最新号 - おいでん・さんそんセンター

今年度は、テーマを「いなかをいなからしく磨き上げる」とし、足助
交流館で開催します。基調講演には、地域で丁寧に暮らすことを大事
にしながらアパレルブランド群言堂を運営し、地域おこしの立役者と
日︵日︶、豊田市駅前のt
して注目の松場登美さんをお迎えします。
●日時:2017年2月5日(日)10:00~17:00(受付開始9:30)
く制度を導入しています。旭、足助、稲武、小原、下山の支
●場所:足助交流館(豊田市足助町蔵ノ前16)
所で働く中山間地在住職員6人を毎回ご紹介します。
●定 員:基調講演200名 くるま座談義(3分科会)各30名
●対 象:どなたでも
●参加費:無料
第 3 回 足助支所
●プログラム:
【第1部】●10:00~開会あいさつ、趣旨説明
日野泰樹さん
●10:10~基調講演『足元の宝を見つめて暮らしを楽しむ』 松場登美さん(石見銀山生活文化研究所代表取締役所長)
(ひの やすき)
●11:30~12:00 会場の皆さんと松葉さんのクロストーク
【第2部】●13:00~15:50くるま座談義
◆分科会①移住・定住専門部会『空き家にあかりを!プロジェクト』
前職は飲食業で、社員食堂や病院給食、学校給食を受託
◆分科会②地域スモールビジネス研究会『女性の新しい働き方が地域
運営する会社で営業をしており、東海 3 県と北陸を飛びま
を変える』
わっていました。5 年前に冷田で行われていた二戸二戸活動
◆分科会③森林部会『森の恵みを受けながら、山里をよみがえらせよ
に参加したことがきっかけで、3 年前から冷田に移住し生活
う!』
●16:00~16:45まとめの全体会
しています。
【第3部】●17:00~意見交換会【交流会】会場:参州楼 参加費:
回いなかとまちの文
今では地域の一員として、冷田フェスタで二戸二戸メン
4000円程度
バーとやきそばやフランクフルトなど出店し、新たな風を
●申込:チラシ裏面申込票に記入してFAX、もしくは次項目をメール
(連絡先は下記参照)①氏名(フリガナ)②第1部、2部、3部のどれ
吹き込んで地域を盛り上げています。また、日々の生活に
に参加希望か③第2部に参加の場合、希望の分科会④電話番号⑤
E-mail⑥住所⑦所属(団体・会社等)
おいて、少子高齢化や過疎化を目の当たりにしていますが、
●主催・問合:おいでん・さんそんセンターTEL.0565-62-0610 その問題を地域に在住している目線から解決したいという
FAX.0565-62-0614 E-mail:[email protected]
思いから、市の職員に応募したので、行動に移し期待に応
えられるように頑張ります!
基調講演講師
松場登美さん
地域アドバイザー、観光
ィール
プロフ
東京都小平市出身。35
歳。妻と子供 1 人。
カリスマ百選、文化審議委員
趣味は、バレーボール、アウトドア。自宅の庭にピザ釜を作っ
立役者としても注目を浴びる。
て休みの日は、ピザとビールでエンジョイライフ。正月は、
「カンブリア宮殿」など
に選ばれるなど、町おこしの
テレビ番組にも出演。
母校は予選敗退したが箱根駅伝観戦に箱根へGOの予定。
センター長の
ミライの
フツーに向かって!
超高齢社会と山村のミライ
12
月 1日 現 在の豊 田 市の人口は、4 2 4 ,4 7 4 人、6
22
5歳以上の人口は93,235人で高齢化率は %に達し
た。超高齢社会である。豊田市人口ビジョンでは、現状の出
生 率で推 移した場 合、2 0 4 0 年には1 3 2 ,6 2 7 人、
32
%にまで上昇すると推計している。そして、高齢者の増加
は、医 療、福 祉 予 算の増 加をもたらすネガティブな要 因と
して社会に歓迎されていない。まもなく仲間入りする自分
としてはどうもシックリこない。
歳︶
に入ったばかり、
74
日本人の平均寿命が、男性80.79歳、女性87.05
∼
65
歳︵2015年︶
に達した今日、高齢者を一括りにして良い
のか。団塊世代は、前期高齢者︵
IT機器も何とかこなせるし腰も曲がっていなければ知恵
も経験も豊富だ。何よりカネも時間も持っている余裕世代
だ。そして、彼らは山村部では圧倒的シェアを占める。子育
てや会社組織に縛られることもなく、自分のしたいこと、地
域に役立つことが存分にできるのである。
過疎、耕作放棄地の増加や獣害、森林の荒廃はじめ課題
満 載の山 村 地 域ではあるが、それは彼 らにやる﹁仕 事﹂が
いっぱいあると言 うことで実に楽しいことのように思えて
くる。
かつてどの国も経 験したことのないこの人口ピラミッド
して3 年 前 から 農 業 をされている徳 八
月
まちなか
平成28年度いなかとまちのくるま座ミーティング
豊田市は、中山間地で暮らしながら市職員として支所で働
ライ、人類のミライも明るいものになる。仲間入りする日が
楽しみがいっぱいマルシェ、ステージ
農 園の田 中 徳さん。そして、6 年 前に旭
FACEシティプラザで﹁第
‐
5
from
待ち遠しいのは私だけだろうか。
マルシェでは、若手農家の野菜、地元の
に移 住 して様 々 な 活 動 をされている株
20
第5 回 い な か と ま ち の 文 化 祭
化祭﹂が開催されました。都市部に暮らす方々に農山村の魅力や文化に触れてもらい、交
食材を使った豚汁や五平餅、手作りの焼
式 会 社 M e- a s yの戸 田 友 介 さ んで
流しようというイベントです。もともとは、持続可能な社会やライフスタイルを目指す
き菓子や加工品などが並びました。森の
す。林さんと田中さんは一昨年の文化祭
﹁農山村へのシフト﹂というシンポジウムが始まりで、2013年からは﹁いなかとまちの
体験ブースでは、木の実や小枝を使った
で出会い、お店で田中さんの野菜を使う
が一番。それは野 菜 だけでなく﹁薪﹂につ
工 作 や クリスマス リ ース 作 り 、丸 太 切
文化祭﹂として実行委員会により豊田市駅前で開催されています。
楽しんでいました。
いても同じ、ということで戸 田さんの木
ようになりました。作り手にとっても買
ステ ー ジでは 郷 土 芸 能の棒の手 、I
の駅 プロジェクトのお 話 もありました。
り、間伐材の表札作り、竹楽器作りなど
ターンの音 楽 家の演 奏や山 里 合 唱 団こ
お客さんに薪を配達する時に、山での暮
い手にとっても、近 くて顔の見 える関 係
だま、岡 崎 森 林 組 合のバンド、S t a r
らしの話をしたり、子どもを一緒に連れ
を体験することができ、子どもも大人も
☆Tの野良着ファッションショー、子ども
た ちのパフォーマンス書 道、橋の下 世 界
音楽祭でおなじみのALKDO、竹楽器
を使ったバリ・ガムランなど様々な演奏
が披露されました。
つ
いなかとまちの文化祭で出会い、
ながった!
また、
シンポジウムのコーナーでは﹁い
なかとまちがつながった!これでいいの
だ﹂と題して、文化祭実行委員長の洲崎
さんをコーディネーターに、3 人のゲス
トのお話を聞きました。足助出身で2年
前に駅前でピッツェリア イルファーロを
開店した林直人さんと、足助にIターン
(左上)洲崎燈子さん(左下)林直人さん(右上)戸田友介さん(右下)田中徳さん
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http://www.oiden-sanson.com
こんにちは!
私があなたの地区の
中山間地在住職員です!
2016.12.28発行
を活かすことができれば山 村のミライも、
ひいては国のミ
農山村の魅力や文化をアピール
12月号
【2月合併号 2016.2.29発行】
【12月号 2016.12.28発行】
センター長
鈴木辰吉
M A C H I N A K A
豊田市 企画政策部 企画課
おいでん・さんそんセンター
MAIL:[email protected]
おいでん・さんそんセンター
検索
〒444-2424 豊田市足助町宮ノ後26-2
(足助支所2階)
TEL:0565-62-0610
(直通)
FAX:0565-62-0614
開所時間:午前8時30分∼午後5時
(土日祝日・年末年始除く)
シェアすることで、みんなで空いてる時 間
薪割りをしたり、Iターンの仲間と配達を
お互いに楽しい。また、﹁地 域の方と一緒に
て行ったり、そういうコミュニケーションが
ういうことから始められると思います。
こ
作っている人と話したり交 流 すること。そ
いるような手作り品に出会うこと、それを
るなら地 域の薪を使 うこと、
ここで売って
価がなされました。
﹁ふるさと旭が大好き﹂あさひ森の健診
日︵日 ︶、旭 地 区 敷 島 会 館におい
今 年の報 告 会の特 色は、小 渡 小 学 校 五 年
月
て﹁あさひ森の健康診断報告会﹂が開催さ
生と敷島小学校六年生が、廃校となった築
と魅力的な、
いなかとまちの共存する市に
れ、小学生を含む 人余の参加者で熱気に
ういった出会いがもっと増えて、豊田がもっ
というのもいいなと思いました。
なっていってほしいなと思います﹂という洲
包まれました。
をうまく活用しながら仕事ができている﹂
もっと魅力的で、持続可能な豊田に
崎さんの言 葉で締めくくられました。︵文
A S A H I
がもっと交 流して、
いなかもまちももっと
流域の中で、
いなかとまちの人や物やお金
出てきました。豊 田 市 内、
ひいては矢 作 川
なって、昨 年から取り組まれている森の健
健康診断﹂を引き継ぎ、地域住民が中心と
年間にわたり調査が行われた﹁矢作川森の
林 ボランティアや研 究 者などが中 心に
ら、未来のために森を健康にしよう。
﹂と締
まとめとして、
﹁ふるさと旭が大 好 きだか
かったこと、間 伐が大 変 だったことなどの
小 学 生の発 表では、森の健 康 状 態 が 悪
健 康 診 断・間 伐 体 験﹂に初 めて取 組み、成
魅 力 的で、持 続 可 能な地 域になるように。
康度調査。山主や地域住民の森づくりへの
めくくりました。子どもたちのメッセージ
月
めには
更 なる
努力が
必 要 。﹂
との評
日︵土︶、萩 野 子 供 歌 舞 伎
周年
え、役 を 演 じる事で
子ども達の成長につ
記 念 事 業 実 行 委 員 会 主 催、萩 野 小 学 校の
ながりま す。教 える
児童
センター萩野で上演されました。
昭和
能 を 通 じて 子 ど も
くふれ合い、伝 統 芸
力 な ど、それぞれ悲 惨 な 育 ちをしながら
農村舞台﹁寶榮座﹂の改修に伴い、﹁萩野子
愛着が育ちます。
年生のみだったのが、児童
年 からは5 、6 年
親 子 二 代に渡って同じ役を演じる子 ど
加されています。
は、現在の 名が 年後には1/3の 名
す。萩野小学校の在学生人口の推移予測で
生 、今 年 か らは 4 ∼ 6 年 生で演 じていま
周年記念事業、 数の減 少により 平 成
全国地芝居サミット とよた等に出演・参
ナルデー、豊田市能楽堂
渡り、萩野小学校学芸会や愛知万博ナショ
の怒 田 沢 歌 舞 伎に出 演して以 来
年 間に
年に小学校区にある怒田沢町の
も、親と共に暮 らすことを望む子 ども達。
ませ、時には涙を流しながらサポートする
その中で何が一番良い支援なのか、頭を悩
達の地 域 に 対 する
地 元の人 達 と 親 し
人による子ども歌舞伎が、ふれあい
発足当時は
萩野小学校子ども歌舞伎の存続を
果発表が行われたことです。
この文化祭もそのきっかけの場として開催
関心を高め、人工林の間伐推進による森の
されていま す。
﹁いなかでもま ちでも 楽 し
めるた
能を高
益的機
林の公
が 、森
旭 地 区の人工 林は、間 伐 先 進 地と 言 える
主 任 研 究 員 から﹁矢 作 川 流 域 全 体の中で
報 告 会では、矢 作 川 研 究 所の洲 崎 燈 子
旨に賛同し協力しています。
に感動しました。︵文/鈴木辰吉︶
く、気持ちよく、仕事をする。そうして楽し
くつながっていけば、その中で物やお 金 も
流れていくと思 うんです﹂と戸 田さん。最
後は、﹁難しいことではなくて、近くででき
られました。居 場 所のない子 どものシェル
ターの運営もされています。ご経験の中か
ら、
いくつかのケースを紹 介していただき
10
供 歌 舞 伎 クラブ﹂が小 学 校に発 足。
この年
ました。性的虐待、ネグレクト、親からの暴
子ども森の健康診断がはじまる
いて﹁ 年生になったらあの役をやりたい﹂ かし、年間
グラフの青 線︶。し
※
世帯の子育て世代の移住者を
と楽しみにするそうです。
準の
受け入れる事ができれば、現在の児童数水
人を安 定 的に維 持できる推 計が出
大きな声でセリフを話し、振り付けを覚
グラフの赤
ています。︵ ※
線︶
。
伝統芸能が存続し、子
ど も 達 が 元 気に歌 舞 伎
を 演 じ る 事 がで き る よ
うに、センターも応 援し
たいと思います。文(/西
た野 菜を買 うこと、薪ストーブを使ってい
・
子どもの人 権 に 関 す る 講 演 会 開 催
月 日︵日︶
、おいでん・さんそんセン
ター次 世 代 育 成 部 会 主 催の講 演 会﹃大 人
の都 合と子 どもの人 権 ∼ 小さくてもひと
りの人間だから∼﹄
を開催しました。
名
講師に豊田市子ども人権擁護委員の間
宮 静 香 弁 護 士 を 迎 えて、
一般 参 加 者
名、中 学 生
人以上の人が集まり
次 世 代 育 成 部 会のスタッフ
小学生も加えると
大人たちの話がありました。
愛された経験のある子どもは、愛のない
状況になると反発して暴れるが、本当は幸
せになりたいと思っている。だから自 分で
ちゃんと戻ってこられる。
でも、愛された経
16
ました。
豊田市には﹁豊田市子ども条例﹂という
12
A S U K E
健全化を目的にしています。センターも趣
あさひ森の健康診断は、矢作川流域で森
80
羽小学校の学校林を活用して
﹁子ども森の
なるように
17
/鈴木明日香︶
12
﹁流 域 内フェアトレード﹂という 言 葉 も
(左上)子どもたちのパフォーマンス書道(左下)足助地区五反田の棒の手(右)出展者と交流の様子
旭 足助
10
条例があります。。間宮弁護士は少年事件
6
になってしまいます︵
10
を主に担 当されていて、
これまで厳しい環
境で育ってきた少年たちと多数関わってこ
30
30
48
11
ももあり、小さい頃から歌舞伎に親しんで
29
2
験がない子どもは、不幸な状況が辛いと思
えない。
こち らの方 がとても 深 刻 だ、とい
う話が印象に残りました。
2部では少人数のグループになり﹁自分
には何ができるか﹂を頭に置 きながら、話
し 合いを し ま した 。誰 かの問 題ではな く
﹁自 分﹂の問 題 として、話 が 進 ん だ よ うで
す 。講 演 が 終 わってか ら
も、参 加 者が間 宮さんを
呼 び 止 める 姿 が た く さ
30
田又紀二︶
このマークがついている記事はおいでん・さんそんセンターが関わっています。
まちなか
んあり、とても貴 重な機
10
14
62
4
敷島小学校の発表
おいでん・さんそんセンター HP より
M A C H I N A K A
会 となり ました 。
︵文/
小黒敦子︶
in
70
14
6
いのはな農園の新鮮な野菜
70 名以上の参加があり、関心の高さがうかがえた
12
http://www.oiden-sanson.com
【12月号 2016.12.28発行】
http://www.oiden-sanson.com
【12月号 2016.12.28発行】