資料4 - 「新潟米」情報センター

資料4
平成 28 年産の需給調整等に係る取組状況について
平成28年12月
新潟県農業再生協議会
1.取組経過
(1)重点取組事項の取組
需要に応じた生産と水田フル活用による米全体としての所得確保を図るため、
「経
営所得安定対策等のメリット周知」「国の制度を活用した戦略作物等の取組推進・
不作付地の解消に向けた取組」を推進した。
時 期
内
1月21日 〇
容
地域協議会担当者説明会の開催
・産地交付金の地域協議会別配分額等の説明
2月 5日 ○ 経営所得安定対策の加入推進および飼料用米の作付け拡大に向
~29日
けた農業者向けラジオCMの実施(期間25日、全105回放送)
2月13日 ○
2月19日 ○
3月17日 ○
~24日
日本農業新聞への広告の掲載
・新潟県飼料用米多収穫共励会表彰式の広告
飼料用米推進研修会および新潟県飼料用米多収穫共励会表彰式
の開催
農業協同組合との意見交換(6JA)
・非主食用米等の推進について
4月~6月 ○
大規模農家を中心とした未達成者に対する需要に応じた米生産
の推進
○ 共同利用施設を活用した飼料用米等非主食用米の推進
4月28日 ○
新潟県飼料用米多収穫共励会の通知
5月1日~ ○ 経営所得安定対策の加入推進に向けた農業者向けのラジオCM
6月20日
の実施(期間51日、全102回放送)
10月28日 ○
地域農業再生協議会等実務担当者説明会の開催
・水田活用の直接支払交付金(特別交付金)について
随時
○
「新潟米」の需給・販売環境の情報提供
-1-
他
(2)30 年産以降の水田農業に関する検討の実施
30 年産以降の米政策見直しに合わせた需要に応じた米生産に関するワーキングチ
ーム会議を設置し、取組の検討をすすめた。
また、地域別懇談会を実施し、意見交換をすすめた。
時 期
7月
内
7日 ○
容
認定方針作成者への情報提供項目要望アンケートの実施
7月13日 ○
県農業再生協議会ワーキングチーム会議
・地域別懇談会での意見交換内容について
8月10日 ○
~24日
地域協議会との地域別懇談会(9地域)
村上、新発田、新潟、三条、長岡、柏崎、魚沼、上越、佐渡
9月29日 ○
県農業再生協議会ワーキングチーム会議
・地域別懇談会で出された意見のとりまとめ
2.主な取組結果
(1)主食用水稲の作付状況
① 水稲の主食用作付面積は 101,500ha となり、前年産に比べ 900ha 減少した。
② 過剰作付面積は 4,424ha となり 176ha 減少した。
③ 国スキームの県間調整については、本県からは増加の希望はなかった。県域を越
えた方針作成者間調整により、本県の生産数量目標は 6,980t増加した。
<本県の生産数量目標、主食用米生産量等の状況>
生産数量
目
標
①
自主的取組
主食用米
過剰作付
参考値
生産量
(対生産数量目標)
②
③
③-①
28 年産
数量(トン)
522,717
517,164
589,700
66,983
(作況 108)
面積(ha)
97,076
96,048
101,500
4,424
27 年産
数量(トン)
526,820
512,960
539,600
12,780
(作況 97)
面積(ha)
97,800
94,990
102,400
4,600
28 年産-
数量(トン)
▲ 4,103
4,204
51,100
54,203
27 年産
面積(ha)
▲ 724
1,058
▲ 900
▲ 176
注 :生産数量目標は補正後
出典:農林水産省「都道府県別の需給調整の取組状況(28 年産は 10 月 15 日現在)
」
-2-
(2)非主食用米等の取組状況
① 非主食用米の取組状況は、前年よりも 837ha 増加、麦・大豆等の取組状況では 122ha
の減少となった。
② 特に飼料用米は、前年比 119%となり、大幅に拡大した。
<本県の非主食用米の取組状況>
備蓄米
加工用米
(ha)
新規需要米
飼料用米
米粉用米
輸出用米
WCS用稲
(ha)
(ha)
(ha)
(ha)
(ha)
計
28 年産
6,327
6,672
4,058
1,461
645
363
19,526
27 年産
6,130
6,335
3,414
1,844
628
338
18,689
28/27
103.2%
105.3%
118.9%
79.2%
102.7%
107.4%
104.5%
28-27
197
337
644
▲ 383
17
25
837
対
前
年
比
出典:農林水産省「経営所得安定対策等の加入申請状況(9月 30 日現在)」
、「新規需要米の取組計
画認定状況(9月 15 日現在)
」
<本県の麦・大豆等の取組状況>
麦
大豆
飼料作物
そば
(ha)
(ha)
(ha)
(ha)
計
28 年産
244
4,748
386
1,008
6,386
27 年産
230
4,826
407
1,045
6,508
28/27
106.1%
98.4%
94.8%
96.5%
98.1%
28-27
14
▲ 78
▲ 21
▲ 37
▲ 122
対
前
年
比
出典:農林水産省「経営所得安定対策等の加入申請状況(9月 30 日現在)
」
-3-
(3)経営所得安定対策の加入状況
① 本県の米の直接支払交付金の申請状況は、前年より 2,760 件減少し 44,047 件とな
った。申請面積では、前年よりも 748ha 減少し 83,860ha となったが、生産数量目標
面積全体に占める面積カバー率は 86.4%と前年並みであった。
ただし、1件当たりの加入面積は増加しており、農地集積による規模拡大が進んで
いると想定される。
② 本県の米の収入減少影響緩和対策(ナラシ対策)の申請状況は、前年より 78 件減
少し 12,661 件となった。申請面積では、前年よりも 365ha 増加し 56,213ha となっ
た。生産数量目標面積全体に占める面積カバー率は 57.9%と前年より 0.8%増加し
た。
<本県における米の直接支払交付金の申請状況>
件
数
面
(件)
積
1件当たり申請面積
(ha)
(ha)
28 年度
44,047
83,860 (86.4)
1.90
27 年度
46,807
84,608 (86.5)
1.81
▲ 2,760
▲ 748
0.10
28 年度-27 年度
注:カッコ内は面積カバー率であり、各年産の生産数量目標面積に占める割合。
出典:農林水産省「経営所得安定対策等の加入申請状況(9月 30 日現在)」
、「都道府県別の生産数
量目標等」
<米の収入減少影響緩和対策(ナラシ対策)の加入申請状況>
新潟
件数
全国
面積
面積
件数
面積
カバー率
(件)
(ha)
(%)
面積
カバー率
(件)
(ha)
(%)
28 年産
12,661
56,213
57.9
98,486
553,252
39.4
27 年産
12,739
55,848
57.1
100,924
550,037
38.8
▲ 78
365
0.8
▲ 2,438
3,215
0.6
28 年産-
27 年産
注:カッコ内は面積カバー率であり、各年産の生産数量目標面積に占める割合
出典:農林水産省「経営所得安定対策等の加入申請状況(9月 30 日現在)」
、「都道府県別の生産数
量目標等」
(4)直接支払推進事業の取組状況
① 経営所得安定対策の推進活動を行うため、県協議会及び 35 の地域協議会全てで、
取り組みを実施した。
② 今年度は、国から県に対する補助金の配分約 315 百万円(うち、県協議会分約 3
百万円)の交付決定を受けた。
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