最新号 - おいでん・さんそんセンター

月
4
豊田市の環境活動に活かしていくための講演会。「人づくり、地域づ
くり、しくみづくり」をテーマに、実践型研究者が講演します。
●日時:2016年12月11日(日)13:00~16:00(受付開始12:30)
●場所:豊田市環境学習施設eco-T(エコット)2階 多目的室
(豊田市渡刈町大明神39-3 渡刈クリーンセンター内)
く制度を導入しています。旭、足助、稲武、小原、下山の支
●定 員:100名(要申込み)
所で働く中山間地在住職員6人を毎回ご紹介します。
●対 象:どなたでも(託児はありません)
●参加費:無料
●プログラム:●開会あいさつ、趣旨説明13:00~13:10 第 2 回 稲武支所
●講演1『地球温暖化時代 ミライを創る力を育む人づくり』 13:10~14:00杉浦 正吾さん(杉浦環境プロジェクト株式会社) 伊藤友治さん
●講演2『地球温暖化の最新情報と緩和と適応に向けた地域づくり』
14:00~14:50白井 信雄さん(法政大学教授)
(いとうゆうじ)
●報告1『豊田市のヒートアイランドの進行状況』 15:00~15:15洲崎 燈子さん(豊田市矢作川研究所)
●報告2『豊田市環境基本計画の策定状況』
私の住む稲武地区富永町は8世帯で400年の歴史を持
15:15~15:30豊田市環境部環境政策課
つ「隠れ郷」のような地域です。
●意見交換15:30~15:55●閉会あいさつ15:55~16:00
古くは南北朝時代、足助氏の奥方と子供が北朝方の追っ
●主催:豊田市環境学習施設eco-T
てから逃れるため富永で身をかくまった際、奥方の旧姓で
●問合:豊田市環境学習施設eco-T 事務局
TEL.0565-26-8058 FAX.0565-26-8068
あった伊藤を名乗ったのが始まりだと言われています。
E-mail:[email protected]
富永にも飯盛山(飯を盛ったような山)もあることから、
【開館時間】9:00~17:00
足助を思う奥方の心情が思い浮かびます。
【休館日】毎週月曜日(祝日の場合は翌日休館)12月28日~1月4日
山岳信仰が繁栄を極めた時代から、駒山小馬寺信仰があ
旭高原元気村雪そりゲレンデオープニングイベント
り、馬頭観音の第一観音様が富永にあることから、現在荒
旭高原元気村の雪そりゲレンデが今シーズの営業を12月3日(土)よ
り開始します。オープン当日の3日と4日はオープニングイベントが開
催されます。両日は、先着100人の子どもにお菓子のプレゼントがあ
り、芋煮鍋のふるまいをします。
廃が進む小馬寺を「何とかしたい」、
「このままではいけない」
との思いから、「とよたまちさとミライ塾」のプログラムに
●日時:2016年12月3日(土)・4日(日)
参加をし、歴史を伝える活動をしています。
9:00~16:00
●場所:愛知高原国定公園 旭高原元気村 豊田市旭八幡町根山68-1
●入場料(1日券):3歳以上 500円(税込)
ィール
プロフ
愛知県岩倉市出身。五条川の千本桜(本
●営業期間:2016年12月3日(土)~2017年3月31日(金)予定
●問合:旭高原元気村 〒444-2843 豊田市旭八幡町根山68-1
TEL:0565-68-2755 FAX:0565-68-2810
当は約1400本)とのんぼり洗いで有名です。33歳。
お問合せ受付時間:9:00~17:00休村日:木曜日(祝日の場合は翌
愉快な妻と言うことの聞かない自由な子供たち(4人)と
日)及び12月28日~31日・1月1日、ただし春、夏、冬休みの期間中
山奥で暮らしています。趣味は、陶芸と骨董品集め。好き
は木曜日も営業
な飲み物は、深蒸しの緑茶。
センター長の
ミライの
フツーに向かって!
プラットフォーム
いなかとまちをつなぎ﹁暮らし満足都市﹂を実現するため
のセンターの運営方針は、月に一度のプラットフォーム会議に
より決定される。
会議は、住民組織の代表、NPOなどの市民活動団体、研
20
究者など14名のメンバーと行政、業務を受託するシンクタ
ンク、センタースタッフの 名余で開催、傍聴も制限していな
い。会議の規約もなければ、命令や指示、多数決で決定するこ
ともなく、納得いくまで議論する運営方法も﹁センター流﹂
で
ある。
地域づくりの第一線で活躍する多忙な会議メンバーが、
一
切の報酬も交通費もないこの会議に遠くは東京からも出席
し、2 時 間 余 りの協 議と 情 報 共 有 、交 換 を 行っている。セン
ターを支えてくださる皆さんに、本当に頭が下がる思いであ
る。
﹁プラットフォーム会議﹂と誰が名付けたか記憶は定かでは
ないが、人と知の交流があり、ネットワークが広がり、新しい
こと、面 白いこと、思いもよらない活 動や効 果が次 々に継 続
的に起こっていく﹁駅のプラットホーム﹂、﹁I Tの基 盤﹂のよ
うな機能を果たしていることは間違いない。
行政の出先機関として、
このような運営方法が適切なのか
異論もあるかもしれないが、市民主体の地域づくり、真の自
下山
エコットフォーラム2016「地球温暖化時代の到来」
豊田市は、中山間地で暮らしながら市職員として支所で働
ラットフォーム会議の運営方法にヒントがあるのかもしれな
︶、自治区役員の本多栄子
ける環境を整えるため、最寄の小学校に
要望し、放課後児童クラブを設置。子育
て世代からの要望で、自治区で市の助成
を 受 けて未 就 園 児 が遊 ぶことのできる
77
from
い。
69
︶、現区長の大山容作さん︵
日 現 在、1 4 5 世 帯
1
27
年度策定、下山地区和合自治区の5か年行動計画のタイトルだ。過疎化の進行する同地区で、独自の防災、女性活躍、移住者受入れのための計
27
年
65
平成
3 9 3 人 が住 む 和 合 自 治 区 。 歳 以 上
31
% ︶を 占 め、中
人︵9%︶と少ない。過疎・
34
の高 齢 者 が1 2 2 人︵
学生以下は
家 が 遠いた めに普 段 会 うことのない女
少子化の進む同自治区では、5年程前に ﹁ちびっこ広 場﹂を開 設した。年に1 回、
も 自 治 区 ビジョンの策 定 を 試みたが完
*中学生以下 34 人(9%)
性 同 士 が 集 まる﹁ 女 子 会 ﹂に 予 算 を 付
*65 歳以上 122 人(31%)
成には至らなかった。今回は、その時の反
*高齢者世帯 46 世帯(31%)
け、情報交換のバックアップもしている。
*145 世帯 393 人(27 年 4 月 1 日現在)
省を含め、何が課題なのか現状認識をし
*総面積約 920ha
自 治 区の運 営に本 多 栄 子さんが女 性
*神殿町、小松野町、和合町
てから計画作りをしたという。
和合自治区 information
女性の視点を活かした地域づくり 計画策定にあたり、最も重要視したの
が女性の意見を聞くこと。その理由を聞
くと﹁男 性は昼 間、自 治 区 外に働きに出
50
て不 在にしている。
これからは女 性の視
50
点で地域づくりをしていく必要がある﹂
と前区長の松田敏明さん。 歳以上、
歳 未 満の女 性に集まってもらったり、個
別に聞 き取り調 査やアンケートをした
りして、男性と同様に意見を聞いた。
自治区ビジョンの目玉として、女性が
楽しく、積極的に活動できる地域づくり
を掲げている。母親が子育てしながら働
(左上)本多栄子さん(左下)松田光春さん(右上)松田敏明さん(右下)大山容作さん
﹁みんなでやろまいか﹂。平成
66
画が作られ、実行が始まっている。計画策定にあたっての想い、実行にあたって感じていることを前区長の松田敏明さん︵
さん
︵ ︶
、里楽暮住︵りらっくす︶
しもやま会の松田光春さん
︵ ︶
に伺った。
61
http://www.oiden-sanson.com
こんにちは!
私があなたの地区の
中山間地在住職員です!
2016.11.28発行
治の実現に求められる社会的創発の状態は、﹁センター流﹂プ
今頑張れば何とかなる ~和合自治区の挑戦
11月号
【2月合併号 2016.2.29発行】
【11月号 2016.11.28発行】
センター長
鈴木辰吉
S H I M O Y A M A
豊田市 企画政策部 企画課
おいでん・さんそんセンター
MAIL:[email protected]
おいでん・さんそんセンター
検索
〒444-2424 豊田市足助町宮ノ後26-2
(足助支所2階)
TEL:0565-62-0610
(直通)
FAX:0565-62-0614
開所時間:午前8時30分∼午後5時
(土日祝日・年末年始除く)
就 任 前 まで 自 治
だ 。本 多 さ ん は 、
ているのも特 徴 的
役 員として関わっ
空き家、空き宅 地、空き農 地、宅 地 候 補 地
行われる﹁ほんわか里山交流まつり﹂
では、
来 年の3 月に同 自 治 区のまどいの丘で
す。
﹂と話す。
実 感 が 強 く なって き た か ら だ と 思 い ま
昨年度の 件に対し、今年度は既に 件を
センターへの視 察が急 増しています。
ターの取 組みに参 考になることが多 くあ
郊 地 域を素 通りしてしまう現 状などセン
センターへの視察が相次いでいます
区の運 営には一切
に出るよ うになっ
かったが、﹁自治会
かかわる 事 がな
び込 むた めのP R を 少 しでもしたいとの
している。物 販 だけではなく、移 住 者を呼
の説明と現地案内を来場者にする計画を
れは、正直、時間も費やしますし準備も大
よる移住促進の取組みです。視察の受け入
をつなぐ中間支援の取組み、空き家活用に
数えます。視察の目的は、主に都市と山村
ロメーターともなります。本市の取組みが
向 性、実 践が核 心に向かっていることのバ
一方、視 察の多さは、本 市の取 組みの方
ります。
人口を維持するため、移住者を受入れる
移住者受入れのための取組 るようになりました﹂と話す。
敏 明 さ んは 心 境 を 語る。
︵取材/木浦幸
集落にならないための手が打てる﹂と松田
かったけれど、今 頑 張れば、
これから限 界
持できなくなるのは目に見えています。遅
題、対 策と結 果を訴え、何を解 決したいの
視 察 団 体は、自 らの自 治 体 や 地 域の課
く公開しています。
の成果やノウハウ、課題など惜しむことな
変ですが、積極的に受け入れ、かつ、取組み
です。︵文/センター長︶
合 うものではなく分かち合 うものだから
いことはありません。地 方の元 気は、競い
興に貢献できるとすれば、
これほど誇らし
モデルとなって、全国の過疎問題や地域振
全 国 各 地の状 況や知 見がセンターにもた
空 き家の発 掘にも力を入れている。昨 年、
里楽暮住しもやま会︵
︶
の松田光春さん
※
を中心に、自治区内にある空き家を調べ上
らされ、
この上もない学びの場となるほか
最近の主な視察受け入れ団体
げリストにした。自治区に住んでいない所
新たなネットワークも形成されます。例え
11/9(水)長野県高森町
有者の空き家については、住所や電話番号
ば、行 政 主 導の移 住 促 進 策 が住 民 間の分
11/16(水)滋賀県長浜市
を調べ各戸に連絡した。結果として5戸の
11/2(水)岐阜県美濃加茂市
断を招いてしまうことや移 住 者が都 市 近
10/27(木)山梨県大月市
空き家を豊田市空き家情報バンクに登録
10/24(火)青森県地域再生会議
してもらうことができ、そのうち1戸には
10/14(金)名古屋大学国際開発研究科
時から下山基幹
の つのテーマに分かれて、各 地を訪 問し
﹁森林問題﹂、﹁スモールビジネス﹂、﹁教育﹂
せていただきました。
ん・さんそんセンターがコーディネートさ
の中 山 間 地 域の実 地 調 査 があり、おいで
学 院 国 際 開 発 研 究 科の留 学 生のグループ
どの学 生 も 母 国 語 以 外に英 語 を 話 し、意
ン、中国、ネパールなど出身は様々ですが、
は、
とても新鮮に感じられました。
フィリピ
の高い学生が通訳しながらのインタビュー
とができます。英語の質問を、日本語能力
留学生のおよそ半数が日本語を話すこ
がありました。
イド﹂の内容説明や、移住者を受け入れる
ハウを掲載した﹁移住者受入れスタートガ
地 域で移 住 者を受 け入れるためのノウ
動です。
あかりを!プロジェクト﹂
の一環としての活
ンターが今一番 力を入れている﹁空き家に
勉 強 会﹂として出 前 講 座を行いました。セ
集 落 センターで﹁下 山 地 区 移 住 定 住 促 進
せて頂きました。
西田又紀二︶
ていく予定です。︵文/
は、出 前 講 座を展 開し
組 も う とい う 地 域 に
位でも、積 極 的に取 り
れ態 勢など鈴 木センター長から説 明をさ
為に提供する事の利点、地域としての受入
特 性 や 人口推 移 予 測 、空 き 家 を 移 住 者の
地元住民にインタビューを行いました。
思疎通をしていました。何ヶ国語も操るこ
必 要 性 やその社 会 背 景 、下 山 地 区の地 域
日︵火︶
の午後
﹁教育﹂がテーマのグループは、中山間地域
とのできる語 学 力の高 さにも 関 心 しまし
月
での学習状況、教育のニーズと期待に関し
た。
供している方などに調査を行いました。
地元の方たちからは、昔の山間部の生活
ています。今回の調査をきっかけに中山間
地 域と留 学 生の関わりが発 展 することを
期待します。︵取材・小黒敦子︶
農村回帰の潮流を実感しました。さながら
ふるさと回帰フェア2016出展
月 日︵土︶
、﹁ふるさと回帰フェア20
東京 帯によっては順 番 待
年に続 き 出 展 、時 間
た 。 セ ンター も 昨
をアピールしまし
し、移 住 者 受 け 入 れ
0の自治体等が参加
した 。全 国 か ら 3 5
ご家族も何組かあり、実りの多いフェア参
のFさんファミリーを始め、手応え十分の
した。横浜市から豊田市への移住をお考え
ていることを丁寧に説明させていただきま
入れ態 勢 づくりを重 視した取り組みをし
に活 力 をもた らしていた だ くた めの受 け
の担い手として新しい風を吹き込み、地域
は数の多さではなく、移住者が地域づくり
多 くの相 談 が あ り 、 加となりました。︵文/センター長︶
ちをお願いするなど
16﹂が東京国際フォーラムで開催されま ﹁人口争 奪 戦﹂の様 相を呈 する中、豊 田 市
22
12
小学校区や集落単
て、地 元の方やI Uターンした方、子 育て
調査の報告発表会は 月中旬に予定され
移住定住促進勉強会にて出前講座
10/4(火)富山大学神山ゼミ
移住者が入居したという。
限界集落になることへの危機感 一丸となって地域力の回復に取組む和合
自治区。5年前には上手くいかなかった自
治 区 ビジョンづくりと 計 画 実 行 がな ぜ今
のタイミングで動きはじめたのか。区 長の
大 山 さんは﹁5 年 前には、人口減 少・高 齢
化の危機意識がまだ薄かったけれど、ふと
気が付いたら皆 年 寄りになっていた。その
旭・足助 かを必ず伝えてくれます。居ながらにして
10
あり、センターにとっても参 考となる回 答
名古屋大学 大 学 院 留 学 生 調 査 受 入
月 日︵水︶∼ 日︵金︶
、名古屋大学大
11/8(火)長野県根羽村
7
下山
10/12(水)三重県御浜町
25
取材当日、工場を案内していただくと実際に多くの女性が縫製作業をして働いていました。
加︶
︵ ︶
下山地区で定住促進に取り組む団体
※
年で集落が維
想いからだ。
24
て、他所の話だと思っていた限界集落の話
15
﹁今のまま行けば、あと
A S A H I
A S U K E
が自 分たちのすぐ目の前の話 だと実 感 す
11 月に開設したちびっこ広場
中のお母さん方、子どもにプログラムを提
14
10/7(金)東海財務局
10
10
や教育状況
について 、子
育て世 代か
らは現状につ
いての話があ
り ました 。日
本 人 同 士で
は尋ねること
のない、留 学
生ならではの
質問が多数
このマークがついている記事はおいでん・さんそんセンターが関わっています。
12
S H I M O Y A M A
T O K Y O
10
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【11月号 2016.11.28発行】
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【11月号 2016.11.28発行】