結婚新生活支援事業実施計画書(概要) 1.事業の趣旨・目的 ○神戸2020ビジョンのテーマとして掲げている「若者に選ばれるまち」に資する「若者 の定住」を促進するため、内閣府が「婚姻数の増加対策(少子化対策)」の柱として打 ち出している「結婚新生活支援事業費補助金」を積極的に活用する。 ○経済的理由により結婚に不安を抱える方に対して、低所得の新婚世帯の住居費及び引 越費用を支援することにより、結婚に伴う経済的不安を少しでも緩和し、晩婚化という 課題解決に向け、少子化対策を推進する。 2.地域の実情と課題 ○神戸市では、従来から子ども・子育てにかかる多様なニーズに応えながら、「母子保 健の充実」や乳幼児等医療費助成の拡充などの「経済的負担の軽減」、待機児童の解消 などの「仕事と子育ての両立支援」等の施策を通じて、「妊娠・出産・子育て期におけ る切れ目のない支援」を実施し、すべての人が子どもを産み育てやすい環境づくりの実 現に努めてきた。 〇しかし、神戸市の合計特殊出生率は2010年時点で1.29と他都市と比較しても低い(政 令市20市中14位)状況であり、出生数の減少に歯止めがかけられていない状況にある。 〇少子化の流れに歯止めをかけるため、これまで神戸市では実施できていなかった結婚 に伴う新生活の支援といった事業に取り組む必要がある。 3.市町村における結婚 支援の全体像及びその 中での本事業の位置づ け 〇神戸市においては、人口の現状と将来展望を提示する「神戸人口ビジョン」を策定し たほか、2020年までに神戸が目指すべきまちのあり方、全体目標を定める神戸市のマス タープランである「神戸2020ビジョン」において、「若い世代の結婚・出産・子育ての 希望をかなえる」ことを目標や柱として掲げている。 〇本事業は、結婚、新生活へという新たなステージを意識している低所得者を主なター ゲットとし、神戸で新生活をスタートさせるきっかけとなる支援を行い、結婚数の増加 につなげることで、少子化対策に寄与することを目指す。 4.重要業績評価指標 (KPI)及び定量的成果 目標 〇婚姻件数の数値目標=H28婚姻件数7,575件 5.所要見込額 19,575(千円) 6.事業内容 (1)住居費に係る補助 〇神戸市結婚新生活支援事業 所要見込額 19,575千円 新規に婚姻した世帯(世帯の所得が300万円未満、夫婦の年齢合計が70歳未満、良好な 住宅環境(耐震性・最低居住面積水準以上)に入居する世帯に限る。)の婚姻に伴う新 規の住宅取得又は賃貸に係る経費に対する支援を行う。 (2)引越費用に係る補助 〇神戸市結婚新生活支援事業 所要見込額 19,575千円(再掲) 新規に婚姻した世帯(世帯の所得が300万円未満、夫婦の年齢合計が70歳未満、良好な 住宅環境(耐震性・最低居住面積水準以上)に入居する世帯に限る。)の婚姻に伴う引 越しに係る経費に対する支援(引越し業者又は運送業者への支払いその他の引越しに係 る実費に対し支給するものに限る。)に対する支援を行う。 7.その他必要事項 1世帯あたりの上限額は、国事業の補助上限額18万円に市独自で12万円(国事業の対象 に加えて、新生活に必要な家具・家電購入にかかる費用、市内での結婚式にかかる費用 等に限る。)を上乗せして、計30万円とする。
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