地域力を生かした大田区まちづくり条例(以下「条例」という。)第3章「建築物等に係る開発調整」 共同住宅等の『防災備蓄倉庫』の設置義務付けについて 大田区開発指導要綱の改正(平成 29 年 4 月 1 日施行)に伴い、下記のとおり 「防災備蓄倉庫」の設置が義務付けられます。 (大田区開発指導要綱は条例に定める基準を補完する基準を定めたものです。) 【改正の目的】 ○災害時、エレベーター・ライフラインの停止により発生するマンション特有の課題への対策を図るため ○災害時、集団住宅の居住者が自宅での居住継続を可能とするため 【適用時期】 平成 29 年 4 月 1 日以降に条例第 22 条に基づく事前協議の受付を行った協議について適用されます。 【対象建物】 50 戸以上の住戸を有する集団住宅(共同住宅、寄宿舎等) 【設置内容・構造】 (1)計画戸数1戸あたり、0.1 ㎡以上とする。ただし、ワンルーム型式住戸(40 ㎡以下の住戸)の場合、1 住戸あたり 0.05 ㎡以上として算出する。 (2)備蓄倉庫の面積は、分割しても差し支えない。ただし、1か所につき1㎡以上の面積を確保する。 (3)備蓄倉庫の面積は、内法で計算する。 (4)備蓄倉庫の内の空間高さは、2m以上とする。 (5)備蓄倉庫の位置は、いずれの階からも4を超えない階ごとに設置する。(※下図参照) (6)備蓄倉庫は、壁等により他の用途と明確に区画するとともに、入居者が容易に位置を判別できるよう見 えやすい位置に当該備蓄倉庫である旨の表示をし、居住者が利用しやすい場所に設置する。 (7)備蓄倉庫は、居住者が備蓄品を容易に出し入れできる形状とする。 【協 議】 条例第 22 条に基づく防災危機管理課との事前協議(関係各課協議)の際に、次の書類を提出してください。 (1)都市計画課から防災危機管理課あての通知文(都市計画課事前協議提出後にお渡しします) (2)建築概要書、付近見取図、土地利用計画図、配置図、各階平面図、立面図、断面図、公図の写し、敷地 求積図(都市計画課に提出した図面と同様) (3)防災備蓄倉庫設置報告書 ※様式については準備中のため後日ホームページでご案内します。 (4)防災備蓄倉庫の詳細図(平面図、断面図、求積図)※面積は内法で計算するため内法寸法を記入 【工事完了後】 防災危機管理課に、次の写真を提出してください。 (1)防災備蓄倉庫内部の寸法がわかる写真 (2)防災備蓄倉庫の扉等に「防災備蓄倉庫」等の表示がされていることがわかる写真 《地上9階建ての場合の設置例》 ①5階に備蓄倉庫を設置した場合 →基準に合致する ○ 4 層以内の移動 9F 8F 7F 6F 5F 4F 3F 2F 1F 4 層以内の移動 ②1階にのみ備蓄倉庫を設置した場合 →基準に合致しない × 9F 8F 7F 6F 5F 4F 3F 2F 1F 6 階以上の住民は 4 層を超える移動になる (HP案内)大田区トップ→生活情報→住まい・まちなみ・環境→まちづくり→地域力を生かした大田区まちづくり条例 (問合せ先)事前協議等の手続き全般 大田区まちづくり推進部都市計画課 計画調整担当 TEL03(5744)1334 防災備蓄倉庫の設置基準 大田区総務部防災危機管理課 管理担当 TEL03(5744)1235
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