こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 管 理 会 計 論 【科目別講評】 今回も,前回試験と同様に,問題総数は16問であったが,計算6問,融合1問および理論9問と 内訳に少し違いがあった。比較的解きやすい問題が多かったため,ケアレスミスに注意する必要が あった。 計算,融合,理論ともに,取り組みやすい問題が多いため,何とか75点程度を確保したい。 【配点】 【難易度】 【出題内容】 問題 1 5点 A 理論(正誤) 問題 2 7点 A 計算 問題 3 5点 B 理論(正誤) 問題 4 8点 B 計算 部門別計算(補助部門費の配賦) 問題 5 8点 - 計算 総合原価計算(減損率が安定している場合,度外視法) 問題 6 5点 A 理論(正誤) 個別原価計算,総合原価計算 問題 7 5点 B 理論(正誤) 標準原価計算 問題 8 7点 A 計算 問題 9 5点 C 理論(正誤) 問題10 8点 B 融合 問題11 5点 A 理論(正誤) 資金管理 問題12 5点 A 理論(正誤) 原価管理(原価企画) 問題13 5点 A 理論(正誤) ABC/ABM 問題14 5点 A 理論(正誤) 業務的意思決定(差額原価収益分析) 問題15 9点 A 計算 設備投資意思決定(法人税等の影響) 問題16 8点 A 計算 分権組織とグループ経営(内部振替価格) 原価計算総論,費目別計算 費目別計算(労務費の計算) 製造間接費の配賦計算 標準原価計算(歩留配合分析) 管理会計総論 財務情報分析 こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 問題 1 正解 2 難易度 A 【出題内容】 理論(正誤) 【解 原価計算総論,費目別計算 説】 平易な問題であるため,確実に正答して欲しかった。 ア. 正 (基準2) イ. 誤 費目別計算においては,原価要素を,原則として,形態別分類を基礎とし,これを直接費と 間接費とに大別し,さらに必要に応じ機能別分類を加味して分類する。(基準10) ウ. 正 (基準3(2)) エ. 誤 有価証券の評価損および売却損は,経営目的に関連しない価値の減少として,原価計算制度 において原価に算入しない。また,固定資産売却損および除却損は,異常な状態を原因とする 価値の減少として,原価計算制度において原価に算入しない。(基準5(1)(2)) 以上より,正しい記述はア,ウであり,正解は2となる。 こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 問題 2 正解 4 難易度 A 【出題内容】 計算 【解 費目別計算(労務費の計算) 説】 平易な問題であるため,確実に正答して欲しかった。 1.直接工賃金および賃率差異の計算 直接工賃金 支払 6,000,000円 前月未払 400,000円 要支払 ∴ 5,950,000円 直接労務費:@800円× *1)7,030h =5,624,000円 当月未払 350,000円 賃率差異 ∴ 74,000円 間接労務費:@800円× *2)500h (有利差異) *1) 加工時間6,600時間+段取時間430時間 *2) 間接作業時間380時間+手待時間120時間 2.間接労務費の計算 直接工間接作業・手待賃金 *1) 400,000円 間接工賃金 *2) 3,950,000円 給料 *3) 1,080,000円 従業員賞与引当金繰入額 *3) 860,000円 退職給付費用 *3) 630,000円 法定福利費 *3) 220,000円 合計 7,140,000円 *1) 解説 1. より *2) 支払4,000,000円+当月未払150,000円-前月未払200,000円 *3) 〔 資料 〕8.より =400,000円 こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 問題 3 正解 6 難易度 B 【出題内容】 理論(正誤) 【解 製造間接費の配賦計算 説】 一部細かい記述もあるが,何とか正答して欲しかった。 ア. 誤 固定費は,設備計画や生産能力の変更等を考慮し,変動費は,製造条件の変更等を考慮して, これを修正する。(基準33(4)) イ. 誤 予定配賦率の計算において基準となる操業度には,技術的に達成可能な理論的生産能力は含 まれない。(基準33(5)) ウ. 正 (基準41(3)2①) エ. 正 (基準41(3)) 以上より,正しい記述はウ,エであり,正解は6となる。 こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 問題 4 正解 4 難易度 B 【出題内容】 計算 【解 部門別計算(補助部門費の配賦) 説】 計算量はやや多いものの,何とか正答して欲しかった。 1.階梯式配賦法 (1) 補助部門の順位付け 〔第1基準〕 用役提供先数 〔第2基準〕 部門費 動力部門 用水部門 工場事務部門 1部門 (用水へ) 1部門 (動力へ) 2部門 (動力,用水へ) 同順位 同順位 1位 90,000千円 56,000千円 2位 3位 (2) 配賦計算 (第2製造部門は省略している。) (単位:千円) 部 門 第1製造部門 費 用水部門 動力部門 140,700 56,000 90,000 36,000 36,000 工場事務部門費 *1) 17,000 2,000 6,000 動 力 部 門 費 *2) 34,560 19,200 96,000 用 水 部 門 費 *3) 43,425 77,200 合 計 235,685 工場事務部門費36,000千円 *1) 85人+55人+10人+30人 ×第1製造部門85人 動力部門費96,000千円 *2) 900,000kWh+1,100,000kWh+500,000kWh 用水部門費77,200千円 *3) 工場事務部門 3 900千m +700千m 3 ×第1製造部門900,000kWh ×第1製造部門900千m 3 こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 2.連立方程式法 補助部門費を相互に配賦した後の動力部門費をD(千円),用水部門費をY(千円),工場事務部 門費をK(千円)とすると,D,Y,Kはそれぞれ下式のように示される。なお,Yは〔 資料 〕3. (1)より,81,060千円と判明している。 D=90,000+(500/2,100)Y+(30/180)K Y=81,060 K=36,000 したがって,動力部門費は115,300千円,用水部門費は81,060千円,工場事務部門費は36,000 千円となる。 以上の計算結果をもとに補助部門費配賦表を作成すると,以下のようになる(第2製造部門は 省略している)。 (単位:千円) 部 門 第1製造部門 費 動力部門 用水部門 工場事務部門 140,700 90,000 56,000 36,000 動 力 部 門 費 *1) 41,508 (115,300) 23,060 ― 用 水 部 門 費 *2) 34,740 19,300 (81,060) ― 工場事務部門費 *3) 17,000 6,000 2,000 233,948 0 0 合 計 動力部門費115,300千円 *1) 900,000kWh+1,100,000kWh+500,000kWh 用水部門費81,060千円 *2) 900千m 3+700千m 3+500千m 3 工場事務部門費36,000千円 *3) 85人+55人+30人+10人 (36,000) 0 ×第1製造部門900,000kWh ×第1製造部門900千m 3 ×第1製造部門85人 3.第1製造部門費の差額 階梯式配賦法235,685千円-連立方程式法233,948千円=1,737千円 こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 問題 6 正解 1 難易度 A 【出題内容】 理論(正誤) 【解 個別原価計算,総合原価計算 説】 平易な問題であるため,確実に正答して欲しかった。 ア. 正 (基準21) イ. 正 (基準22) ウ. 誤 組別総合原価計算は,異種製品を組別に連続生産する生産形態に適用する。組別総合原価計 算にあっては,一期間の製造費用を組直接費と組間接費又は原料費と加工費とに分け,個別原 価計算に準じ,組直接費又は原料費は,各組の製品に賦課し,組間接費又は加工費は,適当な 配賦基準により各組に配賦する。(基準23) エ. 誤 個別原価計算は,種類を異にする製品を個別的に生産する生産形態に適用する。(基準31) 以上より,正しい記述はア,イであり,正解は1となる。 こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 問題 7 正解 5 難易度 B 【出題内容】 理論(正誤) 【解 標準原価計算 説】 一部細かい記述もあるが,何とか正答して欲しかった。 ア. 誤 標準原価計算制度における,数量差異,作業時間差異,能率差異等の原価差異は,異常な状 態に基づくものと認められるものについては,これを非原価項目として処理する。 (基準47(2)1) イ. 正 (基準47(1)1,2) ウ. 誤 予定価格等が不適当なため,比較的多額の原価差異が生ずる場合,直接材料費,直接労務費, 直接経費および製造間接費に関する原価差異の処理は,個別原価計算の場合は,当年度の売上 原価と期末におけるたな卸資産に指図書別に配賦する方法と,当年度の売上原価と期末におけ るたな卸資産に科目別に配賦する方法が示されている。(基準47(1)3①) エ. 正 (基準47(1)3②) 以上より,正しい記述はイ,エであり,正解は5となる。 こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 問題 8 正解 4 難易度 A 【出題内容】 計算 【解 標準原価計算(歩留配合分析) 説】 平易な問題であるため,確実に正答して欲しかった。 SP 歩留差異 A 200円 B 150円 C 120円 配合差異 B: *3)45,000円(不利差異)(ア) C: *4)16,800円(不利差異)(イ) SQ S’Q A 10,000kg 10,500kg 10,400kg B 6,000kg 6,300kg 6,260kg C 4,000kg 4,200kg 4,340kg 20,000kg 21,000kg 21,000kg 合計 *1) *1) *2) 完成品実際生産量18,000kg÷標準歩留率 AQ 9kg 10kg 3kg *2) 実際消費量21,000kg×標準配合率 *3) SP150円×(SQ6,000kg-S’Q6,300kg) *4) SP120円×(S’Q4,200kg-AQ4,340kg) 10kg こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 問題 9 正解 1 難易度 C 【出題内容】 理論(正誤) 【解 管理会計総論 説】 見慣れない記述が含まれており,正誤判定が難しいため,後回しにして欲しかった。 ア. 正 イ. 正 ウ. 誤 管理会計を経営管理の階層によって体系付ける場合,戦略的計画のための管理会計,マネジ メント・コントロールのための管理会計,オペレーショナル・コントロールのための管理会計 に分類される。 エ. 誤 オペレーショナル・コントロールとは,特定の課業を有効かつ能率的に実行することを確保 するプロセスである。 以上より,正しい記述はア,イであり,正解は1となる。 こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 問題10 正解 4 難易度 B 【出題内容】 融合 【解 財務情報分析 説】 計算量が多く,インタレスト・カバレッジ・レシオの計算方法を知らないと選択肢を絞ることが できないが,何とか正答して欲しかった。 1.総資本事業利益率(ア) 事業利益28,000百万円 (X7年総資本175,000百万円+X8年総資本152,000百万円)÷2 ×100=17.12… → 17.1% 2.自己資本純利益率の3分解 当期純利益 自己資本純利益率 = 売 上 高 × = 売上高純利益率 × (%) 売 上 高 総資本 (年平均) 総資本回転率 (回) 総 資 本 (年平均) × 自己資本 (年平均) × 財務レバレッジ (倍) (1) 売上高純利益率(イ,オ) 当期純利益21,000百万円 ×100=7.72… → 7.7 % 売上高272,000百万円 (2) 総資本回転率(ウ,カ) 売上高272,000百万円 (X7年総資本175,000百万円+X8年総資本152,000百万円)÷2 =1.66… → 1.7回 (3) 財務レバレッジ(エ,キ) (X7年総資本175,000百万円+X8年総資本152,000百万円)÷2 (X7年自己資本125,000百万円+X8年自己資本110,000百万円)÷2 =1.39… → 1.4倍 3.経営資本営業利益率(コ) 営業利益27,000百万円 (X7年経営資本140,000百万円+X8年経営資本122,000百万円)÷2 4.インタレスト・カバレッジ・レシオ(サ) 事業利益28,000百万円 金融費用1,500百万円 =18.66… → 18.7倍 ×100=20.61… → 20.6% こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 5.穴埋め 収益性の尺度は何種類か存在し,まず,総資本事業利益率の平成X8年度の数値は,(ア:② 17.1)%である。次に,自己資本純利益率については,利幅の大きさを示す( イ:⑭売上高純利益 率 ),資本の利用度を示す( ウ:⑰総資本回転率 ),総資本を自己資本で除することにより資本の 構成を示す( エ:⑳財務レバレッジ )の三つの要素に分解できる。平成X8年度の( イ:⑭売上高 純利益率 ),( ウ:⑰総資本回転率 ),( エ:⑳財務レバレッジ )は,それぞれ( オ:③ 7.7 )%,( カ :⑦ 1.7)回,(キ:⑧ 1.4)倍である。なお,薄利多売により利益獲得を目指す企業は,(イ:⑭売 上高純利益率 )の数値が(ク:㉒低い )傾向にあり,また,(ウ:⑰総資本回転率 )の数値が(ケ:㉑ 高い )傾向にある。そして,経営活動の収益性を示す経営資本営業利益率の平成X8年度の数値 は,( コ:⑩20.6)%である。 安全性を評価する指標の一つとしてインタレスト・カバレッジ・レシオが存在する。平成X8 年度の数値は(サ:⑬18.7 )倍である。 こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 問題11 正解 6 難易度 A 【出題内容】 理論(正誤) 【解 資金管理 説】 平易な問題であるため,確実に正答して欲しかった。 ア. 誤 正味運転資本は,期末売上債権と期末商品との差額に期末買入債務を加えたものではない。 イ. 誤 一般的に,製造業と卸売業では,総資本が同額の場合,製造業は卸売業に比べて資産に対す る売上高が小さくなるため,その分,営業キャッシュ・フローに占める減価償却費が生み出す キャッシュ・フローの割合は大きくなる。 ウ. 正 エ. 正 以上より,正しい記述はウ,エであり,正解は6となる。 こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 問題12 正解 5 難易度 A 【出題内容】 理論(正誤) 【解 原価管理(原価企画) 説】 平易な問題であるため,確実に正答して欲しかった。 ア. 誤 設計者が開発設計活動を完了させてから生産技術部門に活動を引き継ぐのではなく,各活動 は相互に重複して同時並行的に実施するのが望ましい。 イ. 正 ウ. 誤 許容原価の方が技術者にとって達成困難な目標を課されることが多い。 エ. 正 以上より,正しい記述はイ,エであり,正解は5となる。 こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 問題13 正解 2 難易度 A 【出題内容】 理論(正誤) 【解 ABC/ABM 説】 平易な問題であるため,確実に正答して欲しかった。 ア. 正 イ. 誤 ABCにおいては,2段階計算として,製造間接費を活動に対して資源ドライバーに基づい て集計し,さらに,活動に集計された製造間接費を活動ドライバーに基づいて製品に配賦する。 ウ. 正 エ. 誤 「原価計算基準」では補助部門費を製品に直接配賦することは認められている(基準18(2))。 以上より,正しい記述はア,ウであり,正解は2となる。 こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 問題14 正解 1 難易度 A 【出題内容】 理論(正誤) 【解 業務的意思決定(差額原価収益分析) 説】 平易な問題であるため,確実に正答して欲しかった。 ア. 正 イ. 正 ウ. 誤 最適な意思決定を行うためには,代替案の中で機会原価を控除した差額利益が最大になるも のを考慮すればよい。 エ. 誤 差額原価収益分析においては,総額に基づく分析も行われる。 以上より,正しい記述はア,イであり,正解は1となる。 こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 問題15 正解 3 難易度 A 【出題内容】 計算 【解 設備投資意思決定(法人税等の影響) 説】 平易な問題であるため,確実に正答して欲しかった。 1.毎年の税引後・割引前増分キャッシュ・フロー 新機械 (単位:千円) 現金支出費用 -28,000 T・S *1) 6,400 売上収入 (埋没) 税引前CF × (1-税率) *2)16,800 法人税等 毎年の税引後・割引前増分CF:23,200 *1) (取得価額80,000千円-残存価額0円)÷耐用年数5年×法人税率40% *2) 現金支出費用の節約額28,000千円×(1-法人税率40%) 2.回収期間の計算 投資額80,000千円÷毎年の税引後・割引前増分CF23,200千円=3.448… → 3.45年 3.内部利益率の計算 投資額80,000千円÷毎年の税引後・割引前増分CF23,200千円=3.448… 13%と14%の間 13% 5年の年金現価係数 3.5173 14% *) 3.4332 *) 1年目0.8772+2年目0.7695 +3年目0.6750+4年目0.5921 +5年目0.5194 13%+ (13%)3.5173-3.448… (13%)3.5173-(14%)3.4332 =13.820… → 13.82% (参考)正味現在価値の計算 毎年の税引後・割引前増分CF23,200千円×10%の年金現価係数 *)3.7907-投資額80,000千円 =7,944.24千円 *) 1年目0.9091+2年目0.8264+3年目0.7513+4年目0.6830+5年目0.6209 こ の解答速報 の著作権 はTAC (株)のもの であり, 無断複製・ 転載を禁 じます。 問題16 正解 6 難易度 A 【出題内容】 計算 【解 分権組織とグループ経営(内部振替価格) 説】 平易な問題であるため,確実に正答して欲しかった。 1.全部原価基準によるβ事業部の差額損益(ア) 売 上 高 3,960円(=販売価格 396円/個×10個) 振 替 原 価 △2,600円(=振替価格 *)260円/個×10個) β標準変動費 △1,500円(=標準変動費150円/個×10個) 差 額 損 益 △ 140円 *) α標準変動費180円/個+α標準固定費80円/個 2.交渉価格基準によるβ事業部の差額利益 (1) X社全体の差額利益(*) 売 上 高 3,960円(=販売価格 396円/個×10個) α標準変動費 △1,800円(=標準変動費180円/個×10個) β標準変動費 △1,500円(=標準変動費150円/個×10個) 差 額 利 益 660円 (2) β事業部の差額利益(イ) X社全体の差額利益660円 α標準変動費1,800円+β標準変動費1,500円 ×β標準変動費1,500円=300円 (3) 振替価格(*:参考) 以下,β事業部を前提に振替価格(x)を求める。 売 上 高 3,960円 振 替 原 価 △ 10x円(=振替価格x円/個×10個) β標準変動費 △1,500円 差 額 利 益 300円 ∴ x=216円
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