスファ
イバーが使用できなかった様々な分野で、工業炉の省エ
ネに貢献します。
ガラス
鉄鋼
セメント
アルミ
「 THERMOTECT WALL®」
最高使用温度1700℃までの高温域で使用できる、高断熱・高
耐熱性を併せ持った炉壁。
平成27年度省エネ大賞
「資源エネルギー庁長官賞(ビジネスモデル分野)」受賞
THERMOTECT WALL®
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セメントキルン用耐火物
 国内外のセメントメーカーでご使用頂いているセメントキルン用クロムフリーれんがです。
 セメントキルンで廃棄物処理をする際、れんがに対し過酷な使用条件となりますが、
環境負荷の高いクロム原料を使用せず高耐用を実現しています。
セメントロータリーキルンのライニング
セメントキルン用クロムフリーれんが
BNC®シリーズ
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道路舗装向けセラミックス材料
 道路舗装に使用されるセラミックス材料です。
 視認性を高めるカラー滑り止め材や、耐摩耗性を向上させる遮熱舗装用硬質材があります。
カラー滑り止め材「タフバーン®」
タフバーン
復元東京駅丸の内南口前道路
遮熱舗装用硬質材「タフクーレ®」
タフクーレ
(参考値)通常路面60℃時、遮熱路面50℃
路面温度差10℃以上(夏季昼間)
85
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END
86
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