配合飼料価格改定のご案内 平成29年1~3月期

平成28年12月28日
お得意様各位
兼松アグリテック株式会社
拝啓
貴社益々ご繁栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
配合飼料販売価格のご案内 平成29年1-3月期の配合飼料価格に付きまして以下の海外穀物原料情勢及び外国為替、
海上運賃等により値上げさせて戴く事になりましたので、ご案内申し上げます。
尚、改定幅は畜種別で異なりますので、別紙を参照願います。
穀物情勢
とうもろこしのシカゴ定期は、9月に入り米国産の過去最高水準の豊作見込みにより
330セント台で推移していたが、収穫時の降雨などにより収穫作業の遅れなどから上昇した。
その後、11月の米国農務省需給見通しで、単収が上方修正され史上最高の生産量が確定
的になった。しかしながら輸出需要が好調なことから底堅い展開となり、現在は340
セント台となっている。
副原料情勢
大豆粕のシカゴ定期は、9月に340ドル前後で推移していたが、とうもろこし同様、
米国産大豆も豊作見込みにより軟調な展開となり、330ドル前後となった。
しかしながら輸出需要が好調なことから底堅い展開となり現在は340ドル台で推移している。
国内大豆粕価格は、為替の大幅な円安の影響で値上がりが見込まれている。
海上運賃
米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は、9月には33ドル前後で推移
していたが、中国向けなどの輸送需要が好調である事、さらに北米産の新穀輸送需要
が本格化した事などから上昇しており、現在は40ドル前後となっている。
外国為替
為替相場は、9月上旬には103円前後で推移していたが、米国の利上げが見送られた
ことなどから101円まで円高が進行した。その後、米国経済指標の改善を受け12月の
利上げ観測の高まりから円安となり、12月の米国大統領選でトランプ候補が勝利し、
インフラ投資や大型減税などの経済政策に対する期待感からさらに円安が進み現在は
113円台となっている。
今後とも品質の向上、生産の合理化に努力し、安全かつ安心な製品の供給に努力する
所存ですので、一層のお引き立てを賜ります様お願い申し上げます。
敬具
記
実施日
平成29年1月1日より