慶應大阪シティキャンパス 福澤研究センター講座《2016 年度》 「 福 澤 諭 吉 の多 事 争 論 ― 福 澤 諭 吉 の 著 作 を 読 む ― 」 2017年1月28日(土)より全4回開講 福澤諭吉の著作は、子供向けもあれば学者向けもあり、習字の手本もあれば物理の教科書もあり多種多様です。 政治を論じ、経済を論じ、内容は実に自由自在、 「多事争論」そのものといえるでしょう。 そして同じ著作でも、読み手によって受け取るメッセージは様々です。 本講座ではそのような福澤著作の「多事争論」の世界を体験していただきたいと考えています。 (各回で取り上げる著作を含め主要著作は『福澤諭吉著作集』全12巻〔慶應義塾大学出版会〕に収録されています。 ) 2016/ 12/ 16(金)11:00より申込受付開始(Web / Fax) 時 間:毎回 14:00~16:00(開場 13:00) 講座料:全4講演一括申込 7,000 円, 定 会 場:慶應大阪シティキャンパス(KOCC) 個別申込1講演@2,000 円 員:70 名(定員に達し次第、受付を終了させていただきますので予めご了承ください。) *下記は 2016/12/13 現在調整中の予定です。事情により講演者・日程等が変更となる場合がありますことをご了承ください。 ■2017 年 1 月 28 日(土) 都倉 武之 慶應義塾福澤研究センター准教授 「時事新報社説」 「福澤諭吉には『学問のすすめ』のように、時代を超えて読み継がれる著作のほかに、時々刻々と変化する 社会情勢との向き合い方を説くものが多くあります。本講演では、特に「官民調和論」と呼ばれる福澤の主 張を、福澤経営の新聞『時事新報』の社説を題材に解説します。(著作集第7巻に収録) ■2017 年 2 月 4 日(土) 米山 光儀 慶應義塾大学教職課程センター教授、福澤研究センター所員 「学問のすゝめ」 『学問のすゝめ』は、明治5年2月から9年11月の間に断続的に刊行された17編の小冊子からなる著作で、 各編は関連しながらも、独立した著作になっています。 どの編に関心を持つかは人によって異なるでしょうから、本講座ではグループワークも取り入れて、『学問の すゝめ』の現代的な意義を探ります。(著作集第3巻に収録) ■2017 年 3 月 4 日(土) 山内 慶太 慶應義塾大学看護医療学部教授、福澤研究センター所員 「子供向け読物」 福澤諭吉は、次代を担う少年少女のために多くの本を書き、家庭で、小学校で広く読まれました。漢字の読み 書きを学ぶ『文字之教』 、理科の本の『訓蒙窮理図解』、七五調の歌で世界地理に親しむ『世界国尽』などを通 じて、福澤が子供の年代の教育をどのように考え、その為にどのような工夫をしたのかを考えてみたいと思い ます。(著作集第2巻に収録) ■2017 年 3 月 18 日(土) 井奥 成彦 慶應義塾大学文学部教授、福澤研究センター所長 「時事小言」 本講座では、福澤諭吉が明治初期の時勢に対する所感を思うままに記した『時事小言』の中から、西洋の科学 技術や知識が激しく流入する中、彼が日本の代表的在来産業である酒造業に対してどのような思いを持ってい たのかを探ります。(著作集第8巻に収録) -1-
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