福 井 県 知 事 、容 認 せ ず

2016年
日
12月21 <水曜日>
山形新聞社
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30
47
福井県知事、
容認せず
もんじゅ廃炉 正式決定
政府
21
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40
が1994年の初臨界
以降、ナトリウム漏れ
事故などのトラブルが
相次ぎ、フル出力運転
にも至らず運転実績は
250日だった。
廃炉の理由として、
再稼働するためには東
京電力福島第1原発事
故を踏まえた新規制基
政府は 日、原子力 燃料を取り出し、 年 燃料サイクルの象徴的 準などの対応に、54
関係閣僚会議を開き、 に解体を終える工程を な施設。消費する以上 00億円以上の経費が
日本原子力研究開発機 示した。
の燃料を生み出す「夢 必要となることなどを
構の高速増殖原型炉も 後継として、より実 の原子炉」と称された 挙げた。
んじゅ(福井県敦賀市) 用化に近い高速炉の実
を再稼働せず、廃炉に 証 炉 の 開 発 に 着 手す もんじゅ プルトニ に初臨界。 年にナト
すると正式決定した。 る。だがもんじゅに1 ウム・ウラン混合酸化 リウム漏れ事故を起こ
これに先立つもんじゅ 兆円以上の国費を投じ 物(MOX)燃料を使 す な ど ト ラ ブ ル が続
関連協議会で、福井県 ながら、開発失敗の反 い、発電しながら消費 き、運転は出力 %で
の西川一誠知事は、地 省や検証は不十分で、 した以上のプルトニウ 計 2 5 0 日 に と どま
元の理解と納得が得ら 国民の理解は得られな ムを生み出す高速増殖 る。2012年に大量
炉。実用化までの4段 の機器点検漏れが発覚
れていないとして「廃 い。堅持するとしてい
階のうち2段階目の原 し、原子力規制委員会
炉は容認できない」と る核燃料サイクル政策
型炉で出力は 万キロ は事実上の運転禁止を
の考えを示した。
の見直しも必至だ。
ワット。政府は使用済 命令。昨年 月、日本
政府は、廃炉に 年 もんじゅは原発の使 み核燃料を再利用する 原子力研究開発機構に
で最低でも3750億 用済み核燃料を再処理 「核燃料サイクル政策」 代わる運営主体を探す
円かかると試算。20 し、取り出したプルト の中核の一つに位置付 よう所管の文部科学相
22年までに使用済み ニウムを燃料に使う核 けていた。1994年 に勧告した。 95
11
発行所
廃炉が正式に決定した高速増殖原型炉もんじゅ
=福井県敦賀市(共同通信社ヘリから)