平成 28 年 12 月 26 日 NEWS RELEASE 公益社団法人日本観光振興協会 事業推進本部旅行振興部門 担当:村上、中村(慎) TEL: 03 – 6435– 8334 FAX: 03 – 6435 – 6921 2016 年「休暇・旅行動向調査」を実施しました 公益社団法人日本観光振興協会(東京都港区、会長 山口範雄)では、内閣府、厚生労 働省、経済産業省、観光庁などの後援を受けて実施している長期休暇取得と国内旅行の促 進活動である「1 ウイークバカンス 2016」の活動の一環として、 「旅行・休暇動向調査」を 実施いたしました。調査では、休暇の取得・利用状況や、最近話題を集めている国内観光 のトピックスに関する認知度と訪問・利用意向等を対象者に尋ねました。調査結果の概略 については、下記の通りです。 1.2016 年「休暇・旅行動向調査」の概要 (1)実施主体 公益社団法人日本観光振興協会 (2)調査方法 全国 18 歳以上の有職者へのインターネット調査 (3)調査期間 平成 28 年 9 月 9 日~12 日 (4)標本数 6,307 サンプル 2.2016 年「休暇・旅行同行調査」結果のサマリー (1)勤め先に制度が存在する休暇で取得率が高いのは「夏期休暇(89.8%)」、「年末年始 (81.6%)」、 「有給休暇(81.1%)」の順で高い。 「代休」の取得率は 54.9%であり、夏 期休暇、年末年始、有給休暇などに比べ取得しにくい状況にある。 (2)直近 1 年間で取得した長期休暇において 7 連休以上の休暇取得者は 44.3%(昨年調査 38.3%)であった。最も多かったのは 5 連休で全体の 17.9%であった。連休を取得し た時期は、連休の長短に関わらずゴールデンウィーク、お盆、年末年始期間中に集中 している。 (3)直近 1 年間での連休取得回数は平均 3.7 回(昨年と同じ)。直近 1 年間で連休が取得 できた理由は、「祝日が連休するのによいタイミングだった」が最も多かった。10 連 休以上取得できた理由では、 「職場全体が休暇になっている」(20.1%)で心おきなく休 める環境が長期休暇の取得につながっていることが読み取れる。 (4)連休が取れなかった理由について 6 連休以下では「休んでもすることがない」が理由の トップであった。7 連休以上では「祝日が連休しやすいタイミングではなかった」が理 由のトップとなっている。 (5)連休の過ごし方は、どの日数でみてもトップは「自宅で休養・のんびりした」であった。 宿泊旅行と答えた人は 3~4 連休で 20%台、5 連休以上で 30%を超えており、連休が 長くなるほど宿泊旅行と回答する人の割合が増えている。 (6)有給休暇の取得日数は、平均 8.4 日(昨年度 8.3 日)でほぼ横ばいである。最も望まし い連休の取り方は「3~5 日程度のお休みを 2~3 回とる」が最多。 (7)旅行の目的と動機としては、3~4 連休で「温泉」、5 連休以上で「自然景観を楽しむ」 が最も多い。「土地の料理やお酒を堪能する」が全ての連休で 2 割程度を占める。 (8) 直近 1 年間の旅行回数の平均は 3.3 回で昨年(3.4 回)とほぼ変わらない。 (9)SNS への旅行体験の投稿は男女ともに若年層で主に行われており、特に 20 代以下の 女性では「景色・景観」 「食べ物・食事」の投稿経験がある人は 50%を超えていてい る。 (10)我が国の観光を盛り上げるために必要なこととして最も回答が多かったのは「会社の 旅行休暇の充実」(38.1%)であった。 (11)旅行関連トピック(世界遺産・日本遺産・北海道新幹線(2015 年度は北陸新幹線)・ 民間宿泊(以下、民泊)の認知度・旅行経験を調べたところ、世界遺産(昨年度 38.7% →今年度 41.8%)、日本遺産(昨年度 22.8%→今年度 26.4%)と経験率が上昇した。ま た、「民泊」に関する認知率が昨年度 39.2%から今年度は 76.7%となり、大幅に上昇 した。 (12)その一方で、民泊の利用率は今年度 3.2%(昨年 2.8%)であり、昨年から大きな変化は 見られなかった。民泊を利用したい理由で最も多かった回答は「費用が安く済む」 (70.9%)であり、経済的な理由が大きいことが読み取れる。一方で民泊を利用したく ない理由としては、 「安全面や衛生面で不安がある」(46.5%)「既存の宿泊施設で十分」 (40.1%)、「プライバシーがないイメージがある」(39.5%)といった回答が多く、安 全性、衛生面、プライバシーなどの面で不安を感じる人が多いことがわかった。 <参考資料> ・調査結果概要 別紙 *調査結果の全体は、日本観光振興協会ホームページからもご覧いただけます。 (URL:http://www.nihon-kankou.or.jp/home/1wv/2016kyukaryokou.pdf)
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