企業 - 神戸大学

5.企業・大学・研究機関・高専ポスター発表
神戸大学
発表会場図(1F メイン,2F ホワイエ)
1F
1
2Fへ
2
5
4
3
2F
6
10
ブース
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
団体名(企業・大学・研究機関)
神戸大学
工学研究科
神戸大学
国際人間科学部
神戸大学
人間発達環境学研究科
神戸大学
大学院理学研究科化学専攻
神戸大学
国際人間科学部・環境共生学科
神戸大学サイエンスショップ
発達科学部
神戸大学大学院海事科学研究科
海洋環境管理研究室
神戸大学大学院海事科学研究科
エネルギー流体科学(宋)研究室
神戸大学大学院海事科学研究科
パワーエレクトロニクス研究室
神戸大学大学院海事科学研究科
知能情報学研究室
9
8
7
タイトル
未来社会を創る人材育成
〜課題の顕在化と提供価値の定義から始まるイノベーション〜
国際人間科学部紹介
微小な化石に基づく地球環境変動の研究
金属錯体系イオン液体:金属を含む多機能液体
1. 宇宙線の起源を探る
~宇宙ガンマ線観測用エマルション望遠鏡の開発~
2.加速器実験で暴くニュートリノと宇宙の謎
神戸大学サイエンスショップ
火力発電所から発生する石炭灰で海底泥に含まれる有害な硫化
水素を除去する
次世代スーパークリーンエンジンの開発
ワイヤレス(非接触)で電力を効率良く伝送する電気回路技術
海上輸送における数理モデルと アルゴリズム
パネルNo
団体名
神戸大学 工学研究科
1
団体の
神戸大学工学研究科 道場「未来社会創造研究会」(みらい道場)では、不確実性の高い社会を生
紹介
き抜くための力を身につける教育体系の構築と未来の社会を創造するための新しい学問「未来社会
創造科学」の創生を目指す研究ユニットです。
タイトル 未来社会を創る人材育成〜課題の顕在化と提供価値の定義から始まるイノベーション〜
発表者 大村直人、鶴田宏樹、祗園景子
不確実性が高い現代社会では「創造性」を持ち「問題設定と価値定義」をしっかりと行える人材が未来を切り拓いて
いくとされています。「みらい道場」では、イノベーティブ思考(創造性思考)をベースとした社会問題解決やビジネ
スでの新事業創出などのコンセプト創出を行い、他の社会実装系研究プロジェクトとの連動で未来社会の設計・構
築を実現できる人材の育成を行っています。また「知の融合」の学理化を目指した研究活動を展開しています。これ
までの活動と今後について紹介したいと思っています。
パネルNo
団体名
神戸大学 国際人間科学部
2
団体の
平成29年4月に神戸大学国際人間科学部を設置します。国際人間科学部は,グローバル社会で生
紹介
起する環境,災害,民族,宗教,経済格差,人権,教育,社会福祉等に関わる諸課題(グローバルイ
シュー)を深い人間理解と他者への共感をもって解決し,「グローバル共生社会」の実現に貢献する
「協働型グローバル人材」を養成します。
タイトル 国際人間科学部紹介
発表者 岡田章宏、丑丸敦史
国際人間科学部における教育内容について、理系学生を対象として紹介するとともに、学部の特色として位置付け
ているグローバル・スタディーズ・プログラム(海外研修とフィールド学修)や入試等についても紹介するほか、ご質
問等にもお答えいたします。
パネルNo
団体名
神戸大学 人間発達環境学研究科
3
団体の
2017年4月に新たに設置される神戸大学国際人間科学部環境共生学科では,人間と環境の調和
紹介
に根ざす持続可能なグローバル共生社会の実現をめざし,身近な環境から地球環境に至る幅広い環
境について,様々な問題を発見・立論し,解決に導くために必要な能力を身につけた人材の養成しま
す。
タイトル 微小な化石に基づく地球環境変動の研究
発表者 大串健一
人類の進化に関わった過去約260万年間の時代を第四紀と呼びます。第四紀には氷期ー間氷期の急激な気候変
動が繰り返されました。この急激な環境変動は深海底の堆積物に詳しく記録されていることがわかってきました。深
海底堆積物から有孔虫と呼ばれる小さな化石を抽出し,その種類や酸素同位体比を分析する事により,有孔虫が
生きていた当時の中・深層水の循環を復元することが可能です。
パネルNo
団体名
神戸大学 大学院理学研究科化学専攻
4
団体の
神戸大学の理学部化学科・理学研究科化学専攻は,物理化学・有機化学・無機化学の3講座から
紹介
構成されています。これらの基礎的各分野の一貫した教育により,世界水準の研究者の養成を行うと
ともに,社会的要請の高い問題発掘・解決能力を持つ高度な研究者の養成を目指すための教育研
究を行っています。
タイトル 金属錯体系イオン液体:金属を含む多機能液体
発表者 持田智行、兰雪、大場友紀子、東智美、冨永拓海、石田舞
「塩」はふつう高融点ですが、室温で液体の「塩」が近年注目されています。これらの液体が「イオン液体」で、電気
を通す・蒸発しない・引火性がない、などの特徴があります。私達の研究室では、金属錯体を用いたイオン液体を開
発しています。これらは光、熱、ガス等の刺激によって性質が大きく変わる面白い液体です。これらの物質系の特
徴と展望について紹介します。
パネルNo
団体名
神戸大学 国際人間科学部・環境共生学科
5
団体の
神戸大学の発達科学部で素粒子実験や宇宙線観測を行っている研究室です。これまでに原子核乾
紹介
板(エマルション)という特殊な検出器を使用してニュートリノ等の研究を行ってきましたが、そこで培っ
た新しいテクニックを活かした観測器を巨大な気球に搭載して大気のトップまで打ち上げ、宇宙から
飛来するガンマ線の観測に取り組んでいます。
タイトル 1.宇宙線の起源を探る ~宇宙ガンマ線観測用エマルション望遠鏡の開発~2.加速器実験で暴くニュートリノと宇宙の謎
発表者 青木茂樹、水谷深志、山田恭平、立石友里恵、薮美智、呉坪健司、松本明佳、丸嶋利嗣
1.宇宙には高いエネルギーを持った放射線、宇宙線が飛び交っている。ここでは宇宙線の性質について紹介する
と共に、我々が開発している、宇宙線の起源を探るための宇宙ガンマ線観測装置、「エマルション望遠鏡」について
紹介する。
2.ニュートリノは物質を構成する「素粒子」の一つで、検出が非常に難しく、未解明とされている部分が多く残され
ている。ここでは、我々が茨城県の加速器施設「J-PARC」にて行っているニュートリノ実験について紹介する。
パネルNo
団体名
神戸大学サイエンスショップ 発達科学部
6
団体の
神戸大学サイエンスショップは、市民と専門家(科学者・技術者など)の対話と恊働の場づくり、市民
紹介
のさまざまな科学活動への支援、地域の学校や社会における科学教育に対する支援などに取り組
み、地域社会の市民が科学技術をより身近に感じ、課題解決にそれを利用し、また「研究」も含めて
「科学」という営みを楽しむ文化をひろげてゆくことを目指しています。
タイトル 神戸大学サイエンスショップ
発表者 伊藤真之、中山晶絵、源利文
神戸大学サイエンスショップは、市民と科学者などの対話と協働の場づくり、市民社会における課題解決の手段や
文化としての科学の広がりなどを目指し、(1)市民と科学者の対話の場としてのサイエンスカフェ開催、(2)市民に
よる科学活動への支援、(3)地域科学教育への支援、(4)兵庫県における科学コミュニケーションのネットワーク運
営への支援などに取り組んでいる。サイエンスショップの理念、活動などについて紹介する。
パネルNo
団体名
神戸大学大学院海事科学研究科 海洋環境管理研究室
7
団体の
神戸大学海事科学部、海洋環境管理研究室では、有害化学物質、船舶、大気、水、底質、バイオ
紹介
アッセイ、化学分析、生態系影響などをキーワードとして、次世代により良い水環境を手渡すことを目
指し、(1)新規船底防汚剤の海洋環境管理,(2)船舶排ガスが海洋生態系に及ぼす影響評価,(3)バ
イオモニタリング手法の開発および実環境の汚染評価,(4)閉鎖性水域の環境改善などの研究に挑
戦しています。
タイトル 火力発電所から発生する石炭灰で海底泥に含まれる有害な硫化水素を除去する
発表者 浅岡聡
今日においても大都市に隣接する閉鎖性水域では富栄養化が深刻であり、その一例として海底泥いわゆるヘドロ
から硫化水素が発生することが挙げられます。硫化水素は生物に有毒であり、漁業被害や悪臭の原因となっていま
す。硫化水素を除去して水環境保全を行うため、石炭火力発電所から発生する石炭灰とセメントを反応させ硫化水
素除去材を開発し、石炭灰を有効利用する方法や反応メカニズムについて解説します。
パネルNo
団体名
神戸大学大学院海事科学研究科 エネルギー流体科学(宋)研究室
8
団体の
神戸大学大学院海事科学研究科のエネルギー流体科学研究室(宋研究室)では,(1)革新的燃料
紹介
噴射技術による次世代クリーンエンジンの創生,(2)環境に優しい船舶バラスト水浄化技術の創出,
(3)洋上風力発電の実用化支援技術の構築,(4)未来の燃料である液体水素の海上輸送技術の創造
など,船舶及び海洋に関わるエネルギー環境問題に対して,最先端の可視化計測実験技術や高度
数値解析技術などを駆使して取り組んでいます。
タイトル 次世代スーパークリーンエンジンの開発
発表者 宋明良、堀江仁美、小谷和也
燃費向上とCO2、NOx、PMなどの排ガス大幅削減を目指した次世代スーパークリーンディーゼルエンジンがフォル
クスワーゲンの排ガス不正問題等でも広く注目されている。本研究室では、CO2やPMの同時大幅削減を可能にす
るディーゼルエンジンの革新的燃料噴射技術の開発に取り組んでいる。本発表では、ディーゼルエンジンの基礎
から、燃料噴射装置内部流れに関する超高速度撮影実験及び数値シミュレーションなどの最新の成果を紹介す
る。
パネルNo
団体名
神戸大学大学院海事科学研究科 パワーエレクトロニクス研究室
9
団体の
神戸大学海事科学部では,海洋に関連する幅広い文理融合型の研究・教育を行うユニークな学部で
紹介
す。当研究室では,船舶や自動車などの輸送・交通機器,それらの製造を支える産業機器,さらに
太陽光など再生可能エネルギーを活用した分散電源システムにおいて,高効率に電力を変換し,電
気エネエルギーをより有効に利用するために不可欠な半導体電力変換回路技術(パワーエレクトロニ
クス)に関する研究活動を展開しています。これまでに生み出した成果は,離島地域(南あわじ地区)
における直流マイクログリッド発電システムなどにも応用されています。
タイトル ワイヤレス(非接触)で電力を効率良く伝送する電気回路技術
発表者 三島智和、田畑洋一郎、藤井健太
無人潜航ロボットや電気自動車用の蓄電池,さらにモバイル機器へ電力を供給する技術として,ワイヤレス電力伝
送(非接触給電)システムが注目されています。これは,電力を生成し送電する側とそれを受け負荷へ送る受電側
で,配線・電線を使わない給電システムですが,その実現には周波数の高い(高周波)の交流電流を効率良く発生
する回路(高周波インバータ)や,それを直流へ変換する回路(高周波整流回路)が欠かせません。この展示で
は,走行中非接触給電で応用されるマルチコイル給電方式を想定した送受電コイルと高周波発生装置を利用し,
効率よくワイヤレス給電を行なうための最新技術を紹介します。
パネルNo
団体名
神戸大学大学院海事科学研究科 知能情報学研究室
10
団体の
本研究室では,推論や学習等の人工知能技術および最適化理論やゲーム理論等の応用数学の技
紹介
術を用いて,問題解決全般に関する基礎研究と海事科学に関する応用研究に取り組んでいます.研
究室には,神戸大学海事科学部グローバル輸送科学科ロジスティクスコースの学部生,大学院生,
そして海外からの留学生等がいます.高校で学ぶ教科科目で本研究室に関連が深いのは,数学,
情報,そして政治経済です.
タイトル 海上輸送における数理モデルと アルゴリズム
発表者 平山勝敏
たくさんの人や物を運ぶことができる船は海上輸送システムの主役です.海上輸送システムを全体として効率的に
運用するには,情報技術やその基礎となる数学的な考え方が重要です.本発表では,海上輸送システムの効率
的な運用につながる情報科学の基本的な方法論を紹介します.具体的には,2地点間の最適航路を求めるための
数理モデルとアルゴリズム,船舶衝突の危険がない安全な航路を求めるための数理モデルとアルゴリズムを紹介し
ます.また,それ以外にも本研究室で進めているマルチエージェントシステムに関する基礎研究を一部紹介しま
す.
神戸大学 計算科学教育センター
3次元可視化システム見学会について
シミュレーションは「時間と空間を超越できる望遠鏡」です。時を越えて好きな場所に行っていろいろ
なものを見ることができます。神戸大学計算科学教育センターの 3 次元可視化システムでは、スーパー
コンピュータによるシミュレーションの結果などを、3 次元映像(3D)でご覧いただけます。
見学時間:約 15 分、計 6 回(1回定員 30 名、定員を超えた場合は次回の整理券を配布)
場
所:神戸大学計算科学教育センター 2Fセミナー室
上映スケジュール
会場地図
1回目
2回目
3回目
4回目
5回目
6回目
14:00
14:20
14:40
15:00
15:20
15:40
神戸大学計算科学教育セン
ター概要
神戸大学計算科学教育セ
ンターは、計算機シミュレ
ーションを用いた研究教育
の推進、及び将来の計算科
学技術に関わる人材育成等
を目的とした計算科学やハ
イパフォーマンスコンピュ
ーティング技術に関する研
究教育拠点です。
企業ポスター発表
参加者集合場所
本部
高校生ポスター
発表会場
兵庫県立大学神戸情報科学キャンパス
7F 中講義室、5F 会議室
7F
11
15
14
12
5F
16
13
20
17
ブース
団体名(企業・大学・研究機関)
11
兵庫県立大学
12
シスメックス株式会社
13
16
17
18
19
20
(公財)ひょうご環境創造協会
兵庫県環境研究センター
テクノオーシャン・ネットワーク(TON)
大阪大学大学院
工学研究科地球総合工学専攻船舶海洋
工学コース
兵庫県立大学大学院
工学研究科物質計測化学研究グループ
関西学院大学 理工学部
関西学院大学 理工学部
関西学院大学 理工学部
関西学院大学 理工学部
関西学院大学 理工学部
21
関西学院大学
14
15
天文科学センター
理工学部
21
19
18
タイトル
西はりま天文台国内最大なゆた望遠鏡が開く宇宙への扉
健康モニタリング装置
「ASTRIM FIT」の展示・解説
兵庫県における環境問題に関する調査研究
海の再生可能エネルギー
放射光軟X線分光と量子化学計算で描く分子の姿
放射光分析で未来の物質社会を豊かにする
体験!多項式補間!!
私達の体験を拡張するバーチャルリアリティ技術
半導体ナノ粒子の合成と光特性
乾燥適応した陸上植物がもつ CO2 濃縮機構
1. ピアノ演奏 CG 自動生成システム
2. 劣通信環境における情報共有のためのネットワーク制御技術
3. ネットワーク設計・制御・性能評価技術
パネルNo
団体名
兵庫県立大学 天文科学センター
11
団体の
兵庫県立大学自然・環境科学研究所天文科学センター西はりま天文台には、国内最大の光学望遠
紹介
鏡であるなゆた望遠鏡があります。2mという大口径を活かし、遠方の暗い天体まで観測することができ
ます。兵庫県立大学理学部では、学部・大学院で天文に関する授業を受けながら、国内有数の天文
台で観測・研究に取り組むことができます。また、2016年4月に西はりま天文台は文部科学省から共
同利用、共同研究拠点に認定され、ますます研究活動が盛んになってきています。
タイトル 西はりま天文台国内最大なゆた望遠鏡が開く宇宙への扉
発表者 シュテファン・バール
兵庫県立大学西はりま天文台には、国内最大の望遠鏡である「なゆた望遠鏡」があります。なゆた望遠鏡を使うこと
で、これまで知られていなかった宇宙の謎を解き明かすことが可能です。本ブースでは、西はりま天文台で取り組む
ことができる研究内容及び兵庫県立大学理学部光学赤外線研究室の紹介などを行います。
パネルNo
団体名
シスメックス株式会社 12
団体の
シスメックスは、病気の予防や治療など皆さんの健康管理に欠かせない「検査」の中で、特に血液や
紹介
尿、細胞などを採取して調べる「検体検査」を事業領域としており、この分野ではグローバルトップ10
に入る唯一のアジア企業です。また、がんや生活習慣病について、一人ひとりに最適な医療を実現
するため、遺伝子やたんぱく質などを分析する最新のテクノロジーを用いた新たな検査を生み出すべ
く、研究開発を進めています。
タイトル 健康モニタリング装置「ASTRIM FIT」の展示・解説
発表者 伊藤元雄、桑田瑠莉、中山さくら
体内に酸素を供給する大切な役割を持つヘモグロビンを、 採血せずにモニタリングできる装置です。指を入れるだ
けでリアルタイムに測定できるため、スポーツ選手のコンディションチェックや、サプリメントの開発、教育機関での栄
養士育成など、その測定結果は幅広い用途で活用されています。今回はこの「ASTRIM FIT」を展示し、実際に測
定を体験いただくと共に、その測定原理、活用方法などを解説いたします。
パネルNo
団体名
(公財)ひょうご環境創造協会 兵庫県環境研究センター
13
団体の
兵庫県環境研究センターでは、県民の安全と安心を守るために、環境に関する調査研究や試験検
紹介
査を行い、環境汚染などに対する科学的・技術的情報を提供しています。有機物、栄養塩類、有害
化学物質調査等を通じて水環境の保全を図る「水環境科」、大気汚染やアスベスト、ヒートアイランド
対策等に取り組む「大気環境科」の2科体制で、より良い環境づくりに貢献します。
タイトル 兵庫県における環境問題に関する調査研究
発表者 松村千里、宮崎一、羽賀雄紀、瀧本充輝
センターで実施している調査研究に関して、最近の成果についてご紹介します。
パネルNo
団体名
テクノオーシャン・ネットワーク(TON)大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻船舶海洋工学コース
14
団体の
テクノオーシャン・ネットワークは海洋の科学技術に関する国際コンベンション「テクノオーシャン」に
紹介
際して築かれてきたネットワークです。海洋関連の科学技術に携わる産官学関係者の交流の場の提
供、海洋産業における次世代を担う青少年の育成の活動を行っています。大阪大学地球総合工学専
攻船舶海洋工学コースでは船舶海洋工学に関する研究・教育や、海洋のエネルギーを用いた発電
に関する研究・教育を行っています。
タイトル 海の再生可能エネルギー
発表者 飯島一博、中村恭一、羽東佑樹
石油・石炭などの化石燃料は使えばなくなる限りある資源です。これに対して、例えば太陽光は常に太陽からエネ
ルギーが供給される再生が可能なエネルギーです。今後、人類は再生可能エネルギー利用に向けて徐々に転換
する必要があるでしょう。海は波力、風力を始めとしさまざまの再生可能エネルギーを秘めています。今回の発表で
は各形式の海のエネルギーを紹介し、その利用方法を示します。そのひとつとして大阪大学大学院地球総合工学
専攻で実施している、洋上風車の研究の展示を行います。
パネルNo
団体名
兵庫県立大学大学院 工学研究科物質計測化学研究グループ
15
団体の
本学工学研究科は姫路工業大学工学研究科を前身とし,我々の物質計測化学研究グループは応
紹介
用化学専攻に属します。分析化学を基盤とした分子・量子計測化学を研究しており,具体的には,放
射光軟X線を利用した精密X線分光計測と量子化学的手法を用いた軟X線スペクトル解析から,原子
•分子の化学・電子状態を解析する先端的な分析手法の確立と普及を目指しています。
タイトル 放射光軟X線分光と量子化学計算で描く分子の姿
発表者 村松康司、大内貴仁、太田雄規、濱中颯太、平井佑磨、山崎祐弥、吉田圭吾
物質の本質を理解したり新しい材料を開発するには,その分子を形づくる電子や化学結合を詳細に調べることが必
要です。そこで,我々はシンクロトロン放射光(軟X線)を利用した精密X線分光計測と量子化学計算によるスペクト
ル解析から,電子や化学結合を明らかする精密な分析手法の開発を目指しています。本発表では,パソコンを用い
た軟X線スペクトル解析のデモ実験から,様々な分子の姿を描いてみます。
パネルNo
団体名
関西学院大学 理工学部
16
団体の
関西学院大学理工学部では、兵庫県内にある世界最高性能の放射光施設SPring-8と連携し、物質
紹介
の構造と機能の関係を明らかにする研究を推進しています。理工学部に所属する多くの研究室が、
SPring-8の放射光を利用し、超伝導体、半導体、ソフトマテリアル、二次電池・燃料電池材料など
で、未解明の現象や機能のメカニズムを明らかにし、基礎研究の深化から実用研究による社会貢献ま
でを実践しています。SPring-8には、関西学院大学が加盟している連合体の専用実験ステーションも
あり、他ではできない分析装置の利用も可能です。
タイトル 放射光分析で未来の物質社会を豊かにする
発表者 水木純一郎、加藤知、藤原明比古、柚木晶子、万年結奈、赤下部菜月
私たちの安全で豊かな日常生活は、エレクトロニクスからヘルスケアまで幅広い研究分野に支えられています。そ
の最先端研究で創りだされるものの源は、物質・材料です。物質の性質を正確に理解し、その知識に基づいて目
的とする性質や機能を付与するのが材料開発です。日本は物質・材料の研究分野においても世界をリードする先
進国です。これは、物質の性質を正確に理解する分析技術が高い事が重要な役割を果たしており、放射光分析は
その最たるものです。本発表では、関西学院大学理工学部で進める放射光分析の例を紹介すると共に、その理解
を深めるためのデモンストレーションも行います。
パネルNo
団体名
関西学院大学 理工学部
17
団体の
関西学院大学数理科学科は自然科学・社会科学の諸分野にアプローチして,コンピュータの学習に
紹介
も力を注ぎ,純粋数学から保険・金融工学にいたるまで,幅広く奥深い数理科学の世界を探求しま
す.学生一人ひとりの知的好奇心を刺激する学びを通して卒業研究などに取り組みます.
タイトル 体験!多項式補間!!
発表者 島田光一郎、岡本和磨
関数 y = f(x) 上に相異なる n+1 個の点を配置すると,それらをすべて通る n 次以下の多項式を考えることができ,
その多項式をラグランジュ補間多項式といいます.ルンゲ関数 f(x)=1/(1 + 25x^2) をラグランジュ補間多項式で近
似するとき,通る点の x 成分が等間隔に配置しているとうまく近似できないことが知られています.パソコンを使っ
て,関数 y=|x| 上に通る点を選んでもらい, ラグランジュ補間多項式と|x|の誤差をどれだけ小さくできるかのコンテス
トを行います!!
パネルNo
団体名
関西学院大学 理工学部
18
団体の
関西学院大学理工学部人間システム工学科は,人間を中心として工学を捉える新しい学問領域を探
紹介
求しています.「人にとってやさしいシステム,人が快適に過ごせる環境をどのようにして創るか」という
ことが当学科の基本コンセプトになります.その実現のために,人間のココロやカラダと,モノ・社会とが
どのように関わっているのか,その関係性・相互作用を理解し,人を中心とした新しいシステムを創出
できる人材を育成しています.
タイトル 私達の体験を拡張するバーチャルリアリティ技術
発表者 井村誠孝、藤原徹平、津田直彦
バーチャルリアリティ技術は,計測・シミュレーション・ディスプレイといった要素技術を適切に組み合わせることによ
り,体験者の感覚を刺激して人工的に現実感を創り出し,現実では困難な体験を可能とする技術です.本展示で
は,ヘッドマウントディスプレイを用いた野球のフライ捕球練習システムと,ユーザの位置を追跡して空中に映像を
提示する空中像ディスプレイを体験していただけます.
パネルNo
団体名
関西学院大学 理工学部
19
団体の
物質の構造・機能を調べ原理を解明する「分析・物理化学系」、化学反応を駆使し、医薬品・触媒・半
紹介
導体等の機能性物質を創り出す「無機・有機化学系」で構成。「化学」から社会への貢献を目指しま
す。化学科では、分析化学、物理化学、無機化学、有機化学等の幅広い分野の最先端研究をすす
めています。卒業生は、医薬品からエレクトロニクスまで多種多様な分野で専門職に就くことができま
す。
タイトル 半導体ナノ粒子の合成と光特性
発表者 末永晴信、玉井尚登
半導体をナノサイズまで小さくすると,バルクでは観測できないような様々な新規な特性が観測されるようになる。発
光に関しては,バルクで光らなかったものが,サイズに応じて七色に光るようになったり,電子の挙動もバルクとは大
きく異なる。この研究では,半導体ナノ粒子の特異な性質を紹介した後,太陽電池の材料として注目されている有
機金属ハロゲン化物ペロブスカイトに着目し,ナノ粒子の作製方法と光特性に関して発表する。
パネルNo
団体名
関西学院大学 理工学部
20
団体の
生命科学の急速な発展とともに、その成果が直接・間接的に環境、エネルギー、食料問題、および健
紹介
康促進と病気の予防・原因解明・治療にも応用されるようになっています。バイオ分野の進展に伴う
ニーズに応えるため2009年度から生命科学科を拡充改組し、生命科学専攻と生命医化学専攻の2
専攻を設けました。これらは2015年にはそれぞれ独立の学科となりました。
タイトル 乾燥適応した陸上植物がもつCO2濃縮機構
発表者 宗景ゆり、寛島卓弥、江上貴規
光合成反応は、光エネルギーを利用して有機化合物を生成する一次生産を担うが、陸上における水分欠乏はこの
反応を大きく低下させる。C4型植物は、葉内にCO2を濃縮させる機能をもつため、水分利用効率が高く、乾燥条件
下においても高い光合成活性を有する。本セッションでは、これらの植物が持つCO2を濃縮の仕組みと、光合成活
性を視覚化するイメージング技術について紹介する。
パネルNo
団体名
関西学院大学 理工学部
21
団体の
関西学院大学理工学部情報科学科は、情報科学を応用して新たなビジネスを創造できる人材を育
紹介
成します。数理科学 や自然科学など情報科学の基礎となる学問と、ソフトウェアの制作、インターネッ
ト資源利用から通信、流通、エンターテインメントまで、最先端のIT技術・知識を修得。さらに人文・社
会系の学習を通じ、普遍的な価値観や倫理観を養成します。本学科はネットワークシステムコースと
情報システムコースを設置しており、興味に応じた専門的な学びが可能です。
タイトル 1. ピアノ演奏CG自動生成システム2. 劣通信環境における情報共有のためのネットワーク制御技術3. ネットワーク設計・制御・性能評価技術
発表者 巳波弘佳、川田佑弥、入江大史、山崎強志、門野翔太
1. ピアノ演奏コンピュータグラフィックスを,楽譜から自動的に生成する技術について紹介します.
2. 通信インフラが大規模な損傷を受けるような災害時など,通信が困難な劣通信環境において,安否情報や避難
情報の共有,建築物内部や道路の被災情報の収集・分析などを行うための現実的な情報流通手段を実現する技
術について紹介します.
3. 大容量コンテンツ配信などのネットワークサービスの普及にしたがって新たに必要となってきた,信頼性の高い
通信ネットワーク設計技術について紹介します.
甲南大学フロンティアサイエンス学部(FIRST)
7F ポスタールーム 1・2、6F セミナー室(601・602)
6F
7F
ブース
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
団体名(企業・大学・研究機関)
タイトル
抗酸化物質や薬分子を認識・捕捉する
人工抗体プラスチック
甲南大学 フロンティアサイエンス学部
親水性凝集誘起発光色素の開発と応用
アルツハイマー病の早期発見を目指した
甲南大学 フロンティアサイエンス学部
診断装置の開発
甲南大学 フロンティアサイエンス学部
がん遺伝子だけを光で切る技術
生物がつくる物質を調べ、その機能を高め、
甲南大学 フロンティアサイエンス学部
社会に役立てる
甲南大学 フロンティアサイエンス学部
細胞からヒトの体を知る
動物の温度適応の遺伝子暗号をシンプルな
甲南大学 理工学部 生物学科
生物から解読する
甲南大学 理工学部 物理学科
星・銀河・宇宙の成長と活動の研究
株式会社 大真空 管理部 広報課
水晶の電気的・光学的な特性を体験しよう!
産学官民メンバーによる活動報告
関西ネットワークシステム(KNS)
~様々なサイエンスの生かし方~
新日本電工株式会社 大東工場
小型軽量電子顕微鏡と小型ベクレルカウンター
神戸市立工業高等専門学校 機械工学科
何でも掴むロボットハンド
川崎重工業株式会社 CSR部
川崎重工の技術及び製品紹介
卓上型アクティブ除振台δTA を用いた
特許機器株式会社 技術本部
振動遮断技術の実演
兵庫県生物学会
大阪湾沿岸浮き桟橋のワレカラと生息環境
兵庫県立健康生活科学研究所
兵庫県における飲料水の安全性確保に関する
健康科学研究センター健康科学部
取組み
兵庫県立人と自然の博物館
いろいろな「虫」
明石工業高等専門学校 都市システム工学科 河川・環境研究室の研究紹介
兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント 植物・緑環境を科学し,より良い都市や地域を
研究科 兵庫県立淡路景観園芸学校
創造する専門職大学院
甲南大学 フロンティアサイエンス学部
パネルNo
団体名
甲南大学 フロンティアサイエンス学部
22
団体の
甲南大学フロンティアサイエンス学部生命化学科は 「生命に学び、社会に活かす新技術」をキー
紹介
ワードとして、医療関連企業が集積するポートアイランドに2009年4月に設置されました。1学年45名
の学生を14名の専任教員が指導する少人数体制の下、1年次から始まる本格的な研究実験、個人の
学びにあわせて自由に履修できる専門科目など、一人ひとりが将来必要とする知識と研究スキルを実
学的に学べます。
タイトル 抗酸化物質や薬分子を認識・捕捉する人工抗体プラスチック
発表者 松井淳、野上晴加
特定の物質(抗原)を認識して吸着することのできる抗体は、医療診断や環境分析など、幅広い分野で工学材料と
して応用されています。甲南大学フロンティアサイエンス学部生命化学科の機能性高分子研究室では、この抗体
のような働きをする人工的な高分子材料(プラスチック)を作製し、食品中の残留農薬の分析や、ハーブからの抗酸
化物質の抽出に応用しています。プラスチックは実際の抗体とは異なり、有機溶媒や熱に対しても安定なので、さ
まざまな応用が期待されています。
パネルNo
団体名
甲南大学 フロンティアサイエンス学部
23
団体の
甲南大学フロンティアサイエンス学部生命化学科は 「生命に学び、社会に活かす新技術」をキー
紹介
ワードとして、医療関連企業が集積するポートアイランドに2009年4月に設置されました。1学年45名
の学生を14名の専任教員が指導する少人数体制の下、1年次から始まる本格的な研究実験、個人の
学びにあわせて自由に履修できる専門科目など、一人ひとりが将来必要とする知識と研究スキルを実
学的に学べます。
タイトル 親水性凝集誘起発光色素の開発と応用
発表者 村嶋貴之、星川喬哉
凝集誘起発光(Aggregation-Induced Emission: AIE)色素は、分子が集合することで発光する色素であるが、この
特性を利用した応用研究が盛んに行われている。しかし、AIE色素の強い疎水性のため、生体に類似した環境で
の利用は一般に困難であった。本研究ではAIE色素にヘテロ原子を導入することで親水性を向上させた化合物を
合成し、その特性を評価するとともに凝集性タンパク質のセンシングに向けた応用可能性について検討した。
パネルNo
団体名
甲南大学 フロンティアサイエンス学部
24
団体の
甲南大学フロンティアサイエンス学部生命化学科は 「生命に学び、社会に活かす新技術」をキー
紹介
ワードとして、医療関連企業が集積するポートアイランドに2009年4月に設置されました。1学年45名
の学生を14名の専任教員が指導する少人数体制の下、1年次から始まる本格的な研究実験、個人の
学びにあわせて自由に履修できる専門科目など、一人ひとりが将来必要とする知識と研究スキルを実
学的に学べます。
タイトル アルツハイマー病の早期発見を目指した診断装置の開発
発表者 藤井敏司、國光祐希
アルツハイマー病の原因物質として知られているアミロイドβは、認知症状が見られる数十年前からその量が変化
することが知られている。我々は検査に出来るだけ負担の少ない血液中のアミロイドβを簡便・迅速・高感度・安価
に測定する方法の開発を行っている。その概要を紹介する。
パネルNo
団体名
甲南大学 フロンティアサイエンス学部
25
団体の
甲南大学フロンティアサイエンス学部生命化学科は 「生命に学び、社会に活かす新技術」をキー
紹介
ワードとして、医療関連企業が集積するポートアイランドに2009年4月に設置されました。1学年45名
の学生を14名の専任教員が指導する少人数体制の下、1年次から始まる本格的な研究実験、個人の
学びにあわせて自由に履修できる専門科目など、一人ひとりが将来必要とする知識と研究スキルを実
学的に学べます。
タイトル がん遺伝子だけを光で切る技術
発表者 高木一樹
がんは、日本における死因の第1位ですが、その治療方法は確立しておらず、様々な研究が行われています。そ
の中の一つに、光線力学療法というものがあります。光線力学療法は、光の照射で細胞内で活性酸素を発生させる
ことで、がん細胞を死滅させます。しかしこの方法でも、主な副作用が問題となります。本発表では、がん細胞だけ
に存在する遺伝子だけを標的として切断する技術を紹介します。今後、より効果が高く、副作用の少ない治療法に
つながることが期待されます。
パネルNo
団体名
甲南大学 フロンティアサイエンス学部
26
団体の
甲南大学フロンティアサイエンス学部生命化学科は 「生命に学び、社会に活かす新技術」をキー
紹介
ワードとして、医療関連企業が集積するポートアイランドに2009年4月に設置されました。1学年45名
の学生を14名の専任教員が指導する少人数体制の下、1年次から始まる本格的な研究実験、個人の
学びにあわせて自由に履修できる専門科目など、一人ひとりが将来必要とする知識と研究スキルを実
学的に学べます。
タイトル 生物がつくる物質を調べ、その機能を高め、社会に役立てる
発表者 小河圭祐、山本真史、寄崎遼、野口ゆうき、野々口由起、濱上智帆
本研究室では、生物がつくる興味深い物質に着目し、その機能を高め、産業に利用する応用研究を行っている。
現在、我々が注目しているのは、「黒酵母菌が産生する天然多糖」と「細胞内で分解生成される老廃物」である。化
学的にこれらの性質や機能を高めることで、これまでに食品、化粧品、医薬品分野に利用できる新しい可溶化剤
や、医療診断薬の感度を向上したり、バイオエタノール製造効率を高める新しい添加剤を開発に成功してきた。本
発表では、これらの研究成果について分かりやすく解説する。
パネルNo
団体名
甲南大学 フロンティアサイエンス学部
27
団体の
甲南大学フロンティアサイエンス学部生命化学科は 「生命に学び、社会に活かす新技術」をキー
紹介
ワードとして、医療関連企業が集積するポートアイランドに2009年4月に設置されました。1学年45名
の学生を14名の専任教員が指導する少人数体制の下、1年次から始まる本格的な研究実験、個人の
学びにあわせて自由に履修できる専門科目など、一人ひとりが将来必要とする知識と研究スキルを実
学的に学べます。
タイトル 細胞からヒトの体を知る
発表者 後藤俊志、福田望花、八木春香、荒田優磨、神田一将、真柴里歩
マクロファージと呼ばれる貪食細胞では免疫の司令塔として重要であり、皮膚を構成する様々な細胞も生体を守る
バリアとして重要である。我々は、これらの細胞を研究室内で培養して徹底的に解析することで、その新たな機能を
解析し、がんやアレルギーの治療、色素沈着の改善などに役立てようとしている。さらに、モデル生物であるホヤの
卵を用いて、小さな培養細胞ではわからない細胞内の物質輸送の詳細なメカニズムを明らかにしようとしている。
パネルNo
団体名
甲南大学 理工学部 生物学科
28
団体の
甲南大学 理工学部 生物学科は、1957年の設立以来、基礎生物学系学科として研究教育を行っ
紹介
てきました。本学科では、最先端の技術を駆使し、生命現象に遺伝子レベルからアプローチしていま
す。DNAから細胞、組織、さらに系統進化まで、生物学の幅広い領域をカバーしているのが特徴で
す。応用につながる生命現象の原理・原則を徹底して身につけ研究実践するスタイルを重視しなが
ら、生命を科学する力を、知識・体験の両面から広げています。
タイトル 動物の温度適応の遺伝子暗号をシンプルな生物から解読する
発表者 園田悟、羽畑修、井床利之
動物は環境温度の適応するためのメカニズムを持っている。我々は、温度適応の分子機構を明らかにするために、
線虫の低温適応現象を指標に解析を行っている。分子遺伝学的と最新の神経活動のイメージングなどを組み合わ
せた解析から、光やフェロモンを受容する感覚ニューロンが温度を感知し、インスリンを分泌し、腸などで受容するこ
とによって、個体の温度適応が制御されていることが明らかになった。動物の生態調節機構は線虫からヒトまで共通
の部分が多いため、将来的に応用利用されることを期待する。
パネルNo
団体名
甲南大学 理工学部 物理学科
29
団体の
甲南大学理工学部では、物事の本質をとらえる「理学」をベースにした基礎力から、高度な探究心と
紹介
応用力を、物理学、生物学、化学といった分野で育むことが特徴です。
理学と工学という枠にとらわれず多角的にアプローチする力。「なぜ?」という好奇心から積極的に物
事を分析し、考察し、結論を導きだす。そんな”科学する力”を育てます。
タイトル 星・銀河・宇宙の成長と活動の研究
発表者 山本常夏、猪目祐介、羽畑修、井床利之
甲南大学の物理学科は宇宙・天文学関連の研究室が3つあります。そこでは星や銀河の誕生と成長、星が急激に
核融合を進めながら爆発する瞬間、爆発した後に高エネルギー粒子を放出しながら広がっていく様子などを観測し
研究しています。これらの観測方法と最新の結果を紹介します。
パネルNo
団体名
株式会社 大真空 管理部 広報課
30
団体の
大真空では、人工水晶をはじめとする結晶材料や水晶デバイスを中心とした電子部品の開発、製
紹介
造、販売を行っています。「水晶デバイス」という言葉は聞きなれないかもしれませんね。しかし、自動
車やスマートフォンなどのエレクトロニクス機器は水晶デバイスが無ければ動きません。水晶デバイス
はエレクトロニクス社会を支える《鍵》であり、当社は創業以来50年以上にわたり、世界中に製品を供
給しています。
タイトル 水晶の電気的・光学的な特性を体験しよう!
発表者 前川陽祐、伊藤太郎
水晶と聞くと宝石のイメージが強く、占いの水晶玉や装飾品をイメージされるかもしれませんが、電気的・光学的に
珍しい特性があり、電子部品や光学部品として身近なところでたくさん使われています。『水晶の力でLEDが点灯
する!』『本物の水晶はどれ?』など、ちょっとした実験を基に水晶の特性を体験してみてください。
パネルNo
団体名
関西ネットワークシステム(KNS) 31
団体の
関西を中心に活動する産学官民メンバーが、互いにフラットな関係性を築き、自主的かつ積極的に
紹介
交流・協働していく人的ネットワークに支えられた異分野コミュニティです。メンバー相互が、背中に
背負った看板を脱ぎ捨て、個人的立場で参加しています。産学官民の有機的なネットワークを形成
し、広範な交流を図り、社会に貢献する関西の科学技術と産業の振興を図るとともに、地域経済の活
性化に寄与することをめざしています。2002年12月から今までに800回を越える活動を行っています。
タイトル 産学官民メンバーによる活動報告~様々なサイエンスの生かし方~
発表者 飯田大介、杉浦美紀彦、田村孝、中川裕之、藤川昌浩、三宅英雄、保田充彦、山田進
KNSの複数のメンバーが、自分の会社の技術や活動を紹介します。中小企業をはじめとするバラエティに富む会社
や組織の発表から、サイエンスの生かし方にもいろいろあるんだということを知るとともに、その生かし方を工夫するた
めにも、発表者がわざわざ仕事終わりや休日に交流を深めている姿から、それぞれの“おっちゃん”達の生き方を感
じとってください。
パネルNo
団体名
新日本電工株式会社 大東工場
32
団体の
半導体製造装置、計測、制御、データ伝送装置の販売及び、先端技術応用システムの開発から製
紹介
造まで幅広く対応する「お客様のニーズにお応えできる技術と信頼」の企業です。その一端として産
学連携による自社製品開発を積極的に行っています。
タイトル 小型軽量電子顕微鏡と小型ベクレルカウンター
発表者 遊免秀二
小型軽量(A4サイズより少し大きいサイズと12kgの軽さ)で持ち運びが可能な【電子顕微鏡】を製品化しました。ミク
ロの世界を体験して下さい。また2012年度科学技術振興機構(JST)の「先端計測技術・機器開発」に採択され手
軽に放射能が測定可能な【ベクレルカウンター】も製品化致しました。正しい放射線教育の理解を深める事によって
風評被害を無くすアイテムとしても提供しています。両商品とも操作の簡単さを追求した製品です。
パネルNo
団体名
神戸市立工業高等専門学校 機械工学科
33
高等専門学校(略称:高専)は、大学、短大と並ぶ日本の三大高等教育機関の一つです。本校は神戸市立で、機械工
団体の
学科、電気工学科、電子工学科、応用化学科、都市工学科の主要な工学分野の学科がすべて設置されています。1学
紹介
年6クラス、5学年で30クラス、専攻科を含めると1280名の日本一の学生定員で、教員95名(博士号65名)が一般教養
から専門教科まで幅広い技術者教育を展開しています。卒業生の約半数が就職(不況に強い高専)、約半数が専攻科
に進学または大学3年次に編入(隠れた進学校)しています。逆に高校3年生から高専4年次に編入生を受け入れてい
ます。今回は、卒業研究で行っている研究内容の一部を紹介します。
タイトル 何でも掴むロボットハンド
発表者 田口諒太郎、森義輝、澤崎佑基、岡田宙士、志賀翔、越本拓海、清水俊彦
NHK凄ワザに登場したロボットハンドのデモおよび展示を行います.このロボットハンドは,著名なネコ型ロボットの
ハンドのように,何でも掴めるハンドを目指しています.本発表では,どこでも張り付く事ができる吸着型マルチコプタ
や,凄ワザに登場した強化吸着装置を展示します.
パネルNo
団体名
川崎重工業株式会社 CSR部
34
団体の
川崎重工は、国内外の100に及ぶ関連企業とともに“技術の企業集団”川崎重工グループを形成して
紹介
います。その歴史は120年を越え、磨き上げてきた先端技術をもって新たな価値を創造し、社会の発
展に貢献するという理念のもと、陸・海・空はもとより、遥かな宇宙から深海にまで、多彩な製品を送り
出しています。
タイトル 川崎重工の技術及び製品紹介
発表者 柿原アツ子、金澤孝明、櫻井忍
川崎重工グループには、輸送機器、社会基盤、省エネルギー・環境関連をはじめ、長年にわたり蓄積された広汎
な技術があります。今年は、「船舶海洋」分野を中心に紹介します。
パネルNo
団体名
特許機器株式会社 技術本部
35
団体の
特許機器株式会社は国内唯一の振動専業メーカーとして1969年に設立され、今日まで建設分野、
紹介
半導体液晶分野、精密加工分野、交通分野、とあらゆるところで振動問題に取り組み、よりよい環境
実現、産業技術発展に貢献してきました。ともすれば縁の下の力持ち的な存在ですが面白い企業で
す。
タイトル 卓上型アクティブ除振台δTAを用いた振動遮断技術の実演
発表者 加藤要、松浦章、野口保行、森田政信、中曽仁、篠原雄一郎、室井悠輝
精密機械など振動を嫌う機器を対象に周囲の環境振動から絶縁する目的で行う振動遮断技術のことを除振といい
ます。当日は鉛直方向、水平2方向及び、それぞれの回転方向に対し6自由度アクティブで制御を行う卓上型アク
ティブ除振台δTAを用いて除振技術の実演を行います。
パネルNo
団体名
兵庫県生物学会 36
団体の
兵庫県生物学会は、兵庫県下全域の生物(動物・植物など)の調査研究の発展と普及を目的とする
紹介
学術団体です。会員は、生物好きの方,県内の自然に興味のある方,誰でも会員になれます。大学
や研究所に所属する研究者や高等学校や小・中学校の教員なども参加しています。フィールドでの
発見や調査研究の成果をまとめた学会誌『兵庫生物』の発行、生物の観察会や採集会、研究発表会
などの活動や県内の身近な生物を通して自然保護に関わる活動、兵庫県の自然や生物を取り上げ
た周年記念誌も発行しています。
タイトル 大阪湾沿岸浮き桟橋のワレカラと生息環境
発表者 阪口正樹、谷良夫、繁戸克彦、石川正樹
大阪湾は閉鎖性海域であり,湾奥からは河川水が流れ込む。そのため湾奥は塩分が低く,淡路島沿岸や湾口で
は塩分が高い。ワレカラ類は大阪湾に約20種類生息する。浮き桟橋に生息するワレカラを採集し,塩分,化学的酸
素要求量(COD),温度を月1回2年間にわたって計測した。その結果,ウミモワレカラは塩分の低い湾奥に,トゲワ
レカラとクビナガワレカラは塩分濃度に関係なく湾全域で生息していた。また,マルエラワレカラなど10種類は塩分
の高い海域で生息していた。ワレカラ類は塩分による「すみわけ」が起きていることが分かった。
パネルNo
団体名
兵庫県立健康生活科学研究所 健康科学研究センター健康科学部
37
団体の
健康科学研究センターでは、県民の安全と安心を守るために、公衆衛生に関する調査研究や試験
紹介
検査を行い、感染症や食品、医薬品、飲料水などに対する科学的、技術的情報を提供しています。
危機管理部、感染症部、健康科学部の3部で組織し、健康科学部では、安全性の監視のために、食
品衛生法、医薬品医療機器等法、水道法などで定められた規格や基準を満たしているか否かの検
査、さらに、その分析法開発に取り組んでいます。また、食品や飲料水中異物の特定や異臭・異味の
原因究明検査等を行っています。
タイトル 兵庫県における飲料水の安全性確保に関する取組み
発表者 吉田昌史、川元達彦、井上亘、谷畑智也
当研究センター健康科学部では、兵庫県下の広域的な水質監視地点の試験検査、県内で発生した水道水源事
故に対しての緊急検査や除去対策法の提言などを行い、飲料水の安全性確保に努めています。将来に亘って安
全、安心な飲料水を確保するために、兵庫県が策定した水道水質管理計画の概要、緊急検査や定常検査の内
容、検査精度の管理体制及び飲料水の安全を守るための先駆的な研究概要と活用例について情報提供します。
パネルNo
団体名
兵庫県立人と自然の博物館 38
団体の
兵庫県立人と自然の博物館「ひとはく」は、「人と自然の共生」をテーマとした自然系の博物館です。
紹介
地球科学、系統分類、生態、緑地などの研究員30名が研究、資料収集、展示、セミナー、シンクタン
クなどの活動を行っています。「思索し、行動し、提言する博物館」をポリシーとして、自然環境の保全
や再生、地域づくりを試みています。兵庫県立大学 自然・環境科学研究所を兼ねており、大学院生
として学ぶこともできます。
タイトル いろいろな「虫」
発表者 鈴木武、山内健生、中前純一
世の中にはいろいろな「虫」がいます。きれいな虫、かっこいい虫、変な虫……。さまざまな昆虫やダンゴ虫などの標
本や生体を展示します。その形や生活の不思議などを紹介します。
パネルNo
団体名
明石工業高等専門学校 都市システム工学科
39
団体の
都市システム工学科では道路・河川堤防・橋・港などの建設、あるいは、都市計画・街づくりなどの従
紹介
来の土木工学の分野に基礎をおきながら、自然災害から我々の生活を守る「防災」と、自然や生き物
に配慮して地球の持続的発展が可能な社会を目指す「環境」を中心に学びます。
タイトル 河川・環境研究室の研究紹介
発表者 高田翔也、久保裕基、浅井惣一郎、神田佳一
河川や貯水池には、洪水などの自然災害から人々の生活を守り、より良い水環境を創造するために、堤防や堰、
水制、護岸など様々な人工構造物が造られます。河川・環境研究室では、こられの構造物周辺の水の流れや土
砂の動きについて研究し、安全で機能的な構造物の設計法を提案しています.ここでは、現在研究室で行ってい
る研究事例について紹介します。
パネルNo
団体名
兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科 兵庫県立淡路景観園芸学校
40
団体の
兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科は日本で唯一の造園・環境系の専門職大学院
紹介
です.自然と調和した緑豊かな都市や地域を実現していくための景観形成に関する知識、理論と技
術を学び,それらを実社会に適用し活躍できる人材を育成します.植物を中心とした緑環境を科学
し,より良い地域や社会を創り出したいあなた,ぜひキャンパスである兵庫県立淡路景観園芸学校
「ALPHA」にきてください.一般公開されているアルファガーデンなど四季折々の花や樹木に囲まれ
た美しい空間や県立公園等を実習の場として,現場での知識技術を学び実践できます.園芸療法,
生涯学習,社会人研修等多様な学びとの交流も刺激となるでしょう.
タイトル 植物・緑環境を科学し,より良い都市や地域を創造する専門職大学院
発表者 藤原道郎、澤田佳宏、嶽山洋志、札埜高志
植物や自然環境の面白さやそれらの社会への活かした方の一端を紹介します.内容は変更になる可能性もあるた
め,まずはブースにお越しください.培養体験「「新しい植物組織培養技術の体験-シラン(Bletilla striata)の無菌
播種-」パネル展示「農家1軒が支える生物多様性」デジタル教材「ビオトープシミュレーターと植物同定クイズの
紹介」
パネルNo
団体名
兵庫県立大学 応用情報科学研究科
48
団体の
応用情報科学研究科は、3つの旧県立大学の統合の象徴として2004年に開設され、情報科学技術
紹介
を日々の社会活動に応用するための「知」の拠点として教育研究活動を実施しています。
タイトル スマホで高める防災・減災情報の情報品質と迅速かつ正確な安否確認
発表者 有馬昌宏、田中健一郎、亀井達樹
モノに品質があるように、情報にも品質があります。防災や減災を目的に、洪水や津波や土砂災害などのハザード
マップが作成されています。しかし、これらのハザードマップは、いつでもどこでも使える状況にはなく、地図を読め
ない人は使えず、情報品質が低いのが現状です。本発表では、スマートフォンを利用して、全国どこでも現在地や
指定した地点のハザードの有無や気象防災情報を表示するアプリと、簡単な操作で家族など大切な人に安危情
報を送信すると同時に通学先や通勤先にも安危情報が送信されて、学校や企業では安否確認が迅速かつ正確に
行えるアプリを紹介します。
理化学研究所発表会場
パネル展示
(no.41~48)
45
46
47
48
理化学研究所 計算科学研究機構には、世界トップクラスのスーパーコンピュータ「京」があります。
複雑で困難な課題に潜むさまざまな要素を、膨大なデータから科学的に読み解き、コンピュータ上で再
現し、最適な解決策を導き出す「予測の科学」を支えるのが、スーパーコンピュータを活用した高度な
シミュレーション。「京」を利用してさまざまな研究が行われ、続々と成果を上げています。会場で
は、スーパーコンピュータ「京」や、「京」に関する展示を見学することができます。
また、1 階のパネル展示では、理研や企業のさまざまな研究を紹介します。
ブース
41
42
43
44
団体名(企業・大学・研究機関)
理化学研究所 ライフサイエンス技術基盤研究センター
生命機能動的イメージング部門
理化学研究所 多細胞システム形成研究センター
多細胞システム形成研究推進室(国際広報担当)
理化学研究所 播磨地区
理化学研究所生命システム研究センター
ポスト京重点課題1
45
ハリマ化成株式会社
46
一般社団法人日本リスクマネジャネットワーク
47
兵庫県立工業技術センター
48
兵庫県立大学
技術企画部
応用情報科学研究科
タイトル
生命活動を明らかにする
分子イメージングとその応用
多細胞システムのなぞに迫る
SPring-8/SACLA とは?
「スーパーコンピュータで目指す速
い・安い・うまい薬づくり」
松の化学(パィンケミカル)で世界
に挑む
リスクを学ぼう
兵庫県立工業技術センターで
行っている研究開発事例の紹介
スマホで高める防災・減災情報の
情報品質と迅速かつ正確な安否確認
パネルNo
団体名
理化学研究所 ライフサイエンス技術基盤研究センター 生命機能動的イメージング部門
41
団体の
ライフサイエンス技術基盤研究センターでは、ヒトを生きものとしてトータルに理解するために、ヒトの内
紹介
部ではたらく分子をありのままに計測・解析する技術で「ライブサイエンス」を推進しています。神戸で
は、からだを傷つけずに分子の動きを追跡する分子イメージング技術を駆使して、病気の診断法や創
薬、薬物動態などの研究を行っています。
タイトル 生命活動を明らかにする分子イメージングとその応用
発表者 山岸敦、高橋涼香
かつては結核に代表される感染症がヒトの死亡原因の1位でしたが、現在はがんのように「体の中に原因がある」病
気が1位となっています。そのため、早期から体内の分子の動きを見ることによって病気を発見・治療する方法が、研
究されています。こうした技術の発展には、薬や体の中で機能する分子の代謝を予測する生物学・薬学の知見や、
目印となる分子の合成方法を開発する化学の研究、撮像の技術開発をおこなう物理学的アプローチ、そして病気
の状態を診断・治療する医学の研究が必要となります。今回は、病気になるまでの過程の解明や創薬に繋がる分
子イメージング研究と、そこに関わるさまざまな科学の分野についてご紹介します。
パネルNo
団体名
理化学研究所 多細胞システム形成研究センター
42
団体の
私たちの体は、たくさんの細胞が協調的に働くひとつのシステムであると言えます。理研 多細胞シス
紹介
テム形成研究センター(CDB)では、この複雑精緻な「多細胞システム」の成り立ちを理解し、疾病の
原因究明や再生医療への応用に役立てることを目指し研究を進めています。
タイトル 多細胞システムのなぞに迫る
発表者 平賀葉月、泉奈都子
たった1つの小さな受精卵から、細胞分裂、分化、形態形成といった過程を経て、私たちの複雑な体は形づくられ
ます。数万個の遺伝子から成る緻密な設計情報をもとに、細胞たちはどのようにしてそれぞれの運命を決め、種々
の複雑な構造を作り上げていくのでしょうか。体の成り立ちを理解する「発生学」の研究は、生命の根源的な謎に迫
る研究であると同時に、様々な病気の原因を理解することにもつながります。また、幹細胞を用いて、ダイナミックな
発生現象を試験管内で再現する試みも始まっています。最新の研究成果を交えながら、CDBで行われている研究
をご紹介します。
パネルNo
団体名
理化学研究所 播磨地区 43
団体の
兵庫県西播磨の播磨科学公園都市にある理化学研究所 播磨地区は、大型放射光施設SPring-8と
紹介
X線自由電子レーザー施設SACLAという、2つの大型研究基盤施設を有しています。両施設ともに共
用施設であり、理研は自らの研究開発に利用するだけでなく、世界中の研究者に光を提供しており、
これまで、広範な分野において科学技術の発展、産業技術の発展に寄与してきました。
タイトル SPring-8/SACLAとは?
発表者 藤原典子
SPring-8とSACLAは、兵庫県西部・播磨科学公園都市にある世界最高性能の研究基盤施設です。大型放射光
施設SPring-8(スプリングエイト)では、放射光と呼ばれるとても明るい光を使った原子レベルの微細な構造や働きを
見ることができます。X線自由電子レーザー施設SACLA(さくら)では、創り出されるX線領域のコヒーレント光を用
いて、非常に速い現象やより細かい構造の観測が可能です。どちらも一般に広く開かれた共用施設であり、国内外
から様々な分野のユーザーが利用しています。サイエンスフェアでは、この2つの施設の概要を、パネルや写真な
どを用いて解説します。
パネルNo
団体名
理化学研究所生命システム研究センター ポスト京重点課題1
44
団体の
スーパーコンピュータ「京」の後継機となるポスト「京」の開発プロジェクトにおいて、国家基幹技術とし
紹介
て国家的に解決を目指す社会的・科学的課題の中の重点課題1「生体分子システムの機能制御によ
る革新的創薬基盤の構築」のプロジェクトとして、ポスト「京」による次世代シミュレーション創薬を目指
し、医薬品開発のスピードアップや有効性が高く、安全な創薬を目指しています。
タイトル 「スーパーコンピュータで目指す速い・安い・うまい薬づくり」
発表者 波内良樹、土井陽子
ポスト「京」を用いた超高速分子シミュレーションによって、体を構成するより多くの分子を一度に計算し、より長時間
の分子の動きを再現・予測することを目指します。ポスト「京」で目指す次世代シミュレーション創薬について紹介し
ます。
パネルNo
団体名
ハリマ化成株式会社 45
団体の
「自然の恵み」である松から得られるロジンとはどういう物か、またそのロジンを主原料とした製品が、印
紹介
刷インキ、塗料、合成ゴム、製紙用薬品、電子材料等の分野で利用され、それらが私たちの暮らしに
欠かすことのできない製品になっていることについてご紹介します。またロジンというバイオマス資源を
有効活用することで、環境付加ゼロを目指した循環型事業を展開していることをご紹介します。
タイトル 松の化学(パィンケミカル) で世界に挑む
発表者 寺田信人、照瀬正樹
「自然の恵み」である松から得られるロジンとはどういう物か、またそのロジンを主原料とした製品が、印刷インキ、塗
料、合成ゴム、製紙用薬品、電子材料等の分野で利用され、それらが私たちの暮らしに欠かすことのできない製品
になっていることについてご紹介します。またロジンというバイオマス資源を有効活用することで、環境付加ゼロを目
指した循環型事業を展開していることをご紹介します。
パネルNo
団体名
一般社団法人日本リスクマネジャネットワーク 46
団体の
日本リスク研究学会に登録されたリスクマネジャを中心に、企業等のリスクマネジメントの支援、リスク
紹介
マネジメントに関する調査研究、普及活動などを主な活動としています。
タイトル リスクを学ぼう
発表者 宮崎隆介、久保田俊美、宇都英二、神牧智子、宮本光晴、池田博幸
あなたはリスクがあるといわれたらどんな行動をとりますか?今日、科学・技術の発展は目覚ましく、生活の利便は
大きく向上した一方で科学・技術の負の側面も大きくなり、 地球環境問題など思わぬ影響も発生してきています。
わたしたちの発表では、リスクとは何か、リスクとつきあうためにわたしたちができることなど、わかりやすく解説しなが
ら、皆さんとともにリスクについて考えたいと思います。
パネルNo
団体名
兵庫県立工業技術センター 技術企画部
47
団体の
兵庫県立工業技術センターは、県下中小企業の技術支援機関として、企業の技術向上や研究開発
紹介
支援を行っている公設の試験研究機関です。日ごろの試験相談や試験分析業務のほか、企業との共
同研究などの研究開発業務や人材育成のための研修事業などを行っています。
タイトル 兵庫県立工業技術センターで行っている研究開発事例の紹介
発表者 平田 一郎、福住 正文
当工業技術センターで行われている研究開発の一端をご紹介します。
グリップを握ったときに、製品に加わる圧力を簡易に確認するための計測システムを開発しました。当日はデモを行
いながら説明します。