今月の気になる相談(平成28年10月)

今月の気になる相談(平成28年10月)
金融機関から、
「利率が通常の定期預金に比べて高い、投資信託という商
品がある」と勧められたことがありませんか。
投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、
専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、元本が保証されている金
融商品ではありません。
金融機関の窓口で、勧誘されるままに商品の内容をよく理解せず契約し、
トラブルになったという事例や、契 約 時 に 元 本 割 れ す る 場 合 が あ る と
は説明がなかったなどの相談があります。
【相談事例】
高齢の独居親族が、投資信託の契約をしているようである。よく話を聞く
と、投資信託のリスクをよく理解せずに行員に任せたようである。勧誘方法
に問題があるのではないか。
【アドバイス】
○
投 資 信 託 の 中 に は 、複 雑 な 仕 組 み の 商 品 も あ る の で 、リ ス
クや仕組みが十分に理解できなければ契約しないようにし
ましょう。
○
投資信託は市場の動向等によっては多額の損失を伴う可
能 性 も あ る の で 、自 分 が 許 容 で き る リ ス ク の 範 囲 内 で 契 約 す
るようにしましょう。
○
トラブルに巻き込まれないためには、購入前にその仕組みやリスク
について十分な説明を受け、それでも理解できない場合は購入しない
ことが重要です。
○
不安なことがあったりトラブルに巻き込まれた場合は、一人で悩ま
ず、最寄りの消費生活相談窓口に相談しましょう。
愛媛県消費生活センターでは消費生活に関する相談を受け付けてお
り、また、愛媛県内の全ての市町には「消費生活相談窓口」が設置され
ています。