資料1 日本原燃株式会社濃縮・埋設事業所(加工施設)における 平成28年度第3回保安検査の実施状況及び今後の対応について(案) 平成 28 年 12 月 14 日 原子力規制委員会 1. 経緯 日本原燃株式会社(以下「日本原燃」という。)濃縮・埋設事業所(加工施設) において、平成27年度第2回保安検査で放射性廃棄物の不適切な保管管理に関 して保安規定違反が確認された。また、同第3回保安検査で「濃縮事業所が自ら 掲げた品質方針に沿った保安活動が実施できるよう、日本原燃として改善を検討 するための体制を整え、早期に改善を図ること。」と指摘した。 当該指摘に対する濃縮事業部の保安活動の改善活動の実施は、全社の品質保証 を管轄している品質保証室(現 安全・品質本部)が担うこととなったが、同第4 回保安検査及び平成28年度第1回保安検査において、改善の主体となるはずの 品質保証室が濃縮事業部の保安活動を是正することを十分にできていなかったこ と等が確認され、再三にわたり、日本原燃に早期に改善を図るよう指摘していた ところ。 2. 保安検査実施状況 平成28年度第3回保安検査(11月21日~12月9日)において、前記の 一連の保安検査における指摘に対する取組み状況を検査したところ、以下の事項 が確認された。 ○本年6月、社長直轄の根本原因分析チームが、品質保証室による品質マネジ メントシステムが機能していないことに関する根本原因分析を実施し、改善 提言を策定した。また、社長もメンバーである全社対応委員会に二度報告さ れていた。本年9月、安全・品質本部(副社長が本部長)は、対応が終了し ていない提言があるにもかかわらず、対応が終了し、組織改正等によって改 善されたとする事実と異なる評価書をとりまとめた。 ○当該評価結果は、安全・品質本部長を含む限られた幹部の打ち合わせによっ て策定されたものであり、その意思決定の過程の記録等がなく、また、評価 結果を全社対応委員会に諮るべきところ、これがなされていなかった等、不 適切な意思決定プロセスによって策定されたものであった。 ○同評価書により、本件に関する不適合管理の是正処置を完了し、是正措置が 完了したことは、監査室の確認により、11月の社長によるマネジメントレ ビューにも報告されたが、改善提言が実施されていないことを問題視しなか った。 以上は、次の保安規定の条項に違反している。 【濃縮・埋設事業所加工施設保安規定】 ・第2章 保安管理体制 第2節 職務 第5条 職務 第2項 ・第3章 品質保証 第22条 業務の計画及び実施 第1項 ・第3章 品質保証 第27条 是正処置及び予防措置 第4項 1 3. 今後の対応方針 本件は、全社組織の品質マネジメントを中心として推進すべき立場である安 全・品質本部が、自ら定めた業務プロセスに沿わない活動を行い、不適合の是正 措置を妨げたことは、極めて重大な問題であり、根本的な改善が必要であること から、別紙のとおり、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(昭 和32年法律第166号)第67条第1項の規定に基づき、平成29年1月末日 までに本事案に関する改善計画の報告を求め、その内容を確認の上、必要な対応 を行うこととしたい。 2 (別紙) (案) 原規規発第 平成28年 月 日本原燃株式会社 代表取締役社長 社長執行役員 工藤 健二 号 日 あて 原子力規制委員会 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律 第67条第1項の規定に基づく報告の徴収について (日本原燃株式会社濃縮・埋設事業所(加工施設)) 原子力規制委員会(以下「当委員会」という。)は、平成28年11月21日から 12月9日まで行われた濃縮・埋設事業所(加工施設)平成28年度第3回保安検査 において、安全・品質本部は、社長直轄の組織(根本原因分析チーム)から同本部に 対してなされた改善提言について、対応が終了していないにもかかわらず、対応が終 了し、組織改正等によって改善されたとする事実と異なる評価結果をまとめていたこ と、また、当該評価結果は、安全・品質本部長(副社長)を含む限られた幹部の打合 せによって策定されたものであり、その意思決定の過程の記録等がなく、また、評価 結果を全社対応委員会に諮るべきところ、これがなされていなかった等、不適切な意 思決定プロセスによって策定されたものであったことが確認された。 当委員会は、組織の品質マネジメントを中心となって推進すべき立場である安全・ 品質本部が、自ら定めた業務プロセスに沿わない活動を行い、前記の改善提言に基づ く是正措置を妨げたこと、また、品質マネジメントシステムが機能しておらず、この ような問題を見抜けなかったことは、極めて重大な問題であることから、核原料物質、 核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(昭和32年法律第166号)第67条第 1項に基づき、下記の事項を平成29年1月末日までに報告することを命ずる。 記 1.事実と異なる評価結果を不適切な意思決定プロセスでまとめたこと及びそれを見 抜けなかったことを含む品質マネジメントシステムが機能しなかったことにつ いての原因究明 2.1.の結果を踏まえた是正措置計画 3 なお、この処分について不服がある場合は、この処分があったことを知った日の翌 日から起算して3か月以内に、書面により当委員会に対して審査請求をすることがで きる。 この処分については、審査請求のほか、この処分があったことを知った日の翌日か ら起算して6か月以内に、国を被告として(訴訟において国を代表する者は法務大臣 となる。)、処分の取消しの訴えを提起することができる。なお、審査請求をした場 合には、処分の取消しの訴えは、その審査請求に対する裁決があったことを知った日 の翌日から起算して6か月以内に提起することができる。 ただし、上記の期間が経過する前に、この処分(審査請求をした場合には、その審 査請求に対する裁決)があった日の翌日から起算して1年を経過した場合は、審査請 求をすることや処分の取消しの訴えを提起することができない。なお、正当な理由が あるときは、上記の期間やこの処分(審査請求をした場合には、その審査請求に対す る裁決)があった日の翌日から起算して1年を経過した後であっても審査請求をする ことや処分の取消しの訴えを提起することが認められる場合がある。 以上 4 参考1 平成 28 年 12 月 9 日 日本原燃株式会社 平成28年度第3回保安検査(加工施設)における 指摘事項に係る事業者対応方針について 1.これまでの経緯等 濃縮事業部における保安活動に対し、品質マネジメントシステムにおいて、 自ら問題点を発見し、問題点に対して必要な改善を見出し、改善することが 必要であったが、濃縮事業部では、これが機能していなかったために、外部 から指摘され、問題点を認識した。(平成27年度第3回保安検査) その後、濃縮事業部の保安活動を適正化させるため、全社組織である品質 保証室(現 安全・品質本部)を関与させ、原子力安全を達成するために何 が不足、欠如しているかについて、濃縮事業部に対して根本原因分析を行い、 必要な改善を実施することとしたが、その活動の中で、品質マネジメントシ ステムの推進役であり、濃縮事業部における保安活動の改善に主体的に取り 組むべき組織である品質保証室(現 安全・品質本部)がその役割を果たす ことができなかった。(平成27年度第4回、平成28年度第1回保安検査) そのため、品質保証室(現 安全・品質本部)に対しても何故主体的な活 動ができなかったのかなどの問題の根本原因分析を行い、その結果を踏まえ た改善提案を取りまとめた。(平成28年6月) 当該提言に対し、品質保証室(現 安全・品質本部)は、それを実行する ための個別計画の案を策定し、濃縮事業部の保安活動を適正化の助言機関と して位置づけた全社対応委員会に諮った。その委員会において、対策の中に はすでに実施されているもので完了しているものもあるのではないか、そう いった点を整理すべきとの助言を受け、品質保証室(現 安全・品質本部) は、個別計画の見直しを検討した。 個別計画の見直しの検討の過程で、安全・品質本部長を交え、アクション プランの修正についてやり取りが行われ、前提言に対する対策は実施する必 要はなく、品質保証室に対する提言は組織改正等によって改善されたものと 評価するという評価書を取りまとめた。 しかしながら、当該評価書では、提言で挙げられた改善が必要な項目すべ てに対して評価をせず、改善された評価できる項目のみに対して評価を行っ たものであり、事実と異なった内容であった。当該評価書については、安全・ 品質本部内で審査、承認がなされ、監査室も確認を行った。 5 主な時系列は、以下のとおり。 6月22日:品質保証室に対する根本原因分析結果を踏まえた改善提案を 受領 6月30日:組織改正 7月26日:提言に対するアクションプランを全社対応委員会に諮る。 9月 6日:提言に対するアクションプランを含めた安全・品質本部の改 善に向けた個別計画を全社対応委員会に諮る。 ⇒全社対応委員会で対策の中にはすでに実施されているもの で完了しているものもあるのではないか、そういった点を 整理すべきとの助言を受ける。また、それを踏まえ、計画 書に添付されていたアクションプランの見直しを検討する (9月6日~)。 9月14日:安全・品質本部長を交えたアクションプラン等の見直し検討 の結果、品質保証室に対する提言は組織改正等によって改善 されたものと評価するという「評価書」を作成し、安全・品 質本部内で上申する。 9月30日:安全・品質本部は、評価書の安全・品質本部での承認、監査 室の確認を受けて 2015 年度第 4 回保安検査および 2016 年 度第 1 回保安検査に関わる不適合管理の是正処置を完了する。 11月 1日:安全・品質本部は、不適合管理の是正処置が完了したこと を 2016 年度第 2 回マネジメントレビューのインプットとし た。 2.安全・品質本部が行なった活動に対する問題点 1.に示した安全・品質本部が行った活動における問題点は、以下の通り と考えている。 ①9月6日全社対応委員会での助言に対して、本来実施すべき個別計画の見 直しを行わず、自らの業務の計画に無かった評価書を新たに作成、それ を安全・品質本部として承認した。また、評価書としてまとめたことを 全社対応委員会に報告しなかった。⇒自らが掲げた業務プロセスに沿っ ていない(保安規定第22条) ②評価書において、提言で挙げられた改善が必要な項目のうち、その時点で すでに実施した活動等により改善されたと評価できる項目のみを記載し、 品質保証室が改善すべき点については組織改正等によって改善されたと 評価した(事実と異なる内容を安全・品質本部として書類に取りまとめ 6 た)。⇒本来実施すべき業務の遂行を怠った重大な問題(保安規定第5条、 第11条、第22条) ③上記評価書の取りまとめの検討が、安全・品質本部長を含め限られた者で 行われ、全社対応委員会等の場に諮るなどの行為がなされていない。こ れは、濃縮事業部が平成27年度第4回保安検査で指摘を受けた状態(保 安活動に関する方針決定において、現場の意見を取り入れることなく、 一部の幹部が集まって検討している)と同じであり、未だ改善がなされ ていない状況である。⇒業務プロセスとして適切でなく、自らが掲げた 業務プロセスに沿っていない(保安規定第5条、第22条) ④品質保証室として改善すべき点すべてに対して改善が完了していない状 態で不適合の是正処置を完了させた。⇒不適合の是正措置が適切に実施 されていない(保安規定第27条) ⑤是正処置が完了したことをマネジメントレビューのインプットとした。⇒ 不適合の是正措置が適切に実施されていない状況であることが正しくイ ンプットとして示されていない(保安規定第18条) 個別計画等を全社対応委員会に諮り助言をもらうなどの業務プロセスにし たがって業務が行われていた部分もあるが、業務の実施として、以下の点で も問題があると考える。 品質保証室に対する提言は組織改正等によって改善されたものと評価する という評価書を取りまとめた際のやり取りが記録として残されておらず経 緯が不明確。これは、濃縮事業部が平成27年度第4回保安検査で指摘を 受けた状態(意思決定した事項がその過程も含めて書類として残していな いため、意思決定の事実が記録として確認できず、さらには意思決定の目 的や目標が不明確である)と同じであり、未だ改善がなされていない状況 である。⇒安全・品質本部として、業務の重要な意思決定をしているにも 関わらずその経緯、根拠等が残されていないのは、業務プロセスとして不 適切。(保安規定第5条、第22条) 提言に対し個別計画案を作成することに時間を要したこと(提言受領6月、 個別計画案の全社対応委員会説明9月)は、濃縮事業部の保安活動適正化 の前提となる全社組織の適正化を速やかに実施するとの意識(問題解決に 何が必要な事項であるかの認識)が欠如。 (保安規定第5条、第11条、第 22条) 7 3.監査室が行った活動に対する問題点 1.の経緯等に示したとおり、監査部門である監査室は、安全・品質本部 が作成した「評価書」に対して確認を実施した。 この際、監査室が確認した視点やその結果は記録として残っておらず、 「確 認」という位置づけで捺印した。 上述の監査室が行った活動における問題点は、以下の通りと考えている。 ①監査室としての行為は、監査部門として検証すべき対象の書類か否かを 明確にしないまま行っており、業務プロセスの計画を適切に作成したう えで業務を行っていない。 ②監査部門が確認という欄に捺印をしていること、当該書類に対する確認 結果等の記録が何も残されていない(捺印のみであった)ことも業務プ ロセスに沿った対応が適切に行われていない。 4.今後の対応 今回の一連の業務の問題に対して、安全・品質本部は、以下の対策を講じる。 また、本対策の実行に対し、監査室が監査の視点でチェックするとともに、 社長をトップとした全社対応委員会が、確実に当該対策が実行されるよう指 導する。 品質マネジメントシステムを推進する役割を担う組織として、自らの業務に おいて業務の計画の立案の重要性を認識し、業務の計画を策定し、それに従 って業務を遂行することを徹底する。 安全・品質本部長を含め限られた者により事実と異なる内容を書類に取りま とめ意思決定がなされるという問題が発生した(濃縮事業部が平成27年度 第4回保安検査で指摘を受けた状態と同じであり、未だ改善がなされていな い)状況を踏まえ、品質マネジメントシステムを適切に構築、維持、改善す るという観点から、役員を含め会社全体として今回の問題点の周知を行うと ともに原子力に携わる業務に対する安全意識を再認識するための教育を実 施する。 今回の安全・品質本部が行った活動は、自ら定めた業務プロセスに沿って業 務が遂行されていない点に多くの問題があるが、9月6日に個別計画を全社 対応委員会に諮ったところまでは、業務の遂行が遅いという問題はあるもの の、少なくとも自ら定めた業務プロセスに沿った対応が図られていることか ら、個別計画案を策定した時点まで立ち戻り、必要な改善活動を実行できる よう業務を進める。 上記活動を実施する前に、安全・品質本部の本来の役割を認識できるよう、 「安全・品質本部の心得」を作成し、関係者に教育を行う。この中では、関 8 係者がどのような議論をしたのかなどの経緯を明確にするため、本部長を交 えた打ち合わせ等の結果をメモとして残すことを明記する。 また、上記「安全・品質本部の心得」において、本来安全・品質本部が実施 すべき以下に示すような業務の基本についても明記する。 ① 安全・品質本部は、常に各事業部の保安活動をチェックし、本来あるべ き保安活動に対して適切にその活動が行われているかを確認する。これ が最も重要な役割である。これはマネジメントレビューでそれを確認す るということだけではなく、各事業部の品質保証部門の活動をチェック する、各事業部の会議体に参画し、保安活動を改善する活動がなされて いるかをチェックすることなどにより本質的な問題点を見出すことが 必要である。 ② 安全・品質本部は、本来あるべき保安活動に対して何が問題であったか、 その問題点に対してどのように改善すべきかを各事業部が分析、原因調 査等を行なった結果に対して、事業部とは異なる視点で分析等が適切に 行われているかを評価、分析する。これは全ての問題点に対して行うの ではなく、①でのチェックにおいて、その重要度を認識し、重要度の高 い問題に対して実施し、その結果を各事業部の品質保証部門に伝え、そ れ以降は各事業部の品質保証部門が水平展開等の必要な活動を行う。 ③ 安全・品質本部は、上記活動において抽出された問題点等に対する活動 やそのステータスが適切にマネジメントレビューのインプットになっ ていることを確認し、インプットに不備がある場合には、各事業部の管 理責任者にその是正を要求する。 さらに、安全・品質本部として最低限確保すべき力量取得のため、各事業部 が実施している新規制基準に係る保安教育等を受講する。 監査室は、検証対象の書類を明確にするとともに、検証対象である書類をチ ェックする際の視点、記録の残し方等、業務を遂行する上で必要な基本事項 を整理し、検証要領の改正を行う。 また、安全・品質本部が必要な改善活動を適切に実行できているかを監査室 が計画立案、実行、評価等のステップごとに検証する。 以 9 上 参考2 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律 (抄) (保安規定) 第二十二条 加工事業者は、原子力規制委員会規則で定めるところにより、保安規定(核燃 料物質の取扱いに関する保安教育についての規定を含む。以下この条において同じ。 )を 定め、事業開始前に、原子力規制委員会の認可を受けなければならない。これを変更しよ うとするときも、同様とする。 2 原子力規制委員会は、保安規定が核燃料物質による災害の防止上十分でないと認めると きは、前項の認可をしてはならない。 3 原子力規制委員会は、核燃料物質による災害の防止のため必要があると認めるときは、 加工事業者に対し、保安規定の変更を命ずることができる。 4 加工事業者及びその従業者は、保安規定を守らなければならない。 5 加工事業者は、原子力規制委員会規則で定めるところにより、前項の規定の遵守の状況 について、原子力規制委員会が定期に行う検査を受けなければならない。 6 第十二条第六項から第八項までの規定は、前項の検査について準用する。この場合にお いて、同条第六項中「前項」とあるのは、 「第二十二条第五項」と読み替えるものとする。 (報告徴収) 第六十七条 原子力規制委員会、国土交通大臣又は都道府県公安委員会は、この法律(都道 府県公安委員会にあつては、第五十九条第六項の規定)の施行に必要な限度において、原 子力事業者等(核原料物質使用者、国際規制物資を使用している者及び国際特定活動実施 者を含む。 )に対し、第六十四条第三項各号に掲げる原子力事業者等の区分(同項各号の当 該区分にかかわらず、核原料物質使用者、国際規制物資を使用している者及び国際特定活 動実施者については原子力規制委員会とし、第五十九条第五項に規定する届出をした場合 については都道府県公安委員会とする。 )に応じ、その業務に関し報告をさせることができ る。 2~5(略) 核燃料物質の加工の事業に関する規則 (保安規定) 第八条 法第二十二条第一項 の規定による保安規定の認可を受けようとする者は、認可を 受けようとする工場又は事業所ごとに、次の各号に掲げる事項について保安規定を定め、こ れを記載した申請書を原子力規制委員会に提出しなければならない。 (略) 三 加工施設の品質保証に関すること(根本原因分析の方法及びこれを実施するための体制 並びに作業手順書等の保安規定上の位置付けに関することを含む。 ) 。 (略) 10
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