京都府中山間地域公共交通ICT活用事業 における実証実験の実施

府政記者室、南丹広域振興局同時資料配布
京都府中山間地域公共交通ICT活用事業
における実証実験の実施について
平 成 28 年 12 月 15 日
京都府建設交通部交通政策課
人口減少、少子高齢化の加速度的進展により、都市部以外においては、公共交通ネ
ットワークの縮小やサービス水準の一層の低下が懸念されています。
そのため、京都府内の中山間地であるJR山陰本線沿線において、自治体や交通事
業者など地域の関係者が連携し、持続可能な地域公共交通ネットワークの再構築を図
るため、
「JR山陰本線(園部~綾部)沿線地域公共交通網形成計画」の策定を進めてい
るところです。
この度、この計画における具体的施策検討の一環として、南丹市美山町において、
高齢者等(18名)にタブレット端末を配付し、送迎サービスの申し込みや農産物の
集荷、日用品配達、相談、催事等の地域情報提供による移動機会の創出など、生活交
通の確保を含む複合的なサービス提供を行うための実証実験を 12 月 19 日(月)から
2ヶ月間にわたり行いますので、御取材についてよろしくお願いします。
本実証実験では、高齢者が様々な地域主体とつながる「生活手段」としてのICT
活用可能性や高齢者の外出機会を増やすための仕組みづくりを目指します。
1
実証地域及び期間
・実証地域
南丹市美山町鶴ヶ岡地区
・実験期間
2
12月19日(月)~ 2月18日(土)の2ヶ月間
実証実験の内容及び使用するシステム等
(1) 実証実験の内容
【実験の概要】
・地区住民(18名)にタブレット端末(Android)を配付、又は個人で所有
するスマートフォンにアプリをダウンロード
・利用者は、「タナセン」(住民出資による日用品・農産物販売店舗)にテレビ
電話で送迎(電気自動車)を依頼するほか、南丹市役所、美山町鶴ヶ岡振興
会から文字・音声による情報を受け取る。こうしたコミュニケーションを通
じて移動機会の創出等を図る。
テレビ電話
(タナセン-利用者相互)
ホーム画面
農産物出荷依頼(タナセン→生産者)
~ 京 都 府 報 道 発 表 資 料 ~
京都府広報監
まゆまろ
【実験の詳細】
地域の現状及び実証内容
地域の現状
・高齢化、過疎化が進行
・公共交通の運行本数が少なく、高齢者が買物等外出をしにくい
ため、地域内送迎サービスを実施
・タナセンと農産物生産者の集荷、在庫確認に手間がかかる
具体的な実証 ①行政・地域情報収受(市、振興会、タナセンから発信)
内容
②振興会への送迎サービスの利用依頼(テレビ電話)
③タナセンへの商品発注、相談等(テレビ電話)
④農産物の集荷依頼(文字情報)、販売状況確認(テレビ電話)
⑤通信記録を活用した見守り
⑥スマホ版(情報受信のみ)により、若年層等も同様の情報を共有
⑦簡単なゲーム機能による操作トレーニング
検証ポイント ・高齢者が様々な地域主体とつながる「生活手段」としてのIC
T活用可能性
・高齢者の外出機会の増加
・農家の利便性向上
・高齢者の見守りの強化
等
(2) 実証実験参加者説明会の開催について
①タブレット配付者向け説明会
12月19日(月) 13:30~ 南丹市立美山林業者等健康管理センター
(南丹市美山町鶴ケ岡釈迦堂前14−1)
②スマートフォン利用者向け説明会
12月19日(月) 20:00~ 鶴ヶ岡振興会内
(南丹市美山町鶴ケ岡新釈迦堂前1)
(3) 使用アプリ:「ライフビジョン」((株)デンソー)
【特長】
・地域の情報を総合的に提供するアプリ
・高齢者でも使いやすい画面サイズ、デザイン
・双方向機能の活用が可能(例:高齢者見守りなど)
・将来にわたって機能拡張が可能(他社サービスも利用可能)
・防災システムとも連携可能
・スマートフォン版あり(機能は限定)
3 取材対応可能時間
上記説明会開催時の他は、下記「現地連絡先」に確認のこと
【問合せ先】
■全般
京都府建設交通部 交通政策課:小谷義明、中嶋清則
TEL:075-414-4363
Email:[email protected]
■アプリ関係
(株)デンソー 新事業推進部情報ソリューション事業室:杉山幸一、安藤愛
TEL:0566-55-0178
■現地連絡先
南丹市美山町鶴ヶ岡振興会長:下田敏晴
TEL:0771-76-9020
~ 京 都 府 報 道 発 表 資 料 ~
京都府広報監
まゆまろ