「第2次岡山県肝炎対策計画(素案)」の概要 1.計画の趣旨 県では、平成23年度に「岡山県肝炎対策計画」を策定し、肝炎対策に取り組ん できました。 現計画は策定から5年を経過することから、肝炎対策の推進に関する基本的な 指針の改正内容や岡山県肝炎対策協議会での協議内容などを踏まえ、肝炎患者等 が早期に診断され、安心して適切な肝炎医療を受けられる社会を構築することを 目的として「第2次岡山県肝炎対策計画」を策定することとしました。 2.計画の位置づけ 肝炎対策基本法第4条(地方公共団体の責務)及び肝炎対策の推進に関する 基本的な指針に基づく、肝炎対策の推進に関する計画です。 3.計画の期間 平成29年度から33年度までの5年間 4.全体目標 平成33年までに、肝がんによる死亡者数を平成27年の490人から15% 以上減じ、416人以下とすることを全体目標として設定します。 5.肝炎対策の施策等 (1)肝炎の予防 肝炎ウイルスの感染の予防を図るため、県民に肝炎についての正しい知識を普 及する活動を促進します。 (2)検査体制の充実 肝炎ウイルス検査を県民が一生に一度は受けるよう勧奨するとともに、肝炎ウ イルス陽性者の医療機関受診勧奨を推進します。 (3)医療提供体制の確保 拠点病院、専門医療機関、かかりつけ医等と連携して肝炎に関する正しい情報の 提供、地域医療の充実等を図るための体制づくりを進めます。 (4)早期対応の中心的役割を果たす人材の養成 肝炎ウイルスへの感染予防や、適切な医療に結びつけるため地域、職域、医療現 場等における人材を育成します。 (5)普及啓発・人権尊重 県民の肝炎に関する正しい理解と適切な対応を促進するため、様々な普及啓発 活動を行うとともに、肝炎患者が不当な偏見や差別を受けることがないよう普及 啓発活動や相談体制の充実を図ります。 (6)肝炎患者等及びその家族等に対する支援の強化及び充実 肝炎患者等やその家族等への支援体制の充実を図ります。 6.計画策定のスケジュール 平成28年12月 パブリック・コメントの実施(1ヶ月) 平成29年 2月 第3回岡山県肝炎対策協議会の開催(最終案審議) 3月 計画策定
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