平成 28 年 12 月 22 日 原子力安全対策課 (2 8 - 1 8 ) <15 時 30 分資料配付> 高浜発電所の原子炉設置変更許可申請について (高浜発電所1、2号機の特定重大事故等対処施設の設置) こ の こ とについて、関西電力株式会社から下記のとおり連絡を受けた。 記 関 西 電 力 株式会社は、平成 25 年7月8日に施行された原子炉等規制法に基づく 新規制基準に対応するため、本日、原子力規制委員会に対し、高浜発電所1、2号 機の特定重大事故等対処施設 ※ の設置に係る原子炉設置変更許可申請を行った。 ※特定重大事故等対処施設 原子炉建屋への故意による大型航空機の衝突やその他のテロリズム等により、原子炉を冷却する機能 が喪失し、炉心が著しく損傷した場合に備えて、格納容器の破損を防止するための機能を有する施設で あり、「実用発電用原子炉及びその附属施設の位置、構造及び設備の基準に関する規則」(平成 28 年1 月 12 日改正)に基づき、本体施設の工事計画認可後5年という経過措置期間(法廷猶予期間)内に設 置が求められている。 添付資料:高浜発電所1、2号機の特定重大事故等対処施設に係る原子炉設置変更許可申請 の概要 問い合わせ先(担当:水嶋) 内線 2352・直通 0776(20)0314 1 添付資料 1 高浜発電所1、2号機の特定重大事故等対処施設に係る原子炉設置変更許可申請の概要 1.規制要求 新規制基準においては、以下の特定重大事故等対処施設を設置することが要求されている。 ○原子炉建屋への故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムに対してその重大事故 等に対処するために必要な機能が損なわれるおそれがないもの。 ○原子炉格納容器の破損を防止するために必要な設備を有するもの。 2.原子炉設置変更許可申請書の記載事項 【設備】 ○ 減圧操作設備 ・原子炉の減圧を操作する設備。 ○ 注水設備(ポンプ、水源) ・格納容器スプレイや格納容器下部 等への注水設備。 ○ 原子炉格納容器過圧破損防止設備 (フィルタベント) ・原子炉格納容器内の空気を放出し、 内圧を低減させる設備。 ○ 水素爆発による原子炉格納容器の破損 防止設備 ○ 電源設備、計装設備、通信連絡設備 ○ 緊急時制御室 【特定重大事故等対処施設 概念図】 減圧操作設備 緊急時制御室 電源設備、計装設備、 通信連絡設備 注水設備 水源 原子炉格納容器 過圧破損防止設備 (フィルタベント) 水素爆発による原子炉 格納容器の破損防止設備 【体制】 ○ 特定重大事故等対処施設の機能を維持 するための体制の整備 3.設置期限※ 平成33年6月9日 ※特定重大事故等対処施設は、本体施設の工事計画認可 (平成28年6月10日)から5年間の経過 措置期間(法定猶予期間)までに設置することが要求される。 2 The Kansai Electric Power Co.,
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