キャンパスレポート 経営学部 キャリアマネジメント学科 4年 伊藤南実 私はカリフォルニア州でも田舎にあるカリフォルニア州立大学モントレ―ベ イ校に通っています。どのくらい田舎なのかというと、電車はなく、バスは平日休日と もに一時間に一本のみで、野生のリスやアライグマの親子とほぼ毎日一緒に登下校がで きるそんなところです。私は決してこの環境を非難しているのではなく、むしろ勉強に 集中でき、とても気に入っています。実は私にとって今回の留学は三ヵ国目にあたり、 以前と比較しても勉強面や治安面、生活面などどれをとってもこの大学は優っていると 思います。 まず治安が大変良いことが第一にあげられます。マリファナやけん銃、物乞い、 押し売りやぼったくりが全くなく、またキャンパス内に警察署や緊急時用電話ボックス がキャンパス内の何カ所かに設置されており、むしろ平和ボケしてしまうぐらいです。 次に日本人の人数です。ここで実際に出会った日本人留学生のほとんどが 21 歳の男女であり、約 30 名ほどの日本人が通っているかと思われます。見る人によれば この数字は多いのかもしれませんが、私は非常に少ないなと感じています。なぜなら交 換留学生のほとんどがヨーロッパ人から成り立っており、また全体数からみれば日本人 はほんの数パーセントにすぎないからです。つまり意思と行動力さえあれば簡単に日本 人が全くいない環境を作りだすことができます。もし英語力を本気で伸ばしたいのであ れば最高の環境に自身の身をおくことができます。 次に勉強面ですが、ここの大学の面白い特徴として、学部に制限がないことで す。日本で言えば、私は経営学部出身なので経営学部の授業もしくはその学科の授業し か受講できません。しかしここは、12 単位以上 15 単位以内であれば、どの学部の授業 でも受講することができます。しかしここでの単位を日本で交換する場合は、注意して ください。また私はビジネス専攻のため、ビジネスのことしか言えませんが、ここでは 大学の授業以外でもハッカソンや講演会、意見交換の会などビジネスについて学ぶ機会 を無料で提供しており、そのため勉強面においても非常によい環境のもと勉強すること ができます。 最後に私の経験から、ぜひ海外の地で何を優先して学びたいのか、何を一番成 長させたいのか、ここに来る前に自分の中で答えを出しておくことをお薦めします。こ こに着いた瞬間から様々な壁と取捨選択に迫られます。その時にできるだけ迷わないよ う、そして後から後悔しないようにするために、ぜひ一度時間のある時にでも考えてみ てください。 【大学の学食(バイキング形式)であり、個人の意見として味付け、品数とも大変満足のいくも のである。 】 【キャンパス風景である。特に何もないが、雨はほとんど降らずカラッとした過ごしやすい気候 で毎日過ごすことができる。】 【友人とヨセミテ公園に行った時の写真である。 】
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