ダンロップスポーツ(7825) - 株式会社ウォールデンリサーチジャパン

URL: www.walden.co.jp
文責: 室谷吉行
E-mail: [email protected]
電話番号:03 (3553) 3769
ダンロップスポーツ(7825)
連結通期
(百万円)
FY12/2014
FY12/2015
FY12/2016会予
FY12/2015
FY12/2016会予
連 結 3四 半 期 累 計
(百万円)
1Q-3Q FY12/2015
1Q-3Q FY12/2016
1Q-3Q FY12/2016
売上高
前年比
前年比
前年比
営業利益 経常利益
70,898
2,090
3,059
78,117
1,483
1,801
74,000
3,500
2,200
10.2%
(29.0%)
(41.1%)
(5.3%)
135.9%
22.1%
売上高 営業利益 経常利益
56,400
55,011
(2.5%)
(65)
3,299
-
170
1,946
-
純利益
1,081
(3,601)
1,200
純利益
(739)
1,088
-
EPS
DPS
BPS
(円) (円) (円)
37.3
30.0 1,308.6
(124.2)
10.0 1,125.6
41.4
20.0
EPS
DPS
BPS
(円) (円) (円)
-
出所:会社データ、弊社計算
1.0 エグゼクティブサマリー(2016 年 12 月 5 日)
北米事業の再構築
ゴルフクラブ及びゴルフボールの製造・販売を収益源とするダンロップスポーツの短期的な損益動向が大幅な回
復傾向を示している。更に、2017 年 12 月期に向けては北米事業の再構築に伴う損益向上の本格化が始まる見通
しである。2016 年 12 月期第 3 四半期累計期間においては、ゴルフクラブの新製品投入に起因する大きなセール
スミックスの向上が発生していることに加えて、費用の減少及び円高に起因する増益などが発生している。米ド
ル建て純輸入に対して大きなエクスポージャーを有する同社では過去 3 年間において米ドルに対する持続的な円
安に起因する減益の発生を余儀なくされてきたのだが、第 3 四半期累計期間においては前年同期比で米ドルに対
する円高(10.2%:1 米ドル=121.0 円 → 1 米ドル=108.6 円)が発生している。また、日本国内における同社
はゴルフクラブ及びゴルフボールに関して市場シェアナンバーワンを維持してきている一方、北米においては持
続的な市場シェアの低下を余儀なくされてきた。
これを受けた同社は 2015 年 12 月期の期末において北米での事
業展開を担う 100%連結子会社に係るのれんの一括償却を実施していることに加えて、現状に至る経緯において
北米事業の再構築に向けての準備を着実に進めてきている。同社はゴルフクラブ及びゴルフボールに関して日本
国内の 2 倍以上にも及ぶ市場規模を有するとされる北米において両者に係る市場シェアの底打ち及び持続的な回
復を達成し、これをもって中長期的な将来に向けての成長ドライバーの主軸としていくことを計画している。ま
た、直近の動向においては北米での損益がブレークイーブンに近づきつつあるとされている。2015 年 3 月に代
表取締役社長に就任した木滑和生氏の下で策定された同社の中期経営計画(2016 年 12 月期∼2020 年 12 月期)
においては、当該期間における年平均で増収率 5.1%、増益率 32.3%が見込まれている。
1
2016 年 12 月期第 3 四半期累計期間は、売上高 55,011 百万円(前年同期比 2.5%減)
、営業利益 3,299 百万円(前
年同期:営業損失 65 万円)、営業利益率 6.0%(6.1%ポイント上昇)での着地となった。従って、営業損益が前
年同期に対して 3,364 百万円の向上を達成していることになる。ゴルフクラブ及びゴルフボールの製造・販売を
中核とする「スポーツ用品」でセグメント損益が 3,256 百万円の向上を達成したことが主因となった一方、同社
としての営業損益の増減要因として「量・構成」で純増 1,600 百万円、
「経費」で純増 1,100 百万円、
「為替」で
純増 400 百万円が挙げられている。即ち、2015 年 12 月に日本国内で発売された「ゼクシオ(XXIO)ナイン(9
代目ゼクシオ)」ゴルフクラブの販売数量が好調な推移を続けてセールスミックスが大幅に向上したことに加え
て、円高メリットの発生及び費用の減少が同社としての大幅な損益向上に寄与している。ゴルフクラブの主要部
材であるクラブヘッドを中国から米ドル建てで輸入している同社においては、米ドルに対する円高が増益要因を
発生させる。また、当該輸入額が米ドル建て売上高の絶対額を上回っていることからネットベースでも増益要因
が発生する。一方、先述ののれんの一括償却に伴う費用の減少が発生していることに加えて、広告宣伝費の拠出
に係る効率化などが進捗した。
2016 年 12 月期に対する会社予想では、売上高 74,000 百万円(前年比 5.3%減)、営業利益 3,500 百万円(135.9%
増)、営業利益率 4.7%(2.8%ポイント上昇)が見込まれている。営業損益が前年に対して 2,017 百万円の向上
を達成することになる一方、
「量・構成」で純増 800 百万円、
「経費」で純増 400 百万円、
「為替」で純増 600 百
万円が織り込まれている。第 3 四半期累計期間の実績発表と同時に売上高は 2,000 百万円(2.6%)下方修正さ
れているものの、損益面での会社予想は据え置かれている。第 3 四半期累計期間において通期の会社予想で見込
まれている営業利益の 94.3%が達成されている一方、直近の日本国内の売上高が弱含んでいることが反映されて
いるとのことである。また、年間配当金予定 20.0 円(配当性向 48.3%)及び為替前提(1 米ドル=108.0 円:前
年の 1 米ドル=121.1 円に対して 10.8%円高)も据え置かれている。
2
IR窓口:広報部 部長 平川 義和(078 265 3139 [email protected])
2.0 会社概要
ゴルフ・テニス用品を製造・販売
商号
ダンロップスポーツ株式会社
Web サイト
IR情報
株価情報
設立年月日
2003 年 7 月 1 日
上場年月日
2006 年 10 月 13 日:東京証券取引所 1 部(証券コード:7825)
資本金
9,207 百万円(2016 年 9 月末)
発行済株式数
29,000,000 株、自己株内数 183 株(2016 年 9 月末)
特色

2003 年 7 月、住友ゴム工業株式会社のスポーツ事業部門が分社独立して誕生

ゴルフクラブ及びゴルフボールの製造・販売が収益源

北米に大きな市場シェアの拡大余地
事業内容
Ⅰ.「スポーツ用品」
Ⅱ.「サービス・ゴルフ場運営」
Ⅲ.「ウェルネス」
代表者
代表取締役社長 木滑和生
主要株主
住友ゴム工業 60.38%、東郷産業 2.78%、日本トラスティ・サービス(信託口)1.72%
(2016 年 6 月末)
本社
神戸市中央区
従業員数
連結 1,970 名、単体 362 名(2016 年 9 月末)
出所:会社データ
3
3.0 業績推移
2016 年 12 月期第 3 四半期累計期間
2016 年 12 月期第 3 四半期累計期間は、売上高 55,011 百万円(前年同期比 2.5%減)
、営業利益 3,299 百万円(前
年同期:営業損失 65 万円)、経常利益 1,946 百万円(経常利益 170 万円)、純利益 1,088 百万円(純損失 739 万
円)での着地となった。また、営業利益率 6.0%(6.1%ポイント上昇)である。一方、通期の会社予想に対する
進捗率は、売上高で 74.3%、営業利益で 94.3%、経常利益で 88.5%、純利益で 90.7%である。
営業利益の増減分析:第 3 四半期累計期間
+4,000
+3,364
(百万円)
+3,000
営業利益純増減
+2,000
「量・構成」
+1,000
「材料価格」
+0
(1,000)
「原価改善」
(2,000)
「為替」
(3,000)
1Q-3Q
FY12/2012
1Q-3Q
FY12/2013
1Q-3Q
FY12/2014
1Q-3Q
FY12/2015
1Q-3Q
FY12/2016
「経費」
為替差損益及び非支配株主に属する純利益
+4,000
4
(百万円)
+3,000
+2,000
為替差損益
+1,000
+347
+0
(1,000)
(1,398)
(2,000)
非支配株主に属す
る純利益
(3,000)
1Q-3Q
FY12/2012
1Q-3Q
FY12/2013
1Q-3Q
FY12/2014
1Q-3Q
FY12/2015
1Q-3Q
FY12/2016
出所:会社データ、弊社計算
営業外損益で例外的に大きな為替差損(1,398 百万円)が発生したことを主因として営業外損益▲1,353 百万円
となり、この分だけ経常利益が営業利益を下回った。ただし、上述の通り営業利益の進捗率が大きいことなどか
ら経常利益の進捗率も大きかった。また、韓国での事業を展開する 50%連結子会社の損益動向の反映を主因と
して非支配株主に帰属する純利益 347 百万円が発生しており、この分だけ同社としての純利益が小さくなってい
る。ただし、これは従来から発生しているものであり、会社予想にそもそも織り込まれていたものであると考え
られよう。実際にも上述の通り純利益の進捗率も大きい。
事業セグメント別では、
「スポーツ用品」で売上高 45,916 百万円(3.9%減)
、セグメント利益 3,012 百万円(前
年同期:セグメント損失 244 百万円)、セグメント利益率 6.6%(7.1%ポイント上昇)である。また、売上高構
成比 83.5%、セグメント利益構成比 91.8%であることに鑑みれば、同社の損益動向は「スポーツ用品」の損益
動向によって決定されるとも考えられよう。
「スポーツ用品」においては、ゴルフクラブで売上高構成比 53%、ゴルフボールで売上高構成比 24%、また、
両者を併せて売上高構成比 77%である。そして、損益面では両者を併せた占有率がより大きいとされている。
従って、具体的にはゴルフクラブ及びゴルフボールの損益動向によって同社の損益動向が決定される度合いが相
当に大きい模様である。
ゴルフクラブに関しては、売上高 24,500 百万円(2%減)での着地である。売上高の過半を占める日本国内にお
いては増収が達成された一方、海外でも現地通貨ベースでは増収となった。2015 年 12 月に日本国内で発売され
た「ゼクシオ(XXIO)ナイン(9 代目ゼクシオ)」ゴルフクラブの販売数量が好調な推移を続けた結果、セール
スミックスが大幅に向上したことに加えて、
「スリクソン(SRIXON)スタッフ プレーヤー」である松山英樹選
手をはじめとする契約選手の活躍効果で 2016 年 9 月に発売された NEW「スリクソン(SRIXON) Z シリーズ」
ゴルフクラブが堅調に推移したとのことである。
海外では、欧州、北米、韓国でゼクシオ(XXIO)ゴルフクラブ及びCG(Cleveland Golf)ウエッジの新製品
が好調に推移したとのことである。ただし、為替が円高(1 米ドル=108.6 円、前年同期比 10.2%円高)に振れ
たことから海外では減収を余儀なくされた。
一方、ゴルフボールに関しては、売上高 10,800 百万円(6%減)での着地である。売上高の過半を占める日本国
内においては新製品効果の一巡を受けて若干の減少を余儀なくされた。一方、海外においては現地通貨ベースで
の増収が達成されたものの、為替が円高に振れたため減収となった。
上述の通り、主要製品の売上高は前年同期に対して減少したのだが、同社としての営業損益は前年同期に対して
3,364 百万円の向上を達成している。また、その増減要因として「量・構成」で純増 1,600 百万円、
「経費」で純
増 1,100 百万円、
「為替」で純増 400 百万円が挙げられている。
「量・構成」に起因する営業利益の純増減は過去 3 年間の第 3 四半期累計期間における同社としての営業利益の
純増減に大きな影響を与えてきた。
「量・構成」に起因する営業利益と第 3 四半期累計期間の営業利益は共に純
減を続けたのだが、両者の純減幅が過去 3 年間においてほぼ等しい水準である。一方、2016 年 3 月期第 3 四半
期累計期間に関しては、既存のモデルとの比較で単価が引き上げられた「ゼクシオ(XXIO)ナイン(9 代目ゼ
クシオ)」ゴルフクラブの販売数量が好調に推移したことに起因するセールスミックスの向上が「量・構成」に
よる営業利益の純増を同社にもたらしている。同業他社の製品との差別化要因などを基盤とした「ゼクシオ
(XXIO)」のブランド価値が高く評価されたと考えられよう。
「経費」に関しては、例年において営業利益の純増をもたらしてきたのだが、2016 年 3 月期第 3 四半期累計期
間においてはそのインパクトが例年以上に及んで大きくなっている。従来通りの費用の削減によるインパクトが
発生している一方で、のれんの償却が減少していることに加えて広告宣伝費の効率的な拠出が実施されているこ
とが追加的な費用の削減をもたらしていると考えられる。
5
2015 年 12 月期の期末において、同社の北米での事業を担う米国のカリフォルニア州に所在するゴルフクラブメ
ーカーである Roger Cleveland Golf Company, Inc.(クリーブランド社)に係るのれんの残存部分(3,947 百万
円)が一括償却されており、これに際して年間ベースで 560 百万円に及ぶのれんの償却費の発生が消失している。
従って、2016 年 3 月期第 3 四半期累計期間においては当該金額の 4 分の 3(420 百万円)に相当する費用が前
年同期に対して削減されていることになる。
また、第 2 四半期累計期間の説明会において拠出のタイミングが遅れているとされていた広告宣伝費に関しては、
効率化などによって前年同期を下回る水準の拠出においても従来と同等の効用が獲られていることが示唆され
るに至っている。
「為替」に起因する営業利益の純減は「量・構成」と同様に過去 3 年間の第 3 四半期累計期間における同社とし
ての営業利益の持続的な純減に大きな影響を与えてきた。2012 年 12 月期第 3 四半期累計期間の 1 米ドル=79.4
円と 2015 年 12 月期第 3 四半期累計期間の 1 米ドル=121.0 円を単純に比較すると、当該期間において米ドルに
対して 52.4%に及ぶ円安が発生したことになる。
ゴルフクラブの主要部材であるクラブヘッドを中国から米ドル建てで輸入している同社においては、米ドルに対
する円安が減益要因を発生させる。また、当該輸入額が米ドル建て売上高の絶対額を上回っていることからネッ
トベースでも減益要因が発生する。上述にある大幅な円安は当該期間において同社に大きな営業利益の純減を持
続的にもたらすことになった。
ただし、2016 年 12 月期第 3 四半期累計期間においては米ドルに対する円の為替レートが円高(1 米ドル=108.6
円、前年同期比 10.2%円高)に振れたことから上述のメカニズムが反対方向に作用して営業利益の純増が発生し
ている。
また、米ドル建て純輸入に対する大きなエクスポージャーがある同社は為替予約に対して積極的な姿勢を示して
きた。2016 年 12 月期に対する当初の会社予想における為替前提として 1 米ドル=120.0 円を想定していた同社
は、期初の段階より当該前提に沿った為替予約を進めてきた。一方、2016 年 12 月期第 3 四半期累計期間の実績
が上述の通りの大幅な円高となったため、同社は営業外損益として例年にない大きな為替差損を計上することを
余儀なくされた。
一方、2017 年 12 月期に向けては、第 1 四半期に関して 1 米ドル=108 円前後での為替予約がほぼ完了している
とのことであるが、第 2 四半期及び下半期に向けての為替予約は現状に至る経緯において一切実施していないと
のことである。
6
損益計算書(四半期累計、四半期)
損益計算書
( 百万円)
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外損益
経常利益
特別損益
税金等調整前純利益
法人税等合計
非支配株主に帰属する純利益
純利益
売上高伸び率
営業利益伸び率
経常利益伸び率
純利益伸び率
売上総利益率
販管費売上高比率
営業利益率
経常利益率
純利益率
法人税等合計 / 税前等調整前純利益
損益計算書
( 百万円)
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外損益
経常利益
特別損益
税金等調整前純利益
法人税等合計
非支配株主に帰属する純利益
純利益
売上高伸び率
営業利益伸び率
経常利益伸び率
純利益伸び率
売上総利益率
販管費売上高比率
営業利益率
経常利益率
純利益率
法人税等合計 / 税前等調整前純利益
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
1Q
12/2015
連結実績
2 Q累計
12/2015
連結実績
3 Q累計
12/2015
連結実績
4 Q累計
12/2015
連結実績
1Q
12/2016
連結実績
2 Q累計
12/2016
連結実績
3 Q累計
12/2016
連結実績
4 Q累計
12/2016
前年比
純増減
17,091
9,593
7,498
7,975
(477)
152
(325)
(21)
(346)
236
211
(795)
37,921
21,408
16,512
16,118
394
427
821
(21)
800
707
451
(358)
56,400
32,710
23,689
23,755
(65)
235
170
(22)
148
444
443
(739)
78,117
45,228
32,889
31,405
1,483
318
1,801
(4,055)
(2,254)
1,034
313
(3,601)
17,161
9,315
7,845
7,041
804
(373)
431
(3)
428
136
170
121
36,612
20,029
16,583
14,166
2,417
(1,065)
1,352
(1)
1,351
436
323
591
55,011
30,466
24,545
21,245
3,299
(1,353)
1,946
(11)
1,935
500
347
1,088
-
(1,389)
(2,244)
+856
(2,510)
+3,364
(1,588)
+1,776
+11
+1,787
+56
(96)
+1,827
+8.8%
-
+15.4%
(54.1%)
(29.9%)
-
+13.2%
(88.9%)
-
+10.2%
(29.0%)
(41.1%)
-
+0.4%
-
(3.5%)
+512.5%
+64.7%
-
(2.5%)
-
-
-
43.9%
46.7%
(2.8%)
(1.9%)
(4.7%)
-
43.5%
42.5%
1.0%
2.2%
(0.9%)
88.4%
42.0%
42.1%
(0.1%)
0.3%
(1.3%)
300.0%
42.1%
40.2%
1.9%
2.3%
(4.6%)
-
45.7%
41.0%
4.7%
2.5%
0.7%
31.8%
45.3%
38.7%
6.6%
3.7%
1.6%
32.3%
44.6%
38.6%
6.0%
3.5%
2.0%
25.8%
-
+2.6%
(3.5%)
+6.1%
+3.2%
+3.3%
(274.2%)
連結実績
1Q
12/2015
17,091
9,593
7,498
7,975
(477)
152
(325)
(21)
(346)
236
211
(795)
+8.8%
-
連結実績
2Q
12/2015
20,830
11,815
9,014
8,143
871
275
1,146
0
1,146
471
240
437
+21.5%
+59.5%
+43.4%
+61.9%
連結実績
3Q
12/2015
18,479
11,302
7,177
7,637
(459)
(192)
(651)
(1)
(652)
(263)
(8)
(381)
+9.0%
-
連結実績
4Q
12/2015
21,717
12,518
9,200
7,650
1,548
83
1,631
(4,033)
(2,402)
590
(130)
(2,862)
+3.0%
+45.4%
+7.2%
-
連結実績
1Q
12/2016
17,161
9,315
7,845
7,041
804
(373)
431
(3)
428
136
170
121
+0.4%
-
連結実績
2Q
12/2016
19,451
10,714
8,738
7,125
1,613
(692)
921
2
923
300
153
470
(6.6%)
+85.2%
(19.6%)
+7.6%
連結実績
3Q
12/2016
18,399
10,437
7,962
7,079
882
(288)
594
(10)
584
64
24
497
(0.4%)
-
連結実績
4Q
12/2016
-
前年比
純増減
(80)
(865)
+785
(558)
+1,341
(96)
+1,245
(9)
+1,236
+327
+32
+878
-
43.9%
46.7%
(2.8%)
(1.9%)
(4.7%)
-
43.3%
39.1%
4.2%
5.5%
2.1%
41.1%
38.8%
41.3%
(2.5%)
(3.5%)
(2.1%)
-
42.4%
35.2%
7.1%
7.5%
(13.2%)
-
45.7%
41.0%
4.7%
2.5%
0.7%
31.8%
44.9%
36.6%
8.3%
4.7%
2.4%
32.5%
43.3%
38.5%
4.8%
3.2%
2.7%
11.0%
-
+4.4%
(2.9%)
+7.3%
+6.8%
+4.8%
-
7
報告セグメント(四半期累計、四半期)
報告セグメント
( 百万円)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
売上高
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
売上高( 前年比)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
売上高( 構成比)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
セグメント利益
調整額
営業利益
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
セグメント利益( 前年比)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
セグメント利益( 構成比)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
営業利益率
報告セグメント
( 百万円)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
売上高
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
売上高( 前年比)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
売上高( 構成比)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
セグメント利益
調整額
営業利益
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
セグメント利益( 前年比)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
セグメント利益( 構成比)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
営業利益率
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
1Q
12/2015
14,795
324
1,971
17,091
(2.1%)
+27.6%
+491.9%
+8.8%
連結実績
2 Q累計
12/2015
32,533
1,433
3,955
37,921
+5.5%
+8.2%
+479.1%
+15.4%
連結実績
3 Q累計
12/2015
47,788
2,651
5,960
56,400
+4.0%
(6.4%)
+478.6%
+13.2%
連結実績
4 Q累計
12/2015
65,881
4,237
7,998
78,117
+3.5%
(6.0%)
+194.0%
+10.2%
連結実績
1Q
12/2016
14,740
383
2,037
17,161
(0.4%)
+18.2%
+3.3%
+0.4%
連結実績
2 Q累計
12/2016
31,061
1,445
4,105
36,612
(4.5%)
+0.8%
+3.8%
(3.5%)
連結実績
3 Q累計
12/2016
45,916
2,889
6,205
55,011
(3.9%)
+9.0%
+4.1%
(2.5%)
連結実績
4 Q累計
12/2016
-
前年比
純増減
(1,872)
+238
+245
(1,389)
-
86.6%
1.9%
11.5%
100.0%
85.8%
3.8%
10.4%
100.0%
84.7%
4.7%
10.6%
100.0%
84.3%
5.4%
10.2%
100.0%
85.9%
2.2%
11.9%
100.0%
84.8%
3.9%
11.2%
100.0%
83.5%
5.3%
11.3%
100.0%
-
-
(374)
(128)
19
(483)
6
(477)
369
(67)
80
381
12
394
(244)
23
136
(85)
19
(65)
1,044
231
178
1,455
28
1,483
855
(120)
62
798
5
804
2,336
(51)
121
2,405
11
2,417
3,012
97
172
3,282
17
3,299
-
+3,256
+74
+36
+3,367
(2)
+3,364
(2.5%)
(39.5%)
1.0%
(2.8%)
(61.5%)
(55.4%)
96.9%
(17.6%)
21.0%
100.0%
1.1%
(4.7%)
2.0%
1.0%
(28.1%)
(0.5%)
0.9%
2.3%
(0.1%)
(42.6%)
(4.9%)
(29.7%)
71.8%
15.9%
12.2%
100.0%
1.6%
5.5%
2.2%
1.9%
+226.3%
107.1%
(15.0%)
7.8%
100.0%
5.8%
(31.3%)
3.0%
4.7%
+533.1%
+51.3%
+531.2%
97.1%
(2.1%)
5.0%
100.0%
7.5%
(3.5%)
2.9%
6.6%
+321.7%
+26.5%
91.8%
3.0%
5.2%
100.0%
6.6%
3.4%
2.8%
6.0%
-
+7.1%
+2.5%
+0.5%
+6.1%
連結実績
1Q
12/2015
14,795
324
1,971
17,091
(2.1%)
+27.6%
+491.9%
+8.8%
連結実績
2Q
12/2015
17,738
1,109
1,984
20,830
+12.8%
+3.6%
+466.9%
+21.5%
連結実績
3Q
12/2015
15,255
1,218
2,005
18,479
+1.0%
(19.2%)
+477.8%
+9.0%
連結実績
4Q
12/2015
18,093
1,586
2,038
21,717
+2.1%
(5.4%)
+20.6%
+3.0%
連結実績
1Q
12/2016
14,740
383
2,037
17,161
(0.4%)
+18.2%
+3.3%
+0.4%
連結実績
2Q
12/2016
16,321
1,062
2,068
19,451
(8.0%)
(4.2%)
+4.2%
(6.6%)
連結実績
3Q
12/2016
14,855
1,444
2,100
18,399
(2.6%)
+18.6%
+4.7%
(0.4%)
連結実績
4Q
12/2016
-
前年比
純増減
(400)
+226
+95
(80)
-
86.6%
1.9%
11.5%
100.0%
(374)
(128)
19
(483)
6
(477)
-
85.2%
5.3%
9.5%
100.0%
743
61
61
864
6
871
+48.6%
+52.5%
+59.4%
86.0%
7.1%
7.1%
100.0%
82.6%
6.6%
10.9%
100.0%
(613)
90
56
(466)
7
(459)
(32.8%)
+700.0%
-
83.3%
7.3%
9.4%
100.0%
1,288
208
42
1,540
9
1,548
+52.6%
(1.4%)
+950.0%
+45.6%
83.6%
13.5%
2.7%
100.0%
85.9%
2.2%
11.9%
100.0%
855
(120)
62
798
5
804
+226.3%
107.1%
(15.0%)
7.8%
100.0%
83.9%
5.5%
10.6%
100.0%
1,481
69
59
1,607
6
1,613
+99.3%
+13.1%
(3.3%)
+86.0%
92.2%
4.3%
3.7%
100.0%
80.7%
7.8%
11.4%
100.0%
676
148
51
877
6
882
+64.4%
(8.9%)
77.1%
16.9%
5.8%
100.0%
-
+1,289
+58
(5)
+1,343
(1)
+1,341
-
(2.5%)
(39.5%)
1.0%
(2.8%)
4.2%
5.5%
3.1%
4.2%
(4.0%)
7.4%
2.8%
(2.5%)
7.1%
13.1%
2.1%
7.1%
5.8%
(31.3%)
3.0%
4.7%
9.1%
6.5%
2.9%
8.3%
4.6%
10.2%
2.4%
4.8%
-
+8.6%
+2.9%
(0.4%)
+7.3%
8
「スポーツ用品」売上高内訳(四半期累計、四半期)
「 スポーツ用品」 売上高内訳
( 百万円)
ゴルフクラブ
ゴルフボール
その他
ゴルフ用品
テニス用品
ライセンス収入
「 スポーツ用品」
ゴルフクラブ
ゴルフボール
その他
ゴルフ用品
テニス用品
ライセンス収入
「 スポーツ用品」 ( 前年比)
ゴルフクラブ
ゴルフボール
その他
ゴルフ用品
テニス用品
ライセンス収入
「 スポーツ用品」 ( 構成比)
「 スポーツ用品」 売上高内訳
( 百万円)
ゴルフクラブ
ゴルフボール
その他
ゴルフ用品
テニス用品
ライセンス収入
「 スポーツ用品」
ゴルフクラブ
ゴルフボール
その他
ゴルフ用品
テニス用品
ライセンス収入
「 スポーツ用品」 ( 前年比)
ゴルフクラブ
ゴルフボール
その他
ゴルフ用品
テニス用品
ライセンス収入
「 スポーツ用品」 ( 構成比)
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
1Q
12/2015
8,000
3,800
1,500
13,300
1,400
100
14,800
(6%)
+19%
(20%)
(2%)
+2%
(6%)
(2%)
54%
26%
10%
90%
9%
1%
100%
連結実績
2 Q累計
12/2015
17,100
7,900
4,000
29,000
3,300
200
32,500
+4%
+14%
(2%)
+6%
+6%
(4%)
+5%
53%
24%
12%
89%
10%
1%
100%
連結実績
3 Q累計
12/2015
24,900
11,500
6,000
42,400
5,000
300
47,800
+1%
+9%
+3%
+3%
+10%
+6%
+4%
52%
24%
13%
89%
10%
1%
100%
連結実績
4 Q累計
12/2015
36,300
14,900
7,700
58,900
6,500
400
65,900
+5%
+3%
(2%)
+4%
+3%
(2%)
+3%
55%
23%
12%
89%
10%
1%
100%
連結実績
1Q
12/2016
8,200
3,100
1,800
13,100
1,600
100
14,700
+3%
(18%)
+15%
(2%)
+14%
(17%)
(0%)
56%
21%
12%
89%
11%
1%
100%
連結実績
2 Q累計
12/2016
16,300
7,300
3,800
27,500
3,400
200
31,100
(5%)
(7%)
(4%)
(5%)
+2%
+17%
(5%)
52%
23%
12%
88%
11%
1%
100%
連結実績
3 Q累計
12/2016
24,500
10,800
5,400
40,700
4,800
400
45,900
(2%)
(6%)
(9%)
(4%)
(4%)
+8%
(4%)
53%
24%
12%
89%
10%
1%
100%
連結実績
4 Q累計
12/2016
-
前年比
純増減
(400)
(700)
(600)
(1,700)
(200)
0
(1,900)
-
連結実績
1Q
12/2015
8,000
3,800
1,500
13,300
1,400
100
14,800
連結実績
2Q
12/2015
9,100
4,100
2,500
15,700
1,900
100
17,700
連結実績
3Q
12/2015
7,800
3,600
2,000
13,400
1,700
100
15,300
連結実績
4Q
12/2015
11,400
3,400
1,700
16,500
1,500
100
18,100
連結実績
1Q
12/2016
8,200
3,100
1,800
13,100
1,600
100
14,700
連結実績
2Q
12/2016
8,100
4,200
2,000
14,400
1,800
100
16,400
連結実績
3Q
12/2016
8,200
3,500
1,600
13,200
1,400
200
14,800
連結実績
4Q
12/2016
-
前年比
純増減
+400
(100)
(400)
(200)
(300)
+100
(500)
(6%)
+19%
(20%)
(2%)
+2%
(6%)
(2%)
54%
26%
10%
90%
9%
1%
100%
+14%
+8%
+14%
+13%
+12%
+0%
+13%
51%
23%
14%
89%
11%
1%
100%
(5%)
+3%
+18%
(1%)
+13%
+0%
+1%
51%
24%
13%
88%
11%
1%
100%
+16%
(15%)
(19%)
+4%
(12%)
+0%
+2%
63%
19%
9%
91%
8%
1%
100%
+3%
(18%)
+15%
(2%)
+14%
(17%)
(0%)
56%
21%
12%
89%
11%
1%
100%
(11%)
+2%
(20%)
(8%)
(5%)
+0%
(7%)
49%
26%
12%
88%
11%
1%
100%
+5%
(3%)
(20%)
(1%)
(18%)
+100%
(3%)
55%
24%
11%
89%
9%
1%
100%
-
-
9
地域別売上高(四半期累計、四半期)
地域別売上高
( 百万円)
日本
北米
欧州
アジア
豪州・南ア他
海外合計
売上高
日本
北米
欧州
アジア
豪州・南ア他
海外合計
売上高( 前年比)
日本
北米
欧州
アジア
豪州・南ア他
海外合計
売上高( 構成比)
地域別売上高
( 百万円)
日本
北米
欧州
アジア
豪州・南ア他
海外合計
売上高
日本
北米
欧州
アジア
豪州・南ア他
海外合計
売上高( 前年比)
日本
北米
欧州
アジア
豪州・南ア他
海外合計
売上高( 構成比)
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
1Q
12/2015
10,000
2,000
1,400
3,000
600
7,000
17,100
連結実績
2 Q累計
12/2015
23,500
4,100
2,900
6,300
1,100
14,400
37,900
連結実績
3 Q累計
12/2015
35,900
5,900
4,300
8,600
1,600
20,500
56,400
連結実績
4 Q累計
12/2015
52,600
7,500
5,200
10,400
2,500
25,600
78,100
連結実績
1Q
12/2016
10,900
1,600
1,400
2,900
400
6,200
17,200
連結実績
2 Q累計
12/2016
23,600
3,600
2,900
5,600
800
13,000
36,600
連結実績
3 Q累計
12/2016
36,200
5,500
3,800
8,100
1,400
18,800
55,000
連結実績
4 Q累計
12/2016
-
前年比
純増減
+300
(400)
(500)
(600)
(200)
(1,700)
(1,400)
+10%
+0%
+17%
+3%
+20%
+6%
+9%
+21%
+2%
+7%
+13%
+10%
+8%
+15%
+17%
+2%
+16%
+9%
+0%
+7%
+13%
+16%
(10%)
+8%
+6%
(4%)
+0%
+10%
+9%
(20%)
+0%
(3%)
(33%)
(11%)
+1%
+0%
(12%)
+0%
(11%)
(27%)
(10%)
(3%)
+1%
(7%)
(12%)
(6%)
(13%)
(8%)
(2%)
-
-
58%
12%
8%
18%
4%
41%
100%
62%
11%
8%
17%
3%
38%
100%
64%
10%
8%
15%
3%
36%
100%
67%
10%
7%
13%
3%
33%
100%
63%
9%
8%
17%
2%
36%
100%
64%
10%
8%
15%
2%
36%
100%
66%
10%
7%
15%
3%
34%
100%
-
-
連結実績
1Q
12/2015
10,000
2,000
1,400
3,000
600
7,000
17,100
+10%
+0%
+17%
+3%
+20%
+6%
+9%
58%
12%
8%
18%
4%
41%
100%
連結実績
2Q
12/2015
13,500
2,100
1,500
3,300
500
7,400
20,800
+30%
+5%
+0%
+22%
+0%
+10%
+21%
65%
10%
7%
16%
2%
36%
100%
連結実績
3Q
12/2015
12,400
1,800
1,400
2,300
500
6,100
18,500
+11%
+0%
+40%
+0%
(17%)
+5%
+9%
67%
10%
8%
12%
3%
33%
100%
連結実績
4Q
12/2015
16,700
1,600
900
1,800
900
5,100
21,700
+14%
(36%)
(18%)
(5%)
(10%)
(22%)
+3%
77%
7%
4%
8%
4%
24%
100%
連結実績
1Q
12/2016
10,900
1,600
1,400
2,900
400
6,200
17,200
+9%
(20%)
+0%
(3%)
(33%)
(11%)
+1%
63%
9%
8%
17%
2%
36%
100%
連結実績
2Q
12/2016
12,700
2,000
1,500
2,700
400
6,800
19,400
(6%)
(5%)
+0%
(18%)
(20%)
(8%)
(7%)
65%
10%
8%
14%
2%
35%
100%
連結実績
3Q
12/2016
12,600
1,900
900
2,500
600
5,800
18,400
+2%
+6%
(36%)
+9%
+20%
(5%)
(1%)
68%
10%
5%
14%
3%
32%
100%
連結実績
4Q
12/2016
-
前年比
純増減
+200
+100
(500)
+200
+100
(300)
(100)
-
10
貸借対照表(四半期)
貸借対照表
(百万円)
現金及び預金
受取手形及び売掛金
たな卸資産
その他
流動資産
有形固定資産
無形固定資産
投資その他の資産合計
固定資産
資産合計
支払手形及び買掛金
短期借入金
その他
流動負債
長期借入金
その他
固定負債
負債合計
株主資本
その他合計
純資産
負債純資産合計
自己資本
有利子負債
ネットデット
自己資本比率
ネットデットエクイティ比率
ROE (12ヶ月)
ROA (12ヶ月)
在庫回転日数
在庫回転率
当座比率
流動比率
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
1Q
12/2015
2,252
14,427
16,377
5,479
連結実績
2Q
12/2015
2,557
15,019
16,235
4,766
連結実績
3Q
12/2015
2,248
14,938
15,871
4,944
連結実績
4Q
12/2015
1,669
16,882
14,993
4,147
連結実績
1Q
12/2016
1,931
14,551
16,029
4,881
連結実績
2Q
12/2016
2,073
12,998
14,766
4,179
連結実績
3Q
12/2016
2,141
14,311
14,495
4,155
連結実績
4Q
12/2016
-
前年比
純増減
(107)
(627)
(1,376)
(789)
38,535
10,909
9,892
6,060
26,863
65,398
38,577
10,926
9,462
5,965
26,354
64,932
38,001
10,807
9,117
5,869
25,794
63,796
37,691
10,893
4,805
5,856
21,555
59,247
37,392
10,712
4,608
5,789
21,110
58,503
34,016
10,571
4,495
5,785
20,852
54,868
35,102
10,391
4,663
5,627
20,681
55,783
-
(2,899)
(416)
(4,454)
(242)
(5,113)
(8,013)
5,186
10,229
7,361
22,776
1,575
3,735
5,310
28,086
34,047
3,265
37,312
65,398
5,440
9,328
6,765
21,533
1,555
3,752
5,307
26,841
34,484
3,607
38,091
64,932
4,750
9,811
7,802
22,363
1,035
3,762
4,797
27,160
33,809
2,826
36,635
63,796
5,174
8,155
7,392
20,721
1,030
3,729
4,759
25,481
30,946
2,820
33,766
59,247
4,361
8,646
7,567
20,574
1,025
3,753
4,778
25,352
31,068
2,082
33,150
58,503
4,253
6,313
6,813
17,379
1,020
3,762
4,782
22,161
31,538
1,169
32,707
54,868
4,216
7,465
7,273
18,954
15
3,744
3,759
22,713
31,744
1,326
33,070
55,783
-
(534)
(2,346)
(529)
(3,409)
(1,020)
(18)
(1,038)
(4,447)
(2,065)
(1,500)
(3,565)
(8,013)
36,174
11,804
9,552
36,741
10,883
8,326
35,407
10,846
8,598
32,642
9,185
7,516
32,026
9,671
7,740
31,568
7,333
5,260
31,890
7,480
5,339
-
(3,517)
(3,366)
(3,259)
55.3%
26.4%
1.1%
3.9%
156
2.3
56.6%
22.7%
1.5%
4.6%
125
2.9
55.5%
24.3%
0.5%
2.8%
128
2.8
55.1%
23.0%
(10.2%)
2.9%
109
3.3
54.7%
24.2%
(7.9%)
4.1%
157
2.3
57.5%
16.7%
(7.8%)
3.9%
126
2.9
57.2%
16.7%
(5.3%)
6.0%
127
2.9
-
+1.7%
(7.5%)
(5.8%)
+3.2%
-
73%
169%
82%
179%
77%
170%
90%
182%
80%
182%
87%
196%
87%
185%
-
-
キャッシュフロー計算書(四半期累計)
キャッ シュ フロー計算書
(百万円)
営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー
営業活動C F+投資活動C F
財務活動によるキャッシュフロー
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
1Q
12/2015
-
連結実績
2 Q累計
12/2015
(775)
(970)
連結実績
3 Q累計
12/2015
-
連結実績
4 Q累計
12/2015
1,480
(1,974)
連結実績
1Q
12/2016
-
連結実績
2 Q累計
12/2016
3,319
857
連結実績
3 Q累計
12/2016
-
連結実績
4 Q累計
12/2016
-
前年比
純増減
-
-
(1,745)
1,710
-
(494)
(255)
-
4,176
(1,865)
-
-
-
11
2016 年 12 月期会社予想
2016 年 12 月期に対する会社予想では、売上高 74,000 百万円(前年比 5.3%減)、営業利益 3,500 百万円(135.9%
増)
、経常利益 2,200 百万円(22.1%増)
、純利益 1,200 百万円(前年:純損失 3,601 百万円)が見込まれている。
また、営業利益率 4.7%(2.8%ポイント上昇)である。
売上高、営業利益率
売上高(百万円)
25,000
20,000
15,000
2.0%
3.2%
1.0%
5.1%
営業利益率(%)
7.1%
4.2%
4.7%
8.3%
20.0%
4.8%
(2.5%)
(2.8%)
1.1%
0.0%
18,989
18,399
19,451
17,161
21,717
18,479
20,830
17,091
21,086
16,958
17,151
0
15,703
10,000
5,000
10.0%
(10.0%)
(20.0%)
1Q
2Q
3Q
4Q
1Q
2Q
3Q
4Q
1Q
2Q
3Q
4Q
12/14 12/14 12/14 12/14 12/15 12/15 12/15 12/15 12/16 12/16 12/16 12/16
営業利益の増減分析
+4,000
(百万円)
+3,000
+2,017
営業利益純増減
+2,000
「量・構成」
+1,000
「材料価格」
+0
「原価改善」
(1,000)
「為替」
(2,000)
(3,000)
「経費」
FY12/2012
FY12/2013
FY12/2014
FY12/2015
FY12/2016
出所:会社データ、弊社計算
第 3 四半期累計期間の実績発表と同時に売上高は 2,000 百万円(2.6%)下方修正されているものの、損益面で
の会社予想は据え置かれている。第 3 四半期累計期間において通期の会社予想で見込まれている営業利益の
94.3%が達成されている一方、直近の日本国内の売上高が弱含んでいることが反映されているとのことである。
通期の会社予想から第 3 四半期累計期間の実績を差し引いた場合、第 4 四半期に対して売上高 18,989 百万円(前
年同期比 12.6%減)
、営業利益 201 百万円(87.0%減)
、営業利益率 1.1%(6.0%ポイント低下)が織り込まれ
ていることになる。過去 2 年間の実績においても確認できる通り例年の第 4 四半期においては季節要因などによ
る売上高の集中及び営業利益率の向上が発生してきた。ただし、2016 年 12 月期にはこれが発生しない方向性に
あることが示唆されている。上述の通り、特に、日本国内での売上高の動向に減速感が認められるとのことであ
る。
12
一方、通期ベースでは営業損益が前年に対して 2,017 百万円に及ぶ向上を達成することになる。「量・構成」で
純増 800 百万円、
「経費」で純増 400 百万円、
「為替」で純増 600 百万円が織り込まれている。基本的には、第 3
四半期累計期間で発生した、主にゴルフクラブに関連する大幅な営業損益の向上が通期を通しても発生する方向
性にあると考えられる。また、先述の第 3 四半期累計期間における推移と同様に、同社は通期ベースでも過去 3
年間連続した営業損益の純減を経て 2016 年 12 月期に向けて営業損益の大幅な向上を享受することになる。
2016 年 12 月期に対する会社予想
連結通期
(百万円)
FY12/2016会予
FY12/2016会予
FY12/2016会予
発表日
2016年2月12日
2016年5月10日
2016年8月2日
FY12/2016会予
FY12/2016会予
2016年8月5日
2016年11月7日
FY12/2016会予
FY12/2016会予
2016年2月12日
2016年11月7日
連結半期
(百万円)
1Q-2Q FY12/2016会予
1Q-2Q FY12/2016会予
1Q-2Q FY12/2016会予
発表日
2016年2月12日
2016年5月10日
2016年8月2日
1Q-2Q FY12/2016実績
2016年8月5日
1Q-2Q FY12/2016会予
1Q-2Q FY12/2016実績
2016年2月12日
2016年8月5日
連結半期
(百万円)
3Q-4Q FY12/2016会予
3Q-4Q FY12/2016会予
3Q-4Q FY12/2016会予
2016年2月12日
2016年5月10日
2016年8月2日
3Q-4Q FY12/2016会予
2016年8月5日
3Q-4Q FY12/2016会予
2016年11月7日
3Q-4Q FY12/2016会予
3Q-4Q FY12/2016会予
2016年2月12日
2016年11月7日
出所:会社データ、弊社計算
発表日
イベント
売上高
営業利益
経常利益
純利益
4Q決算発表
1Q決算発表
業績予想修正
増減額
増減率
2Q決算発表
3Q決算発表
増減額
増減率
4Q決算発表
3Q決算発表
増減額
増減率
イベント
78,500
2,000
2,000
78,500
2,000
2,000
76,000
3,500
2,200
(2,500)
1,500
200
(3.2%)
75.0%
10.0%
76,000
3,500
2,200
74,000
3,500
2,200
(2,000)
0
0
(2.6%)
0.0%
0.0%
78,500
2,000
2,000
74,000
3,500
2,200
(4,500)
1,500
200
(5.7%)
75.0%
10.0%
売上高
営業利益 経常利益
1,100
1,100
1,200
100
9.1%
1,200
1,200
0
0.0%
1,100
1,200
100
9.1%
純利益
4Q決算発表
1Q決算発表
業績予想修正
増減額
増減率
2Q決算発表
増減額
増減率
4Q決算発表
2Q決算発表
増減額
増減率
イベント
38,000
800
700
38,000
800
700
36,600
2,400
1,300
(1,400)
1,600
600
(3.7%)
200.0%
85.7%
36,612
2,417
1,352
12
17
52
0.0%
0.7%
4.0%
38,000
800
700
36,612
2,417
1,352
(1,388)
1,617
652
(3.7%)
202.1%
93.1%
売上高
営業利益 経常利益
200
200
550
350
175.0%
591
41
7.5%
200
591
391
195.5%
純利益
4Q決算発表
1Q決算発表
業績予想修正
増減額
増減率
2Q決算発表
増減額
増減率
3Q決算発表
増減額
増減率
4Q決算発表
3Q決算発表
増減額
増減率
40,500
40,500
39,400
(1,100)
(2.7%)
39,388
(12)
(0.0%)
37,388
(2,000)
(5.1%)
40,500
37,388
(3,112)
(7.7%)
1,200
1,200
1,100
(100)
(8.3%)
1,083
(17)
(1.5%)
1,083
0
0.0%
1,200
1,083
(117)
(9.8%)
1,300
1,300
900
(400)
(30.8%)
848
(52)
(5.8%)
848
0
0.0%
1,300
848
(452)
(34.8%)
900
900
650
(250)
(27.8%)
609
(41)
(6.3%)
609
0
0.0%
900
609
(291)
(32.3%)
13
中長期業績見通し
2015 年 12 月期の実績の発表(2016 年 2 月 12 日)と同時に公表された同社の中期経営計画(2016 年 12 月期∼
2020 年 12 月期)においては、最終年度である 2020 年 12 月期に対して、売上高 100,000 百万円、営業利益 6,000
百万円、ROE5%以上を達成することが業績目標として掲げられている。2016 年 12 月期から 2020 年 12 月期
に向けて年平均で増収率 5.1%、増益率 32.3%が見込まれていることになる。ここでの増益率に鑑みた場合、比
較的に早い段階でROE5%が達成され、最終年度である 2020 年 12 月期に向けては文字通りROE5%以上が
達成されると考えられる。また、為替前提は 1 米ドル=120.0 円である。
中長期業績見通し
売上高(百万円)
61,702
66,571
70,898
78,117
74,000
FY12/2012
FY12/2013
FY12/2014
FY12/2015
FY12/2016
100,000
58,695
0
5.0%
1.9%
FY12/2011
50,000
4.7%
10.0%
0.0%
(5.0%)
FY12/2020
2.9%
FY12/2019
4.2%
6.0%
FY12/2018
4.9%
6.2%
FY12/2017
100,000
営業利益率(%)
出所:会社データ、弊社計算
2013 年 12 月期から 2015 年 12 月期の 3 年間において同社の営業利益率は持続的に低下した一方、当該期間に
おける営業損益は累計で 2,238 百万円に及んで純減している。また、先述の営業利益の増減分析に鑑みれば、こ
れに対して「為替」に起因して営業損益は累計で 2,700 百万円にも及んで純減している。即ち、ことほど左様に
米ドルに対する円の為替レートの動向が同社の営業損益に大きな影響を及ぼすことが示唆される。
現状の為替レートが中期経営計画の為替前提に対して円高に振れていることに鑑みれば、同社の中長期的な業績
動向がその分だけ上振れた推移となる可能性が指摘されるところである。ただし、そもそもの中長期的な成長ド
ライバーの主軸を北米におけるゴルフクラブ及びゴルフボールに係る市場シェアの底打ち及び持続的な回復と
している同社においては、米ドル建ての売上高が持続的に拡大していくことを通して米ドル建て純輸入の減少及
び為替変動に起因する営業利益の変動幅の縮小が発生すると考えられよう。
一方、日本国内においては、フィットネス事業などを展開する「ウェルネス」の中長期的な事業規模拡大に対し
ても大きな期待が寄せられている。ただし、中期経営計画における営業利益の増加の骨子として見込まれている
のは、基本的に北米をはじめとする海外でのゴルフクラブ及びゴルフボールの拡販である。同社としての利益の
中核を占めるゴルフクラブ及びゴルフボールに関して、そのブランドである「ゼクシオ(XXIO)」、
「スリクソン
(SRIXON)」、
「CG(Cleveland Golf)」を、海外各地域でのニーズに則して投入していくことを通してグロー
バルベースでの成長を遂げていきたいとのことである。
14
現在の同社において大きな収益源であるとされる日本国内のゴルフクラブ及びゴルフボールに関しては、市場が
成熟化の過程にあること、そして、既に同社がリーディングカンパニーであることに鑑みて、基本的に中長期的
な成長ポテンシャルが限定的であると考えられている。これに対して日本国内との比較で 2 倍以上の規模を有す
るとされる北米における同社の市場シェアは過去数年間において低下を続けてきた。特に、ゴルフクラブに関し
て顕著な低下が認められる。2010 年に 7.2%であった市場シェアが、2015 年には、2.8%にまで低下している(出
所:Golf Datatech、金額ベース)。一方、ゴルフボールに関しては、同期間において 3.8%から 3.3%へと市場シ
ェアが低下している。
世界各地のゴルフ用品(ゴルフクラブ及びゴルフボール)の市場規模(2015 年)
15
出所:会社データ(数値は同社の推定値)
2007 年 12 月、同社は、米国のカリフォルニア州に所在するゴルフクラブメーカーである Roger Cleveland Golf
Company, Inc.(クリーブランド社)の買収を行ったと同時にそのブランドである「CG(Cleveland Golf)
」を
用いて、北米での積極的な拡販活動を開始している。当初の段階においては日本国内と同様にウッド、アイアン、
ウエッジ、パターなどから構成されるフルラインアップの商品構成での拡販活動が行われていた。ただし、現状
にいたる経緯においては高い競争力を保つことができたウエッジに特化する方向性での販売が行われるに至っ
ている。これが同社の北米におけるゴルフクラブの市場シェア低下の主因である。2015 年 12 月期の期中に至っ
ては売上高の急減が発生し期末においてクリーブランド社の買収に際して発生したのれんの残存部分の一括償
却が行われている。
一方、同社は 2015 年 3 月に代表取締役社長に就任した木滑和生氏の下、北米での拡販を促すことを目的として、
販売リソースの拡充を含む北米での積極的な投資を行っていくことを明らかにしている。上述ののれんの一括償
却に先立っては持続的に発生する損失の低減を目的として販売リソースを含む費用を削減せざるを得ないとこ
ろがあったのだが、一括償却後の現状においては拡販戦略の策定などを含む事業の再構築が可能となったとのこ
とである。2016 年 12 月期に向けてここからの本格的な効果を望むのは時期尚早であるが、2017 年 12 月期に向
けては短期的な損益に対する効果が徐々に発生し、中長期的には持続的にその効果が拡大していく見通しである。
ゴルフクラブの市場シェア(日本、北米)
30.0%
20.0%
17.6%
10.0%
7.2%
20.2%
15.5%
5.7%
4.8%
18.4%
3.8%
20.0%
19.9%
3.3%
2.8%
日本
北米
CY2020
CY2019
CY2018
31.2%
CY2017
CY2015
30.1%
CY2016
CY2014
CY2013
CY2012
CY2011
CY2010
0.0%
ゴルフボールの市場シェア(日本、北米)
40.0%
30.0%
27.3%
29.5%
20.0%
29.8%
16
3.8%
4.4%
4.3%
4.2%
3.5%
3.3%
CY2012
CY2013
CY2014
CY2015
北米
CY2011
日本
CY2010
10.0%
28.8%
CY2020
CY2019
CY2018
CY2017
CY2016
0.0%
出所:日本(矢野経済研究所 小売店実売動向調査「YPS ゴルフデータ」金額ベース)
、北米(Golf Datatech、金額ベース)
4.0 ビジネスモデル
ゴルフ・テニス用品を製造・販売
同社の事業は、
「スポーツ用品」、
「サービス・ゴルフ場経営」、
「ウェルネス」
、以上の 3 事業セグメントから構成
されている。ただし、現在の同社の損益動向を説明するのは基本的に「スポーツ用品」である。2015 年 12 月期
における「スポーツ用品」は、売上高 65,881 百万円(前年比 3.5%増)、セグメント利益 1,044 百万円(42.6%
減)であった一方、売上高構成比 84.3%、セグメント利益構成比 71.8%と、同社の損益に対して圧倒的な影響
を及ぼしたことが示唆されている。
売上高
(百万円)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
80,000
60,000
40,000
20,000
0
FY12/2013
FY12/2014
FY12/2015
FY12/2016
セグメント利益
(百万円)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
3,000
2,000
1,000
0
FY12/2013
FY12/2014
FY12/2015
FY12/2016
出所:会社データ、弊社計算(2016 年 12 月期の売上高:第 3 四半期の業績予想修正前)
同社の損益を決定する度合いが大きい「スポーツ用品」の中核を形成しているのが、ゴルフ用品(ゴルフクラブ、
ゴルフボール、その他)である。2015 年 12 月期の実績における同事業セグメントでは、ゴルフ用品で売上高構
成比 89%(ゴルフクラブ 55%、ゴルフボール 23%、その他 12%)である。
また、ここでの主力製品であるゴルフクラブ及びゴルフボールに関しては、両者における売上高の過半を占める
日本国内において、同社は市場シェアナンバーワンを誇るリーディングカンパニーである。日本国内における
2015 年の実績ではゴルフクラブに関して市場シェア 19.9%、ゴルフボールに関して市場シェア 31.2%である
(出
所:矢野経済研究所 小売店実売動向調査「YPS ゴルフデータ」、金額ベース)。
17
そして、直近の 2016 年(1-6 月)においても、同社はゴルフクラブ及びゴルフボールに関して市場シェアナン
バーワンの地位を維持している。それぞれ、市場シェア 20.4%、市場シェア 26.5%である。
「ゼクシオ(XXIO)
ナイン(9 代目ゼクシオ)
」の拡販を受けてゴルフクラブでは更なる市場シェアの上昇が発生している一方、ゴル
フボールでは新製品効果の一巡などから短期的には市場シェアが低下している。
「スポーツ用品」売上高
(百万円)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
80,000
60,000
40,000
20,000
0
FY12/2013
FY12/2014
FY12/2015
FY12/2016
出所:会社データ、弊社計算(2016 年 12 月期の売上高:第 3 四半期の業績予想修正前)
ゴルフ用品(その他)には、国内で展開されているゴルフシューズ事業やゴルフアパレル事業の売上高が含まれ
てきた。更には、内外で販売されているキャディーバッグなどの多様な製品の売上高も含まれている。例えば、
ゴルフシューズに関しては、当該分野において高い技術開発力を持つとされる株式会社アシックスと業務提携を
行い、2014 年 1 月 25 日より日本国内での独占販売を開始したアシックスブランドでの事業展開が進められてい
る。直近の動向においては売上高及び損益が堅調に推移しているとのことである。
ゴルフウェア、レインウェア、キャップ、ソックスなどから構成されるゴルフアパレル事業に関しては、2015
年 12 月期まで「ゼクシオ(XXIO)
」、
「スリクソン(SRIXON)
」、
「CG(Cleveland Golf)
」、以上の 3 つのブラ
ンドでの自社による企画・開発・生産・販売が行われてきたのだが、2016 年 12 月期の期初よりブランドを「ス
リクソン(SRIXON)」のみに特化すると同時に製品カテゴリーとしてはメンズのみに特化したうえで、株式会
社デサントに上述の業務を委託しており、同社としてはこれに起因するロイヤルティー収入を獲得することにな
ったとのことである。
一方、同社は硬式テニスラケット及び硬式テニスボール(テニス用品)に関してもゴルフクラブ及びゴルフボー
ルと同様に日本国内におけるリーディングカンパニーである。ただし、市場の規模が相対的に小さいこともあり、
「スポーツ用品」における売上高構成比 10%と、同社のテニス用品に対するエクスポージャーは限定的に留ま
っている。また、ゴルフボールと同様に自社設備で大量生産されている硬式テニスボールに関しては一定水準以
上の売上総利益率が確保されている模様だが、自社生産以上に仕入販売により深く関与している硬式テニスラケ
ットに関しては売上総利益率が低く留まっている模様である。
18
日本国内でのゴルフクラブ市場シェア(2015 年)
DUNLOP
19.9%
25.2%
A社
B社
C社
14.3%
3.6%
3.7%
D社
E社
F社
4.1%
11.7%
7.4%
10.1%
G社
その他合計
日本国内でのゴルフボール市場シェア(2015 年)
1.1%
1.4%
DUNLOP
12.2%
8.2%
31.2%
A社
B社
C社
D社
21.8%
24.1%
E社
その他合計
出所:矢野経済研究所 小売店実売動向調査「YPS ゴルフデータ」
(金額ベース)
同社は、2014 年 10 月 1 日を株式譲渡実行日として、総合フィットネスクラブなどを関東圏並びに宮城県で総計
22 拠点に及んで運営する株式会社キッツウェルネス(資本金 300 百万円)の全発行株式を株式会社キッツより
取得し子会社化している。同社としては、既存のゴルフ、テニスに加えてフィットネスクラブへの関与を開始す
ることになったのだが、これによって「既存事業の基盤強化を図り、幅広い顧客、幅広いニーズに対応する企業
への発展を遂げていく」とのことである。
株式会社キッツウェルネスは、2014 年 3 月期に対して売上高 5,513 百万円(前年比 1.5%減)、営業利益 326 百
万円(6.9%増)を計上している。一方、同社による全発行済み株式の取得に当たっては、2014 年 3 月期末の純
資産 3,556 百万円に対して 4,200 百万円が拠出されたことに加えてアドバイザリー費用などが拠出されていると
のことである。また、以上に起因して発生するのれんに関しては 15 年で均等償却していくとされている。
更には、2014 年 11 月 7 日、同社はフィットネスクラブを運営する株式会社サッポロスポーツプラザ(資本金
10 百万円)の株式を取得し、これを子会社化している。ここでは、上述の事例と併せて同社がフィットネス事
業に対するエクスポージャーを積極的に引き上げつつあることが示唆されている。また、同社は以上のフィット
ネス事業に既存のゴルフ・テニススクール事業を加えて 2014 年 12 月期において事業セグメント「ウェルネス」
を新たに創設している。
19
上述のフィットネスクラブの運営に係る事例で認められる通り、同社はゴルフ及びテニスを主軸としたスポーツ
業界における水平的な拡大に向けて企業買収を実施する戦略を実施している。直近の動向においては、既存のフ
ィットネスクラブの拠点における人員を活用するかたちで当該既存拠点の近くに 24 時間対応のマシンジムに特
化した拠点(コンパクトジム)を開設し、フィットネスクラブの運営に対するエクスポージャーを徐々にではあ
るが更に拡大させ続けている。
コンパクトジムに関しては、2015 年 12 月期末に向けて 3 店舗を開設したのに引き続いて、2016 年 12 月期第 3
四半期累計期間において新たに 6 店舗を開設したとのことである。また、中長期的にはフィットネスクラブに関
して更なる企業買収を実施することも選択肢に入っている一方、設備の更新時期を迎えた他社が運営する個別の
店舗を譲受け、設備の更新を自社で行うことなどを通して着実かつ持続的に傘下の拠点を増やしていくことが計
画されるに至っている。
主力製品(イメージ画像)
スリクソン(SRIXON)
ゼクシオ(XXIO)ナイン
20
硬式テニスボール
出所:会社データ
硬式テニスラケット
5.0 財務諸表
損益計算書
損益計算書
( 百万円)
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外損益
経常利益
特別損益
税金等調整前純利益
法人税等合計
非支配株主に帰属する純利益
純利益
売上高伸び率
営業利益伸び率
経常利益伸び率
純利益伸び率
売上総利益率
販管費売上高比率
営業利益率
経常利益率
純利益率
法人税等合計 / 税前等調整前純利益
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
通期
12/2011
連結実績
通期
12/2012
連結実績
通期
12/2013
連結実績
通期
12/2014
連結実績
通期
12/2015
連結予想
通期
12/2016
前年比
純増減
58,695
28,873
29,821
26,965
2,855
(349)
2,506
(344)
2,162
219
52
1,890
61,702
30,940
30,762
26,951
3,811
412
4,223
(961)
3,262
1,423
227
1,611
66,571
34,655
31,916
29,115
2,800
318
3,118
(418)
2,700
1,024
221
1,453
70,898
38,738
32,159
30,069
2,090
969
3,059
(146)
2,913
1,482
349
1,081
78,117
45,228
32,889
31,405
1,483
318
1,801
(4,055)
(2,254)
1,034
313
(3,601)
74,000
3,500
(1,300)
2,200
1,200
(4,117)
+2,017
(1,618)
+399
+4,801
(7.7%)
(43.2%)
(46.6%)
(33.5%)
+5.1%
+33.5%
+68.5%
(14.7%)
+7.9%
(26.5%)
(26.2%)
(9.8%)
+6.5%
(25.4%)
(1.9%)
(25.6%)
+10.2%
(29.0%)
(41.1%)
-
(5.3%)
+135.9%
+22.1%
-
-
50.8%
45.9%
4.9%
4.3%
3.2%
10.1%
49.9%
43.7%
6.2%
6.8%
2.6%
43.6%
47.9%
43.7%
4.2%
4.7%
2.2%
37.9%
45.4%
42.4%
2.9%
4.3%
1.5%
50.9%
42.1%
40.2%
1.9%
2.3%
(4.6%)
-
4.7%
3.0%
1.6%
-
+2.8%
+0.7%
+6.2%
-
21
「スポーツ用品」売上高内訳(2016 年 12 月期会社予想:第 3 四半期の業績予想修正前)
「 ス ポーツ用品」 売上高内訳
( 百万円)
ゴルフクラブ
ゴルフボール
その他
ゴルフ用品
テニス用品
ライセンス収入
「 ス ポーツ用品」
ゴルフクラブ
ゴルフボール
その他
ゴルフ用品
テニス用品
ライセンス収入
「 ス ポーツ用品」 ( 前年比)
ゴルフクラブ
ゴルフボール
その他
ゴルフ用品
テニス用品
ライセンス収入
「 ス ポーツ用品」 ( 構成比)
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
通期
12/2011
27,300
11,900
7,900
47,000
6,100
400
53,500
連結実績
通期
12/2012
29,900
12,300
7,800
50,000
6,500
400
56,900
連結実績
通期
12/2013
33,200
14,400
7,400
55,000
6,300
400
61,600
連結実績
通期
12/2014
34,500
14,500
7,900
56,900
6,300
400
63,700
連結実績
通期
12/2015
36,300
14,900
7,700
58,900
6,500
400
65,900
連結予想
通期
12/2016
34,800
14,500
7,200
56,400
6,400
500
63,300
前年比
純増減
(1,500)
(500)
(600)
(2,600)
(100)
+100
(2,600)
(8%)
(8%)
(9%)
(9%)
(6%)
+0%
(8%)
+10%
+3%
(1%)
+6%
+7%
+0%
+6%
+11%
+18%
(6%)
+10%
(3%)
+6%
+8%
+4%
+1%
+7%
+4%
+1%
+11%
+3%
+5%
+3%
(2%)
+4%
+3%
(2%)
+3%
(4%)
(3%)
(8%)
(4%)
(1%)
+18%
(4%)
-
51%
22%
15%
88%
11%
1%
100%
53%
22%
14%
88%
11%
1%
100%
54%
23%
12%
89%
10%
1%
100%
54%
23%
12%
89%
10%
1%
100%
55%
23%
12%
89%
10%
1%
100%
55%
23%
11%
89%
10%
1%
100%
-
報告セグメント(2016 年 12 月期会社予想:第 3 四半期の業績予想修正前)
報告セグメント
( 百万円)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
売上高
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
売上高( 前年比)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
売上高( 構成比)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
セグメント利益
調整額
営業利益
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
セグメント利益( 前年比)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
セグメント利益( 構成比)
「スポーツ用品」
「サービス・ゴルフ場運営」
「ウェルネス」
営業利益率
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
通期
12/2011
58,695
連結実績
通期
12/2012
61,702
連結実績
通期
12/2013
61,619
4,149
802
66,571
連結実績
通期
12/2014
63,669
4,508
2,720
70,898
連結実績
通期
12/2015
65,881
4,237
7,998
78,117
連結予想
通期
12/2016
63,300
4,300
8,400
76,000
前年比
純増減
(2,581)
+63
+402
(2,117)
(7.7%)
+5.1%
+7.9%
+3.3%
+8.6%
+238.8%
+6.5%
+3.5%
(6.0%)
+194.0%
+10.2%
(3.9%)
+1.5%
+5.0%
(2.7%)
-
100.0%
100.0%
92.6%
6.2%
1.2%
100.0%
89.8%
6.4%
3.8%
100.0%
84.3%
5.4%
10.2%
100.0%
83.3%
5.7%
11.1%
100.0%
-
2,834
21
2,855
3,795
16
3,811
2,608
162
11
2,782
18
2,800
1,818
243
10
2,071
18
2,090
1,044
231
178
1,455
28
1,483
3,500
+2,017
(43.3%)
+33.9%
(26.7%)
(30.3%)
+50.0%
(9.1%)
(25.6%)
(42.6%)
(4.9%)
(29.7%)
-
-
100.0%
100.0%
93.7%
5.8%
0.4%
100.0%
87.8%
11.7%
0.5%
100.0%
71.8%
15.9%
12.2%
100.0%
-
-
4.9%
6.2%
4.2%
3.9%
1.4%
4.2%
2.9%
5.4%
0.4%
2.9%
1.6%
5.5%
2.2%
1.9%
4.6%
+2.7%
連結実績
通期
12/2014
3,987
(8,347)
(4,360)
4,976
連結実績
通期
12/2015
1,480
(1,974)
(494)
(255)
連結予想
通期
12/2016
-
前年比
純増減
-
キャッシュフロー計算書
キャッ シ ュ フロー計算書
(百万円)
営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー
営業活動C F+投資活動C F
財務活動によるキャッシュフロー
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
通期
12/2011
1,123
(1,752)
(629)
(745)
連結実績
通期
12/2012
7,929
(1,401)
6,528
(2,894)
連結実績
通期
12/2013
649
(1,912)
(1,263)
(2,516)
22
1 株当たりデータ
1 株当たりデータ
( 株式分割調整前)
( 円)
期末発行済株式数 (千株)
純利益 / EPS (千株)
期末自己株式数 (千株)
1株当たり純利益
(潜在株式調整後)
1株当たり純資産
1株当たり配当金
配当性向
1 株当たりデータ
( 株式分割調整後)
( 円)
株式分割ファクター
1株当たり純利益
1株当たり純資産
1株当たり配当金
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結予想
通期
12/2011
29,000
28,697
300
65.9
1,184.4
40.0
60.7%
通期
12/2012
29,000
28,589
0
56.4
1,221.2
40.0
71.0%
通期
12/2013
29,000
28,990
0
50.1
1,277.1
40.0
79.8%
通期
12/2014
29,000
28,989
0
37.3
1,308.6
30.0
80.4%
通期
12/2015
29,000
28,991
0
(124.2)
1,125.6
10.0
-
通期
12/2016
41.4
20.0
48.3%
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結予想
通期
12/2011
1
65.9
1,184.4
40.0
通期
12/2012
1
56.4
1,221.2
40.0
通期
12/2013
1
50.1
1,277.1
40.0
通期
12/2014
1
37.3
1,308.6
30.0
通期
12/2015
1
(124.2)
1,125.6
10.0
通期
12/2016
1
41.4
20.0
前年比
純増減
-
連結実績
通期
12/2013
1,752
16,100
11,794
3,904
33,550
7,581
8,197
4,835
20,615
54,166
5,155
1,489
6,716
13,360
2,820
2,820
16,181
35,769
2,215
37,984
54,166
37,036
1,489
(263)
68.4%
(0.7%)
4.0%
5.8%
124
2.9
134%
251%
連結実績
通期
12/2014
2,534
16,285
14,526
4,276
37,621
10,867
10,337
6,415
27,621
65,242
6,422
6,955
7,733
21,110
1,595
3,440
5,035
26,146
35,690
3,406
39,096
65,242
37,950
8,550
6,016
58.2%
16.9%
2.8%
5.1%
137
2.7
89%
178%
連結実績
通期
12/2015
1,669
16,882
14,993
4,147
37,691
10,893
4,805
5,856
21,555
59,247
5,174
8,155
7,392
20,721
1,030
3,729
4,759
25,481
30,946
2,820
33,766
59,247
32,642
9,185
7,516
55.1%
24.3%
(10.2%)
2.9%
121
3.0
90%
182%
連結会予
通期
12/2016
-
前年比
純増減
-
前年比
純増減
-
貸借対照表
貸借対照表
(百万円)
現金及び預金
受取手形及び売掛金
たな卸資産
その他
流動資産
有形固定資産
無形固定資産
投資その他の資産合計
固定資産
資産合計
支払手形及び買掛金
短期借入金
その他
流動負債
長期借入金
その他
固定負債
負債合計
株主資本
その他合計
純資産
負債純資産合計
自己資本
有利子負債
ネットデット
自己資本比率
ネットデットエクイティ比率
ROE (12ヶ月)
ROA (12ヶ月)
在庫回転日数
在庫回転率
当座比率
流動比率
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
通期
12/2011
2,408
13,930
8,814
2,941
28,093
8,195
9,621
6,568
24,386
52,479
4,603
3,183
6,228
14,014
3,250
3,250
17,264
34,704
511
35,215
52,479
33,991
3,183
775
64.8%
2.2%
5.6%
4.7%
111
3.3
117%
200%
連結実績
通期
12/2012
5,213
12,702
10,455
2,644
31,014
7,798
8,830
6,065
22,695
53,709
5,869
2,334
6,159
14,362
3,150
3,150
17,512
35,475
721
36,196
53,709
35,413
2,334
(2,879)
65.9%
(8.1%)
4.6%
8.0%
123
3.0
125%
216%
23
6.0 その他の情報
日本のゴルフ・テニス市場を開拓
同社の前身である英国ダンロップの日本支店が神戸に設置されたのは 1909 年 10 月である。その後、1917 年に
日本法人化されダンロップ護謨(極東)株式会社に改称されている。また、1930 年には日本で初めてゴルフボ
ール及びテニスボールの生産を開始している。更には、1960 年 4 月、住友グループによる資本参加が行われて
いる。
ゴルフクラブの生産開始が 1964 年である一方、現在の主力ゴルフクラブである「ゼクシオ(XXIO)」の発売は
2000 年 2 月である。そして、2003 年 7 月、生産から販売まで一体となった運営を行うことにより「事業規模や
特性に応じた自立経営」と「より市場に近いところで事業判断を行うスピーディーな経営」の徹底を図るべく、
住友ゴム工業株式会社のスポーツ部門から「SRIスポーツ株式会社」として独立している。
1930 年、日本初となるゴルフボール及びテニスボールの生産を開始して以来、日本のゴルフ市場及びテニス市
場の開拓並びに発展に大きく貢献してきた同社は、2006 年 10 月、東証 1 部に株式を上場したのに引き続いて、
2007 年 12 月、米国のゴルフクラブメーカーであるクリーブランド社を買収し海外市場の開拓に本格的に取り組
み始めている。また、2012 年 5 月、現在の社名である「ダンロップスポーツ株式会社」に社名変更するに至っ
ている。
「卓越した技術力で、お客様のスポーツライフをもっと豊かに」を企業理念として掲げる同社は、これを基礎と
した経営ビジョンとして「ブランド価値の向上に努め、世界中のお客様の信頼と期待に応えます」、
「お客様の楽
しさと喜びを追求し、グローバルに信頼される優れた商品・サービスを創出します」、
「チームワークを重視しな
がら、個人の能力も存分に発揮できる企業集団であり続けます」
、以上の 3 項目を掲げている。同社は以上の企
業理念及び経営ビジョンをもって北米をはじめとする海外での市場開拓を再開しつつある一方、フィットネス事
業などへの関与を深め中長期的に同社として増収・増益を続けることを計画している。
24
沿革
年月
事項
1909 年 10 月
英国ダンロップが神戸に日本支店を設置
1917 年
日本法人化し、ダンロップ護謨(極東)株式会社に改称
1930 年
日本で初めてゴルフボール、テニスボールを生産
1960 年 4 月
住友グループ資本参加
1961 年
テニスボール「ダンロップフォート」を生産開始
1964 年
ゴルフクラブの生産開始
1974 年 12 月
ダンロップフェニックストーナメントの開催を開始
1994 年 4 月
ゴルフ科学センター完成(兵庫県丹波市)
1995 年 1 月
阪神・淡路大震災で本社・工場が被災
2000 年 2 月
ゼクシオ(XXIO)ゴルフクラブを発売
2003 年 7 月
住友ゴム株式会社のスポーツ事業が分社、SRIスポーツ株式会社設立
2006 年 10 月
東京証券取引所市場第 1 部に上場
2007 年 9 月
タイに合弁会社を設立し、テニスボールの生産を開始
2007 年 12 月
米国のゴルフクラブメーカーである「クリーブランド社」を買収
2008 年
世界的に販売ルートを再編し効率化を進める
2012 年 5 月
社名を「ダンロップスポーツ株式会社」に変更
25
Disclaimer
ここでの情報は、ウォールデンリサーチジャパンが当該事業会社の発信する「IR情報」を中立的かつ専門的な
立場から要約して、レポート形式にまとめたものである。
「IR情報」とは、すなわち当該事業会社に係る①弊社
との個別取材の内容、②機関投資家向け説明会の内容、③適時開示情報、④ホームページの内容等である。
商号: 株式会社ウォールデンリサーチジャパン
本店所在地: 〒104-0032 東京都中央区八丁堀 4-12-4-1110 クイーンズパレス東京中央
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