まちづくり委員会資料 平成28年12月 建 設 局 東山自然緑地の再整備に関する市民意見募集について 東山自然緑地は山科区に位置する琵琶湖疏水沿いに整備された緑道です。昭和53 年の全面開園以来,市民の皆様をはじめ多くの来訪者に利用されてきました。 しかしながら,当緑地は開園から約40年が経過し,トイレ,照明灯,園路やベン チなどの施設が老朽化しており,再整備が必要な状況となっています。 このため,京都市では,平成28年度から平成32年度の5箇年かけて「四季の花 木を楽しめる京都の新しい花の名所」となるよう再整備に取り組みます。 このたび,東山自然緑地の再整備案を作成し,これについて,多くの方々から御意 見をいただいたうえで,とりまとめることといたしましたので御報告させていただき ます。 1 東山自然緑地の再整備案について ⑴ 再整備の基本方針 より魅力的な「四季の花木を楽しめる京都の新しい花の名所」づくりを推進し ていくため,5つの基本方針を設定しました。 ① 疏水沿いの彩りの連続性確保 樹木(サクラ,モミジなど)の老朽化により,疏水沿いの彩りが途切れてし まった箇所にサクラやモミジを補植し,彩りの連続性を確保していきます。 ② 四季を通じて彩り(花)が楽しめる広場づくり 多くの人々が利用する広場には,四季を通じて彩りを楽しむことができるよ う,様々な花木を植栽して,花の名所の拠点となるよう再整備していきます。 ③ 自然の豊かさが感じられる樹林づくり 東山自然緑地には,多くの大木が残っており,自然の豊かさを感じることが できる場所となっています。こうした特徴を継承しながら,必要に応じて樹林 地を整理し,多種多様な植物(生きものの生息環境保全に資する植物や京都の 伝統文化に関わる植物など)による緑化を進めていきます。 ④ 老朽化施設の更新,その他必要施設の整備等 老朽化施設の更新や老朽化樹木(支障木)の伐採を行っていくとともに,健 康長寿のまちの実現に寄与していくため,新たに健康遊具を設置していきます。 ⑤ メリハリを付けた整備(広場への重点投資) 広大な東山自然緑地(面積約19ha,延長約4km)の全面的な再整備には, 多額の経費が必要です。そのため,多くの人々が集う広場の整備に重点的に取 り組んでいきます。 ⑵ 工事の進め方 ① 利用制限を少なくするための配慮 東山自然緑地は,現在も多くの人々に利用されており,工事中の利用制限 (園路の通行止めなど)をできるだけ少なくするため,迂回路などを考慮した 工区割りを行い,東側から順次再整備を進めていきます。 東山自然緑地は,東側に最寄駅が多く(東側3駅,西側1駅),東側は毘沙 門堂という有名観光地からも近いため,多くの方々の目に触れやすい東側から 工事を進めていくこととしました。 ② トイレ建替の優先的実施 地域の住民や観光客からの要望が強いトイレの建替については,意見募集の 期間中から工事を実施していきます。 なお,トイレについては,これまでに地元からいただいた御意見をふまえて, 既存4棟のうち,老朽化が進んでいる3棟を建て替え,最西端のトイレ(水 洗)は存置します。 その他の公園施設の更新,広場整備,樹木の植栽などについては,各年度の 工事のなかで,順次,実施していきます。 2 東山自然緑地の再整備に関する市民意見募集について ⑴ 意見募集の内容等 別添資料『東山自然緑地の再整備に関する市民意見募集について』参照 ⑵ 応募方法等 【資料の配架場所】市役所案内所及び各区・支所,出張所ほか 【応募方法】電子メール,郵送,ファックス,ホームページ意見募集フォーム ⑶ スケジュール 平成28年12月中旬~平成29年1月中旬 市民意見募集(1箇月間) 平成29年 2月 市民意見募集の結果 及び 再整備案(確定版)公表
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