災害時の地域における医療提供体制について

平成 28 年 12 月 20 日開催
平成 28 年度第 2 回
茅ヶ崎市地域医療推進協議会
【資料 3】
災害時の地域における医療提供体制について
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本市における災害時医療提供体制の現状
(1)医療救護体制について記載している計画・マニュアル
・茅ヶ崎市地域防災計画(防災対策課所管)
・茅ヶ崎市災害時医療救護所マニュアル(保健福祉課所管、茅ヶ崎市地域防災計画に規定)
(2)発災時の組織
ア 医療救護対策班(災害対策本部統括調整部内)
【人員体制】
・班長 1 名(保険年金課長)
・班員 4 名(保健福祉課、保険年金課、市立病院)
【主な活動内容】 ・災害状況に応じた医療救護所の選定、開設指示(※意思決定は本部会議)
・医療関係団体への要員派遣要請
・市内医療機関の状況把握
・医療救護本部、医療救護所の活動支援
・県医療救護班の派遣要請
イ 医療救護本部(保健福祉部内)
【人員体制】
・医療救護本部長(保健福祉課長)
・医療救護本部委員(茅ヶ崎医師会長、茅ヶ崎歯科医師会長、
茅ヶ崎寒川薬剤師会長、茅ケ崎保健福祉事務所長)※状況に応じて招集
【主な活動内容】 ・医療救護所の活動を統括、調整
・人員や資機材等が不足した際に医療救護対策班へ依頼
・市医療救護班の編成及び活動支援(県、医療関係団体と連携)
・医療ボランティア等の応援があった場合に、医療救護活動への協力依頼
ウ 医療救護所(保健福祉部内)
【開設場所】
・地域医療センター及び市内 13 中学校(計 14 か所)
【人員体制】
・市医療救護班(保健師班 2 名、保健福祉班 1 名(地域医療センターは 2 名))
・医療関係団体より医師 3 名、歯科医師 3 名、薬剤師 2 名
・災害時保健福祉専門職ボランティア(保健衛生職)他、自治会救護班等と
協力する。
【主な活動内容】 ・医療関係団体、ボランティア等と連携し、応急対策活動を実施
・医療関係団体、広域連携等による協力のもと、後方支援病院による重傷病
者の収容、医薬品等の調達を実施
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(3)発災時の時系列対応
別紙資料「発災時における時系列対応表」参照
(4)締結済みの協定
・災害用応急必要物資の調達に関する協定
協定締結先
所在地
東邦薬品㈱藤沢営業所
藤沢市大鋸 1-15-27
㈱メディセオ藤沢支店
横浜市戸塚区吉田町 180-9
㈱スズケン藤沢支店
藤沢市石川 5-28-2
アルフレッサ㈱藤沢支店
藤沢市藤沢 2-2-34
中北薬品株式会社厚木支店
厚木市長沼 245-6
(5) 【参考】平成 29 年 4 月 1 日の保健所政令市移行により、神奈川県から市に引き継がれる業務
災害医療についても、茅ケ崎保健福祉事務所が担ってきた業務(※)を引き継ぐこととなるため、
指揮命令系統、情報伝達経路等について、現在検討を行っている。
(※)例:寒川町域分を含めた地域災害医療対策会議の実施、神奈川県医療救護本部への支援要請等
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前回の協議会(平成 28 年 8 月 3 日実施)において委員から出た主な意見
・実際にどの程度の体制が組めるのか確認が必要(被害状況、人的資源、医療資源)
・各救護所機能の再確認が必要(地域特性等含む)
・発災時、市内の状況を把握する体制、情報を発信する体制の構築が必要
・災害拠点病院との明確な役割分担の周知
・医療救護本部の医療職等による助言、支援等が必要
・外部協力者との協定(他市では多くが協定を結んでいる)
*救護所のみではなく、災害時すべてにおける協定が必要 ≪例:巡回スタッフ等≫
*協力内容の詳細を決めることが必要(医療補償、費用弁償等含む)
・トリアージ実施可能なスタッフの確保が必要
・協定締結先の検討、打診(病院、物資流通事業者)
*歯科関連の提案あり(歯科衛生士、医薬品等)
*資材の備蓄について、方法や内容に再考の余地あり
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今後の方向性
・本市の災害時医療提供体制の再確認
・本市と協力者との関係の明確化
・さらなる協力者の開拓
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