柳 田 聖 山 日時 会場 「 世 界 の 諸 地 域 に お け る 仏 教 の 哲 学 的 社 会 学 的 研 究 」 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 東 洋 大 学 井 上 円 了 記 念 研 究 助 成 ・ 大 型 研 究 特 別 支 援 助 成 第1部 基調講演及び質疑応答(14:00) 石井修道(駒澤大学名誉教授)「久嚮聖山」 ― 講演要旨 ― 私が駒澤大学の学部や大学院で中国禅宗史の研究を 始めた時、あこがれの柳田聖山先生の成果に導かれて進めてきた。先生 の代表作といえば、その分野の研究者の多くが恐らく『初期禅宗史書の 研究』を挙げるであろう。その法蔵館の出版は1967年5月のことで、 私の修士2年の時のことである。更に私の当時の研究にそれ以上の影響 を与えたのは「祖堂集の資料価値」(1953年)の論文である。私にと っては、先生との出会いを通して、初期禅宗史書と『祖堂集』と、加え て『臨済録』が私の研究の方向を決定づけた。それらの成果を今後いか に乗り超えて行くか、今日の課題はそこに絞られるのではなかろうか。 第2部 パネリストの発表と参加者全員による討論(15:20) 齋藤智寛(東北大学准教授) 「初期禅宗史書研究の現在」 石野幹昌 (名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学・博士(文学)) 「牛頭法融伝の再検討―思想的側面を中心に」 大竹晋(仏典翻訳家) 「地論宗から初期禅宗へ―北朝末期仏教における継承と断絶」 伊吹敦(東洋大学教授) 「文献研究から社会的意義づけへ」 ※ なお、当日18:30より大学内の 「ステラ」にて講演者・発表者を囲 んでの懇親会を予定しています。 入場無料・予約不要 どうぞふるってご参加ください。
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