事 務 連 絡 平成 28 年 12 月 21 日 独立行政法人 日本貿易振興機構

事 務
連
絡
平成 28 年 12 月 21 日
独立行政法人 日本貿易振興機構
御中
農林水産省食料産業局輸出促進課
台湾における日本産食品の輸入規制について(注意喚起)
平素より、日本産農林水産物・食品(以下「日本産食品」という。
)の輸出促進に御
尽力賜っておりますことにつきまして、厚く御礼申し上げます。
東京電力福島第1原子力発電所事故に伴う諸外国・地域による日本産食品の輸入規制
につきましては、これまで政府を挙げてその撤廃・緩和の働きかけを行ってきました
が、台湾においては、台湾当局側が 11 月に台湾内の消費者等を対象とする公聴会を複
数回開催する等規制緩和に前向きな姿勢を示してきたものの、今般、輸入停止している
5県(福島県、茨城県、栃木県、群馬県及び千葉県産)の日本産食品が台湾内で流通し
ていると報道されたこと等を受け、台湾側の検査管理体制を強化するとの発表が行われ
ました。
台湾当局が日本産食品の輸入規制の緩和に向けてこれまで前向きな姿勢を示してきた
ことを踏まえれば、今後の台湾側の検査管理体制のあり方等については状況を冷静に見
極める必要があると考えておりますが、貴機構におかれましては、改めて下記について
貴管下関連団体及び事業者等に対し、御了知いただくとともに、御周知いただきますよ
う御協力お願い申し上げます。
記
1
日本産食品の輸出に当たっては、①仕向先、②輸出先(台湾)の輸入規制措置、特
に輸入停止対象産地・品目、③産地証明書を含む通関関係書類等について十分確認が
必要。また、当該食品に添付された具材や調味料等の小袋等についても同様の確認が
必要。
(台湾側においては、実際に日本産食品を対象とした開封検査等を実施し、規制に違
反した食品の撤去や回収等を求めるという事案が複数発生しています。)
2 輸入停止品目が誤って輸出される事案の発生は、結果的に輸入規制の撤廃・緩和を
遅らせる原因ともなり得る。
3 日本産食品の輸出について業務委託をする場合には、上記1及び2について、委託
元・委託先ともに十分な認識を持ち適切に対応することが必要。
【問い合わせ先】
農林水産省食料産業局輸出促進課海外輸入規制対策室
担当:坂本、笠川、諸岡、天賀
電話 03-6744-7173