Dec 15, 2016 No.2016-064 伊藤忠経済研究所 Economic Monitor 主席研究員 武田 淳 03-3497-3676 [email protected] インドネシア経済:堅調拡大を維持し 2017 年の成長率は 5%台 半ばへ高まる見通し 実質 GDP 成長率は、前年同期比で 4~6 月期の+5.2%から 7~9 月期は 5.0%へ減速したが、前 期比ではやや加速しており、総じてみればインドネシア経済は堅調な拡大を続けている。輸出や 機械投資はマイナス幅を拡大させたものの、個人消費がマインド改善と物価安定を背景に堅調拡 大、建設投資も高い伸びを維持した。通貨は概ね安定、政策対応余地は大きいため、今後は成長 ペースをやや速め、2017 年の成長率は 5%台半ばへ高まる見通し。 景気の現状:成長率 5%程度の堅調拡大が続く 2016 年 7~9 月期の実質 GDP 成長率は前年同期比+5.0%となり、前の期(4~6 月期)の+5.2%から伸 びが鈍化した。ただし、当社試算の季節調整値で見ると前期比年率では逆に 4~6 月期の+5.1%から 7~ 9 月期は+5.2%へ伸びを高めている。両者をあわせて評価すると、インドネシア経済は 5%程度の堅調な 拡大を続けていると言える。 また、主な需要別の内訳を見ると、政府消費(前年同期比+6.2%→▲3.0%)が歳出の抑制や前倒し支出の反 動もあり大きく落ち込んだが一時的な動きであり、 個人消費(+5.1%→+5.0%)や建設投資(+6.1%→+5.8%) は堅調な拡大を維持した。また、輸出(▲2.4%→▲6.0%)や機械投資(▲3.6%→▲6.8%)はマイナス幅を拡 大させているが、ある程度は輸入(▲2.9%→▲3.9%)の落ち込みと見合うものであり、これらの数字が示す ほどに景気を下押しするものではないとみられる。 実質GDP成長率の推移(前年同期比、%) 個人消費 その他 10 固定資産投資 政府消費 純輸出 実質GDP 産業別実質GDP成長率の推移(前年同期比、%) 20 農林水産 鉱業 製造業 卸小売 飲食・宿泊 金融保険 15 8 6 10 4 5 2 0 0 ▲5 ▲2 ▲4 2011 2012 ( 出所) インドネシ ア 中央統計庁 2013 2014 2015 2016 ▲ 10 2011 2012 2013 2014 2015 2016 ( 出所) インドネシ ア 中央統計庁 そのことは、GDP 成長率を産業別に見た場合、目立って悪化する業種が見当たらないことからも裏付け られる。1 次産業は農林水産業(2015 年シェア 13.5%、4~6 月期前年同期比+3.4%→7~9 月期+2.8%) がやや減速する一方、鉱業(シェア 7.6%、▲0.1%→+0.1%)が若干改善し低迷を脱する兆しが見られ た。2 次産業では、製造業(シェア 20.8%、+4.6%→+4.6%)や建設業(シェア 10.3%、+6.2%→+ 5.7%)が安定した拡大を維持した。3 次産業では、運輸・倉庫(シェア 5.0%、+6.9%→+8.2%)が伸 びを高め、情報通信業(シェア 3.5%、+9.8%→+9.2%)は高い伸びを維持した一方で、金融保険業(シ ェア 4.0%、+13.6%→+8.8%)が大きく減速、卸小売(シェア 13.3%、+4.1%→+3.7%)や飲食・宿 本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、伊藤忠経済研 究所が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告 なく変更されることがあります。記載内容は、伊藤忠商事ないしはその関連会社の投資方針と整合的であるとは限りません。 Economic Monitor 伊藤忠経済研究所 泊(シェア 3.0%、+4.9%→+4.6%) 、不動産(シェア 2.9%、+4.5%→+3.7%)が伸び悩んだ。 個人消費:マインド改善と物価安定でサービス中心に堅調拡大 主な需要の動向を詳しく見ると、個人消費は堅調な拡大を続けているが、物販に限れば増勢が弱まってい る。物販の動向を示す小売販売指数(実質)は、4~6 月期の前年同期比+13.7%から 7~9 月期は+8.0%、 10 月は+5.2%まで伸びが鈍化した。 情報・通信機器の増勢が一服(4~6 月期+33.9%→7~9 月期+18.1% →10 月+4.8%)、中核を占める飲食品・たばこも増勢を弱めた(+12.0%→+8.0%→+4.2%)。一方で、 家庭用品(+15.9%→+8.8%→16.5%)が持ち直し、文化・娯楽(+3.6%→+8.4%→+16.9%)が伸び を高め、部品・アクセサリー(+17.8%→+24.2%→+24.7%)は高い伸びを維持しており、消費に広が りが見られるという評価もできよう。 小売販売額指数の推移(前年同月比、%) 60 合計 飲食品・たばこ 家庭用品 文化・娯楽 50 乗用車と自動二輪の販売台数(季節調整値、年率、万台) 情報・通信機器 850 ※直近期は10月単月 40 130 ※直近期は10月単月 800 120 750 110 100 700 30 650 20 600 10 550 0 500 ▲ 10 450 ▲ 20 2011 400 90 80 2012 2013 2014 2015 70 60 ( 出所) インドネシ ア 中銀 40 30 2007 2016 50 自動二輪 四輪(右目盛) 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 ( 出所) インドネシ ア 自動車工業会、 ア ストラ・ インターナシ ョナル また、自動車販売は、四輪(含む商用車)が 2015 年 7~9 月期の年率 98.8 万台(当研究所試算の季節調 整値)を底に持ち直し傾向にあり、2016 年 7~9 月期に 104.3 万台、10 月月には 107.7 万台まで水準を 回復している。四輪車はこれから本格的な普及期を迎えるため、今後も趨勢的に増加が期待できそうであ る。一方、自動二輪は 2014 年 4~6 月期の 820.2 万台をピークに減少傾向が続いており、2016 年 7~9 月期には 581.5 万台まで水準を切り下げた。10 月は 612.0 万台へリバウンドしたが、既に成熟している 二輪車市場の中心となる買い替え需要が盛り上がるには、もう一段の景気回復が必要だと考えられる。 このように物販は総じて伸び悩んでいるが、冒頭の通り個人消費は全体としては堅調な拡大を維持してお り、消去法的に考えるとサービス消費が牽引役ということになる。業種別 GDP で見た情報通信業の好調 さや、ここ数年に渡る情報通信機器販売の大幅増から判断すると、情報通信分野でサービス消費が大きく 拡大していることは間違いなさそうである。一般的に、 所得水準の向上に伴ってサービス消費の需要が分野 を広げながら拡大するとされており、インドネシアに おいても、そうした発展段階に入りつつあるというこ 消費者信頼感指数の推移 消費者信頼感指数(現状) 収入(現状) 雇用(現状) 140 130 120 110 とであろう。 100 90 いずれにしても、個人消費が堅調な背景には消費マイ 80 ンドの改善と物価の安定がある。消費者マインドの代 70 表的な指標である消費者信頼感指数(現状)は、2016 60 2010 年 10 月に約 1 年半ぶりの水準となる 103.2 まで上昇、 2 2010 2011 ( 出所) インドネシ ア 中銀 2012 2012 2013 2014 2014 2015 2016 2016 Economic Monitor 伊藤忠経済研究所 3 ヵ月ぶりに楽観と悲観の境目である 100 を超え、11 月も 102.8 へ若干低下したものの比較的高い水準を 維持している。改善のペースは緩やかであるが、収入指数は一進一退ながら雇用指数は持ち直しており、 景気の底入れが雇用不安を低下させ消費者マインドを改善させているようである。 また、消費者物価指数は、主に原油価格の下落によ って 2015 年 12 月には前年同月比で 3%台まで伸び 消費者物価の推移(前年同月比、%) が鈍化、2016 年に入り食品価格の上昇によって一時 16 4%を超える時期もあったが、4 月以降は概ね 3%前 12 後で推移している(10 月は+3.3%) 。最低賃金が前 8 年比 13%程度 (2015 年+13.1%、2016 年+13.5%、 全国平均)、平均賃金でも 6~7%上昇しているイン ドネシアにおいて、3%前後の物価上昇率は消費活動 を活発化させる上で十分に低いと言える。 住居・光熱 交通・通信・金融 総合 食品 18 14 10 6 4 2 0 ▲2 2010 ※総合は2013年から、その他は2014年から新基準 2011 2012 2013 2014 2015 2016 ( 出所) インドネシ ア 中央統計庁 輸出:一部に持ち直しの動きも 輸出は、前述の通り GDP ベース(実質)で 7~9 月期に前年比のマイナス幅が拡大したが、通関輸出金額(ド ルベース、名目)は 4~6 月期の前年同期比▲8.7%から 7~9 月期は▲5.3%へマイナス幅が縮小した。 財別の輸出動向(前年同期比、%) 仕向け地別の輸出動向(前年同期比、%) 30 30 合計 合計 20 除く石油・ガス 10 石油・ガス 0 ASEAN EU 米国 中国 含む香港 20 10 0 ▲ 10 ▲ 10 ▲ 20 ▲ 20 ▲ 30 ▲ 40 ▲ 30 ▲ 50 2012 ▲ 40 2012 ※地域別の最新期は7~8月平均 2013 2014 2015 ( 出所) インドネシ ア 中央統計庁 2016 2013 2014 2015 2016 ( 出所) インドネシ ア 中央統計庁 財別の内訳を見ると、全体の 12.4%(2015 年)を占める石油・ガスは、4~6 月期の前年同期比▲29.2% から 7~9 月期も▲27.4%と大幅な減少が続いているが、石油・ガス以外の合計 1は▲6.1%から▲2.2%へ マイナス幅が縮小、持ち直し傾向が確認できる 2。また、仕向地別(8 月まで)では、中国向け(含む香 港、シェア 11.4%、2015 年)が 4~6 月期の▲5.2%から 7~8 月平均は+3.9%とプラスに転じ、インド 向け(シェア 7.8%、▲31.3%→▲3.7%)のマイナス幅が大きく縮小するなど、成長率の高い 2 大新興国 向けが好調、ASEAN 向け(シェア 22.3%、▲4.5%→▲3.1%) 、EU 向け(シェア 9.8%、▲10.9%→▲ 6.5%)も緩やかに改善したが、日本向け(シェア 12.0%、▲6.8%→▲9.8%)、米国向け(シェア 10.8%、 +2.0%→▲7.3%)が振るわなかった。 固定資産投資:対内直接投資の伸び悩みもあり機械投資が低調 輸出に占める石油・ガス以外のシェアは 87.6%であるが、うち 70.9%が工業製品(パーム油 10.2%、繊維製品 8.2%、電気製 品 5.9%、加工食品 4.3%、ゴム製品 3.9%など) 、12.9%が石油・ガス以外の鉱業生産物(石炭 10.6%、銅鉱石 2.2%など) 、3.7% が農林水産物(いずれも 2015 年) 。 2 詳細は 7 月までの実績しか発表されておらず、明確な改善が確認できるのは石炭(4~6 月期▲23.0%→7 月▲18.3%)のみ。 3 1 Economic Monitor 伊藤忠経済研究所 固定資産投資 3は、4~6 月期の前年同期比+5.1%から 7~9 月期は+4.1%へ伸びが鈍化した。全体の 7 割強を占める建設投資(4~6 月期+6.1%→7~9 月期+5.8%)は小幅な減速にとどまったが、約 1 割を 占める機械投資(4~6 月期▲3.6%→7~9 月期▲6.8%)のマイナス幅が拡大した影響が大きかった。 海外からの投資(対内直接投資)の動きを見ると、全体で 2015 年 10~12 月期の前年同期比+17.0%を ピークとして 2016 年 1~3 月期は+5.4%へ鈍化、4~6 月期には▲3.0%とマイナスに転じ、7~9 月期も ▲0.2%と小幅ながら減少した。うち、一次産業(1~3 月期前年同期比▲78.1%→4~6 月期▲25.1%→7 ~9 月期+3.8%)は鉱業を中心に下げ止まりつつあるが、二次産業(+90.5%→+46.3%→+19.9%)は 化学・医薬品工業の急減速 4などから増勢一服の動き、三次産業(▲44.5%→▲30.1%→▲25.0%)は運 輸・倉庫・通信などで大幅な落ち込みが続いており、固定資産投資が停滞する一因となった模様である。 建設投資と機械投資の推移(前年同期比、%) 30 建設投資 25 機械投資 20 対内直接投資の推移(実現額、億ドル) 二次産業 一次産業 70 60 15 50 10 40 5 0 30 ▲5 20 ▲ 10 10 ▲ 15 2009 三次産業 80 0 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 ( 出所) インドネシ ア 中央統計庁 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 ( 出所) 投資調整庁 見通し:政策対応余地大きく成長率は加速 以上の通り、景気は内需中心の堅調な拡大を続けているものの、期待したほどの成長ペースは取り戻して おらず、政府は 2016 年の実質 GDP 成長率の見通しを、従来の前年比+5.2%から+5.0~5.2%へ下方に 幅を持たせる形で修正した。そのほか、インドネシア中銀は+4.9~5.3%、ADB は+5.0%、IMF+4.9%、 OECD+5.1%、世銀+5.1%といずれも 5%前後を見込んでおり、2016 年の成長率は概ねその程度で着地 するとみられる。それでも 2015 年の前年比+4.8%に比べ成長は加速しており、インドネシア経済は緩や かに持ち直しつつあると言う評価が妥当であろう。 さらに、今後については、先述の通り物価上昇率が低位安定していることもあり、金融面からの景気刺激 効果が期待される。既にインドネシア中銀は、政策金利である 7 日物リバースレポ金利を 9 月(5.25%→ 5.00%) 、10 月(→4.75%)と 2 ヵ月連続で引き下げた。利下げは 2016 年に入って 6 回目 5であり、その 累積的な効果が低迷している機械投資の拡大を後押しすると期待される。 今後の利下げについては、通貨ルピアの動向が気になるところである。ルピアの対ドル相場は、米国大統 領選(11/8)の結果を受けた全面的なドル高により 1 ドル 13,100 ルピア前後から 12 月初には 13,600 ル ピア近くまで 4%程度下落した。しかしながら、最近は値を戻しており、2015 年 9 月以降の対ドルでのル ピア高基調から大きく逸脱しているわけではない。ルピア相場が比較的安定している背景には、上述の景 3 設備投資と公共投資と住宅投資の合計で、その内容は建設投資、機械投資、その他(ソフトウェアなど)に分類されている。 1~3 月期前年同期比+96.3%→4~6 月期+43.3%→7~9 月期+3.2%。一方で、鉄鋼・機械・電機、食品工業は 4~6 月期以 降、急回復しており、業種による違いが大きい。 5 インドネシア中銀は、8 月以前の政策金利である BI レートを 1 月(7.50%→7.25%) 、2 月(→7.00%) 、3 月(→6.75%) 、6 月(→6.50%)と 4 回引き下げており、9 月、10 月と合せると通算 6 回となる。 4 4 Economic Monitor 伊藤忠経済研究所 気持ち直しや物価の安定のほか、 経常収支の改善がある。経常収支の赤字幅は、 2014 年の 275 億ドル(GDP 比 3.1%)から 2015 年は 177 億ドル(2.1%)へ縮小、2016 年上半期(1~6 月)も 94 億ドル、GDP の 2%強にとどまっており、一般的に通貨下落の警戒ラインされる 3%を下回っている。 為替相場の推移(ルピア/ドル) 外貨準備高の推移(億ドル) 1,300 ルピア 15,000 安 1,200 14,000 1,100 13,000 1,000 12,000 900 11,000 800 700 10,000 600 9,000 ルピア 高 8,000 2011 ( 出所) C EIC DAT A 500 2012 2013 2014 2015 2016 400 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 ( 出所) インドネシ ア 銀行 さらに、外貨準備が比較的潤沢なことも、ルピア相場を下支えしているとみられる。11 月末時点の外貨準 備高は 1,115 億ドル、 輸入の 9.9 ヵ月分 6に相当し、 最低限必要とされる 2~3 ヵ月を大きく上回っている。 また、外貨準備高は短期対外債務(415.3 億ドル、6 月末時点)の 2.7 倍もあり、当面の外貨繰りに全く 懸念ないため、必要に応じてルピアを買い支える為替介入も可能 7な水準と言える。 また、ジョコ・ウィドド大統領は、対内投資を含めた規制緩和やインフラ投資、減税、行政手続き簡素化、 最低賃金の透明化、電子商取引推進などの景気対策を昨年 9 月の第 1 弾から今年 11 月 10 日の第 14 弾ま で、さらには近日中に第 15 弾の発表も噂される 8など、矢継ぎ早に打ち出しており、これらによる一定の 景気浮揚効果が期待できる。これまで見た最近の景気動向も踏まえて先行きを展望すると、2017 年の成 長率は 2016 年を上回り、5%台半ば程度に高まると予想される。 政治情勢:ジャカルタ州知事選を巡る混乱が新たなリスク要因 さらなる経済成長の実現は、ジョコウィ政権の経済政策に依存する部分が少なからずあるが、懸案であっ た連立与党による過半数確保を果たし、7 月の内閣改造では実力派の閣僚を配するなど、その政権基盤は 安定度を増し政策遂行能力を高めていると評価できる 9。 そうしたジョコウィ政権の目下の懸案事項は、2 月に実施されるジャカルタ特別州知事選を巡る混乱であ ろう。同選挙には、バスク現知事のほか、ユドヨノ前大統領の長男で軍人のアグス氏、評論家で前教育・ 文化相のアニス氏が立候補しているが、その前哨戦におけるバスク知事の発言がイスラム教を冒涜するも のとして大規模な抗議デモ(11/4)に発展、12 月 2 日には 20 万人規模でデモが実施された。バスク知事 は既に宗教冒涜の罪で起訴され 12 月 13 日には初公判が行われているが、裁判の行方次第ではデモが繰り 返される可能性もある。首都でありジョコウィ大統領が前任の州知事であったジャカルタの混乱は、経済 活動にも政治的にも少なからぬ影響を与えるリスク要因であり、今後の情勢を注視しておきたい。 輸入額は 10 月実績を当研究所が季節調整したもの(112.9 億ドル) 。 実際に 11 月はルピア買い介入を行ったが、外貨準備は 35 億ドルの減少にとどまっている。 8 「ASEAN 経済通信」2016 年 11 月 28 日号による。同紙によると、インフラ、医療機器、繊維産業、農業の投資規制撤廃が盛 り込まれる見込み。 9 詳細は、2016 年 8 月 10 日付 Economic Monitor「インドネシア経済:堅調な内需拡大が輸出減に勝り持ち直し」参照。 5 6 7
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