企画提案書(P2)(PDF)

家具リスト ( 種類・品番 )
数量
単純で最小限な操作により、ユニバーサルな使い方だけでなく、営業しながらの改装を可能にします。 ①スツール:8110HF-FSN[ 岡村製作所 ] 同等品
建物の1階に属す、ロビーやホワイエと呼ばれるような、使い方や使う人数が特定しづらい「居場所」は、いまだ実例が少なく、
厳しい条件下で、まずは成果を出すことが求められている。
「これからの時代にふさわしい市役所の居場所」の実例をつくるにあたり、
4つの工種、現場作業2日間、予算の8割の金額で実現することを目指す。
A
改装は、什器工事(水平なパーティションの工場製作)
、家具工事(既製イスの購入設置)
、フィルム工事(西日対策のため遮光フィルム貼り)
、
照明器具工事(照度の高い同径のダウンライトに交換)の4工種のみで完結させる。
単純で最小限な操作による改装は、市役所を営業しながらの進行が可能であり、現場作業はわずか2日間である。
5
②スツール:8110HW-W681[ 岡村製作所 ] 同等品
5
③イス:9372DZ-PB[ 岡村製作所 ] 同等品
8
④ハイスツール:MS44WZ-W687[ 岡村製作所 ] 同等品
5
⑤スツール兼サイドテーブル:6-452-2007[ 内田洋行 ] 同等品
6
⑥イス:KF-220C-Z5[ イトーキ ] 同等品
3
⑦イス:PLK-300CAN[ イトーキ ] 同等品
3
⑧肘掛付イス:6-114-22[ 内田洋行 ] 同等品
5
24
⑨クッション:38960744[ 無印良品 ] 同等品
西側道路より見る。
市役所の新しいファサードとして、明るさと透明性を持った居場所づくりをめざす。
計 64 席
柔らかい座面に座りながら緑を眺める。
コーヒーを飲みながら緑を眺める。
H450
H450
子供も座りやすい高さ。
大きな水平面を利用した情報発信。
( 市民ギャラリー、イベントのチラシなど )
H300
くぼんだコーナーは他とは
違う落ち着ける場所。
大きな水平面を利用した情報発信。
( 神戸 MAP, 観光案内など )
混雑時に人が並んでもゆとり
のもてる幅とした。
横断的な利用
H720
大きい資料を広げて打合せ。
H720
カフェの座席
として利用
横断的な利用
H450
喫茶コーナー
軽食をとる
南側より見る。
水平なパーティションに誘導されたアクティビティが多層的にあつまる。
一人で広々と使う。
ソファに座ってデジタルサイネージをみる。
サイネージをみながら待合せ。
コーナーを 5 人で
使う。( 打合せ )
H720
EV にのる直前に書類
をチェックする。
H1100
横断的な利用
コーヒーを飲みながら
観光映像をみる。
通路幅は車椅子が余裕を持ってすれ違える
ように 1.8m 以上とした。
デジタル
サイネージ
デジタル
サイネージ
□繊維補強コンクリートを活用した事例写真 ( 写真はベンチ )
EV ホール
繊維補強コンクリートは、鉄筋が不要で、
薄く重量がある材料なので、ほぼ揺れず、
テーブルやイスとしての使用感がよい。
工場製作により、品質と寸法が安定する。
平面図 (S=1:100)
■什器工事(水平なパーティションの工場製作)
30
A
2.70 2.70m
4.65 0.60m
6.90 1.20m
6.90 1.20m
6.15 1.50m
繊維補強コンクリート t30
2.10 3.90m
4.65 2.10m
7.65 0.90m
脚径 / 台座径
H300
30φ/100φ
H450
35φ/120φ
H720
40φ/140φ
L/50 t
脚の配置ルール (t: 天板の厚み )
▽FL 0
■家具工事(既製イスの購入・設置): リストは上部記載の表を参照のこと
①スツール
②スツール
③イス
④ハイスツール ⑤スツール兼サイド
テーブル
EVホールより西側を見る。
視線が抜けるシンプルなワンルーム越しに、西面の豊かな緑がみえる。
■フィルム工事(西日対策のため遮光フィルム貼り)、
および、照明器具工事(照度の高い同径のダウンライトに交換)
同径の LED ダウンライトに交換し、照度を確保
遮光フィルムにより
西日をカット
スタッド
シンプルで、視線の抜けるワンルーム
脚 :φ30 45
⑥イス
調整ゴム
A
N
台座 :PL-6 100 150
H1100 45φ/150φ
脚の配置
L/15 t
A
⑦イス
⑧肘掛け付イス
⑨クッション
詳細図 (S=1:5)
水平なパーティションは、建築基準法の耐震基準を満たす構造設計のもと、工場で製作する。水平
面は、厚さ30mmの繊維補強コンクリートを想定した。鉄筋が不要で、薄く重量がある材料なので、
ほぼ揺れず、
テーブルやイスとしての使用感がよい。また可塑性材料なので、
モジュール制限がなく、
使い方に応じて自由なサイズと脚の配置が可能である。水平面を支える脚は、高さに応じて太さを
調整したφ30 45の丸鋼である。水平面と脚の剛接合部を極力簡素化して安価に抑えつつ、工場
製作により、品質と寸法の安定性を確保する。現場作業は、搬入設置の1日を見込んでいる。
大きな水平面を利用した情報発信
断面図 A-A (S=1:150)
イスは容易に移動できるよう、軽量で丈夫、かつ汎用性の高いものを選定する。デザイン性の
高いものではなく、むしろ親しみやすい一般的なデザインのものを選定することで購入予算を
抑えるとともに、使う人が、気軽に日常的に動かしやすいよう配慮した。
デジタル
サイネージ
西日を防ぎつつ、
視線抜けを常時確保するため、
遮光性が高い透明フィルムを貼る。UVカットにより、
家具の劣化を抑えるとともに、
冷暖房費の削減を目指す。
また、くつろぎや待ち合わせだけでなく、打ち合わせや読み書きにも対応できるよう、照度を確保するため、同径のLEDダウンラ
イトへの交換を行う。維持管理費とランニングコストを抑えることを目指す。両工事で現場作業1日を見込んでいる。