「土の色発見・楽焼作りと茶会体験「土、色、茶の湯」事業実施」募集要領 1.事業の目的 陶磁にまつわる魅力を発信し、多角的に陶磁文化に触れてもらう事業の一つとして、地域 の自然、文化、産業のそれぞれに個性や広がりのあることを、伝統文化の「茶の湯」と地域 産業の土、陶磁から参加者が体感できるワークショップを開催する。 2.業務の内容 事業は次の 3 つの内容を有機的に関連付けることで、地域の文化や特性、歴史を体験させる ことのできる内容とすること。なお、参加者は小学生とその保護者 15 組 30 名とする。 (1) 楽茶碗作り(制作:2 月中旬 焼成:3 月下旬) ア 単純に古典を模倣するのではなく、参加者個々が個性を発揮できるものとする。 イ 制作にあたり、十分な経験を積んだ陶芸家などをスタッフとして配すること。 ウ 楽窯を築窯するにあたり、事前に当館と協議のうえ安全性を確保すること。 エ 事故の無いように十分にやきものの知識を有する経験豊かなスタッフが焼成を行 うこと。 オ 制作から焼成に関わる材料、道具などの資機材も準備すること。 (2) 愛知県各地の土を用いた泥染めによる茶室作り(2 月下旬~3 月下旬) ア 愛知の地質や土壌についての話ができるように、泥染め用に愛知県内のできる だけ多くの場所(8 か所以上)から土を採取すること。 イ 土を採取する場合に地権者の許可を取るなどの配慮を行うこと。 ウ 泥染めはワークショップ形式とすること。 エ 茶室は 3 畳以上の大きさとし、野外と屋内どちらでも使用可能な可動性の高い ものとすること。 オ 建築物としての安全性を確保すること。 カ 茶室は木材や金属などの骨組みに、畳敷きとし、周囲や天井を泥染めの布で覆 う形式とすること。 キ (3) ア 茶室制作に関わる材料、道具などの資機材も準備すること。 自作の茶碗と茶室での喫茶体験(3 月下旬) 形式的な茶会ではなく、陶磁や土、西尾の茶生産など愛知の風土や文化を楽しく学 ぶことのできる内容を盛り込むこと。 イ 茶会をスムーズに実施するのに十分な経験を有したスタッフを配すること。 ウ 茶会実施に関わる材料、道具などの資機材も準備すること。 3.スケジュール(予定) 平成 28 年 12 月 20 日(火) 公募開始 12 月 28 日(水) 応募に関する質問の締切(~17:00) ※応募者からの質問について 陶磁美術館宛の FAX 又は電子メールにより受付する。 1 なお、質問を受けた場合は、12 月 28 日以降、応募者全 員に FAX 又は電子メールにより通知する。 1 月 10 日(火) 企画提案書提出締切(~17:00) 1 月 13 日(金) 企画提案のヒアリング 1 月 13 日(金) 選定委員会による審査 1 月下旬 選定された提案者との協議、契約 実施終了後 請求書受理、支払 4.企画提案の提出 (1)提出書類(正本 1 部、副本 6 部) ア.企画提案書(様式) イ.見積書 ウ.法人の概要がわかる資料 エ.決算報告書(直近 2 か年、正本 1 部のみで可) オ.国税、地方税の滞納がないことの証明書(正本 1 部のみで可) (2)提出期限 平成 29 年 1 月 10 日(火) 午後 5 時(必着) (3)提出先(持参もしくは郵送等とする。) なお、平成28年12月28日(水)から平成29年1月4日(水)までは、持参によ る受付は行っておりませんので、御注意ください。 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町 234 番地 愛知県陶磁美術館 総務課 電話:0561-84-7474 FAX:0561-84-4932 E-mail:[email protected] (4)問い合せ先 愛知県陶磁美術館 学芸課 学芸グループ 担当:大長智広 電話:0561-84-7474 5.応募者の資格 以下の条件を全て満たす者であること。 (1)法人格を有すること。 (2)事業を円滑に推進する為、県内に本社、支社、営業所又は事務所を有していること。 (3)本業務の遂行に必要な組織、人員等を有していること。 (4)代表者が、成年被後見人、被保佐人、または破産者でないこと。 (5)国税及び地方税を滞納していないこと。 2 (6)宗教活動や政治活動を主たる目的とする団体ではないこと。 (7)企画提案書の募集期間において、愛知県から指名停止の措置を受けていないこと。 (8)地方自治法施行令第167条の4〈一般競争入札の参加者〉の規定に該当しないこと。 (9)「愛知県が行う事務及び事業からの暴力団排除に関する合意書」(平成24 年6月29 日付 け愛知県知事・愛知県警察本部長締結)に基づく排除措置を受けていないこと。 6.企画提案の審査、選定 (1)審査方法 提出のあった企画提案等については、陶磁美術館が設置する選定委員会において審査し、 最も優れた企画提案者を選定する。なお、審査にあたっては 1 月 13 日(金)にヒアリング (提案する企画について、企画提案書を用いた 10 分程度のプレゼンテーションのあと、10 分程度の質疑応答を予定。パソコンやプロジェクター等の使用は不可。 )を行うので、必ず 出席すること(詳細は別途通知する) 。 (2)選定基準 別紙のとおり (3)通知 審査結果は、すべての提案者に対して 1 月下旬に文書で通知する。 7.契約方法 本公募により、最も優れた企画提案者として選定された1者と業務仕様及び契約金額を協議 した上で仕様書を作成し、契約を締結する。 なお、協議が不調に終わった場合は、次点の者と協議するものとする。 8.契約条件 (1)契約形態 企画提案(プロポーザル方式による委託者選定)による随意契約とする (2)委託金額限度額 2,585,000 円(消費税、地方消費税込み) (内訳:役務費 1,202 千円[楽茶碗制作・焼成、泥集め、茶会実施]、 委託料 1,383 千円[茶室作成]) (3)契約保証金 愛知県財務規則 129 条の2の規定により、契約金額の 100 分の 10 以上の額とする。 ただし、同規則 129 条の3の規定に該当する場合は全額を免除する。 (4)契約期間 契約締結日から作業完了日まで(平成 29 年 1 月下旬~3 月末を予定) (5)委託費の対象経費 3 楽茶碗の制作・焼成、泥染めの茶室作成、茶会の実施に関わる全ての経費。 (6)委託費の支払い条件 業務完了後、適法な請求書を受理した日から 30 日以内に支払う。 9.その他 (1)企画提案に関わる一切の費用は応募者の負担とする。 (2)企画提案は、1事業者1提案とする。 (3)提出された企画提案書等は、返却しない。 (4)企画提案による見積額は、契約時に至って同じ条件の下でその額を超えることを認めない。 (5)実際の制作内容は、提出された企画提案書を参考とし、担当者との協議により決定するも のとする。 (6)委託契約金額は、提案内容等を勘案して決定する為、見積額と同じになるとは限らない。 (7)業務の円滑な実施の為に、随時、担当者と連絡調整をすること。 10.問い合せ先 愛知県陶磁美術館 学芸課 大長智広 電話:0561-84-7474 FAX:0561-84-4932 E-mail:[email protected] 4 別紙 「土の色発見・楽焼作りと茶会体験「土、色、茶の湯」」選定基準 1 2 審査項目及び配点 区分 選定方法 各提案者から提出された企画案について、次のとおり審査する。 評価項目 評価内容 配点 ・やきものや土を軸とした愛知の文化に気づき、理解を深めるための事 1提案内容の的確性 業として効果が期待できる内容となっているか。 15 ・事業目的を理解した提案となっているか 2独自の提案 選定 全ての企画提案について、審査基準に基づき採点を行い、最優秀提案者を選考 する。企画内容の検討のためのヒアリングも行う。 5 ・参加者の個性を発揮できる内容となっているか。 3楽茶碗制作・焼成 審 査 ・事業目的をより深めるための提案となっているか。 一 般 的 な 評 価 項 目 ・土と炎の魅力を体感できる内容となっているか。 20 ・経験のあるスタッフを配置できる体制が整っているか。 ・安全面での配慮がなされているか。 ・土を通じて、愛知の風土を理解できる内容となっているか。 ・土を採取する上での体制が整っているか。 4茶室作成 ・参加者が作成に加わって楽しめる内容となっているか。 20 ・安全面での配慮がなされているか。 ・茶室のプランが事業を実施するうえで適切な内容となっているか。 ・形式的な茶会ではなく、作成した茶碗を有効に用いて愛知の文化につ 審査基準の評価項目について、 A(とても優れている) B(優れている) C(普通) D(やや不十分) E(不十分) の5段階で評価し、各評価項目の点数を合計する。 採 点 方 法 5茶会実施 いての理解を深める内容となっているか。 ・経験豊富なスタッフを配置できる体制が整っているか。 6 経 費 と 納 品 ま で の スケ ジュール、受託体制 7環境に配慮した事業活動 8障害者への就職支援 各委員が企画提案を順位付け、1 位は 1 点、2 位は 2 点(以下同様)として 順位点を集計後、順位点が最も低い提案について、業務の趣旨に沿っているこ とを確認した上で、最優秀提案として決定する。 ② 順位点が同点となった場合は、審査委員会の合議により決定する。 ③ ①の確認ができない場合は順位点次点の企画提案から順次確認し、決定す る。 最優秀提案は、各評価項目において E 評価がなく、各委員の審査表の得点が6 0点以上である場合に限る(公契約条例の社会的取組の評価配点は除く) 。 ① 備 考 20 社 会 的 取 組 9男女共同参画社会の形成 10仕事と生活の調和 ・手法、成果に見合った経費となっているか。 ・具体的かつ実施可能なスケジュールとなっているか。 20 ・連絡調整体制等は適切か。 組織の環境マネジメントシステム(ISO14001、エコアクション 21、KES、 エコステージのいずれか)の認証を取得しているか。 障害者の雇用の促進等に関する法律に規定する障害者法定雇用率を達成 しているか。 ① あいち女性の耀きカンパニーの認証を受けているか。(2 点) ② 女性の活躍促進宣言を提出しているか。 (①の認証がない場合 1 点) 2 1 ② あいちっこ家庭教育応援企業賛同書を提出しているか。 1 勤優良事業所の認証を受けているか。 愛知県安全なまちづくり・交通安全パートナーシップ企業の登録を受け、 かつ、年に 1 回活動報告書を提出しているか。 合 2 ① 愛知県ファミリー・フレンド企業の登録を受けているか。 あいちエコモビリティライフ推進協議会に加入しており、かつ、エコ通 11その他 2 計 1 1 110 上記の項目について次のとおり評価を行う。 A B C D E 1 15 12 9 6 3 2 5 4 3 2 1 20 16 12 8 4 7・8 2 ― ― ― 0 9・10・11 2 ― 1 ― 0 3・4・5・6
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