「志国高知 幕末維新博」運営支援委託業務 公募型プロポーザルに係る

「志国高知 幕末維新博」運営支援委託業務 公募型プロポーザルに係る仕様書
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委託業務名
「志国高知 幕末維新博」運営支援委託業務
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委託業務の目的
大政奉還 150 年及び明治維新 150 年を契機に、志国高知幕末維新博推進協議会(以
下「推進協議会」という。)が実施する歴史を中心とした博覧会「志国高知 幕末維新
博(以下「幕末維新博」という)」の運営に関して、民間のノウハウを活用することに
より、企画立案力の向上と運営事務の効率化を図る。
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業務の期間
委託契約締結日(平成 29 年 1 月 31 日予定)から平成 29 年 4 月 28 日まで
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用語の定義
事務局:推進協議会を運営する組織で、高知県観光振興部(観光政策課、地域観光課、
おもてなし課)、高知県文化生活部(文化推進課)、高知県教育委員会事務局(文
化財課)、高知県観光コンベンション協会により構成
実施計画書:平成 28 年 7 月 25 日に推進協議会が策定した幕末維新博の計画
メイン会場:県立高知城歴史博物館、県立坂本龍馬記念館(実施計画書で設定)
サブ会場:こうち旅広場(JR高知駅前の観光施設、実施計画書で設定)
地域会場:高知城ほか計 20 施設(実施計画書で設定)
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業務の内容について
受注者は、幕末維新博の運営にあたり、事務局への専門的な助言や提案及び関係者と
の連絡調整等を行うことを基本に、平成 29 年 2 月 1 日から、次の(1)に掲げる運営
体制を整備し、(2)から(4)に掲げる業務を行うこと。
(1)受注者の運営体制について
・本業務の遂行にあたり、従業員を3名(ディレクター1名、スタッフ2名を想定)
以上配置すること。
・従業員のうちスタッフは、高知県内に常駐するものであること。
・大規模なイベントや博覧会等に携わった経験を有するディレクターと、業務の遂行
に関して有用な経験や資格等を有するスタッフを配置すること。
・県内各地の現場に出向き、情報収集や取材のアテンドが可能であること。
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・従業員は、本委託業務と別の業務に従事することも可とするが、事務局の業務時間
(年末年始及び土・日・祝日を除き、午前 8 時 30 分から午後 5 時 15 分まで)にお
ける対応が可能な体制とすること。ただし、事務局の業務時間以外の対応について
も、事務局と協議のうえ対応を検討することができるものとする。
(2)イベントの企画立案及び運営に関すること
①メイン会場に関すること
・平成 29 年 3 月 4 日から高知城歴史博物館の展示室で行われる大政奉還をテーマと
した特別展示に関して、高知城歴史博物館の指定管理者及び推進協議会が発注し
た事業者との調整を行うこと。
・高知城歴史博物館と地域会場及び周辺の観光資源等との相互誘導に関する企画調
整を行うこと。
②地域会場に関すること
・平成 29 年 4 月から実施する推進協議会主催の特別企画展(東部、西部で各1箇所)
に関して、会場を所管する市町村とともに地域巡回展の準備や運営マニュアルづ
くりを行うこと。
・平成 29 年 9 月以降に地域会場等で実施する中長期の企画展やイベント等の提案を
行うこと。
③県内外のイベント等に関すること
・平成 30 年 10 月に東京都内で実施予定の「第 30 回全国龍馬ファンの集い」に関
して、平成 29 年 2 月に開催予定の準備会に向けて、事務や事業の企画立案を行う
こと。
・幕末維新博の関連イベント等に関して、サブ会場の受託業者や市町村等との調整
を行うこと。
(3)事務局の運営に関すること
①専門家の派遣に関すること
・歴史資源の磨き上げや周遊コースづくり、多言語対応など、事務局や市町村等の
取組に関して、専門的・全国的見地からの提案や助言ができるアドバイザーを用
意し、受注者の随時の相談に対応できるようにするとともに、事務局の指定する
場所に専門家を派遣すること(アテンド業務を含む)。アドバイザーの人選等は、
受注者と事務局で協議のうえ選定するものとする。
・アドバイザーの派遣は、平成 28 年度は4回程度、平成 29 年度は2回程度とし、
派遣に要する経費(謝金、旅費)は、受注者の負担とする。
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②多言語対応に関すること
・観光資源の持つ歴史的意義や文化的背景も含めて外国人観光客に伝わりやすいも
のとなるよう、事務局や地域会場等からの問い合わせに適宜助言を行う体制を整
えること。
③会場の準備等に関すること
・推進協議会内に設置された運営委員会及び専門部会(受入部会、誘致・広報部会)
の会場の手配や、資料の準備、会場設営、会議議事録の作成等の事務作業を行う
こと。
④運営マニュアルの作成に関すること
・メイン会場、サブ会場及び地域会場との連携等に関して、イベントや企画展等の
内容及び入館者の定期報告など、各会場における情報管理や運用に関するマニュ
アルを作成し、随時メンテナンスを行うこと。
・幕末維新博の名義使用(後援の承認)やロゴマークの活用(利用許諾)など、事
務に関するマニュアルを作成し、随時メンテナンスを行うこと。
⑤地域の情報収集に関すること
・地域会場の取り組みに関する情報の収集や、必要に応じて写真や映像素材の収集
を行うこと。
・市町村や各種団体が行うイベント等に関する情報収集を行うこと。
・地域の情報に関して、サブ会場との連絡調整を行うこと。
⑥情報発信に関すること
・パブリシティ活動を行うためのリリース文書の作成(市町村等との調整を含む)
を行うこと。
・パンフレットや雑誌等に掲載する記事や写真など、各種広告データの制作や管理
を行うこと。
・各種メディアの取材等に関して、訪問先との調整や現地へのアテンドを行うこと。
・本委託業務で収集した情報や事務局が指示する情報について、公式HPへの掲載
及び管理等を行うこと。
(4)その他、博覧会の事業運営に関すること
・企業等からの提案の持ち込みに対する受付業務を行うこと。
・推進協議会の会議(月に1回程度)に、スタッフ1名以上を出席させること。
・事務局の求めに応じて協議の場を設定し、その協議概要をとりまとめること。
・市町村等と協議を行った場合は、必要に応じて協議内容を速やかに事務局に報告
すること。
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成果品
本業務の成果品は次のとおりとし、電子記録媒体に保存して、事務局が指定する日ま
でに納品すること。
・運営マニュアル
・業務定期報告(月1回以上)
・企画書、広告データ、その他業務で制作した関係資料一式
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その他
(1)受注者は、本業務を実施するにあたり、事務局と十分な調整を行うこと。
(2)本業務を円滑に遂行するため、事務局は、受注者に対して業務の進捗状況につ
いて報告を求めることができる。
(3)この仕様書に定める事項について疑義が生じた場合、又はこの仕様書に定めが
ない事項については、必要に応じて事務局と受注者が協議のうえ定めるものとす
る。
(4)本委託業務の実施に際して、受注者からの提案企画の内容をそのまま実施する
ことを約束するものではなく、事務局と調整のうえ変更・調整を行う場合がある。
(5)成果品については、原則として発注者に帰属するものとする。ただし、作成の
都合上やむをえず、著作権を発注者に譲渡できない写真、文章等を使用する場合
は、事前に事務局に申し入れを行い、了解を得ること。発注者に著作権を帰属さ
せることができない写真、文章等の二次利用については、その都度事務局と受注
者とで協議すること。
(6)特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他日本国の法令に基づき保護される
第三者の権利の対象となっている履行方法等を使用するときは、受注者がその使
用に関する一切の責任を負うこと。
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