医科点数表の解釈 平成28年4月版

Web 追補 No.6(平成 28 年 12 月号)
医科点数表の解釈
平成
28年 4月版
Web追補 No.6(平成28年12月号)
平成 28 年 12 月7日作成
●
以下の告示・通知等により,本書の内容に変更が生じましたので,ここに追補します。
平成28年11月17日 厚生労働省告示第393号(平成28年11月18日適用)
平成28年11月17日 医療課事務連絡
平成28年11月30日 厚生労働省告示第402号(平成28年12月1日適用)
平成28年11月30日 保医発1130第2号(平成28年12月1日適用)
平成28年11月30日 保医発1130第3号(平成28年12月1日適用)
平成28年12月1日 厚生労働省告示第404号
平成28年12月1日 保医発1201第2号
平成28年12月6日 厚生労働省告示第408号(平成28年12月7日適用)
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本追補と併せてご利用ください。(http://www.shaho.co.jp/shaho/2016_sinryo/index.html)
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「疑義解釈資料の送付について(その8)」(平成 28 年 11 月 17 日医療課事務連絡)が発出されています。
『診療報酬関連情報ナビ』の診療報酬関連情報データベースより,本追補と併せてご確認ください。
頁
欄
行
変更前
変更後
288 右 下から5行目 患者をいう。
患者をいう(ただし,結核病棟入院基本料,精
神病棟入院基本料,特定機能病院入院基本料
(結核病棟及び精神病棟に限る。),有床診療所
入院基本料,精神科救急入院料,精神科急性期
治療病棟入院料,精神科救急・合併症入院料,
児童・思春期入院医療管理料,精神療養病棟入
院料,認知症治療病棟入院料,有床診療所療養
病床入院基本料及び地域移行機能強化病棟入
院料を算定する場合における入院中の患者の
他医療機関への受診時の透析を除く。)。
344 右 上から14行目 血液凝固阻止剤
血液凝固阻止剤(内服薬に限る。)
472 〔 D 006-2 造 血 器 腫 瘍 遺 伝 子 検 査 及 び D 006-3Major ◇ FIP1L1-PDGFRα融合遺伝子検査
BCR-ABL1の「2」mRNA定量(1以外のもの)の所定点数を ア FIP1L1-PDGFRα融合遺伝子検査は,D
合算した点数を準用する項目として追加〕
006-2 造 血 器 腫 瘍 遺 伝 子 検 査 及 び D
006-3Major BCR-ABL1の「2」mRNA定量(1
以外のもの)の所定点数を合算した点数を
準用して算定する。
イ 本検査は,二次性好酸球増加症を除外し
た上で,慢性好酸球性白血病又は好酸球増
多症候群と診断した患者において,治療方
針の決定を目的としてFISH法により測
定した場合に,原則として1回に限り算定
できる。ただし,臨床症状・検査所見等の
変化を踏まえ,治療法を選択する必要があ
り,本検査を再度実施した場合にも算定で
きる。
ウ 本検査を算定するに当たっては,本検査
を必要と判断した理由,検査結果,診断名,
選択した治療法及び本検査を再度実施した
場合にはその理由を診療報酬明細書の摘要
留
欄に記載すること。
□
(平28.11.30 保医発 1130 3)
839 〔K268緑内障手術の「2」流出路再建術及びK273隅角光凝 (1) 1眼に白内障及び緑内障がある患者に対
固術の所定点数を合算した点数を準用する項目として追
して,白内障手術と同時に白内障手術併用眼
加〕
内ドレーン手術を関連学会の作成した使用
要件基準に従って行った場合に限り,K268
1
Web 追補 No.6(平成 28 年 12 月号)
頁
欄
行
変更前
884 右 下から4行目 〔次行に追加〕
1103 ― 上から4行目 (最終改正;平成28年8月31日
省告示第329号)
変更後
緑内障手術の「2」流出路再建術及びK273
隅角光凝固術の所定点数を合算した点数を
準用して算定する。この場合,これらは同一
手術野とはみなさず,それぞれの所定点数を
算定できるものとする。なお,白内障手術の
技術料は当該点数に含まれ,別に算定できな
留
い。
□
(平28.11.30 保医発 1130 2)
(2) 白内障手術併用眼内ドレーン手術を行っ
た際は,診療報酬請求に当たって,診療報酬
留
明細書に症状詳記を添付する。
□
(平28.11.30 保医発 1130 2)
(3) 末梢血管用ステントグラフトを用いて腸
骨動脈以外の末梢血管に対し血管損傷治療
を行った場合の手技料は,「3」の所定点数を
留
算定できるものとする。
□
(平28.12.1 保医発 1201 2)
厚生労働 (最終改正;平成28年12月1日 厚生労働省告
示第404号)
〔黄色網かけはWeb追補No.3にて改正済み〕
1106 ― 下から20~18 (6) 末梢留置型中心静脈カテーテル・逆流 (6) 末梢留置型中心静脈カテーテル・逆流防止
行目
防止機能付き
機能付き
① シングルルーメン
13,200円 ① シングルルーメン
13,200円
② マルチルーメン
20,500円 ② マルチルーメン
20,500円
(7) 末梢留置型中心静脈カテーテル・造影 (7) 末梢留置型中心静脈カテーテル・造影剤高
剤高圧注入可能型
圧注入可能型
① 標準型
① 標準型
ア シングルルーメン
13,200円
ア シングルルーメン
13,200円
イ マルチルーメン
20,500円
イ マルチルーメン
20,500円
② 特殊型(Ⅰ)
② 特殊型(Ⅰ)
ア シングルルーメン
13,600円
ア シングルルーメン
13,600円
イ マルチルーメン
20,900円
イ マルチルーメン
20,900円
③ 特殊型(Ⅱ)
③ 特殊型(Ⅱ)
ア シングルルーメン
13,900円
ア シングルルーメン
13,900円
イ マルチルーメン
21,400円
イ マルチルーメン
21,400円
(8) 抗菌型
9,930円
〔黄色網かけはWeb追補No.3にて改正済み〕
1119 ― 上から4行目 100 合成吸収性癒着防止材
100 合成吸収性癒着防止材
2
1cm 当たり171円
(1) シート型
1cm2当たり171円
(2) スプレー型
1mL当たり7,130円
〔編注;承認番号が22800BZX00234000
のものについては,平成28年12月1
日から平成30年3月31日まで7,300
円〕
1129 ― 上から13~15 189 ヒト骨格筋由来細胞シート
189 ヒト骨格筋由来細胞シート
行目
(1) 採取・継代培養キット
(1) 採取・継代培養キット 6,360,000円
6,360,000円
(2) 回収・調製キット
(2) 回収・調製キット
1枚当たり1,680,000円
1枚当たり1,680,000円 190 人工中耳用材料
190 人工中耳用材料
(1) 人工中耳用インプラント
(1) 人工中耳用インプラント
1,150,000円
1,150,000円
(2) 人工中耳用音声信号処理装置
(2) 人工中耳用音声信号処理装置
637,000円
637,000円
(3) 人工中耳用オプション部品 45,800円
(3) 人工中耳用オプション部品
191 末梢血管用ステントグラフト
45,800円
(1) 標準型
316,000円
(2) 長病変対応型
338,000円
2
Web 追補 No.6(平成 28 年 12 月号)
頁
欄
行
変更前
変更後
〔黄色網かけはWeb追補No.3にて改正済み〕
1133 〔(2)の表中057(2)①ウの項の次に次のように加える。〕
100 合成吸収性癒着防止材
(2) スプレー型
(承認番号)
22800BZX00234000
1136 ― 上から4行目 (最終改正;平28. 8.31 保医発 0831
平成28年12月1日から
平成30年3月31日まで
2) (最終改正;平28.12. 1
7,300円
保医発 1201
2)
〔黄色網かけはWeb追補No.3にて改正済み〕
1138 右 下から22行目 ア
ガイドワイヤーは,別に算定できな ア ガイドワイヤーは,別に算定できない。
い。
イ 末梢留置型中心静脈カテーテル・造影剤
イ 特殊型(Ⅰ)のうち,専用のナビゲー 高圧注入可能型は,特殊型(Ⅰ)のうち,
ションシステムと併用し,留置に際して 専用のナビゲーションシステムと併用し,
ナビゲーションを行う機能に対応して 留置に際してナビゲーションを行う機能
いるもの及び特殊型(Ⅱ)については, に対応しているもの及び特殊型(Ⅱ)につ
留置に際して専用のナビゲーションシ いては,留置に際して専用のナビゲーショ
ステムを併用した場合に限り算定でき ンシステムを併用した場合に限り算定で
る。
きる。
ウ 抗菌型は,区分番号「A234-2」感染防
〔黄色網かけはWeb追補No.3にて改正済み〕
止対策加算「1」若しくは「2」の施設基
準を満たす保険医療機関又は中心静脈ラ
イン関連血流感染(以下「CLABSI」
という。)に関するサーベイランスを実施
している保険医療機関において,適切な感
染防止対策を行ったうえで,下記のa又は
bのいずれかに該当する患者に対し,関連
学会が定める適正使用基準を遵守して使
用した場合に限り算定できる。
a 中心静脈用カテーテルを挿入した日か
ら起算して5日を超える当該カテーテル
の留置が必要であり,かつ下記のⅰ~ⅳ
のいずれかに該当する患者
ⅰ 同一入院期間中においてCLAB
SIを2回以上繰り返している患者
ⅱ 小児等の中心静脈カテーテル挿入
が可能な血管が限定される患者
ⅲ 人工弁,人工血管グラフト,心血管
系電子デバイス(ペースメーカー等)
等を体内に留置しており,CLABS
Iによる続発症が重篤化する危険性
が高い患者
ⅳ 好中球減少患者,熱傷患者,臓器移
植患者,短小腸患者等のCLABSI
の危険性が高い易感染患者
b CLABSI発生率が地域や全国のサ
ーベイランス(厚生労働省院内感染対策
サーベイランス事業等)の報告結果を超
えている保険医療機関において,中心静
脈用カテーテルを挿入した日から起算し
て 14 日以上の当該カテーテルの留置が
必要である患者
エ 抗菌型を使用する際には,下記について
診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。
a 当該患者の症状詳記及び上記ウの該
当項目
3
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頁
欄
行
変更前
変更後
b 当該患者のアレルギー歴(特に含有抗
菌薬に関するアレルギー歴がないこと
を確認すること。
)
c 上記ウのbに該当する患者に対して
使用する場合は,当該保険医療機関のC
LABSI発生率及び参考とした地域
や全国のサーベイランス(厚生労働省院
内感染対策サーベイランス事業等)にお
けるCLABSI発生率
1144 右 上から2行目 373.38cm2を限度として算定できる。
1149 右
1149 右
1149 右
1152 右
シート型は373.38cm2を限度として,スプレー型
は9.4mLを限度として算定できる。
下から24行目 ア 自家培養表皮
ア 自家培養表皮(重症熱傷に対し使用する場
合)
下から14行目 〔次行に追加〕
イ 自家培養表皮(先天性巨大色素性母斑に対
し使用する場合)
a 調製・移植キットについては,先天性巨
大色素性母斑を切除した後の創部であっ
て,創閉鎖を目的として使用した場合に,
原則として,一連の治療計画につき30枚を
限度として算定する。
b 採取・培養キットについては,一連の治
療計画の初回治療月に1回に限り算定で
きる。
c ヒト自家移植組織(自家培養表皮)を先
天性巨大色素性母斑の治療を目的として
使用した場合は,診療報酬請求に当たっ
て,他の標準的な治療法では対応が困難で
あり,当該保険医療材料を使用する必要が
あった理由が記載された症状詳記を診療
報酬明細書に添付する。また,複数回に分
けて治療することが予定されている場合
は,一連の治療計画の内容として以下の事
項を摘要欄に記載する。
ⅰ 治療開始年月及び治療終了予定年月
ⅱ 治療間隔及び回数
下から13行目 イ
ウ
下から17~10 (104) ヒト骨格筋由来細胞シート(略) (104) ヒト骨格筋由来細胞シート(略)
行目
(105) 人工中耳用材料(略)
(105) 人工中耳用材料(略)
(106) 末梢血管用ステントグラフト
〔黄色網かけはWeb追補No.3にて改正済み〕
ア 末梢血管用ステントグラフトは,関連
学会の定める適正使用指針に従って使
用した場合に限り,算定できる。
イ 末梢血管用ステントグラフトの使用
に当たっては,診療報酬明細書の摘要欄
にその理由及び医学的な根拠を詳細に
記載すること。
ウ 末梢血管用ステントグラフトを血管
開存治療に使用した場合は,1回の手術
につき,標準型については2本を上限と
して,長病変対応型については1本を上
限として算定できる。
エ TASCⅡD病変に対して標準型を
2本のみ使用して治療を行った場合は,
長病変対応型1本を使用して治療を行
った場合に準じるものとし,長病変対応
型1本を算定することとする。
4
Web 追補 No.6(平成 28 年 12 月号)
頁
欄
行
変更前
変更後
1156 〔「021 中心静脈用カテーテル」の項中(10)の次に次のように加える。〕
(11) 末梢留置型中心静脈カテーテル・造影剤高圧注入可能型・標準型・
シングルルーメン
(12) 末梢留置型中心静脈カテーテル・造影剤高圧注入可能型・標準型・
マルチルーメン
(13) 末梢留置型中心静脈カテーテル・造影剤高圧注入可能型・特殊型
(Ⅰ)・シングルルーメン
(14) 末梢留置型中心静脈カテーテル・造影剤高圧注入可能型・特殊型
(Ⅰ)・マルチルーメン
(15) 末梢留置型中心静脈カテーテル・造影剤高圧注入可能型・特殊型
(Ⅱ)・シングルルーメン
(16) 末梢留置型中心静脈カテーテル・造影剤高圧注入可能型・特殊型
(Ⅱ)・マルチルーメン
(17) 抗菌型
中心静脈カテ・高圧・Ⅰ
中心静脈カテ・高圧・Ⅱ
中心静脈カテ・高圧・Ⅲ
中心静脈カテ・高圧・Ⅳ
中心静脈カテ・高圧・Ⅴ
中心静脈カテ・高圧・Ⅵ
中心静脈カテ・抗菌
〔黄色網かけはWeb追補No.3にて改正済み〕
1232 ― 上から5行目 (最終改正;平成28年10月13日
省告示第365号)
厚生労働 (最終改正;平成28年12月6日
示第408号)
厚生労働省告
〔黄色網かけはWeb追補No.5等にて改正済み〕
1236 ― 上から15行目 エクメット配合錠HD,エクメット配合錠 エクメット配合錠HD,エクメット配合錠L
LD,ゲンボイヤ配合錠及びエピデュオゲ D,ゲンボイヤ配合錠,エピデュオゲル,ミカ
ル
トリオ配合錠,ミケルナ配合点眼液及びプレジ
コビックス配合錠
〔黄色網かけはWeb追補No.3等にて改正済み〕
1695 左 上から12行目 後発医薬品調剤体制加算及び外来後発医 後発医薬品調剤体制加算,後発医薬品使用体制
薬品使用体制加算
加算及び外来後発医薬品使用体制加算
〔黄色網かけはWeb追補No.1にて改正済み〕
1814 左 〔下から1行目の次に次のように追加〕
5 実績等(実績がある場合に記載すること。)
ニコチン依存症管理料の初回の治療の1年間の算定回数
①
(前年4月1日から当年3月末日までの1年間)
ニコチン依存症管理料の1年間の延べ算定回数
(前年4月1日から当年3月末日までの1年間における初回から5回目 ②
までの治療を含む)
・①及び②に係る期間
平成
年4月1日~平成
・治療の平均継続回数=②/①
回
回
年3月 31 日
回
[記載上の注意]
1 「5」については、平成 27 年4月1日から平成 28 年3月 31 日までの実績分については、記載が無くて
も差し支えない。ただし、その場合については、平成 28 年4月1日から平成 29 年3月 31 日までの実績を
記載の上、再度届出を行う必要がある。
2 「5」について、実績のない保険医療機関が新規で届け出る場合、届出時点においては記載不要だが、
過去1年間における実績ができ、引き続き算定する場合は、
「5」を記載し再度届出を行う必要がある。
3 実績期間は、前年4月1日から当年3月31日までの期間とする。ただし、新規の届出を年度途中で行う
場合は、当該届出により算定を開始した月から翌3月までの期間における実績をもって、翌年度7月以降
に算定する所定点数を判断する。
5