1/4 構 造 シリコンモノリシック集積回路 製 品 名 バイポーラステッピングモータドライバ 形 名 BD6380EFV 特 長 ・PWM 定電流制御可能Hブリッジ型ドライバ2回路内蔵 ・パワーセーブ機能 ・リファレンス電圧出力 ・低 ON 抵抗 DMOS 出力 ○絶対最大定格 (Ta=25℃) 項目 電源電圧 モータ電源電圧 記号 VCC VM 定格 単位 -0.2~+7.0 V -0.2~+15.0 V 1.1※1 W 許容損失 Pd 4.0※2 W 制御入力電圧 VIN -0.2~(VCC +0.3) V RNF 最大印加電圧 VRNF 0.5 V 出力電流 IOUT 0.8※3 A/相 動作温度範囲 Topr -25~+75 ℃ 保存温度範囲 Tstg -55~+150 ℃ 接合部温度 Tjmax 150 ℃ ※1 70mm×70mm×1.6mm ガラスエポキシ基板実装。Ta=25℃以上で使用する場合は、1℃につき 8.8mW を減じる。 ※2 4 層専用基板実装。Ta=25℃以上で使用する場合は、1℃につき 32.0mW を減じる。 ※3 Pd 及び ASO を越えないこと。 ○動作条件(Ta=-25~+75℃) 項目 記号 電源電圧 VCC モータ電源電圧 VM 制御入力電圧 VIN 出力電流(連続) IOUT ※4 Pd 及び ASO を越えないこと。 最小 2.5 4.0 0 - 標準 3.3 6.0 0.3 耐放射線設計はしておりません。 REV. A 最大 5.5 13.5 VCC 0.5※4 単位 V V V A/相 2/4 ○ 電気的特性 (特に指定のない限り、Ta=25℃、VCC=3.3V、VM=6.0V) 項目 最小 規格値 標準 最大 ICCST ICC IVMST IVM - 0 1.6 0 0.08 10 3.0 10 0.50 μA mA μA mA PS=L PS=H, VLIMX=0.5V PS=L PS=H, VLIMX=0.5V VINH VINL IINH IINL 2.0 0 15 -10 30 0 3.3 0.8 60 - V V μA μA VIN =3V VIN =0V RON - 1.2 1.5 Ω ILEAK - - 10 μA IRNF -40 -2.0 -2.0 0 -10 0.3 0.97 -20 -0.1 -0.1 0.7 1.00 0.5 10 1.2 1.03 μA μA μA V mV μs V 記号 全体 VCC スタンバイ時回路電流 VCC 回路電流 VM スタンバイ時回路電流 VM 回路電流 制御入力(PS, IN1A, IN1B, IN2A, IN2B) H レベル入力電圧 L レベル入力電圧 H レベル入力電流 L レベル入力電流 出力 出力オン抵抗 出力リーク 電流制御部 RNFX 流入電流 SENSEX 流入電流 VLIMX 流入電流 VLIMX 入力電圧範囲 コンパレータオフセット電圧 ノイズキャンセル時間 VREF 出力電圧 ISENSE IVLIM VVLIM VOFS tn VVREF 単位 ○ 入出力論理表 入力 出力 IN1A IN1B OUT1A OUT1B PS IN2A IN2B OUT2A OUT2B L X X OPEN OPEN 全回路スタンバイ H L L OPEN OPEN 待機 H H L H L 正転 H L H L H 逆転 H H H L L ブレーキ X: H or L REV. A 条件 IOUT =±0.3A、上下合計 VM=6V 時 RNFX=0V SENSEX=0V VLIMX=0V R=39kΩ, C=1000pF IVREF=0~1mA 3/4 ○外形寸法図・標印図 品番 BD6380 Lot No. HTSSOP-B24 (単位:mm) ○ブロック図 ○端子番号・端子名 VCC 24 VREF VREF 23 Current Limit Comp. VLIM1 3 9 VM1 10 OUT1A Predriver 11 OUT1B 12 RNF1 CR1 5 CR Timer 4 SENSE1 PS 2 UVLO IN1A 6 IN1B 7 IN2A 19 IN2B 18 CR2 20 Logic 端子番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 端 子 名 GND PS VLIM1 SENSE1 CR1 IN1A IN1B NC VM1 OUT1A OUT1B RNF1 端子番号 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 TSD NC : Non Connection OCP 16 VM2 CR Timer 15 OUT2A Predriver 14 OUT2B 13 RNF2 VLIM2 22 Current Limit Comp. 21 SENSE2 1 GND REV. A 端 子 名 RNF2 OUT2B OUT2A VM2 NC IN2B IN2A CR2 SENSE2 VLIM2 VREF VCC 4/4 ○使用上の注意点 (1) 絶対最大定格について 印加電圧及び動作温度範囲などの絶対最大定格を超えた場合、破壊の可能性があります。破壊した場合、ショ ートモードもしくはオープンモードなど、特定できませんので絶対最大定格を超えるような特殊モードが想 定される場合、ヒューズなど、物理的な安全対策を施すようお願い致します。 (2) 電源ラインについて モータの逆起電力により回生した電流の戻りが生じるため、回生電流の経路として電源-GND 間にコンデン サを入れるなどの対策をし、容量値は電解コンデンサには低温での容量ぬけが起こることなど諸特性に問題 のないことを十分にご確認のうえ、決定してください。なお、接続されている電源が十分な電流吸収能力を持 たない場合、回生電流によって電源ラインの電圧が上昇し、本製品及びその周辺回路を含め、絶対最大定格を 超える恐れがありますので、電圧クランプ用のダイオードを電源-GND 間に入れる等、物理的な安全対策を施 すようお願い致します。 (3) GND 電位について GND 端子の電位はいかなる動作状態においても、最低電位になるようにしてください。 (4) 熱設計について 実際の使用状態での許容損失(Pd)を考え、十分マージンを持った熱設計を行ってください。本製品は、パッケ ージの裏側にフレームを露出させておりますが、この部分に放熱処理を施し放熱効率を上げて使用すること を想定しておりますのでご注意ください。基板表面だけでなく基板裏面にも放熱パターンをできるだけ広く とってご使用ください。 (5) 強電界中での動作について 強電界中のご使用では、誤動作をする可能性がありますのでご注意ください。 (6) ASO 本 IC を使用する際には、出力 Tr が絶対最大定格及び ASO を超えないように設定してください。 (7) 熱遮断回路 本 IC は熱遮断回路(TSD 回路)を内蔵しています。チップ温度が Tjmax=150℃を超え、さらに温度上昇します とモータへのコイル出力をオープン状態にします。熱遮断回路は、あくまでも Tjmax=150℃を超えた異常状 態下での熱的暴走から IC を遮断する事を目的とした回路であり、セットの保護及び保障を目的とはしており ません。よって、この回路の機能を利用したセットの保護設計はしないでください。 (8) アース配線パターンについて 小信号 GND と大電流 GND がある場合、大電流 GND パターンと小信号 GND パターンは分離し、パターン配 線の抵抗分と大電流による電圧変化が小信号 GND の電圧を変化させないように、セットの基準点で一点ア ースすることを推奨します。外付け部品の GND 配線パターンも変動しないように注意してください。 REV. A Notice ご 注 意 本資料の一部または全部をロームの許可なく、転載・複写することを堅くお断りします。 本資料の記載内容は改良などのため予告なく変更することがあります。 本資料に記載されている内容は製品のご紹介資料です。ご使用にあたりましては、別途仕様書を必ず ご請求のうえ、ご確認ください。 本資料に記載されております応用回路例やその定数などの情報につきましては、本製品の標準的な 動作や使い方を説明するものです。したがいまして、量産設計をされる場合には、外部諸条件を考慮 していただきますようお願いいたします。 本資料に記載されております情報は、正確を期すため慎重に作成したものですが、万が一、当該情報の 誤り・誤植に起因する損害がお客様に生じた場合においても、ロームはその責任を負うものではありません。 本資料に記載されております技術情報は、製品の代表的動作および応用回路例などを示したものであり、 ロームまたは他社の知的財産権その他のあらゆる権利について明示的にも黙示的にも、その実施または 利用を許諾するものではありません。上記技術情報の使用に起因して紛争が発生した場合、ロームは その責任を負うものではありません。 本資料に掲載されております製品は、一般的な電子機器(AV機器、OA機器、通信機器、家電製品、 アミューズメント機器など)への使用を意図しています。 本資料に掲載されております製品は、 「耐放射線設計」はなされておりません。 ロームは常に品質・信頼性の向上に取り組んでおりますが、種々の要因で故障することもあり得ます。 ローム製品が 故障した際、その影 響により人 身事故、火 災 損害 等が起こらないようご使 用機 器での ディレーティング、冗長設計、延焼防止、フェイルセーフ等の安全確保をお願いします。定格を超えた ご使用や使用上の注意書が守られていない場合、いかなる責任もロームは負うものではありません。 極めて高度な信頼性が要求され、その製品の故障や誤動作が直接人命を脅かしあるいは人体に危害を 及ぼすおそれのある機器・装置・システム(医療機器、輸送機器、航空宇宙機、原子力制御、燃料制御、 各種安全装置など)へのご使用を意図して設計・製造されたものではありません。上記特定用途に使用 された場合、いかなる責任もロームは負うものではありません。上記特定用途への使用を検討される際 は、事前にローム営業窓口までご相談願います。 本資料に記載されております製品および技術のうち「外国為替及び外国貿易法」に該当する製品または 技術を輸出する場合、または国外に提供する場合には、同法に基づく許可が必要です。 ローム製品のご検討ありがとうございます。 より詳しい資料やカタログなどご用 意しておりますので、お問合せください。 ROHM Customer Support System http://www.rohm.co.jp/contact/ www.rohm.com © 2011 ROHM Co., Ltd. All rights reserved. R1120A
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