平成 28 年 12 月 29 日 各 位 会 社 名 三谷セキサン株式会社 代表者名 代表取締役社長 (コード番号 5273 問合せ先 取締役管理本部長 三谷 進治 東証第一部) 阿部 亨 (電話番号 0776-20-3333) 施工報告書の調査完了についてのご報告 当社は、過去5年間の報告書が保存されている全ての物件7,854件について、厳格な基準 で社内調査を行いました。その結果、全ての物件で施工は適切に行われ、安全性に問題が 無く、施工不良は一つも存在しないことを確認いたしました。 データの取扱方法の不備によるデータの流用が判明した物件数は91件でしたが、国土交 通省が示した検証方法により、全物件において安全性に問題がないことを確認いたしてお ります。データ流用があったものと認められる物件については、元請様及びご所有者様、 そして、国土交通省様に安全性の検証結果と合わせてご報告いたしております。 関係者の皆様には、ご心配をおかけいたしましたことを心よりお詫び申し上げますが、 当社の過去5年間の物件につきましては、報告書が保存されている全ての物件の検証を終 了し、施工不良は一つもなく、安全性の検証がなされていることを重ねてご報告申し上げ ます。 弊社は、データ流用の原因である電流計用紙の破損・紛失、紙切れ、印字用インク切れ などのデータの取扱方法の不備がデータの流用につながった点を真摯に反省し、下記のと おり、二重、三重の再発防止策を実行致しております。また今後とも再発防止策の徹底を 継続し、施工管理の強化と品質管理の向上に一層注力してまいる所存です。 ・再発防止策 施工管理強化と品質管理向上への対応として、各団体から出された管理要領等に準拠し て、施工データのチェック体制を構築し、運用しております。 具体的には、下記を実行しております。 ① 施工データの取得ミス(紙切れやインク切れ)を防止するため、従来のアナログ式 の電流計に代えて、全現場においてデジタル式の施工管理装置(以下 ジオマスター) で施工データを記録しております。 ② 施工データの紛失を防止するため、ジオマスター本体のHDDに加えて、外付けの USBメモリ及びWi-Fiを利用した社内サーバーへの即時転送と、バックアップの三 重化を行っております。 ② 工事が適正に施工されているかを確認するため、社内サーバーへ即時転送した施工 データを、施工品質管理の強化を目的として立ち上げた施工品質管理部が、データ不 備の有無も含めて、監査しております。 なお、弊社の平成29年3月期の業績見通しにつきましては、現時点で平成28年8月9日 に公表いたしました業績予想から変更はありません。 以 上
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