東京消防庁 Tokyo Fire Department 平成28年度NBC災害総合訓練の

報道発表資料
東京消防庁
Tokyo Fire Department
平成28年12月12日
平成28年度NBC災害総合訓練の実施について
~意図的な化学物質の散布により多数の傷者が発生するC災害~
東京消防庁では、多数の国民や外国人が来訪する東京2020オリンピッ
ク・パラリンピック競技大会の開催を見据え、何者かが意図的に化学物質を拡
散させ、競技場内で多数傷者が発生した際の活動を主眼に、平成28年度NB
C災害総合訓練を駒沢オリンピック公園総合運動場で実施します。
1
実施日時
平成28年12月16日(金)9時30分から11時00分まで
2 実施場所
駒沢オリンピック公園総合運動場(東京都世田谷区駒沢公園1-1)
(別図1参照)
3 訓練想定
「競技場で何者かが化学剤を散布し、多数の要救助者が発生したもの。」とし
て、競技場内における意図的災害を想定した訓練を実施します。
(別図2参照)
4 参加隊
消防救助機動部隊、化学機動中隊、救急機動部隊、ポンプ隊、指揮隊、救急
隊、特別救助隊、資材輸送小隊等 49隊
5 統裁者
第三消防方面本部長
門倉 徹(かどくら とおる)
6 その他
(1) 訓練概要について9時00分から訓練場内でレクチャーを行います。
(別図1、2参照)
(2) 取材にあたっては自社腕章を着用してください。
(3) 場内では係員の指示に従い、事故防止に配意してください。
(4) 駐車場のご用意はありません。ご了承願います。
問合せ先
東京消防庁 ㈹ 電話 3212‐2111
特殊災害課化学災害係 内線 3715
広報課報道係
内線 2345~2349
別図1
N
最寄り駅(駒沢大学)
レク実施場所
【最寄り駅】東急田園都市線
駒沢大学駅
徒歩15分 東急バス(渋11)4分
東急バス(渋82)4分
※当日、駐車場のご用意はありませんのでご了承ください。
別図2
平成28年度NBC災害総合訓練
《意図的に化学物質の散布により多数の傷者が発生したC災害》
は見学可能スペース
訓練範囲は
内とし、ロードコーン等で区画しています。
訓練想定
社会人サッカー試合中スタンド席において、何者か
駒沢オリンピック公園
が化学物質を撒き、付近の観客に液体が付着、揮発し
たガスにより多数の傷者が発生した。
発災場所はメインスタンドとし、それ以外の場所、
駒沢競技場
レク実施場所
トラック部分の選手等はすべて避難済。
要救助者には、外国人、障害者、高齢者もいる。
発災場所
災害概要
⑴ サッカーの試合を観戦中、観客のうち2名
が水鉄砲に充填した化学物質を撒き、多数の観
⑵
⑶
⑷
⑸
客が傷者となったもの。
消防隊は、119番通報を受け、意図的災害と
は認識していない状態で出場する。
現場到着時、意図的災害であり、2名の犯人は
既に逃走し、現在警察官が追跡しているとの情
報を得る。
現場では直接液体の化学物質が付着したもの及
び揮発したガスによりスタンド席に多数の傷病
者が発生している。
消防隊は、意図的災害であることから放射性物質
及び生物剤の散布の可能性もあると判断し、各種
指揮本部
部隊の統制、情
報共有、警防本
部への報告
除染隊(ST、HCS2)
ST、HCS2、CS の連携による
効率的な除染
3番出入口
中央広場
現場救護所
適切なトリアージ、要救助
者の除染結果などの情報共
有、指令室との連携
玄関ゲート
CS 中隊、3HR
専門部隊と機動
部隊の連携(測
定、救出、除染)
この 1 ブロックで実施します。
N
訓練背景
ポンプ隊、特別救助隊
基本的活動要領の実践、専門部隊
との連携、進入可能範囲の検証
測定器を活用するとともに、安全を確保しながら
多数の傷病者を速やかに救助する。
⑹ 本年発隊した救急機動部隊が訓練に参加し、
多数
傷病者発生時のトリアージ等の対応を実施する。
風向/風速
南西 1m/s
世界各地でテロ災害が発生し、日本国内においてもテロ発生
が危惧されていることから、テロを起因としたNBC災害対応
訓練を実施する。また、東京2020オリンピック・パラリン
ピック競技大会の開催を踏まえて、要救助者の中に、外国人、
高齢者及び障害者役の係員を配置する。