資料3(一軸圧縮試験処理システム 取り扱い説明書)

一軸圧縮試験
処理システム
取り扱い説明書
1.システムの起動
Windows が起動されると、下記のアイコンがデスクトップ上に表示されます。
このアイコンをマウスでダブルクリックするとシステムが起動します。
2.メイン画面
システムが起動されると下記に示すメイン画面が表示されます。
ファイルダイアログ画面で処理を行うファイルを選択し、必要な項目を入力してい
きます。
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3.メニュー操作
3-1.ファイルメニュー
ファイル-情報ファイルを開く
…
ファイルを読み込みます。
-情報ファイルの上書き保存
…
編集内容を上書き保存します。
-閉じる
…
システムを終了します。
3-2.環境設定メニュー
環境設定
…
環境設定画面を表示します。
3-3.供試体選択メニュー
供試体選択-1-1
-1-2
-1-3
…
・
供試体№の一覧が表示されますので、編集したい
供試体を選択して下さい。
・
・
3-4.プレビューメニュー
プレビュー-4721 初期状態,軸圧縮過程 …
-4722 応力-ひずみ曲線
…
用紙№4721 を表示します。
用紙№4722 を表示します。
3-5.パラメータメニュー
パラメータ
…
パラメータ編集画面を表示します。
3-6.オプションメニュー
オプション-データ間引き及び較正係数
…
データ間引き点数を指定します。
-試料の状態描画
…
試料の状態を描画します。
-原点修正
…
修正原点を指定します。
-データ修正
…
データを修正します。
-修正クリア
…
原点修正,データ修正をクリア
して、生データの状態に戻します。
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4.環境初期設定画面
メニュー項目の[環境条件]-[初期設定]を選択すると環境初期設定画面が表示され
ます。
環境設定用の共有ファイルの保存先を選択します。
既に設定済みですので変更しないで下さい。
5.環境設定画面
メニュー項目の[環境設定]を選択すると環境設定画面が表示されます。
各画面についての説明を以下に示します。
【収録、処理システム共通設定画面】
データ保存場所(処理システム用)・・・現在設定されているデータの保存先が
表示されます
データ保存場所(総括表作成用)・・・・現在設定されている総括表作成用デー
タの保存先が表示されます
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「・・」
・・・データ保存場所を設定します
既に設定済みですので変更しないで下さい。
【処理システム設定画面】
文字フォント・・・印刷時の文字フォントを設定します。
数字フォント・・・印刷時の数字フォントを設定します
調査件名の文字サイズ・・・印刷時の調査件名の文字の大きさを設定します
その他の文字サイズ・・・印刷時の数値等の文字の大きさを設定します
データインデックス・・・データファイルのデータの並びを設定します
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【収録システム設定画面】
本システムでは使用しません
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6.ファイル選択画面
メニューの「情報ファイルを開く」をクリックすると下記の画面が表示されます。
受付番号を入力して「検索」ボタンをクリックしていくと受付番号を順に検索し
ます。
受付年をクリックすると受付月が表示されますので、次に目的の受付番号
をダブルクリックするか、もしくは受付番号を選択して「OK」ボタンをクリッ
クするとファイルを読み込みます。
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7.パラメータ画面
メニューの「パラメータ」をクリックすると下記の画面が表示されます。
フレーム印刷
…
白紙の用紙に印刷をする時は「する」を選択し
地盤工学会のデータシートに直接印刷する時は
「しない」を選択します。但し、プリンター、
用紙給紙等の条件によって印刷位置に若干の
ずれが生じます。
試験規格
…
試験規格を選択します。
試料深さ
…
深さの表示/非表示を選択します。
孔番の区切り文字
…
孔番の区切り文字を入力します。
ここで文字を入力すると、試料番号においてこの
文字の前までを孔番とみなし、この文字以降を
試料番号として表示します。
孔番は調査件名表示欄の右端に表示されます。
液、塑性限界の表示方法
…
通常表示/NP表示を選択します。
一軸圧縮強さ検索範囲
…
一軸圧縮強さを検索する範囲を指定します。
ここで指定されたひずみ値以降のデータは使
用されません。
数値表示桁数の設定
…
このボタンをクリックすると数値ごとの表示
桁数が設定できます。
【グラフオプション】
色の設定
…
画面表示の色を設定します。
コンボボックスで項目を選択してから、色選択ボタン
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で色を選択します。
マーカースタイル
…
グラフのマーカーを設定します。
コンボボックスで項目を選択してから、マーカー
スタイルで選択します。
マーカーサイズ
…
マーカーのサイズを設定します。
凡例
…
凡例の表示/非表示を選択します。
グラフ線の太さ
…
用紙に打ち出されるグラフ線の太さを選択します。。
目盛線の太さ
…
用紙に打ち出される目盛線の太さを選択します。
補助目盛線の種類
…
用紙に打ち出される補助目盛線の種類を選択します。
補助目盛線の太さ
…
用紙に打ち出される補助目盛線の太さを選択します。
グラフ内文字背景スタイル
…
グラフ内に表示される文字の背景を透明/塗
りつぶしのどちらかを選択します。
一軸圧縮強さの平均
…
一軸圧縮強さの平均値の表示/非表示を選択
します。
変形係数
…
変形係数の表示/非表示を選択します。
鋭敏比
…
鋭敏比の表示/非表示を選択します。
表示方法
…
曲線の表示方法を選択します。
グラフ描画
…
「折れ線」「スプライン」のどちらで描画す
るかを選択します。
【強度表示】
各供試体No.のチェックマークを付けると強度を表示し、チェックマークを
はずすと下の入力ボックスに入力した任意の文字が表示されます。
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8.間引き及び較正係数設定
メニューの「オプション」-「間引き及び較正係数」をクリックすると下記の画
面が表示されます。
操作対象は、現在選択されている供試体です。
収録データの間引き、係数設定を行います。
【間引き】
間引き数
…
設定された間隔でデータを間引きます。
【係数設定】
各センサーについて係数設定を行います。
較正係数
…
設定された値が入力データに乗算されます。
初期値に加える値
…
設定された値が入力データに加算されます。
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9.試料の状態描画
メニュー[オプション]-[試料の状態描画]をクリックすると次の画面が表示
されます
マウスの左ボタンを押しながら、ポインタをドラッグして線を描きます。
供試体選択
…
描画を行いたい供試体を選択します。
描画方法
…
直線を引くか自由線を引くかを選択します。
戻る
…
このボタンをクリックすると1つ前の状態に戻ります。
全てクリア
…
このボタンをクリックすると描画情報がクリアされます。
グリッド表示
…
グリッドを表示するかしないかを選択します。
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10.原点修正
メニューの「オプション」-「原点修正」をクリックすると下記の画面が表示さ
れます。
供試体選択で操作対象の供試体を選択します。
【指定方法】
直線の傾きとなる2点をマウスで左クリックすると、修正原点が表示されます。
選択済の点を右クリックするか「取消」ボタンをクリックすると選択が解除さ
れますので、選択点の変更及び修正原点のクリアを行うことができます。
X,Y軸の最小値、方眼ごとの増分に任意の値を入力して「目盛変更」ボタン
をクリックするとグラフの目盛が変更できます。
【供試体選択】
原点修正を行いたい供試体を選択します。
【修正原点】
修正原点の値が表示されます。値の表示のみになっております。
「取消」ボタンをクリックすると原点修正が解除されます。
【変更】
各軸の最大、最小値を入力してこのボタンをクリックするとグラフの目盛が
変更できます。
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【オートスケール】
このボタンをクリックするとグラフ内に収まるように自動的に目盛を変更します。
【ポイント自動選択】
このボタンをクリックすると自動的に原点修正ポイントを選択します。
11.データ修正
メニューの「オプション」-「データ修正」をクリックすると下記の画面が
表示されます。
「供試体選択」で修正を行いたい供試体№を選択します。
削除、挿入ボタン
…
削除、挿入をしたい場所にカーソルを合わせてこのボタン
をクリックするとデータの削除、挿入が行えます。
【方法1】
グラフ上の点を、目的の位置までドラッグして下さい。
【方法2】
一軸圧縮強さの数値を目的の数値に変更して変更ボタンをクリックすると、
現在の一軸圧縮強さの点が変更した数値になる様に、全ての点が同じ比率で変更
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されます。又、破壊ひずみの数値を目的の数値に変更して変更ボタンをクリック
すると、現在の破壊ひずみの点が変更した数値になる様に、全ての点が同じ比率
で変更されます。
【方法3】
表の数値を変更して下さい。
※メニューの「オプション」-「修正クリア」をクリックすると修正データをク
リアして収録時のデータに戻すことが出来ます。
12.プレビュー
メニューの「プレビュー」のどれかをクリックすると下記のようなデータシート
のプレビュー画面が表示されます。
全て印刷
…
プリンターの選択画面が表示され、印刷を開始すると全ての
ページ印刷を実行します。
表示ページ印刷
…
プリンターの選択画面が表示され、印刷を開始すると表示
されているページのみ印刷を実行します
目盛
…
用紙№4722をプレビューメニューで選択時、このボタ
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ンをクリックすると目盛変更画面が表示されます
…
プレビュー画面が複数ページになった時、このボタンで表
示したいページを選択します
…
表示の拡大、縮小を行ないます。
※プレビュー画面をマウスの左ボタン,右ボタンでクリックすることにより、
表示スケールの拡大/縮小を行うこともできます。
【目盛変更】
各軸の開始値、方眼ごとの増分値を入力して「変更」ボタンをクリックすると、
グラフ目盛が変更されます。
尚、データがグラフ枠をはみ出すことがあってもクリッピングはされませんので
値を変更する際には注意して下さい。
「オートスケール」ボタンをクリックすると自動的に最適な目盛に変更できます。
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13.操作手順
1. プログラムを起動しますと、「メイン画面」が表示されます。
2. 「環境設定画面」でデータ情報の保存先や印刷時の文字フォントの設定を行い
ます。
3. 「ファイルダイアログ画面」で処理を行いたい情報を選択します。
4. 「メイン画面」で必要な情報を入力します。
5. 「パラメータ設定画面」で各用紙の表示形式等を登録します。
6. データの間引き及び校正を行う場合は「間引き及び校正係数設定画面」で行い
ます。
7. 原点修正を行う場合は「原点修正画面」で行います。
8. データの修正を行なう場合は「データ修正画面」で行ないます。
9. 「プレビューメニュー」で印刷を行いたい用紙№を選択し、「プレビュー画面」
より印刷を行います。
10. 「ファイルメニュー」の情報ファイルの上書き保存で入力情報の保存を行いま
す。
11. 引き続いて別の情報ファイルについて処理を行う場合は、3)~10)の手順
を繰り返します。
12. 「ファイルメニュー」の閉じるでシステムを終了します。
14.特記事項
本システムを正常に動作させるために、下記の点に注意して下さい。
・複数台のパソコンでデータを管理しているため予めネットワークドライブの割り
当てを行って下さい。設定は次の通りに行って下さい。
ドライブ
・・・・
フォルダ ・・・・
Z:
¥¥Shs-srv¥Windst
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15.その他
【情報、データファイルについて】
各供試体ごとに情報ファイルとデータファイルが作成されます。
情報ファイルは
[*.inf]
という拡張子で1つ作成され、データファイルは[*.dat]
という拡張子で載荷段階数個作成されます。
[情報、データファイルの保存先]
各ファイルは以下のフォルダ内に保存されています。
・試料深さが入力されている時
AAA¥一軸圧縮¥BBB¥CCC(DDD)
・試料深さが入力されていない時
AAA¥一軸圧縮¥BBB¥CCC
但し
AAA・・・環境設定画面のデータ保存場所で選択されたフォルダ
BBB・・・調査件名
CCC・・・試料番号
DDD・・・試料深さ
[情報、データファイル名の付け方]
情報ファイル・・・・a0000.inf
データファイル・・・a0000.dat
但し
a・・・供試体№
【容器 No.と容器質量】
容器№及び容器質量は自動登録/読み込み機能になっています。
すでに登録されている容器№が入力された場合は、容器質量が自動的にセットさ
れます。
又、新規の容器№が入力された場合は、容器質量が自動的に登録されます。
容器№は4桁まで入力することができます。(1~9999)
登録ファイル名: RECEPT.INF
保存場所
: Z:\Marui\SOILADMIN
(Z:予め設定されているネットワークドライブの割り当て)
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