あいさつ 井出川崎図書館長 本日はお忙しい中、当館の意見交換会にご出席いただき、ありがとうござい ます。 先ほどもお話ありましたが、当館は、昭和 34 年に2つ目の県立図書館とし て、スタートしたわけでございます。日本の産業発展をリードしてきた川崎の 地に、工業専門図書館を目指して、立地をしたということでございます。以来、 60 年近く経っておりますが、この間、社史でありますとか、川崎公害裁判資料、 それから特許や工業関係の規格、専門学会誌などを収集し、専門性を高めてま いりました。現在、科学と産業の情報ライブラリーということで、全国の公共 図書館の中でも、ユニークな存在ということになっております。これまで、県 民の皆様、それから川崎市民の皆様、また、多くの企業の皆様にご利用いただ き、支えられてきたということで、非常に感謝しております。 本日、この意見交換会でございますが、現在の地は地元川崎市から許可をい ただいて、その期限が 29 年度末となっております。このため、先端産業が集 積します、KSP、かながわサイエンスパークに移転の方向性が示されている ということでございます。 本日はこれから、これまでの検討状況をご説明しまして、皆様からご意見を 頂戴するということになっております。私ども、図書館といたしましても、移 転にあたりまして、培ってきました図書館としての実績、専門性を活かしてさ らに深めていく、また、地元川崎市の図書館とも役割分担、連携をしながら、 この産業都市川崎から引き続き、図書館サービスを発信しまして、県内の産業 振興に資する図書館、こうした形で進んでいきたいと思っています。今回の移 転を機にいたしまして、こうしたことを目指していく、これが私ども職員一同 の願いでございます。本日はよろしくお願いいたします。 以上
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