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能登蔵元見学・田植え 報告書
H28年5月19日-20日
天候に恵まれた今年は作業の進みが早く
我々がおじゃました頃には田植えはほぼ完了しており、
体験のために残しておいて下さった部分を除いて
田んぼに植えられた苗は風にそよそよと揺らいでおりました。
まずは、可愛い稲を大事に育てるために必要な
「イノシシ対策用電気柵」の設置を
お手伝いさせていただくことになりました。
この森の中から
イノシシたちはやって来るのです!
イノシシの足あと、
田んぼの中を歩き回った痕が
こんなにたくさんあります!
イノシシを始めとする獣害は
農家の方々の大きな問題となっています。
今回は確実にイノシシを追い払い
大事なお米を守るために「電気柵」を設置します。
この費用は政府から補助が出るとのこと、
労力のお手伝いには我々が一役買わせていただき
ます。
さて、まずは説明を聞いて、
田んぼの縁に沿って等間隔に杭を打ったところ。
他の社員は刈った草を燃やしていました。
けっこう楽しそう・・・
力を合わせて杭を打ち込みます。
片手で軽々押し込んじゃう社員もいます
杭を打ち終わったら
田んぼを囲むようにぐるっと電線を張ります。
イノシシは鼻で探りながら入ってくるので
丁度鼻のあたりの高さに電線をセットします。
鹿や猿対策ならもっと高い位置に電線がくるようにするそうです。
これが電気柵の本体です。
ここから電線に電気が出力され、
イノシシが触れると地面に埋めたアースを伝わって触っ
たイノシシにダメージを与えるしくみです。
イノシシは鼻で電線に触れるので脳にかなりな衝撃が
くるそうです。
人間が靴をはいた状態で電線に触ってもぴりっとする
程度ですが
地面にひざをついていたりして電気が流れると
ズドン!という衝撃が走るそうです。
(※決してマネをしてはいけません!)
柵設置作業が粛々と進む中、
この秋の開墾予定地を一足先に見てまいりました。
このかなり恐ろしいトンネルを抜けて、、、
候補地①
めちゃくちゃ広いです!
後楽園より広いそうです!!
サカツのパワーを集結して挑むにふさわしい?!
やりがい有りまくりです。
ここが候補地②
前回、2日目に開墾した田んぼから道を挟んで一段上にある
年季の入った耕作放棄地。
もはやジャングルです。
柵を張り巡らした田んぼをバックにいつもの記念撮影。
業者の方の話では、山の中からイノシシも、あいつら な~にやってんだろ~って
こっちを見てるらしいです。
わさわさと大勢でやってくるだけでもイノシシ対策に貢献できてるかもしれません。
2日目、
いよいよ田植えの始まりです。
減農薬の山田錦を植えますよ!
炭入りシートで育てた今年の苗。
1.根の張りがよく、
2.茎が太く育つので倒れにくく、
3.アミノ酸吸収力が強くなる、
んだそうです。
こんなに引っ張ってもだいじょーぶ!
田植えを待つ田んぼ。
これで1反。
←この「ころころ」で
予め目印を付けてある田んぼ。
+ になっている所に
2~3本ずつの苗を植えていきます。→
おたまじゃくしがいっぱいいました。
みんな一生懸命すぎて
誰もこっちを見てくれない、、、、
それぞれ苗の束を手に持って
2~3本ずつ植えながら
みんなそろって前進。
かと思ってたら
てんでばらばらに動き出してる
サカツ組!!!
手持ちの苗が無くなったら
こうして畦道からぽーんと投げてもらって
あとは黙々と作業続行。
先頭を切っているのが牧野社長! 社員は後に続きます。
努力のあとが手に取るように分かりますねー
この苗は9月末から10月始めには刈り取られる
そうです。
次回稲刈にも乞うご期待!
無事に植え終わった田んぼをバックに
記念撮影。
作業を済ませ
数馬酒造様へ移動。
中庭でいつものお弁当をいただきました。
テーブルになっているのは昔のタンクの蓋。
天気はいいし、お弁当はおいしい!
最高のランチタイムでした。
ごはんもおかずも梅干も
みーんなおいしいお弁当!
写真を撮るの忘れてて
唐揚げひとつ食べちゃったので
ちょっと隙間ができてしまいました。
食後の運動に港までお散歩をして、
数馬酒造様の蔵へ入るとなんだか見慣れないものが?!
このヒラヒラはなに??
事務所の窓にツバメが巣を作っていました!
ツバメが巣を作る家は縁起がいいって言いますよね、
ツバメにも認められた繁盛間違いなしの数馬酒造様です。
とは言っても
蔵に入ってこられちゃ困るので
ツバメ除けのヒラヒラが吊るされ
ているんです。
今回の参加者14名のうち9名が初参加。
数馬社長の説明を熱心に伺います。
今は静かな蔵ですが
実際に稼動している姿は2月の酒作り報告書を
見てみてね。
いつ見ても
キチンと揃って前を向いている竹葉
のお酒。
本当に
大事に大事に扱われてるんです。
作業にはもちろんまじめに取り組みます。
でも、楽しめる時には100%楽しんでます。
力強いうぐいすの鳴き声を聞きながら
田んぼの中に入って苗を植え、
育った稲を自分で刈り、
時にはジャングル化した元耕作地と戦って、
そうして出来たお米に麹をつけて酒を醸す。
自分が関わって出来上がったお酒は格別です。
数馬社長・裏社長の酒・米作りへの思いも
直接聞けば感慨はひとしおです。
何よりも
この青空を見てください!
お客様へお届けしている「竹葉」には
こんな背景があることを
1人でもたくさんの社員に感じてほしいと
思います。