合同研究ニュース NO.1 2016・12・12 就学前教育連携担当 合同研究の研究生推薦にお力添えをいただき「乳児期の保育」は 11 名「幼児期の教育」は 13 名の研究生が揃いました。日々の保育の貴重な時間に研究生を派遣していた だいている園の皆様にお礼を申し上げるとともに、現在の「合同研究」の進行状況を皆様にご報告したく、ニュースを発行いたしました。 合同研究は平成19年に公立・私立を問わず幼稚園・保育園など幅広い参加を得て、日常の保育実践などについての研究を行い、幼児教育関連施設における質の向上に 寄与する目的で始められ今年で10年目を迎えます。昨年に続き、「幼児期の教育」研究に埼玉学園大学人間子ども発達学科准教授 堀田 正央先生、「乳児期の保育」研究に 帝京平成大学現代ライフ学部 児童学科 保育・幼稚園コース講師、韓 仁愛先生をアドバイザーに迎え、研究生は活発な討議を進めています。 「幼児の教育」 「乳児期の保育」 保育を進めていくなかで、気になる言葉が浮かんできた。 「ごめんね!」 保育園での生活は乳児から幼児へと繋がっているのに、幼児クラスになっ 「いいよ!」 「かして!」 「いいよ!」 「いれて!」 「いいよ!」私たち保育 て、基本的生活習慣の獲得で「あれっ!?」と思う場面が多いことがある。 士はこのやり取りから、子どもたちの何を育てようとして関わってきた 子どもたちの現状 改めて「乳児期の基本的生活習慣の獲得」をどう進めてきたのか 2 グループ のだろうか?おだやかで、上記の言葉を発しない控え目な子どもは、積 から具体的な事例 に分かれて事例・エピソードを集め、検討を進める。各園の取り組みを参考 極的になることが成長なのだろうか?各園の事例を通して、アドバイス を持ち寄り、検討 に実践してみようと、成功事例を積極的に取り入れて保育を展開し、次の会 を実践。子どもたちの変化や保育士の気付きを記録していった。 を進める で報告する。 韓先生より 堀田先生より 中野には、 「保・幼・認証保・公私立を越え、設置母体が違うところで、 研究する。」合同研究がある。他区にはあまりないことで、とても素晴らし いことである。それぞれの事例を検討していく中で、最終的に「中野の保 育」をどうしていくのか、新たな視点で考えていく事で、今後の展望が探 っていけると良い。 ・乳児にとって、過ごす時間の全てが「基本的生活習慣」であり、この時期に食事、 睡眠、着脱、排泄などに焦点を当てて研究することの重要性を感じる。 ・子どもの発達と生活をどのように考えているか、子どもの生活の自立で何を育てた いのか。 ・遊びを含む、生活を充実させることの大切さ。 ・各家庭の状況抜きには進められない。子育て支援及び共育ち。 ・保育者の連携が取れていく事が大切。0 歳⇒1 歳⇒2 歳⇒3 歳と、各クラスで子ど もたちの成長を見守り適切な援助をしていけば、保育は繋がっていく。 統一テーマ『豊かなコミュニケーション能力を育むために』(仮) Aグループ:「子どもを取り巻く背景・保護者の関わりの影響・保育者の 関わりを考える」 Bグループ「相手の気持ちに気づき、自分の気持ちを伝達できる力を育む」 Cグループ「子ども同士のやり取りから保育を考察する」 統一テーマ『基本的生活習慣の大切さを改めて考える』 (仮) 具体的テーマ の決定 Aグループ「食事」 Bグループ「着脱」
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