週刊株式アウトルック

2016 年 12 月 16 日号
週刊株式アウトルック
来週の見通しと投資ポイント
CONTENTS
1. 日本株式 .............................................................................................. 1
2. 注目テーマ① NISA 関連銘柄 ............................................................... 2
3. 注目テーマ② J-REIT に底打ちの兆し .................................................... 3
4. 注目テーマ③ カジノだけでなく盛り上がる大阪 ......................................... 4
5. ドル円相場 ............................................................................................ 5
6. 米国株式 .............................................................................................. 5
7. 投資部門別売買動向 ............................................................................. 6
8. 個人投資家の買付動向 ......................................................................... 7
9. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) ........................................................ 7
10. チャート分析 .......................................................................................... 8
11. 来週・再来週の主なスケジュール............................................................. 9
投資情報部
2016 年 12 月 16 日(金)
週刊株式アウトルック
1.日本株式
横山 敦史
【日経平均の推移と来週の見通し】
21,000
(円)
(兆円)
<来週の予想レンジ:18,800~19,800円>
12
11
20,000
19,800円
10
19,000
18,800円
18,000
9
8
日経平均(左軸)
75日移動平均(左軸)
7
17,000
6
16,000
5
25日移動平均(左軸)
15,000
4
3
14,000
2
13,000
1
東証一部売買代金(右軸)
12,000
6/28
2016年
7/19
8/8
8/29
9/16
10/11
10/31
11/21
12/12
1/4
0
(月/日)
2017 年
注:予想はSMBC日興証券
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
手掛かり材料難も「掉尾の一振」か

注目のFOMC(連邦公開市場委員会)を通過したことで、年内は大きな注目イベントは予定されておらず、
目先は手掛かり材料難となりやすい。しかし、ここ数年大納会までの10営業日は上昇しやすい傾向があり、
今年も底堅い展開が期待できそうだ。

一部テクニカル指標には過熱感があるものの、相場格言「掉尾の一振(とうびのいっしん)」通り日経平均が
堅調に推移し、心理的節目である2万円にどこまで近づけるかが年内の注目点となろう。
2月期決算企業の9-11月期決算発表始まる

米大統領選以降、米金利上昇やインフレ期待の高まり、円安進行などの恩恵を受ける企業の株価が大きく
上昇しているが、12月に入ってからは徐々に小売業など内需業種にも物色が広がりつつある。

そうした中、12月16日の西松屋チェーン(7545)を皮切りに2月期決算企業の9-11月期決算発表が始まる。2
月期決算企業は小売業やサービス業など内需関連企業の割合が多い。企業業績回復期待の高まりや株
価上昇などから今後個人消費の回復も予想されるだけに、出遅れ感のある好業績内需企業の物色も積極
化しよう。
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
1
2016 年 12 月 16 日(金)
週刊株式アウトルック
2.注目テーマ① NISA関連銘柄
長谷川 景子 / 西尾 浩一郎
図表1. 日経平均とドル円の推移
20,000
(円)
(円)
日経平均(左軸)
19,000

今年も残すところ3週間を切った。NISA(少額投
資非課税制度)の非課税枠はその年限りの使い
切りで翌年に持ち越せないため、年末にかけて
今年のうちに使っておこうと駆け込み利用をする
投資家が増加すると考えられる。

日本株市場を振り返ると、英国のEU離脱問題や
米国の大統領選などで乱高下する場面もみられ
たが、イタリアの国民投票結果を巡っては大きな
波乱要因とは受け止められず、投資家は冷静に
対応した(図表1)。そうした中、世界景気は回復
傾向にあり、世界景気敏感株としての性格が強
い日本株の優位性は高まると考えられる。円安
局面では、業績拡大に加えてPERが上昇する傾
向があることも日本株の魅力を高めよう。2014年
に導入されたNISAの口座数は認知度の高まりと
共に順調に増加している(図表2)。今後も投資
家がリスクを取る姿勢は強まるとみられ、個別銘
柄物色は進むと考えられることから、NISAを忘れ
ることなく活用されたい。

一部の証券会社では、NISAの買付ランキングな
どを公表しているが、総じて(1)高配当利回り、
(2)株主優待を受けられる、(3)大型株、などが
選別されている。こうしたことを踏まえNISA関連
銘柄を探った。図表3はTOPIX採用企業(金融
及び変則決算除く)で、(1)今期予想経常利益
が5%以上の増益かつ予想PERが20倍以下、(2)
今期予想配当が増配かつ予想配当利回りが2%
以上、(3)直近3期の総還元性向(配当金と自社
株買いの合計÷当期利益)の平均が30%以上、
との条件を満たす銘柄のうち、時価総額上位10
社を証券コード順に並べたもの(予想は12月14
日時点で、利益はQUICKコンセンサス予想、配
当は日経予想)。

ここに挙げた銘柄は、業績堅調が予想されてお
り、株主還元に前向きな姿勢であるといえる。ま
た、配当利回りの水準も魅力的に映るとみられ、
個人投資家が手掛けやすいと考えられる。
130
125
120
18,000
115
17,000
110
16,000
105
15,000
100
ドル円(右軸)
14,000
16/1
16/3
16/5
16/7
95
16/11 (年/月)
16/9
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
図表2. NISAの勘定設定口座数と総買付額の推移
550
(兆円)
(万)
NISA総買付額(右軸)
5.0
4.5
500
4.0
450
3.5
3.0
400
2.5
350
2.0
1.5
300
1.0
250
0.5
NISA勘定設定口座数(左軸)
200
0.0
14/1
14/5
14/9
15/1
15/5
15/9
16/1
16/5
16/9
(年/月)
注:調査対象は大手証券会社5社、インターネット専業証券会社5社
出所:日本証券業協会よりSMBC日興証券作成
図表3. 主なNISA関連銘柄
予想
予想 予想1株 予想配当 3期平均 12月14日
株式
予想
経常利益 増益率 PER 当たり配当 利回り 総還元性向 終値
銘柄略称
コード
決算期
(円)
(%)
(%)
(円)
(百万円)
(倍)
1925 大和ハウス 2017/03
275,970
18.1%
11.8
85.0
2.59
40.2
3,286.0
1928 積水ハウス 2017/01
179,473
11.8%
11.5
64.0
3.34
53.6
1,918.0
15.4%
17.4
38.0
2.36
154.1
1,611.0
3197 すかい
2016/12
28,529
4739 CTC
2017/03
30,263
8.3%
17.6
75.0
2.50
59.1
3,000.0
5463 丸一管
2017/03
23,800
25.6%
19.8
81.0
2.22
75.3
3,655.0
8035 東エレク
2017/03
148,273
24.2%
16.5
305.0
2.96
74.0 10,290.0
9432 NTT
2017/03 1,496,585
12.6%
12.6
120.0
2.45
83.2
4,897.0
9433 KDDI
2017/03
916,893
11.9%
13.6
80.0
2.58
34.9
3,101.0
9437 NTTドコモ 2017/03
954,614
22.7%
15.0
80.0
2.94
112.0
2,716.5
74,830
19.3%
12.6
16.0
2.53
242.0
633.0
9831 ヤマダ電
2017/03
注:米国会計基準とIFRS採用企業については、税引前利益を経常利
益とする
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2
2016 年 12 月 16 日(金)
週刊株式アウトルック
3.注目テーマ② J-REITに底打ちの兆し
図表1. 日・米・豪のREIT指数比較
(pt)
1,700

世界的にREITが底打ちの兆しをみせている。グ
ローバルなREIT市場は今夏以降、世界的に長
期金利が底打ちしてきたこともあり、軟調な推移
を辿っていたが、足元では反発してきている(図
表1)。背景には金利上昇ペースに一服感がみら
れることや、景況感の高まりもあると思われる。

東証REIT指数は海外のREITに比べて堅調に
推移している。国内長期金利が7月末に底打ち
し、調達金利上昇による金融コスト増加が懸念さ
れたものの、日銀の長短金利操作により長期金
利が0%近辺で低位安定していることや、ファンダ
メンタルズが良いこと、また分配利回りなどから割
安感が出ていたことなどが要因としてあげられよ
う。

J-REITの主な買い手の1つである海外投資家は
5月以降売り越す傾向にあるが、世界のREIT市
場が反発し始めたのは、グローバルREITファン
ドによる売り圧力が低下してきているからとも推察
できる。また、地域金融機関の運用ニーズは引き
続き強いと思われ、J-REITの利回りは依然として
相対的に魅力がある。

国内不動産市況は、東京都心5区のオフィス賃
料が2014年初以降、前月比で35ヵ月連続の上
昇となっているなど着実に改善してきている。市
場で懸念されているのが2018年以降のオフィス
大量供給問題であろう。ただ、大規模オフィスの
供給は増加するものの、建て替えの物件が多い
ことや、増床や拡張移転ニーズが強く、供給を吸
収できると思われる。一方で、中規模オフィスに
ついては供給が少ないため需給がひっ迫するこ
とが考えられる。

2017年以降も不動産市況は堅調に推移すると
思われるが、新規物件の取得スタンスは各社各
様となり、物件の取得価格によっては期待利回り
の低下も考えられる。そのため、スポンサーパイ
プラインなどJ-REITへの投資の際は銘柄選別の
重要度が増すだろう。
(pt)
2,500
MSCI 米国REITインデックス(左軸)
ASX200 豪REIT指数(左軸)
東証REIT指数(右軸)
1,600
2,400
2,300
1,500
2,200
1,400
2,100
1,300
2,000
1,200
石田 卓也
1,900
1,100
1,800
1,000
1,700
1,600
900
1月 2月
(2016年)
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月 10月 11月 12月
出所: BloombergよりSMBC日興証券作成
図表2. 東証REIT指数とJ-REITの主な投資部門別売買
動向の推移
1,500 (億円)
東証REIT指数(右軸)
(pt)
2,000
1,900
1,000
1,800
500
1,700
1,600
0
日銀(左軸)
金融機関(左軸)
海外投資家(左軸)
投資信託(左軸)
▲ 500
▲ 1,000
13/10
1,500
14/4
14/10
15/4
1,400
15/10
16/4
1,300
16/10 (年/月)
注:売買動向は2013年10月から2016年11月まで、指数は2016年12月
14日までのデータ
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
図表3. 弊社カバレッジのうち投資評価「1」の銘柄
運用スタイル
総合
12/15
終値
(円)
1口あたり 予想分配
予想分配金 利回り
(% )
(円)
銘柄
コード
銘柄名
3295
HULICR
182,300
222,000
2017/2
3,250
3.57
8956
目標株価
(円)
予想
決算期
プレミア
134,400
165,000
2017/4
2,500
3.72
8968
福岡リート
172,100
225,000
2017/2
3,350
3.89
3292
イオンリート
124,500
155,000
2017/1
3,000
4.82
3453
ケネディ商業
248,800
320,000
2017/3
6,050
4.86
3278
ケネディレジ
290,100
363,000
2017/1
6,510
4.49
8986
日賃貸
77,600
100,000
2017/3
1,800
4.64
3227
商業
住宅
オフィス
物流
ミッドシティ
344,000
405,000 2016/12
7,350
4.27
8958
グロバワン
413,000
495,000
2017/3
7,400
3.58
8972
ケネオフィス
625,000
740,000
2017/4
11,150
3.57
8975
いちごO
74,100
100,000
2017/4
1,915
5.17
8976
大和オフィス
572,000
760,000 2016/11
10,650
3.72
3466
ラサールロジ
104,300
140,000
2,600
4.99
2017/2
注: 予想はSMBC日興証券予想。予想分配利回りは今期予想1口あ
たり分配金を年換算し算出。投資評価、目標株価、分配金は12/14
時点
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
3
2016 年 12 月 16 日(金)
週刊株式アウトルック
4.注目テーマ③ カジノだけでなく盛り上がる大阪
図表1. 大阪を訪れる訪日外国人数の推移
(万人)
800

12月15日未明、衆議院本会議で「カジノを中心
とする統合型リゾート(IR)施設整備推進法案」が
成立した。同法案への評価は賛否両論あろうが、
大きな経済効果が期待されている。

現在、IR施設の建設地として有力な候補地の1
つにあげられているのが、大阪の夢洲(ゆめしま)
だ。IR施設にはカジノだけではなく、国際会議や
学会、研修、展示会イベント等(MICE)を行える
大型施設なども併設される予定だ。近年、大阪
を訪れる訪日外国人が増加している(図表1)が、
開業後は一段の集客力の向上による関西全体
への経済効果の波及が見込まれる。関西経済
同友会「関西MICE・IR推進委員会」の試算では、
大阪・関西IRの経済効果は開業前では累計で
1.5兆 円 、9.3万 人 の雇 用 創 出 、開 業 後は毎 年
7,596億円、9.8万人の雇用創出の効果があると
みられている。

12日にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンがパ
ーク内に任天堂(7974)のテーマエリア「SUPER
NINTENDO WORLD」を東京五輪前にオープン
予定と発表した。投資額の500億円超は2014年
にオープンして以降、人気となっている「ハリー・
ポッター」エリアの投資額を上回る。

また、大阪府は2025年の万国博覧会(万博)の
誘致も目指している。関西は医療・介護ビジネス
の先進地域を目指しており、大阪府は「健康・長
寿」をテーマとしてこれをアピールしたい構えだ。
会場としては、夢洲のIR施設用用地に隣接する
約100ha(甲子園球場約26個分)の用地を想定し
ており、IR施設と万博の相乗効果にも期待した
い。一方、懸念される夢洲へのアクセスの改善は
市営地下鉄やJR、京阪電車などの延伸で対応
するとみられる。IR施設・テーマパーク・万博と大
阪を含む関西地域は、世界中からこれまで以上
に注目を集め、大きな経済効果が期待できる。
(%)
40
全国に対する来阪外国人
旅行者数比率(右軸)
700
600
石田 卓也
35
500
400
来阪外国人旅行者数(左軸)
30
300
25
200
100
20
0
08年
09年
10年
11年
12年
13年
14年
15年
出所: 大阪府HPよりSMBC日興証券作成
図表2. 主な大阪関連銘柄
銘柄
コード
銘柄略称
12/15
終値(円)
8173
上新電
1,006
8242
H2Oリテイル
1,882
8806
ダイビル
1,041
8818
京阪神ビ
618
9021
JR西日本
7,151
9025
鴻池運輸
1,624
9042
阪急阪神
3,720
9045
京阪HD
769
概要
関西地盤の中堅家電量販店。「唯一の関西資本」「阪神タイ
ガースオフィシャルスポンサー」などを掲げ地域経済に密着。
関西で圧倒的なブランド力を発揮する阪急百貨店と阪神百貨
店の統合で誕生した持株会社。阪急うめだ本店は地域1番店
で抜群の収益力。
大阪の老舗不動産会社。東京進出も拡大しており、大阪・東
京でオフィス賃貸を展開。
場外馬券売り場の他、オフィスや商業施設等を賃貸。売上高
の大半を大阪府内の物件が占める。
在来線の運輸収入が堅調。USJへはJRゆめ咲線。夢洲まで
延伸の可能性も。
総合物流企業。舞洲・咲洲など夢洲周辺に倉庫などを多数保
有。関西国際空港の地上支援業務も手掛ける。
阪急電鉄、阪神電気鉄道、阪急交通社、阪急阪神ホテルズな
どを中核とする持株会社。不動産事業から宝塚歌劇といった
レジャー・サービス事業も展開。
訪日外国人に人気の京都-大阪が主軸。2008年に開通した
中之島線が夢洲まで延伸する可能性も。
出所: QUICK、東洋経済などよりSMBC日興証券作成
図表3. IR・万博誘致予定地の夢洲
出所: 「2025日本万国博覧会」基本構想(大阪府案)より
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
4
2016 年 12 月 16 日(金)
週刊株式アウトルック
5.ドル円相場
龍 翔太
【ドル円相場の推移と来週の見通し】
(円/ドル)
124

この1週間は、週半ばにかけてFOMC(連
邦公開市場委員会)を前に小動きが続い
たが、FOMC参加者の政策金利見通しが
予想外に上方修正されたことを材料に急
騰。15日には一時118.66円まで買われた。

年内最後のビッグイベントだったFOMCを
通過し、来週末のクリスマス休暇を前に市
場参加者も徐々に減少していくと予想され
る。薄商いとなる分、材料への反応が過大
となる可能性があり注意したい。例えば、
米経済指標が冴えない結果となれば、上
昇ピッチが速かった反動も加わって調整色
を強めることも想定されよう。

もっとも、トランプ次期政権の根強い景気
対策期待などが下支えとなり、調整局面は
長期化しないとみている。
<来週の予想レンジ:115.00~120.00円>
122
120.00円
120
118
116
115.00円
114
112
110
108
106
104
102
100
98
7/1 7/19
2016年
8/4
8/22
9/7
9/23 10/11 10/27 11/14 11/30
(月/日)
出所: BloombergよりSMBC日興証券作成
6.米国株式
吉田 隼人
【S&P500とFF金利の推移】

今週は、タカ派寄りのFOMC(連邦公開市
場委員会)結果を受けて下落する場面もあ
ったが、翌15日には主要指数が反発した。

1990年以降の3回の利上げ局面を振り返る
と、どの局面でもS&P500は上昇基調で推
移していた。利上げの進行は、FRB(連邦
準備制度理事会)の景気への自信の表れ
と捉えることもでき、そうした状況では株式
市場も先行きに強気だったと考えられる。ま
た、直近2回の利上げ局面では、利上げの
終盤ないし打ち止め後に株式市場が下落
に転じている。こうしたことから、利上げにつ
いて株式市場がより懸念すべきタイミング
は、利上げの序盤よりも、政策金利が一定
程度引き上げられた後であったといえよう。

今回は異例の低金利からの脱却ということ
もあり、FRBは景気や株式市場に十分配慮
しながら利上げを進める公算が大きく、当
面株式市場の強い逆風にはならなそうだ。
(%)
2500
9
S&P500(左軸)
FF金利( 右軸)
8
2000
7
6
1500
5
4
1000
3
2
500
1
0
1990 92
0
94
96
98 2000 02
04
06
08
10
12
14 (年)
注:網掛け部分は過去3回の利上げ局面で、今回は除く
出所:BloombergよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
5
2016 年 12 月 16 日(金)
週刊株式アウトルック
7.投資部門別売買動向
長谷川 景子
12月第1週の投資部門別売買動向(現物・先物)

12月第1週は、海外投資家が2,644億円と5週連続の買い越し。買い越し額は減少しているものの、引き続き
堅調な欧米株式市場とともに、「世界景気敏感株」といわれる日本株への資金流入が継続。

一方、個人投資家は▲4,273億円と5週連続の売り越し。「押目待ちの押目なし」が続いている。

信託銀行は▲330億円と7週連続の売り越し。

事業法人は28億円と10週連続の買い越し。
【日経平均株価と主な投資部門別売買動向(現物・先物合計)の推移】
(億円)
15,000
事業法人(左軸)
日経平均株価(右軸)
信託銀行(左軸)
(円)
19,500
海外投資家(左軸)
個人(左軸)
10,000
18,500
5,000
17,500
0
16,500
▲ 5,000
15,500
▲ 10,000
6/11
2016年
7/16
8/20
9/24
10/29
14,500
12/3 (月/日)
注: 売買動向は2016年6月第2週から2016年12月第1週まで、株価は2016年12月15日までのデータ。現物は二市場一・二部等。先物は日経225、
225mini、TOPIX先物、ミニTOPIX、JPX日経400の合計
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
6
2016 年 12 月 16 日(金)
週刊株式アウトルック
8.個人投資家の買付動向
髙山 裕介
【買付代金上位10銘柄(12/9~12/15、銘柄コード順)】
コード
銘柄名
市場
業種
東証
ETF
12/8終値 12/15終値
(円)
(円)
1570
日経レバ
6502
東 芝
東証1部
電気機器
7203
トヨタ
東証1部
7751
キヤノン
7974
騰落率
(%)
13,950.0
14,740.0
5.7
465.0
462.8
-0.5
輸送用機器
6,984.0
7,156.0
2.5
東証1部
電気機器
3,396.0
3,410.0
0.4
任天堂
東証1部
その他製品
28,225.0
27,575.0
-2.3
8306
三菱UFJ
東証1部
銀行
746.1
755.0
1.2
8411
みずほ
東証1部
銀行
219.4
219.5
0.0
8604
野村HD
東証1部
証券商品先物
735.0
749.4
2.0
9501
東電力HD
東証1部
電気・ガス
537.0
527.0
-1.9
9984
ソフトバンクG
東証1部
情報・通信
7,792.0
7,848.0
0.7

東芝(6502)は高値圏でやや足踏み状態
にあるものの、個人投資家の物色意欲は
依然強い様子。

キヤノン(7751)は先週時価総額で約5ヵ月
ぶりに電機株の首位に返り咲いた。配当利
回りが4%台と高く、12月の配当権利取りの
思惑が強まった様子。

日本株高を背景に収益拡大期待から野村
HD(8604)など証券株の物色が継続。

東電力HD(9501)は米IT大手とIoT(モノの
インターネット)で提携すると報じられたこと
から物色された様子。
注: 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計。ただし、取引所外
取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
9.週間個別銘柄騰落状況(東証1部)
髙山 裕介
【値上がり率上位10銘柄(12/9~12/15)】
コード
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
3672
8423
6037
9678
6093
3038
9424
6740
3064
8201
銘柄名
オルトプラス
アクリーティブ
ファーストロジ
カナモト
エスクローAJ
神戸物産
日本通信
JDI
MonotaRO
さが美
業種
情報・通信
その他金融
サービス
サービス
サービス
卸売
情報・通信
電気機器
小売
小売
12/8 終値
(円)
407.0
371.0
1,925.0
2,564.0
1,307.0
2,990.0
157.0
298.0
2,091.0
117.0
12/15終値 値上がり率
(% )
(円)
568.0
39.6
481.0
29.6
2,337.0
21.4
3,040.0
18.6
1,520.0
16.3
3,465.0
15.9
181.0
15.3
342.0
14.8
2,398.0
14.7
134.0
14.5
【値下がり率上位10銘柄(12/9~12/15)】
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
コード
銘柄名
3548
6273
3666
8835
4331
8515
3180
3662
8572
2376
バロック
SMC
テクノスJPN
太平発
T&Gニーズ
アイフル
Bガレージ
エイチーム
アコム
サイネックス
業種
小売
機械
情報・通信
卸売
サービス
その他金融
卸売
情報・通信
その他金融
サービス
12/8 終値
(円)
1,373.0
31,030.0
1,343.0
112.0
824.0
392.0
1,175.0
2,325.0
574.0
1,121.0
12/15 終値 値下がり率
(% )
(円)
1,204.0
-12.3
27,420.0
-11.6
1,187.0
-11.6
101.0
-9.8
744.0
-9.7
359.0
-8.4
1,080.0
-8.1
2,143.0
-7.8
530.0
-7.7
1,036.0
-7.6
注: 対象は東証1部銘柄
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
7

日経平均は12/9~12/15の間、2.7%上昇。

オルトプラス(3672):
ソニーグループとスマホ向けゲームで協業
すると発表したことを材料視。

JDI(6740):
有機ELパネル会社の子会社化と産業革
新機構による資金支援の報道を好感。

MonotaRO(3064):
11月の売上高が好調で16/12期の利益再
上方修正期待が高まった。

SMC(6273):
空売りファンドによる売り推奨レポートを嫌
気。

エイチーム(3662):
17/7期1Q決算が減益となったことを嫌気。
2016 年 12 月 16 日(金)
週刊株式アウトルック
10.チャート分析
石田 卓也
【米国REIT】

【日経平均株価(週足)】

MSCI米国REIT指数は75日移動平均線に到達
し、頭を押さえられる展開。ただ、目先は一目均
衡表の雲が下支え要因となり、ボックス推移にな
ると思われる。
(ドル)
1,350
日経平均の26週移動平均線と52週移動平均線が
ゴールデンクロスを形成。2013年初や2014年夏な
ど相場が大きく上昇する前段階でも同様の事例が
みられる。
(円)
24,000
一目均衡表とは、時間・値幅などを組み合わせたテクニカル手法で転換線、基準線、先
行スパン1、先行スパン2、遅行線は株価のトレンドを表したり、抵抗帯となりやすい。先
行スパン1と先行スパン2に挟まれた領域のことを“雲”といい、抵抗線や支持線となりや
すい。
1,300
22,000
1,250
20,000
1,200
18,000
1,150
16,000
日経平均
14,000
1,100
26週移動平均線
12,000
1,050
52週移動平均線
転換線(9週)
先行スパン1
遅行スパン
1,000
10,000
基準線(26週)
先行スパン2
75日移動平均線
8,000
950
16/1 16/2 16/3 16/4 16/5 16/7 16/8 16/9 16/10 16/11 16/12
(年/月)
出所:BloombergよりSMBC日興証券作成
(年/月)
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
【日本株市場関連データ(12/15時点)】
指数
日経平均株価
25日移動平均
75日移動平均
200日移動平均
12/15
前週末比 前週末比
(%)
(円)
終値(円)
19,273.79
277.42
1.46
18,338.97
移動平均
17,371.98
乖離率
16,802.42
指数
TOPIX
12/15
前週末比 前週末比
(%)
終値(円,pt) (円,pt)
1,542.72
17.36
1.14
5.09
JPX日経400
13,804.53
148.84
1.09
10.94
東証2部指数
5,109.84
51.24
1.01
14.70
東証マザーズ指数
931.11
26.16
2.89
売買高(東証1部、万株、①)
232,463
日経JASDAQ平均
2,684.57
21.20
0.80
25日移動平均
252,259
東証REIT指数
1,787.51
-2.64
-0.15
売買代金(東証1部、億円、②)
28,103
東証1部予想配当利回り(%)
25日移動平均
28,318
東証1部予想PER(倍)
売買単価(円、②/①)
1208.93
1.91
17.23
東証1部PBR(倍)
1.34
東証REIT指数予想分配金利回り(%)
3.67
 東証1部騰落レシオが160%超えとなるのは過去10
【テクニカル指標】
年で5回目。
騰落レシオ(東証1部、25日)
[単位:%]
判定
165.56
買われ過ぎ
サイコロジカル(TOPIX)
75.00
買われ過ぎ
ストキャスティクス(TOPIX)
RSI(TOPIX)
92.93
買われ過ぎ
83.72
買われ過ぎ
注:予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想、東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想。配当・分配金利回りは加重平均。
テクニカル指標は一般的に、騰落レシオ:120%以上が買われ過ぎ、70%以下が売られ過ぎ、サイコロジカル:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売
られ過ぎ、ストキャスティクス:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎ、RSI:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎと判断される
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
8
2016 年 12 月 16 日(金)
週刊株式アウトルック
11.来週・再来週の主なスケジュール
柴山 真里枝

来週、国内では貿易統計が発表予定のほか、日銀金融政策決定会合が開催予定。欧州ではECB(欧州中
央銀行)が量的緩和を継続、米国のFOMC(米連邦公開市場委員会)では利上げが決定された。日銀は長
短金利操作が機能しているとし、現状の政策を維持すると見られる。

海外では、米国で耐久財受注や7-9月期実質GDP確報などの経済指標が発表予定。FOMC通過で、市場の
注目点は米国経済に移る。引き続き、堅調な内容を確認できるか、注視したい。
【来週の主なスケジュール】
発表日
国・ 地域
日本
12月 19日 (月 )
独
ロシア
日本
12月 20日 (火 )
トルコ
日本
12月 21日 (水 )
米国
NZ
マレーシア
タイ
日本
12月 22日 (木 )
米国
11月
11月
11月
11月
-
12月
11月
11月
11月
-
-
-
11月
11月
11月
11月
11月
-
-
10月
11月
11月
11月
11月
11月
NZ
フィリピン
日本
12月 23日 (金 )
12月 24日 (土 )
12月 25日 (日 )
米国
日本
ベトナム
7-9月期
7-9月期
-
-
11月
12月
-
1-12月
貿易収支( 季調済)
貿易収支
輸出( 前年比)
輸入( 前年比)
日銀金融政策決定会合( ~ 20日)
IFO景況指数
実質小売売上高(前年比)
全国百貨店売上高(前年比)
全国コンビニエンスストア売上高(前年比)
政策金利(1週間物レポ金利)
(翌日物貸出金利)
(翌日物借入金利)
全国スーパー売上高(前年比)
JNTO訪日外客数
中古住宅販売件数( 前月比)
貿易収支
消費者物価指数(前年比)
政策金利
2016年度第3次補正予算案、2017年度税制改正大綱、2017年度予算案閣議決定
FHFA住宅価格指数(前月比)
耐久財受注( 除輸送用機器、 速報、 前月比)
耐久財受注( 速報、 前月比)
個人所得(前月比)
個人支出(前月比)
PCEコア ・ デフレータ
( 食品・ エ ネルギ ーを除く 個人消費デフレータ、 前年比)
実質 GDP( 前期比年率、 確報、 前回値は改定値)
実質GDP(前期比)
政策金利
東京市場休場(天皇誕生日)
新築住宅販売件数( 前月比)
ミ シ ガン大学消費者信頼感指数( 確報、 前回値は速報値)
安倍首相、橋下徹氏と会談
実質GDP(前年比、発表日未定、~31日)
市場予想 前月・ 前期・ 前年
5,046億 円
4,743億 円
2,684億 円
4,960億 円
▲1.7%
▲10.3%
▲13.6%
▲16.5%
-
-
▲3.4%
-
-
-
-
-
-
-
▲1.4%
-
-
1.50%
-
110.4
▲4.4%
▲3.9%
0.2%
8.00%
8.50%
7.25%
0.6%
213万6千人
2.0%
▲8.46億NZドル
1.4%
1.50%
-
-
0.4%
▲4.1%
0.3%
0.5%
-
0.6%
0.8%
4.6%
0.6%
0.3%
-
1.7%
3.3%
0.9%
3.00%
3.2%
0.9%
3.00%
-
2.1%
98.1
-
▲1.9%
98.0
-
-
-
5.93%
注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年12月15日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります
出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
9
2016 年 12 月 16 日(金)
週刊株式アウトルック

再来週は、国内では消費・雇用関連の経済指標が発表予定。足元で個人消費はなお低迷しているものの、
雇用環境は良好であり、来年以降の賃金上昇ペースの加速が期待されている。足元の株高などで、これまで
貯蓄に軸を置いていた消費者マインドが変化する可能性があり、消費関連の動向に注目していきたい。

海外では、米国で景況関連指標が発表予定。FOMC(米連邦公開市場委員会)では来年の金利見通しが上
方修正されており、経済は著しく改善したと認識している。引き続き、米国経済の底堅さを確認したい。
【再来週の主なスケジュール】
発表日
12月 26日 (月 )
国・ 地域
日本
米国
日本
12月 27日 (火 )
米国
日本
12月 28日 (水 )
12月 31日 (土 )
米国
英国
日本
ユーロ圏
日本
米国
-
1月 1日 (日 )
中国
12月 29日 (木 )
12月 30日 (金 )
-
-
-
-
11月
11月
11月
11月
12月
-
10月
12月
11月
11月
11月
12月
-
11月
-
12月
-
12月
12月
黒田日銀総裁が講演(日本経済団体連合会審議員会)
日銀金融政策決定会合議事要旨(10月31日・11月1日分)
安倍首相、米ハワイ訪問(~28日、真珠湾慰霊、日米首脳会談)
米国市場休場(クリスマスの振替休日)
全国消費者物価指数( 生鮮食品除く 、 前年比)
家計調査-実質消費支出(前年比)
有効求人倍率
失業率
都区部消費者物価指数(生鮮食品除く、前年比)
年内権利付き最終売買日
S&P/ ケースシ ラー住宅価格指数( 前年比)
コンファレンスボード消費者信頼感指数
小売業販売額(前年比)
鉱工業生産指数( 前月比、 速報)
中古住宅販売成約指数(前月比)
全国住宅価格(前年比、発表日未定、~3日)
日銀金融政策決定会合における主な意見(12月19・20日分)
マネーサプライM3(前年比)
大納会
シカゴ購買部協会景況指数
-
製造業 PMI
非製造業PMI
市場予想
前月・ 前期・ 前年
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
▲0.4%
▲0.4%
1.40倍
3.0%
▲0.4%
-
5.08%
107.1
▲0.2%
0.0%
0.1%
4.4%
-
4.4%
-
57.6
-
51.7
54.7
注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年12月15日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります
出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
10
2016 年 12 月 16 日(金)
週刊株式アウトルック
<弊社株式調査部 業種格付けおよび投資評価について>
【業種格付けについて】
業種格付けの定義は、以下の通りで、対象期間は今後 6~12 ヵ月です。日本については市場平均は東証株価指数(TOPIX)を基準とし
ています。
強気:弊社のアナリストが予想する担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンが、市場平均を上回ると判断する場合。
中立:弊社のアナリストが予想する担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンが、市場平均と同程度と判断する場合。
弱気:弊社のアナリストが予想する担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンが、市場平均を下回ると判断する場合。
【投資評価について】
投資評価の定義は、以下の通りで、対象期間は今後 6~12 ヵ月です。
1(アウトパフォーム):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンの中
央値を上回ると判断する場合。
2(中立):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンの中央値と同程
度と判断する場合。
3(アンダーパフォーム):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンの
中央値を下回ると判断する場合。
NR:投資評価を実施しない場合。
RS:一時的に投資評価を停止する場合。
また、2012 年 10 月 30 日から 2016 年 11 月 16 日までの期間で、本調査レポートの業種分類において、中小型成長株に分類された銘
柄の投資評価の定義は、以下の通りで、対象期間は今後 6~12 ヵ月です。市場平均は東証株価指数(TOPIX)を基準としています。
A(アウトパフォーム):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、市場平均を上回ると判断する場合。
B(中立):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、市場平均と同程度と判断する場合。
C(アンダーパフォーム):弊社のアナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、市場平均を下回ると判断する場合。
NR:投資評価を実施しない場合。
RS:一時的に投資評価を停止する場合。
【目標株価について】
目標株価は、弊社のアナリストが今後 6~12 ヵ月の期間に達すると予想している株価水準です。
各銘柄には当該会社を含むアナリストまたはそのチームがカバーする業種における相対的な投資評価が付されています。
2016 年 12 月 16 日(金)
週刊株式アウトルック
本資料について
【免責事項】
本資料は証券その他の投資対象の売買の勧誘ではなく、SMBC日興証券株式会社(以下「弊社」といいます)が投資情報の提供を目
的に作成したものです。本資料は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手した情報に基づいて作成していますが、これらの情報
が完全、正確であるとの保証はいたしかねます。情報が不完全または要約されている場合もあります。本資料に記載する価格、数値等
は、過去の実績値、概算値あるいは将来の予測値であり、実際とは異なる場合があります。かかる価格、数値等は予告なしに変更する
ことがありますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。本資料は将来の結果をお約束するものでもありませんし、本資料に
ある情報をいかなる目的で使用される場合におきましても、お客様の判断と責任において使用されるものであり、本資料にある情報の
使用による結果について、弊社及び弊社の関連会社が責任を負うものではありません。本資料は、本資料を受領される特定のお客様
の財務状況、ニーズ又は投資目的を考慮して作成されているものではありません。本資料はお客様に対して税金・法律・投資上のアド
バイスを提供する目的で作成されたものではありません。投資に関する最終決定は、契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目
論見書、お客様向け資料等をよくお読みになり、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
本資料は、弊社又は弊社の関連会社から配布しています。本資料に含まれる情報は、提供されましたお客様限りでご使用ください。本
資料は弊社の著作物です。本資料のいかなる部分についても電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製
または転送等を行わないようにお願いいたします。本資料に関するお問い合わせは、弊社の営業担当者までお願いいたします。
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円)の委託手数料をお支払いいただきます。投資信託の場合は銘柄ごとに設定された各種手数料等(直接的費用として、最大 4.32%の
申込手数料、最大 4.5%の換金手数料又は信託財産留保額、間接的費用として、最大年率 5.61%の信託報酬(又は運用管理費用)及
びその他の費用等)をお支払いいただきます。債券、株式等を募集、売出し等又は相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお
支払いいただきます(債券の場合、購入対価に別途、経過利息をお支払いいただく場合があります。)。また、外貨建ての商品の場合、
円貨と外貨を交換、又は異なる外貨間での交換をする際には外国為替市場の動向に応じて弊社が決定した為替レートによるものとしま
す。上記手数料等のうち、消費税が課せられるものについては、消費税分を含む料率又は金額を記載しております。
リスク等について
各商品等には株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等及び有価証券の発行者等の信用状況(財
務・経営状況を含む。)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)、又は元
本を超過する損失を生ずるおそれ(元本超過損リスク)があります。
なお、信用取引又はデリバティブ取引等(以下「デリバティブ取引等」といいます。)を行う場合は、デリバティブ取引等の額が当該デリバ
ティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金又は証拠金の額(以下「委託保証金等の額」といいます。)を上回る場合があると共
に、対象となる有価証券の価格又は指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ(元本超過
損リスク)があります。
また、店頭デリバティブ取引については、弊社が表示する金融商品の売付けの価格と買付けの価格に差がある場合があります。
上記の手数料等及びリスク等は商品毎に異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書又はお客様向け資料等をよ
くお読みください。なお、目論見書等のお問い合わせは弊社各部店までお願いいたします。
商 号 等 SMBC日興証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2251 号
加入協会 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商
品取引業協会
(2015/04/09 版)