<災害時の対応について> 【問合せ先:行政体制整備室 095-829-1124】 ●災害発生時などの指揮命令などのしくみはどうなるか。救護活動などがきちんとできる のか。 ●高齢者が多く、特に一人暮らしの方が多いので、現在もみんなで見守りなどを行ってい るが、今後こういうことも心配である。 ⇒ 注意報や警報が出たときには避難所を開設するなど、行政センターで行っていた業務 に関しては地域センターでも同じように対応します。大きな災害時の指揮命令となると、 行政センターの職員だけでは対応できませんので、消防なども関わると思います。 ⇒ 緊急時については、支所管内には土木の専門職員はおらず、本庁から出て行ったりし ています。10 年前の合併で 1.7 倍くらいに市域の面積が増え、長崎の南から北まで行こ うと思ったら 2 時間近くかかるというような広さになっています。それを市役所1か所 の真ん中だけではなく、南部、北部、東部とエリアを分け、できるだけそのエリアの真 ん中あたりにそういう職員がいて、どの地区にも満遍なく出ていけるように、そして地 域の実情に応じて迅速に対応できるようにしようというものです。 いざというときに対応ができるのかということが心配だと思いますが、南部、東部、 北部と分ける中で、それぞれの地域の中で防災の力をしっかりとつけていくということ と、それでは足りない大きな災害のときには、本庁も他の総合事務所も応援に行って、 サポートするという形が取れるようにします。長崎市が広く災害にあったときには、近 くの市や県からも手伝いに来てもらえるようなしくみをつくっています。 もう一つ大事なのが、災害時の対応として、自助、共助、公助の三つです。まず自分 で助ける。雨がひどいときにはどこに避難するとか、誰々の家に寄せてもらうとか、自 分や家族できちんと決めておくことが大事です。共助は、地域の皆さんで助け合うとい うことです。あそこのおばあちゃんは私が面倒を見ておくとか、共助のしくみをつくっ ておくということです。最後が公助で、消防、警察や自衛隊などで、いろんな形で助け ていくということです。 地域にも災害に詳しい人がいてもらわないといけませんので、防災リーダーを増やす ことや防災マップづくりを進めています。川、海、山、崖の近くなど、危ないところは それぞれ違いますので、地域でマップをつくることで、 「私のところはこういうルートで 避難所に行った方がいい」とか、 「前もこういう災害があった」というようなことを話し てもらいながら、地域の皆さんで防災についての対応をしっかりと決めておいていただ くということも、市役所の防災危機管理室を中心に地域を回って行っています。 実際の災害時には、そういうことを組み合わせないといざというときに守れません。 行政もしっかり体制をつくりますので、地域や家族でも自助、共助の動きについて、し っかり話し合ってもらいたいです。とても大事なことですので、是非この機会にお願い したいです。 1
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