着任のご挨拶 校 長 がっ 合 ぽ 浦 ひで 英 のり 則 12月25日に夕張高校に着任いたしました、合浦英則と申します。ここ夕 張の地で、夕張ならではの特色と魅力ある学校づくりができるものと嬉しく思 っております。 さて、10月30日に本校創立80周年記念式典が執り行われましたが、そ の資料を拝見して思うことは、「研鑽」「自主」「礼儀」の校訓のもと、15,726 人の卒業生が繋いできた歴史と伝統、その重さ、そして閉校した七つの高校の 同窓生を含む地域の方々の本校への熱い思いと期待の大きさです。さらに生徒 代表の生徒会長の佐藤舞奈香さんのあいさつの中の「高校は私たちのためにだ けあるのではなく、地域のものでもある。」という言葉に、私は校長としての 責任の重さに改めて身が引き締まる思いです。私自身、過疎化に直面した小さ な町で生まれ育ち、地域にとって高校という存在がいかに大きいものであるか を身にしみて理解しているからでもあります。 価値観が多様化し、進歩と変化が激しい時代にあって、「地域の子どもは地 域で育てる」という当たり前のことが実は大変難しい時代です。だからこそ家 庭、地域、学校がより深く連携していく必要がありますが、この夕張にはその 土壌は十分あるものと感じています。 「小さな学校」であるがゆえの弱点や限界はあるかもしれません。しかし、 「小さな学校」だからこそできる教育活動があります。生徒の顔が見える学校 として、生徒一人ひとりに合った教育を行うこと。地域とのつながりの中で体 験的な活動が十分できること。まだまだ多くの可能性があるものと確信してい ます。 校歌にあるように夕張高校が「わが人生の牧場」となるように、教職員一丸 となって取り組んで参ります。 今後も、変わらないご理解とご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
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