別紙 施設保有量目標の設定について 平成27年度の区民1人あたりの区有施設保有量(2.88㎡/人)を基準に、人口推計を踏まえ、将来の区有施設保有 量を算定すると、人口のピークとなる平成48年(47年度)の保有量は約88万㎡となり、区有施設の更新経費、維持管 理経費だけで年間約48億円の増加となります。 約260億円 区有施設だけで 年間約48億円 の負担増 約212億円 更新経費 約185億円 約150億円 維持管理経費 約75億円 約62億円 約88万㎡まで保有量 が増加した場合の 想定経費 これまでの経費 (過去5年の平均) 平成72年の生産年齢人口は平成27年比で4.3%の増加であり、歳入・歳出の規模は現在と同水準に留まると考え られます。一方で、年少人口、老年人口が大きく増加することにより、義務的経費やその他経費も増加することから、 公共施設の更新のための経費である投資的経費は、現在の水準を保てない可能性が高くなります。 平成72年の生産年齢人口は現在と比べ微増(4.3%) であるため、歳入・歳出規模は同水準に留まります その他経費 増加 投資的経費 平成72年には年少人口が約 31%、老年人口が約85%それ ぞれ増加するため、子育て支 援、教育や高齢者施策に係る 経費の増加により、公共施設 のハードに掛けられる費用(投 資的経費)が圧縮されます その他経費 投資的経費 義務的経費 義務的経費 増加 平成27年度 平成72年度 今後は、公共施設を適切に維持管理できる保有量の規模を見定めるため、過去の歳出の推移から公共施設全体 に支出できる額(約212億円)を想定し、その範囲内で将来的にも区有施設の更新、維持管理が可能な保有量の目 標を設定します。 施設保有量の目標設定のイメージ(金額は全て1年あたりの経費) 約260億円 施設面積の増加を抑制し 適切な保有量とする 約212億円 約185億円 公共施設全体 の更新経費 支出可能額と将来負担額 の差額 約12億円 約200億円 約135億円 約150億円 面積に換算すると 区有施設6.3万㎡ に相当 予定建物(2.9万㎡) インフラ施設整備 公共施設全体 の維持管理経費 約62億円 公共施設の 更新・維持管理 に支出できる額 約75億円 約88万㎡まで保有量 が増加した場合の 想定経費 約65億円 ※将来の想定負担額には以下の年間経費を含む 予定建物による維持管理経費の増加分:約2.1億円/年 道路新設改良費・都市計画公園整備費:約14.8億円/年 現在の施設保有量 を前提とした将来の 想定負担額 71.4万㎡(平成27年度保有量)+2.9万㎡(予定建物)+6.3万㎡=80.6万㎡≒ 80万㎡
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