図書館だより 2016 年 11 月号

図書館だより
2016 年 11 月号
図書委員会発行 (1-4、2-3、2-4 担当)
11 月になりました。季節もとうとう冬になり、肌寒くなって
きました。今月はそんな寒さを一層寒くする“ミステリー小説”
を紹介します。暖かくして体調を崩さないよう気をつけてくださ
いね。
図書委員のおすすめ本
『告白』 湊かなえ 著 双葉社
ある中学校の終業式のホームルームで、1 年 B 組の担任、森口悠
子は 37 人の生徒を前に語り出しました。
「私の娘が死にました。
警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありま
せん。このクラスの生徒に殺されたのです」。
事件に関わった関係者たちの告白によって真相が明らかになっ
ていく中、森口は罪を犯して反省しない犯人に対し、想像を絶す
る方法で罰を与えていきます。
著者の湊かなえさんは、川越生にも人気のある作家の一人です。
ドラマ化された『夜行観覧車』では、はらはらどきどきと最後ま
で犯人がわからず、見ている私でも思わず推理を立て、刑事さん
になりきってしまい、どっぷりはまってしまうほどです。
一度読み始めたら止まらない!そんな湊さんの作品を是非読ん
でみてください。
『チーム・バチスタの栄光』 海堂尊 著 宝島社
「失敗のはずがないんだ。」天才外科医・桐生が執刀
する心臓手術中、患者が立て続けに謎の死を遂げる。
しかし、彼は手術は完璧だったと言う。彼の言葉通り
事件なのか、それとも医療事故なのか?
平凡な医師・田口が真相解明に挑まされる、皆さんも
知っているあのドラマ。一度小説で読んでみてはどうで
しょう。
『夢幻花』 東野圭吾 著 PHP研究所
アサガオ、それは誰もが一度は見たことのある花。土壌に
よって、青色や赤色の大きな花を咲かせます。しかし、黄色
のアサガオは見たことがあるでしょうか。この小説は、幻の
黄色いアサガオにまつわる事件が舞台になっています。他の
作品同様、衝撃のラストが待っています。
入り口の前にある展示コーナー
テーマは「未来」です。