好調が継続、外部との連携でさらなる成長へ

ソラスト
(6197・東証1部)
2016 年 12 月 28 日
好調が継続、外部との連携でさらなる成長へ
アップデートレポート
2Q 累計も増益、通期予想の達成へ向け好調続く
2017 年 3 月期第 2 四半期は売上高が 32,246 百万円と前年同期比
2.9%増にとどまった。しかし、介護・保育事業のセグメント利益率が
(株)フィスコ
佐藤 勝己
6.6%と前年同期比で 2.6 ポイント増加したことが牽引して、営業利益
が 1,759 百万円、前年同期比 11.5%増と 2 桁の増益となった。
2017 年 3 月期通期予想の売上高 66.391 百万円、営業利益 3,600 百万
主要指標 2016/12/20 現在
円を達成するためには、介護事業での M&A を計画通りに進めること、
株
価
年初来高値
年初来安値
1,196 円
さらに、医療関連受託事業での営業利益率を向上させることがポイン
1,306 円
(7/4)
912 円
(8/23)
トとなる。
超高齢社会による需要の拡大と 3 つの成長戦略、
「人材」
「ICT(情報
通信技術)
」
「M&A」により、通期の予想達成も可能であると考えられる。
発行済株式数
29,093,700 株
売 買 単 位
100 株
時 価 総 額
34,796 百万円
予 想 配 当
41.00 円
業管理システムの導入などである。ここでのキーワードは ICT と AI(人
84.90 円
口知能)であり、属人的に行われていた事務処理や業務をシステム化
ICT と AI を活用、戦略的提携も
成長戦略を進め効率性や人件費の削減、モチベーション向上のため
(
会
予 想
社
)
E P S
( ア ナ リ ス ト )
実 績
P B R
3.76 倍
に新たなシステムの導入を進めている。具体的には、採用の IT 化や就
することで効率化を図る。
さらに、今後、外部との連携を含め、計画を進めている。IBM とゼク
ウと同社の連携で「人材採用システム」
、沖電気工業株式会社と同社の
直前のレポート発行日
連携で「患者情報自動登録システム」を、互いの強みを生かして共同
ベーシック
2016/10/26
アップデート
-
業
開発し導入する計画である。これにより、業務の効率化とサービスの
質の向上、さらには新ビジネスの創出も目指している。
売上高
百万円
営業利益
百万円
前期比
%
経常利益
百万円
前期比
%
当期純利益
百万円
前期比
%
EPS
円
動
2016/3
2Q(4-9 月 )
実
績
31,352
-
1,578
-
1,582
-
963
-
34.07
2017/3
2Q(4-9 月 )
実
績
32,246
2.9
1,759
11.5
1,714
8.3
1,111
15.4
39.06
2016/3
通
実
績
63,070
4.8
3,311 26.3
3,308 23.8
サマリー②(ゴシック・10.5 ポイント)
66,391
5.3
3,600
8.7
3,508
6.0
1,993
37.3
70.51
2,313
16.0
79.50
アナリスト予想
65,500
3.9
3,800 14.8
3,700 11.9
2,400 20.4
※サブタイトルの位置は,サマリー①の分量により上下させる。
84.90
アナリスト予想
68,000
95.51
期
会
2017/3
2018/3
通
通
期
期
向
前期比
%
績
社
予
想
(2016 年 8 月発表)
アナリストレポート・プラットフォーム
3.8
4,300
13.2
4,250
14.9
2,700
12.5
1
業
績
 2017 年 3 月期 2Q 累計(4-9)業績
医療関係、
 会社概要
介護・保育関係、
ともに好調
タイトル(3行)
タイトル(3行)
2017 年 3 月期 2Q 累計決算は売上高 32,246 百万円(前年同期比 2.9%増)
、
営業利益 1,759 百万円(前年同期比 11.5%増)、経常利益 1,714 百万円(前
年同期比 8.3%増)、純利益 1,111 百万円(前年同期比 15.4%増)となった。
売上高は 2Q 累計予想の 32,378 百万円を若干下回ったものの、営業利益は介
護・保育事業の大幅な増益とその他事業の利益改善により増加し、予想
1,593 百万円を上回った。
医療関連受託事業の売上高は 25,161 百万円(前年同期比 2.1%増)セグ
医療関連は派遣売
上が牽引
メント利益は 2,292 百万円(前年同期比 2.0%減)となった。新規受託、派
遣売上が好調に推移したが、新規受託立ち上げ費用と社会保険料の上昇、社
員給与や賞与の見直し等による人材投資が増加したことが影響しセグメン
ト利益は減少した。セグメント利益率が 9.1%と前年同期比で 0.4 ポイント
減少したが、依然として 9%台をキープしている。
(出所:同社決算説明会資料より転載)
アナリストレポート・プラットフォーム
2
業
績
介護・保育事業は売上高 6,663 百万円(前年同期比 5.9%増)、セグメン
介護・保育関連は
 会社概要
利用者が増加
ト利益は 438 百万円(前年同期比 75.1%増)となった。M&A 費用が発生した
が収益性が向上し、セグメント利益率は 6.6%と前年同期比で 2.6 ポイント
増加した。介護事業では、訪問介護等の在宅系サービス、グループホーム(認
知症対応型共同生活介護)等施設系サービスの両方で利用者数が増加した。
また、M&A による事業所数の増加も売上高に寄与した。保育事業では園児数
の増加や自治体からの補助金が増収に寄与した。当第 2 四半期連結会計期間
末における事業所数及び施設数は、介護事業 221 事業所(前期末比+2)、保
育事業 13 施設(同±0)となっている。
(出所:同社決算説明会資料より転載)
アナリストレポート・プラットフォーム
3
業
績
その他事業は売上高 421 百万円(前年同期比 1.7%増)
、診療報酬改定に
その他は
 会社概要
損失が大幅縮小
伴うキャリアセンターの図書売り上げの増加が寄与した。セグメント損失は
73 百万円と前年同期の 132 百万円の損失から大幅に縮小した。増収と販売
費及び一般管理費の削減の効果も寄与した。
 業績予想
3 つの成長戦略の
効果と市場状況を
鑑み上昇傾向
超高齢社会に移行したことで、医療と介護の市場は今後も拡大が続くと考
えられる。特に介護市場では人材不足が著しいが、同社では育成機関を設置
していることで、人材確保のしやすさがうかがえる。また、保育においても
待機児童問題に見られるとおり、受け皿となる施設や保育士が不足している
状況が続いており、保育士の積極的な確保によるサービスの充実を進めてい
ることで、園児の増加が期待できる。
2017 年 3 月期通期の業績予想は、売上高 66,391 百万円、営業利益 3,600
百万円である。達成までに必要な売上高は 34,144 百万円、営業利益は 1,840
百万円と、2017 年 3 月期 2Q 累計の業績より高い数値となる。達成のポイン
トは介護事業の M&A と医療関連受託事業の営業利益率の向上であり、この施
策が順調に進捗することが業績達成に向けた鍵となる。
また、2018 年 3 月期以降の業績についても、成長戦略を着実に進めてい
くことで、安定的な成長は当面継続するものと考えられる。
●成長戦略の取り組み
同社では、人材、ICT、M&A の 3 つの成長戦略を掲げている。
無駄を省き
コスト削減
同社は原価のほとんどが人件費であり、現状では売上高に占める人件費の
割合が 83%にもなっている。この原価比率を下げ、生産性を向上させるた
めに、より少ない人員での業務運営や人員配置の最適化を推進している。成
長戦略の内、人材と ICT に関しての取り組みで、効率性向上やモチベーショ
ン向上などの取り組みを AI も活用し行っている。効率性や人件費対策とし
て、2016 年 6 月からデイサービスで身体機能測定の値を可視化するシステ
ムの「ロコモ ヘルパー」
、同 8 月から訪問介護で報告書などの入力を迅速
化するための「電子パッド」を導入した。また、モチベーション向上や定着
率の改善のために 2016 年 4 月に「給与改善」、同年 6 月から「コミュニケー
ションカード」
「社員専用サイト」を導入した。
今後も、就業管理システムの新たな導入、診療報酬のチェックを行えるシ
ステム「べてらん君」の徹底活用や「初診受付システム」などの導入などを
行っていく予定である。
アナリストレポート・プラットフォーム
4
業
績
「ロコモ」とは「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」の略で、
 会社概要
体を動かすときに働く運動器(骨、筋肉、関節、神経等)の健康が損なわれ、
要介護や要介護リスクが高まった状態のことである。
人材戦略と ICT 戦略の取り組み
(出所:同社決算説明会資料より転載)
人材戦略と ICT 戦略の結果、離職率の低下と販管費、販管費比率の低下が
みてとれる。また、M&A に関しては 2017 年 3 月期第 2 四半期、においても
増収の結果が出ている。
医療関連受託事業における離職率の推移
(出所:同社決算説明会資料より転載)
アナリストレポート・プラットフォーム
5
業
績
販管費、販管費率の推移
 会社概要
(出所:会社資料より作成)
短時間かつ効率的に事業拡大を行うために介護事業において M&A を採用
事業拡大のために
している。M&A に関しては、2016 年 4 月にはグループホームで、同 7 月には
介護事業での
M&A を採用
デイサービスで事業譲受が完了している。今後も介護事業で計画を進める。
同社では M&A の当事者が、お互いに Win-Win の状態で相乗効果が発揮でき
るようにしたいと考えている。例えば子会社化した場合であっても、同社の
社風やシステムを即座に導入するのではなく、両者のオペレーションの方法
やシステムを十分に理解したうえで、良いところをお互いが吸収できるよう
に徐々に統合していく方法を採用している。
地域に関しては東京、名古屋、大阪を中心、業種に関しては在宅介護を中
心に進めているが、その他の地域や業種(グループホームやデイサービス等)
にも対応していく考えでいる。
アナリストレポート・プラットフォーム
6
業
績
M&A の実績
 会社概要
(出所:同社決算説明会資料より転載)
アナリストレポート・プラットフォーム
7
特
記
事
項
 会社概要
戦略的提携で
ICT と AI を
積極活用
 戦略的提携でサービスの品質向上と効率化を図る
人材採用システムの導入
同社、日本アイ・ビー・エム(株)(IBM)、(株)ゼクウ(ゼクウ)が提携し
人材採用システムを構築し導入することとなった。ゼクウの「採用管理シス
テム『RPM』
」を採用し、人材募集から面接予約まで採用に関する一連の業務
を一括管理し、効率化と迅速化を図る。また、IBM の「適性診断システム『IBM
Kenexa(ケネクサ) 職業的パーソナリティー調査』」と「分析システム
『Behavior Based Customer Insight (BBCI)』
」を連携させ、客観的かつ迅
速な採用判断と、採用者の適材・適所を実現する。
分析を継続することで、離職率の低減につなげ、人材の質を担保しサービ
スの向上を目指す。
医療事務関連分野での業務提携
同社と沖電気工業(株)(OKI)が医療事務関連分野で業務提携した。同社
の医療事務関連のノウハウと OKI の ICT システムインテグレーション(SI)
及び運営サポート力を活かし「患者情報自動登録システム」を共同で開発し
導入する。病院における患者へのサービス向上、受付業務の効率化など、問
題解決やサービス品質の強化、さらに新ビジネス創出を目指す。
 第 2 四半期業績好調で配当金を予想通りの 20 円で決定
業績好調で
株主還元予定通り
同社は連結配当性向 50%を目安に配当方針を掲げている。2017 年 3 月期
の業績予想をもとに、1 株当たり配当金合計額を通年で 41 円、第 2 四半期
では 20 円と予想している。
2017 年 3 月期第 2 四半期の業績が予想通り好調であることで、2016 年 11
月 10 日に開催の取締役会にて 2016 年 9 月 30 日を基準日とする剰余金の配
当を予想通りの 1 株当たり 20 円と決定した。
アナリストレポート・プラットフォーム
8
(出所)㈱QUICK
上記チャート図の一部又は全部を、方法の如何を問わず、また、有償・無償に関わらず第三者に配布してはいけません。
上記チャート図に過誤等がある場合でも㈱QUICK 社及び東京証券取引所は一切責任を負いません。
上記チャート図の複製、改変、第三者への再配布を一切行ってはいけません。
2014/3
株 価 推 移
2015/3
2016/3
2017/3 予
(アナリスト)
株価(年間高値)
円
2016/6 上場
2016/6 上場
2016/6 上場
-
株価(年間安値)
円
2016/6 上場
2016/6 上場
2016/6 上場
-
月間平均出来高
千株
2016/6 上場
2016/6 上場
2016/6 上場
-
売
上
高
百万円
58,423
60,181
63,070
65,500
営
業
利
益
百万円
2,582
2,622
3,311
3,800
経
常
利
益
百万円
2,607
2,673
3,308
3,700
百万円
2,394
1,451
1,993
2,400
業 績 推 移
当 期 純 利 益
E
P
S
円
84.71
51.35
70.51
84.90
R
O
E
%
28.6
16.5
23.4
-
流動資産合計
百万円
15,214
15,961
14,339
-
固定資産合計
百万円
6,496
8,798
8,201
-
資
百万円
21,710
24,759
22,541
-
産
合
計
貸借対照表
流動負債合計
百万円
8,097
9,787
8,785
-
主 要 項 目
固定負債合計
百万円
4,565
6,388
5,279
-
負
百万円
12,663
16,175
14,065
-
株主資本合計
百万円
9,095
8,594
8,588
-
純 資 産 合 計
百万円
9,047
8,584
8,475
-
営業活動による CF
百万円
1,599
2,175
1,959
-
投資活動による CF
百万円
2,774
-2,730
-224
-
財務活動による CF
百万円
-3,674
356
-3,511
-
現金及び現金同等
物の期末残高
百万円
7,806
7,608
5,831
-
キャッシュフ
ロー計算書
主 要 項 目
債
合
計
アナリストレポート・プラットフォーム
9
リ
事
関
ス
ク
す
業
る リ
 会社概要
分
析
に
ス ク
 人材の確保育成
厚生労働省及び各自治体条例の規定の人員基準、設備基準に則った人員と
施設の確保を計画的に行っているが、計画通りに遂行できなかった場合には
グループの財政状態及び経営成績に影響がある可能性がある。
 個人情報について
万が一個人情報の漏えいがあった場合、グループの財政状態及び経営成績
に影響がある可能性がある。
 顧客の安全管理・健康管理・事故対策
高齢者の転倒や誤嚥、給食設備を完備している施設での食中毒など、事故
やトラブルが発生した際に営業停止などの処置を受ける可能性があり、顧客
が他社へ流れるなどの可能性がある。その場合グループの財政状態及び経営
成績に影響がある可能性がある。
また、地域の顧客や自治体をはじめとした関係各機関等との信頼関係で成
り立っている事業であるため、業績が改善されない事業所があったとしても、
集積性の観点だけでただちに撤退することが困難な場合がある。
 長期賃貸借契約
介護・保育事業における事業所・保育所の開設にあたり、土地及び建物の
設備投資が必要である。各施設は賃借を基本としており一定期間の撤退の契
約が課せられた契約となっている。よって、何らかの原因により撤退を余儀
なくされた場合には途中解約の違約金等の支払いが発生する。その場合グル
ープの業績に影響を与える可能性がある。
また、土地及び建物の所有者が破たん等の状況に陥り、継続使用や債権の
回収が困難になった場合、グループの業績に影響を与える可能性がある。
 M&A
M&A 時に行った詳細なデューデリジェンスにおいて発覚しなかった問題が
M&A 等の後に明らかになった場合や市場環境や競合状況の変化及び何らか
の事由により事業展開が計画通りに進まない場合、対象企業の株式価値や譲
受資産の減損処理を行う必要が生じるなど、グループの業績や財務状態に影
響を与える可能性がある。
アナリストレポート・プラットフォーム
10
リ
ス
ク
分
析
 法的規制について
労働者派遣法、介護保険制度、児童福祉法及び東京都の認証保育所制度に
 会社概要
おいて、各事業の許認可の取り消しや法的規制の変更により、グループの財
政状態及び経営成績に影響がある可能性がある。
 自然災害や伝染病など
地震や火災等の災害や伝染病の流行や拡大等により、施設の稼働ができな
くなった場合、グループの財政状態及び経営成績に影響がある可能性がある。
 減損会計
グループ各社が保有する土地や建物について、収益性が著しく低下した場
合には減損損失の計上が必要となり、グループの財政状態及び経営成績に影
響がある可能性がある。
 風評等の影響について
何らかの理由により、評判が損なわれた場合または、好ましくない風評が
たった場合に、グループの業績及び人材採用等に影響を及ぼす可能性がある。
 関連会社との関係
カーライル・グループが運営するシージェイピー・エヌ・シー・ホールデ
ィングス・エル・ピーから出資比率にして 15.2%(2016 年 3 月期の有価証
券報告書提出日現在)の出資を受け、取締役を 1 名受け入れている。
大東建託(株)から議決権比率ベースでの出資比率で 37.5%の出資を受け入
れており、社外取締役 1 名を招聘している。また、大東建託(株)が建築する
高齢者住宅・介護施設等での協業など業務提携契約を提携している。
これらの関係会社の経営方針や事業戦戦略の変更、グループの経営方針や事
業展開等の見直しなどで、関係会社の保有する株式の変更や取締役の変更な
どが発生した場合、株式の流動性及び株価形成、並びに意思決定において、
グループの業績等に影響がある可能性がある。
アナリストレポート・プラットフォーム
11
リ
ス
ク
分
業
界
業 会社概要
関
す る界 リ

関 す る リ
析
に
ス に
ク
ス ク
 医療関連
2 年に 1 度実施される診療報酬の改定や、現在進行中の医療制度改革により
経営に影響を受けることがある。また、アウトソーシングや業務の IT 化に
より、業務受託機会、受託内容に影響を及ぼす可能性がある。高度な専門知
識が必要なので、参入障壁が高いと認識しているが、これらに対応できる事
業者が現れた場合、グループの財政状態及び経営成績に影響がある可能性が
ある。
 介護
市場は拡大しているものの参入障壁が低い産業であるため、他産業からの
参入も考えられ、新規参入が増大する可能性がある。その結果、競争激化に
なった場合にグループの財政状態及び経営成績に影響がある可能性がある。
 保育
(株)による参入も増えており、既存保育所、新規参入の保育所など、保育
所での児童の獲得競争が激化する可能性がある。その場合、保育事業の業績
が影響を受けグループの財政状態及び経営成績に影響がある可能性がある。
 介護・保育事業の施設
好立地に物件を確保できない場合や事業環境の変化及び経済的要因によ
り開設計画に大幅な乖離が生じた場合に、グループの財政状態及び経営成績
に影響がある可能性がある。
 社会保険制度への対応
2016 年 10 月から適用が予定されている社会保険制度によるコスト増の影響
が吸収できなかった場合に、グループの財政状態及び経営成績に影響がある
可能性がある。
アナリストレポート・プラットフォーム
12
デ ィ ス ク レ ー マ ー
1.本レポートは、株式会社東京証券取引所(以下「東証」といいます。
)が実施する「アナリストレポー
ト・プラットフォーム」を利用して作成されたものであり、東証が作成したものではありません。
 会社概要
2.本レポートは、本レポートの対象となる企業が、その作成費用を支払うことを約束することにより作
成されたものであり、その作成費用は、当該企業が東証に支払った金額すべてが、東証から株式会社フ
ィスコ(以下「レポート作成会社」といいます。
)に支払われています。
3.本レポートは、東証によるレビューや承認を受けておりません(ただし、東証が文面上から明らかに
誤りがある場合や適当でない場合にレポート作成会社に対して指摘を行うことを妨げるものではありま
せん)
。
4.レポート作成会社及び担当アナリストには、この資料に記載された企業との間に本レポートに表示さ
れる重大な利益相反以外の重大な利益相反の関係はありません。
5.本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的として作成されたもので、有価証券の
取引及びその他の取引の勧誘又は誘引を目的とするものではありません。有価証券の取引には、相場変
動その他の要因により、損失が生じるおそれがあります。また、本レポートの対象となる企業は、投資
の知識・経験、財産の状況及び投資目的が異なるすべての投資者の方々に、投資対象として、一律に適
合するとは限りません。銘柄の選択、投資判断の最終決定は、投資者ご自身の判断でなされるようにお
願いいたします。
6.本レポート作成にあたり、レポート作成会社は本レポートの対象となる企業との面会等を通じて、当
該企業より情報提供を受けておりますが、本レポートに含まれる仮説や結論は当該企業によるものでは
なく、レポート作成会社の分析及び評価によるものです。また、本レポートの内容はすべて作成時点の
ものであり、今後予告なく変更されることがあります。
7.本レポートは、レポート作成会社が信頼できると判断した情報に基づき記載されていますが、東証及
びレポート作成会社は、本レポートの記載内容が真実かつ正確であり、そのうちに重要な事項の記載が
欠けていないことやこの資料に記載された企業の発行する有価証券の価値を保証又は承認するものでは
ありません。本レポート及び本レポートに含まれる情報は、いかなる目的で使用される場合におきまし
ても、投資者の判断と責任において使用されるべきものであり、本レポート及び本レポートに含まれる
情報の使用による結果について、東証及びレポート作成会社は何ら責任を負うものではありません。
8.本レポートの著作権は、レポート作成会社に帰属しますが、レポート作成会社は、本レポートの著作
権を東証に独占的に利用許諾しております。そのため本レポートの情報について、東証の承諾を得ずに
複製、販売、使用、公表及び配布を行うことは法律で禁じられています。
<指標の説明について>
本レポートに記載の指標に関する説明は、東京証券取引所ウェブサイトに掲載されております。
参照 URL ⇒ http://www.jpx.co.jp/listing/ir-clips/analyst-report/02.html
アナリストレポート・プラットフォーム
13