2016 年 12 月 27 日 関係各位 <東海テレビ かわら版> 平成 28 年度(第 71 回)文化庁芸術祭 テレビ・ドキュメンタリー部門で大賞受賞! 東海テレビ制作のドキュメンタリー 人生フルーツ ある建築家と雑木林のものがたり 中央審査で 初のグランプリ獲得! 文化庁は27日、平成28年度の芸術祭賞を発表。東海テレビ制作のドキュメンタリ ー『人生フルーツ ある建築家と雑木林のものがたり』(平成28年3月20日放送)がテ レビ・ドキュメンタリー部門の大賞に選ばれました。 東海テレビの芸術祭賞受賞は、ドキュメンタリー『死刑弁護人』(平成23年度テレビ・ ドキュメンタリー部門・優秀賞)以来5年ぶり、大賞受賞はドキュメンタリー『昭和49年春 大澤村』(昭和49年度テレビドキュメンタリーの部)以来42年ぶりとなります。 文化庁芸術祭は、広く一般に優れた芸術作品を鑑賞する機会を提供するとともに、 芸術の創造と発展を図り、文化の向上と振興に資することを目的とし、昭和21年から 毎年実施されています。 今年はテレビ・ドキュメンタリー部門に37作品が参加、「高い独創性や企画性など」 を基準に審査が行われ、大賞1作品と、優秀賞3作品が選ばれました。(テレビ・ドラマ 部門は15作品が参加、大賞1作品と優秀賞3作品が選ばれました。) 今回、大賞に選ばれたことについて、制作を担当した伏原健之ディレクターは「こつ こつ、ゆっくりと取材を続けたことが評価され、スタッフ一同、大変喜んでいます。取材 相手に恵まれ、スタッフに恵まれ、視聴者に愛された、幸せな番組だと思っています」 とコメントしています。 1 *** 『人生フルーツ ある建築家と雑木林のものがたり』 ◆放送日時 平成28年3月20日(日)16:00~17:25 ◆スタッフ プロデューサー:阿武野勝彦(東海テレビ) ディレクター :伏原健之(東海テレビ) ナレーション :樹木希林 ◆内容 90歳の建築家、津端修一さん(元広島大学教授、元日本住宅公団)と、87歳の妻、 英子さんは、愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンに暮らしている。 津端さんは、戦後最大の都市計画ともいわれた「高蔵寺ニュータウン」の基本設計を した人物で、建築家の丹下健三やアントニン・レーモンドに師事した後、日本住宅公 団の創設期の中心メンバーとして、激動の戦後日本の“住宅”、“団地”、“ニュータウ ン”を作り続けてきた。 津端夫妻は自ら設計をした高蔵寺に、完成当時から住み続けていて、約50年が経 過した。その自宅では、50年前に植えた小さな苗木が、今では鬱蒼とした雑木林に成 長し、枯葉をまいて土を耕し続けた畑では、年間を通じて約100種類もの野菜や果実 が育っている。妻の英子さんは、外食はせず、コンビニで買い物はしない主義。畑で 収穫した作物を使って、夫のために自慢の手料理を丁寧に作る日々を送る。英子さん は言う、「食は命」と。 ふたりが暮らす家は、尊敬するアントニン・レーモンドの自邸を模した、30畳一間、平 屋建ての杉の丸太小屋。食事も仕事も睡眠も、ワンルームで過ごす機能的で快適な 生活である。ふたりの暮らしぶりは、まるで現代の桃源郷のよう。 90歳と87歳、津端夫妻のモットーは「年を重ねるごとに美しくなる人生」。 番組のナレーションは、女優の樹木希林。70歳を超えても輝き続ける女性の代表格 で、自らの人生の終末について、その発言が常に注目を集めている。 この番組は、建築家、津端修一さんと、妻の英子さん、ふたりの暮らしを追った“人生 のものがたり”である。 <(注)番組に出演されている方の年齢などは全て放送当日のものです> 2 ◆備考 ・「人生フルーツ ある建築家と雑木林のものがたり」 受賞歴 平成28年度(第71回) 文化庁芸術祭 テレビ・ドキュメンタリー部門 大賞 第12回 日本放送文化大賞 テレビ部門 グランプリ 第42回 放送文化基金賞 テレビエンターテインメント番組部門 最優秀賞 第53回ギャラクシー賞 テレビ部門 選奨 平成28年 日本民間放送連盟賞 テレビ教養番組部門 優秀賞 2016 年 地方の時代映像祭 放送局部門 選奨 ・本作品の劇場版は、東海テレビドキュメンタリー劇場・第10弾として、 来年1月2日(月)から東京のポレポレ東中野で上映を開始する事も決定しました。 〈上映スケジュール〉 1月9日(月)~ 名古屋シネマテーク 1月 14 日(土)~ 大阪・第七藝術劇場 2月4日(土)~ ミッドランドシネマ名古屋空港 以上 3
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