西都市臨時広報 西都市は、了承せず、抗議行動中

西都市臨時広報
平成 28 年 12 月 15 日発行
西都市は、了承せず、抗議行動中
このたび、九州防衛局は、住宅防音工事の対象となる新田原基地周辺騒音補償対象
区域の見直し案を示しましたが、これまでの私たちの要望を無視し、大幅縮小という
理不尽なものでありました。そこで市民の皆様に、見直しの影響、経過、並びに市の
考えと今後の対応について、ご報告とご説明をいたします。
西都市長
見直しの西都市への影響
面積(試算):約4,600ha
橋田和実
騒音補償対象区域が大幅に縮小します
→
約1,900ha 約60%を削減
約60%を削減
このことにより、市庁舎・小中学校4校、県立高校、西都児湯医療センターを含む、
妻北地区を中心とした市街地、三納地区、都於郡地区などが広範囲に除外されます。
また、これまで、道路、河川、公共施設などのインフラ整備やまちづくりなどの財源
としてきた、防衛省所管の補助金や交付金の大幅な減額が懸念されます。
現行騒音区域
解除予定
範囲
西都市
高鍋町
市町境
基地
新富町
再指定予定範囲
再指定予定範囲
宮崎市
※今回の見直しは、部隊の改編などによって、騒音状況に変化が予想されたことから、
平成 26、27 年度に実施された騒音度調査に基づき行われました。騒音の測定には、
新たな測定方法が用いられています。外側の線がこれまでの区域、新たな区域は内側
新たな区域は内側
の太い線です
の太い線です。
です
これまでの経過
11月14日 九州防衛局が西都市に見直し案を提示し説明
(周辺2市3町並びに県にも15日までに説明)
22日 地元選出国会議員に、国の見直し案撤回への働きかけを要請
25日 新田原基地周辺協議会臨時総会
12月 2日 九州防衛局への抗議活動(基地周辺協議会)
6日 区長連絡協議会・自治公民館連絡協議会代表役員との協議
8日 九州防衛局への抗議活動(基地周辺協議会・市議会基地特別委員会)
12日 宮崎県知事・県議会議長に見直し案撤回への働きかけを要請
(基地周辺協議会)
平成 28 年 12 月 8 日 防衛局抗議活動
平成 28 年 12 月 12 日 知事・県議会議長支援要請
市の考えと今後の対応
このたびの見直し案は、長年に渡って耐えがたい騒音に苦しみ、事故の不安に平穏
な生活を脅かされる中、現状の改善を望み、その実現を強く待ち望んでいた住民の思
いを全く無視した政策であり、国への強い不信感を抱かせるものであります。また、
国防の目的達成の一方で、国民が等しく負担すべき騒音被害などの不利益を、すべて
一部の住民にだけ押し付け、犠牲のみを強いるものであると言わざるを得ません。
さらには、今日まで築き上げてきた周辺地域と基地との良好な関係を崩壊させるも
のであり、到底容認することはできません。
西都市は、今後、市民を守るため、周辺自治体や議会と共に一致団結して、今回の
見直し案に断固反対し、その白紙撤回を勝ち取るべく、防衛省に対し、不退転の決意
で強く要求してまいります。
連絡先:西都市役所危機管理課
℡(0983)43-0380
本文書は西都市ホームページにもあります。
URL:http://www.city.saito.miyazaki.jp/