日 銀 シ ス 第 9 6 号 平成28年12月12日 国債

日 銀 シ ス 第 9 6 号
平成28年12月12日
国債発行関係事務についての
日銀ネット利用先
日銀ネット利用金融機関等
御中
日
本
銀
行
「日本銀行金融ネットワークシステム利用細則(国債発行関係事務)」
の一部改正に関する件
租税特別措置法第41条の12の2第6項第1号に規定する「割引債」のう
ち、同号イに規定する「割引の方法により発行されるもの」について、利子が
支払われない債券であり、かつ、発行価額が額面金額を下回る金額で発行され
たものを指し、当該債券以外の債券に係る償還金については、償還時の源泉徴
収の対象外である(即ち、国庫短期証券のうち、その銘柄の価格競争入札にお
ける募入最低価格(額面金額100円当り)が100円以上であるものに係る
償還金については、償還時の源泉徴収の対象外である)との取扱い(注)について
金融庁が国税庁に対し確認したところ、当該取扱いで差し支えない旨の回答を
得たとの連絡を金融庁から受けたことに伴い、標記規程の一部を別紙のとおり
改正し、本日から実施することとしましたので、通知します。
(注)1.国庫短期証券に係る償還金が源泉徴収の対象となるか否かの具体的な判定方法
は、以下のとおりです。
○
財務省ホームページに公表される入札結果において、回号毎の募入最低価格
(額面金額100円当り)が100円以上である場合、当該回号の国庫短期証
券に係る償還金は、源泉徴収の対象外と判定する(当該価格が100円未満で
ある場合、当該回号の国庫短期証券に係る償還金は、源泉徴収の対象と判定す
る。
)
。
2.国庫短期証券のうち、その銘柄の価格競争入札における募入最低価格(額面金
額100円当り)が100円以上であるものについては、源泉徴収の対象外であ
るため、自己口Ⅲまたは自己口Ⅳへの記載または記録をすることはできません。
以
上
別紙
「日本銀行金融ネットワークシステム利用細則(国債発行関係事務)」
中一部改正
○ 第1編Ⅰ.1.(51)を横線のとおり改める。
(51)割引国債
割引の方法により発行される振決国債(国庫短期証券のうち、その銘柄の価格競争
入札における募入最低価格(額面金額100円当り)が100円以上であるものを含
みます。
)をいいます。
○ 第1編Ⅰ.1.(58)を横線のとおり改める。
(58)みなし割引率
租税特別措置法(昭和32年法律第26号)第41条の12の2第6項第3号イま
たはロに規定する償還金の額に乗じる率(国庫短期証券にあっては0.2%、分離国
債にあっては25%)をいいます。ただし、国庫短期証券のうち、その銘柄の価格競
争入札における募入最低価格(額面金額100円当り)が100円以上であるものに
あっては、ゼロ%とします。
○ 第2編の業務処理区分「国債発行 発行共通 新規記録等」
(コード721
301)の入力手順⑨を横線のとおり改める。
⑨
口座区分コードを入力します。
(例)自己口Ⅰ……[01]
自己口Ⅱおよび自己口Ⅳを指定することはできません(これらを指定した場合に
は、エラーとなります。
)
。
また、銘柄が国庫短期証券であり、かつ、当該銘柄の価格競争入札における募入
最低価格(額面金額100円当り)が100円以上である場合には、自己口Ⅲを指
定することもできません。誤って指定してもエラーとはなりませんので、ご注意く
ださい。