第5回 旧弘道館保存活用計画策定委員会の議事要旨について 今後の弘道館のあり方を示し,歴史的・文化的価値の検証,評価を行い,訪れた人が弘道 館やその周辺の街並を充分に楽しんでいただけるような観光面での利活用を検討していく ため,保存活用計画の策定を進めています。本日開催しました第5回 旧弘道館保存活用計 画策定委員会の議事要旨について,下記のとおりお知らせいたします。 記 1 開催日時: 平成28年12月15日(木)13時30分~15時 2 開催場所: 茨城県立歴史館講堂 3 議 題: (1)第5回委員会の検討内容と第4回委員会の主な意見について (2)旧弘道館保存活用計画の概要及び孔子廟の公開等について 4 結 果: (1)弘道館の保存活用の目標は,『藩校時代の弘道館』とし,藩校時代から残る歴史的な 建造物や遺構を確実に保存管理していくとともに,弘道館で行われていた教育や水戸 藩の学問・教育の伝統を伝え,藩校時代の規模を体感してもらうことで,多くの人が 水戸藩の学問・教育に触れる場所としての活用を図り,後世へ伝承していく。 (2)保存活用の目標を目指し,安政4年(1857年)の本開館時の弘道館(最も弘道館が充 実していた時期)の姿を目標に段階的な整備を進める。 (3)短期整備は,平成31年の茨城国体までとし,旧弘道館の本質的価値を正確に伝え,理 解を深めるために,来訪者に情報を提供するための整備や利便性向上のための整備を 実施する。 〇主な整備内容 ① 孔子廟や八卦堂を公開するための整備(防犯設備設置等) ② 有料区域の退出専用口の整備(既存扉改修,防犯設備等) ③ 解説・案内板の整備(多言語対応) ④ 便益施設の改修(トイレ洋式化,建て替え) ⑤ 文館地区の整備(テニスコートの撤去・広場整備,文館跡礎石設置) (4)中長期計画については,関係機関と検討・調整・協議を進める。
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