妙法寺だより 平成二十八年 冬 号 - 1 - 妙法寺だより 平 成 28年 12月 226号 時 初題目会 ◆日 日 ( 土 曜 日) 午 後1 時 よ り 大祈 祷 会 月 2 時よ り ◆ 御 祈祷 料 特別 祈 祷 一 般祈 祷 3. 0 0 0 円 3 .0 0 0 円 め て 法要 を 行 い 、お 焚 き 上 げ致 し ま す 。 ▼ 旧 年 の 古 い 御 札は 寺 務 所 に お 持 ち く だ さい 。 後 日 改 に お書 き 添 え くだ さ い 。 後日 お 送 り 致し ま す 。 ▼祈 祷 札 の 郵 送 を ご 希 望 さ れ る方 は 、 そ の 旨 を 申 込 書 お 名 前 のご 記 入 を お忘 れ な く ! ▼御祈祷料は「御志納袋」に封入してお納めください。 入の上、返信用封筒をご利用頂きご返信ください。 ▼ 同 封 さ れて お り ま す 「 新 年 大祈 祷 会 申 込 書 」 に ご 記 ◆ 申 込方 法 ( 同申込者は 2台目 以上、一台 につき2 .000 円) 車 両 守札 15 . 0 0 0円 ( 大 きな 御 札 ) 車 祈 祷(裏山墓地駐車場において) 14 終 了 次第 1 ▼ 檀 信 徒 以 外 の 方 で も 申 込 ・ 参詣 を 受 付 て お り ま す 。 - 2 - 226号 妙法寺だより 平 成 28年 12月 午後一時 初題目会 午 後1時から の初題 目会は、年 頭に際し 皆様と共 にお題目 修行を行う 法会です 。 私達 は日頃、な にげなく 他人の心 を傷つけて しまっ たり、 あか ざいしよう 恨み 嫉みを抱 き、正し い心を失 ってしまう ものです 。それに よって心の 垢と言え る「罪 障」が知らぬ間に溜まって しま います 。その積も り積もっ た罪障を 、心の底か らお題 目を唱 え、 修行するこ とによ って、心の 罪障を祓 う法会で す。皆様 もご祈祷を受けるだけではなく、自らがお題目の修行を行い、 心の罪 障をキレイ に洗い流 し、心身 共に新たな 一年を お迎え くだ さい。 初題目会終了後には、恒例のジャンケン大会がございます。 豪華賞品 をゲットす るのは 、あなたか もしれな い。 浄心 道場の有 志の方々が 、まごこ ろ込めて 作った、 おしる この お振る 舞いがござ います。 是非、ご 堪能くださ いませ 。 午 後 二 時 新 年 大 祈 祷会 午 後2時から の新年 大祈祷会で は、日蓮 宗の大荒 行堂を成 せん きよ う 満された修 法師を多 数お迎え し、日蓮 宗古来よ り伝わる、 加 持祈 祷を厳 修致し ます 。おひとりお一 人に撰 経 ( 法華経の 巻物 )をお当て し、家 内安全や身 体健全を はじめ一 年間の安 泰 をご祈願 致します 。 車両祈 祷は新年大 祈祷会 終了後、裏 山墓地駐 車場にて 執り 行い ます。お申 込の皆 様はお車の 横でお待 ちくださ い。 本 年より 「御守」の 販売は、 新年大祈 祷会終了後 、本堂 前 の特設 テントで行い ます。 たくさんの お経の功 徳が詰ま った 妙法寺 の特製御 守、是非 お求めくだ さい。 初題目会 ・御祈祷 会共に、 ご家族ご友 人お誘 い合わせの 上、 ご参詣 ください ますよう ご案内申し 上げます 。 - 3 - 226号 妙法寺だより 平 成 28年 12月 家族が円 満に過ごせ ますよう に 健康 で過ごせ ますよう に ※ 申込書には 、記号 でご記入く ださい。 ※ 具 体 的な ご 祈 願を ご希 望さ れ る 方は 、「 祈 願 内 容 」 の 欄 に お 書き ください 。内容を 考慮しご祈 願致しま す。 日本には 古来から人 生の節目 を「厄年 」とし て慎む 習わしが あります 。厄年は、 一生のう ち、 何らかの 厄難に遭 遇する恐 れの多い 年齢 数え61歳 前厄 昭和33年生 本厄 昭和32年生 後厄 昭和31年生 交通の 災難に遭 いません ように をいい 、医学の発達した現代においてもなお 、 万事に 慎まねば ならない 年齢として 、人々に 数え37歳 前厄 昭和57年生 本厄 昭和56年生 後厄 昭和55年生 病が治り ますように - 4 - 意識 されてい ます。また 、その 前後の年齢 も 数え42歳 前厄 昭和52年生 本厄 昭和51年生 後厄 昭和50年生 商売 が繁盛し ますように 数え61歳 前厄 昭和33年生 本厄 昭和32年生 後厄 昭和31年生 「 前 厄 」「 後 厄 」 と し て 、 特 に 注 意 す べ き 年 数え33歳 前厄 昭和61年生 本厄 昭和60年生 後厄 昭和59年生 齢といわ れてお ります。 数え25歳 前厄 平成6年生 本厄 平成5年生 後厄 平成4年生 事業が栄 え成功 しますよう に 会社が栄え ますよう に 勉強 ができま すように 志望校に 合格でき ますように お子様が元気に育ちますように 心に 秘めた願い が叶いま すように 厄を除き 幸運に恵 まれますよ うに 数え19歳 前厄 平成12年生 本厄 平成11年生 後厄 平成10年生 ~祈祷内容一覧~ A、家内安 全… B、 身体健全… C、交通 安全… D、當病平 癒… E、 商売繁盛… F、事業 繁栄… G、社運隆昌 … H、学 徳増進… I、合格 成就… J 、発育増進 … K、心 願成就… L、除厄 開運… (厄 年 に当 たら れ てい る方 の厄 除 け祈 願 ) M 、 夫 婦 円 満 … 夫婦が仲 良く過ご せますよう に N、 安楽産福子… 元気な子供が産まれますように O 、 寿 命 長 遠 … 元気 に長生きで きますよ うに 性 男 女 性 226号 妙法寺だより 平 成 28年 12月 こ の 度 、妙 法 寺 で オ リ ジ ナ ル の 「 御 守 」を 製 作 し ま し た 。 大晦日や正月三箇日、 日の新年大祈祷会の際にお求め頂 かん じん いつ さい きよう がん もく きんまもり こ だから まもり 功徳 と皆さま の清らかな 祈るこ ころが響き 合う、唯 一無二の 御 ご自身で 御守袋 へと戻し封 じる新し い形の御 守りです。 仏神の す。 「ご自身のお名前」や「願い事」を内符の裏面に書き入れ、 こ の御守り は「内符」 という 御守の中身 が別にな っており ま ない ふ など、特別な御守もございますので、合わせてお求めください 。 平 癒 を祈 願 し た 「 癒 守 」。 子 宝 成就 を 祈 願 し た 「 子 宝 守 」 いやし まもり 勝を祈願した「勝 守 」。財徳・福徳を祈願した「金 守 」。病気 かちまもり い た 御 守も ご ざ いま す 。健 康 長 寿を 祈 願 し た 「 長 寿 守 」。 必 ちよう じゆ まもり いました 。更に妙法 寺にお祀 りされて いる守護 神の御加 護を頂 に 、誰もが持 てるよ う、様々な 色の御守 をデザイン してくだ さ い形 に仕上げる ことがで きました 。伝統の形 式を受 け継ぐと共 「三牧け いこ」さ んがデザイ ンを手 がけてくだ さり、素 晴らし 今 回、オリ ジナルの 御守を制 作するに あたり、デ ザイナー の くだ さることを 教えられ ておりま す。 て、一切 の仏様・ 菩薩様・守 護神様 が集まり寄 り添って ご守護 と示され、 この「曼 荼羅本尊 」の御守を 身につ けることによ っ り 、昼夜に影 の如く 守らせ給い 法にて候 。 如く 、子を親の 愛するが 如く、一 切の仏神等 の集ま り守 候。この 曼荼羅を 身にたもち ぬれば 、王を武士 の守るが こ の 御守 は、 法華 経 のう ちの 肝心 、一 切 経 の 眼目 にて 宗祖日蓮 聖人は 、 けます。 妙法寺の特製御守には「曼荼羅本尊」が納められております。 14 守を妙法寺 で是非お 求めくだ さい。 - 5 - 226号 妙法寺だより 平 成 28年 12月 時 ~ 歳 末 報 恩 会 (本堂 ) 大晦日 午後 ◆ 時 時 半 除 夜の 鐘 点 打 初 め 分に 受 付 を 終 了 致し ま す 。 午 前0 時 ~ 新 年 祝 祷 会 ( 本 堂 ) 午後 11 11 30 例 年 混 雑 致し ま すので 、 お 早め に お 越し く だ さい。 12 - 6 - 226号 妙法寺だより 平 成 28年 12月 平 成 28年 12月 妙法寺だより 本堂正面には南北朝時代より伝わりま す〝勝負の神様〟〝開運の神様〟であ ります「毘沙門天王」を特別奉安致し、 新春祈祷を行っております。開運吉祥 ・所願成就をお祈りください。 226号 除夜の鐘は、ご家族や仲間とご一緒に、 まずは合掌して1年間の無事に感謝。 心をひとつにして打ちましょう。あま り力を入れ過ぎないのが上手に打つポ イントです。 「 お みく じ 」や 妙 法寺 特 製「 御守」 ミニ灯籠で幻想的にライトアップ お振る舞いの「甘酒」、チャリティーの 「豚汁」を用意致しております。チャ リティー募金は神奈川新聞の厚生文化 事業団を通じて寄付されます。 「俺の一文字 私の一文字」、京都のお 坊さんになったつもりで、今年を表す 一文字、来年に願う一文字を書いてみ ましょう。 - 7 - 妙 法 寺 で は お 正 月 の三 箇 日 、ご 本 堂 を 開 放 し 、 初 詣 の 皆 さ ま の お 越 し を お 待 ち し て お り ま す。 本堂正面には南北朝時代より祀られます〝勝負の 神様〟〝開運の神様〟である「毘沙門天王」を特別 年前の 1957 年 ・ 自動車の アメリカ 輸出・スポ ーツカー の販売 ・日本原 子力研究 所で日本 初の核分 裂状態の「 臨界」に 達 する などの出来事が起こっています。ど の出来事も飛躍的な成長と言えます が、ソ連解体や貿易摩擦といったよ うに、当時大きな決断をもとに実行 された動きも、後々時代に合わなく なっていることも特徴の一つと言え ます 。 このような過去の出来事を照らし 合わせた時、本年は何か大きな決断 をするならば、熟考・相談など、例 え悪いことでなくても、慎重に、思 いを静め、心を清らかなる「禅定の 心 」が大切な 年と言 えそうです 。 2月の浄心道場にはもっと詳しく 年の 日本 は どの よう な 年と なる 2 月5 日 (日 )午 後 3時 から の 浄心道 場で は、 節分 に 合わ せ、 九 星気 学の 先生 たか や しよう けん でもある「髙谷 正 賢」上人による九星 気学 のお話を 頂きます 。 平成 のか?皆様にとってどんな年になるの か ?詳 し くズ バッ と 解説 致し ま す。 是非 来年 2月 の浄 心 道場 にご 参 加く ださ い。 - 8 - 奉安 し、本堂内では「御守」や「おみくじ」なども 番目の年に あたり 、 「一白水 いつぱくすい 年の安泰をお祈りくだ 販売しております 。 (数量限定) 是非、年頭にあたり平成 さい。 ひのととり 年「 丁 酉」は、干支では の出来事を みてみる と、 意味 があるそ うです。暦 の一周 前、つまり っと前進 したい と思ってい ても、体 がついて いかない」 という 星 」の 年 。 方 位は 「 北」 に あ た りま す 。こ の 年 の 特 徴は 、「 も せい 平成 平成二十九年はどんな年? 29 10 ・ソ連が 世界初 の人工衛星 打ち上げ に成功 60 29 29 226号 妙法寺だより 平 成 28年 12月 二十三回忌 十 七 回 忌 十 三 回 忌 七 三 一 回 回 周 忌 忌 忌 平成 平成 平 成 平 成 六 十 年 三 七 年 年 十 三 年 十 七 年 平成二十三年 平成二十七年 平成二十八年 忌のお知らせ を 」 同封致しております。 ご 確認くだ さい。 号のお便りの中に、来年 平 (成 年 、 ) 年 回忌 に 該 当 さ れ る 檀 信 徒 の 方 に 年 「回 ・うっかりして、お爺ちゃんの年回忌法要を ・親父の次の年回忌いつですか? ・第十三回忌って十三年目? 年回忌のお知らせを同封致します 二十七回忌 昭 和 平成二十九年度 年回忌表 三十三回忌 昭和五十六年 年 月 12 ※ご不明な点は、お気軽にお問合せください。 ※ご 法要は御 命日より前 に行う のが一般的 です。お 申込はお 早 めにお願 い致しま す。 ※ご 法要の申 込用紙は 、ホーム ページか らでも行え ます。是 非 ご利用 ください。 までお知 らせ頂き ますようお 願い申 し上げます 。 がご ざいます 。その際に は、何 卒ご容赦頂 き、お手 数乍らお 寺 分に気を つけてお りますが、 希に古 い字などで 誤植があ る場合 によ って管理 出来るよ うになっ たもので す。データ 入力には 十 これは過去帳のデータ化を進める事 29 せを多く頂きます。その為、毎年 このような年回忌についてのお問合 怠ってしまったのですが… 三十七回忌 昭 和 七 五 十 年 四十三回忌 昭和四十六年 大 正 四十七回忌 忌 昭和四十三年 回 五 十 回 忌 百 - 9 - 226号 妙法寺だより 平 成 28年 12月 アンケート調査にご協力頂 き あ りが と うございま した 檀信徒 の皆様 には、今回 のアンケ ート調査 にご協力を 頂きま して 誠にあり がとうご ざいまし た。 丁寧に、かつ詳しくご記入頂きました、皆様の大切な情報は、 大切に管 理し、 次世代へと 繋げて参 ります。 また、お寺 へのご 要望 ・ご意見 ・相談事・ 不安事 だけではな く、温か い応援の コ メントも頂 き感謝し ておりま す。ご要望 や相談 事にはいく つか の傾向が あり、 まとめた特 集記事を 来年にで も書いて参 りたい と考 えており ます。 今ま で 私 は 、「お寺 は 歴 史 を 守る 場」 とし ての 自 覚 は あ り ま し た が 、「 未 来を 作る 場 」 と し て の 思い は 、 あ ま りあ り ませ ん でし た。しかし 考えてみ ると、お 寺ほど、歴 史と文 化の発信拠 点 として息が 長い場 所はありま せん。お 寺は、過 去・現在・ 未 来へと連 綿と続く 歴史の軸で り、未 来をつくる 場として 可能性 があ る場所と考 えており ます。 皆 様から頂 いたアンケ ートも 未来へと繋 げるお寺 の財産と し て大切に していきた いと考え ておりま す。 今 号から、 ご希望さ れます後 継者の方に も「妙法 寺だよ り」をお 送りさせ て頂きま した。も し後継者 の方に届い てい ないよう でしたら、 お手数乍 らご一報 をお願い 致し ま す。 お 墓 造 成 の進 捗 状 況 お盆明けよ り始ま りました、 墓地の造 成工事も 着々と進ん で おり、皆 様には ご不便をお かけして おります 。 今 回の造成工 事では、 墓地の基 礎部分に力 を注ぎ ました。近 年、続き起 こる大き な地震に も耐えられ るよう 、より一層の 強 固な基礎 を築いて おります。 完成 致しまし たら、ご 案内申し上 げますの で、墓地 をお探し の ご親戚やご 友人な どがいらっ しゃいま したらお 声掛けくだ さ いませ。 - 10 - 226号 妙法寺だより 平 成 28年 12月 月からお勤め頂いておりま す 柴 﨑 海 隆 上 人の ご 紹 介 妙法寺に しば さき かい りゆ う 日生 まれで千 葉県の出 身です。 地元中 月か ら妙法寺で お世話 になってお ります柴 﨑海隆と 申 「 柴 﨑 海 隆 」 上人をご紹介致しま す 先月 します。 平成2年8 月 学を卒 業後、日 蓮宗総本 山身延山の 高校・大 学へ通い つつ、身 延山 内の宿坊 で三宝給仕 の基礎 を学ばせて いただき ました。 身 延山の学校 を卒業後 、日蓮聖 人が出家得 度され 、並びには じめ て お 題 目 を お 唱 え に なら れ た 霊 場 で あ る 「 大 本 山 清 澄 寺 」 に 年 には日蓮 宗 お知らせ 日迄 、寺務所 でご用意 しておりま す。 ◆ お台所にお 祀り致 します「普 賢三宝荒 神」様の 御札は、 月1日よ り 750円 1000円 13 約3 年間勤め させていた だきま した。昨年 平成 日 の 行事 に は、 お 盆や お 彼 岸と 同 様に (お線香付) 1束… ◆ 「 一天 暦」 と い う妙 法 寺で 使 用し てお 1対…1,500円 て おります。 ご利用く ださい。 願 い 申 し 上げ る こ とも 意 義の 深 い こと と 考え お 墓参 りを さ れ 、一 年 の安 泰 をご 先 祖 様に お 墓 参 用 の お 花 の用 意 を致 し ま す。年 頭 に際 し ◆1月 30 り ま す 「暦 」 を同 封 致 しま し た。 ご活 用くだ さい。 - 11 - 12 11 り、妙法 寺で給 仕させてい ただくこ とになり ました。 ま だま だ 土地 勘もつ かめ ず 、 皆 様に はご 迷惑を かけ る こと も 多い かと思 いま す が 、一 つ 一つ のご 縁を 大切 に し 、皆 様 と共 に生き 共に 栄 える 日 々を 過ごせ るよ う 精 進し て 参り ます 。今 後と も 宜 しく お 願い致 しま す。 合掌 一 体 11 布教研修所 に入所さ せていた だき、そこ でいた だいたご縁 もあ 27 南無妙 法蓮華 経 14 226号 妙法寺だより 平 成 28年 12月 シリーズ う ちの お 寺 は 日 蓮 宗 第 二十一 段 日 蓮聖人が 、私達の信 仰のあり 方につい て教えら れ た一説をご 紹介致 します。 おん 御 みやづかいを ほ け き よう 法華 経 と おぼしめせ し じよう きん ご こ のお言 葉は 、日蓮 聖人が 「四 条 金吾」さん という、ご信 者さんに 宛てた、お 手紙の一 説であり ます。 四条さ んは「 鎌倉武士」と いわれ 、今で言う ところの 公務員 のよ うなお仕 事に就かれ ており ました。四 条さんの 上司であ る 江馬さんは 、お念仏 「南無阿 弥陀仏」の 深い信 仰者で、お 題目 信仰に熱 心な四 条さんとの 間で、確 執が生じ てしまいま した。 その 結果、江 馬さんをは じめ、 同輩からも 嫌がらせ を受け、 そ の嫌がらせ はエスカ レートし 、四条さん の領地 は没収され、 謹 慎処分を 受けて しまいます。 更に追 い打ちをか けるよう に、鎌 倉に ある自宅は 火災によ って焼失 してしまい 、災難 が続きまし た 。そんな不 運が続 いた四条さ んは、日 蓮聖人の 弟子として 出 したた 家 を す る決 意 を固 め 、「 弟 子 に し て 欲し い 」 と い うお 手 紙を 日 おん 蓮聖 人に 認 めら れます 。そ のお手紙を受けて、 日蓮聖人が四 条 さ ん に返 さ れ た お 手 紙の 中 に 、「 御み や づ かい を法 華 経 と お ぼ しめせ」と いう一 説がありま す。上司 に嫌われ 、同輩から も 嫌がらせ を受け、 自宅が火災 に遭う という不運 から逃げ るよう に 出 家を し ては なら ない 、 と 諭 さ れま す 。「 御 み や ず か い 」 と は 、上司に仕 えるこ と。どんな ことがあ っても上司 に仕える こ とを、法 華経修行・ 仏教の信 仰と思っ て励みな さいと、 教えら たので す。 そ んな折、 上司である 江間さ んは悪病を 患います 。さまざ ま な医薬や祈祷など、手を尽くしましたが治らないでおりました。 それを 聞いた四 条さんは 、謹慎中で はありま したが、 医療にた けて いたこと から、治療 をさせ てもらうよ う願い出 ました。 江 間さんは抵 抗はあっ たものの 四条さんの 治療を 受けること にし ました。 その結 果、四条さ んの熱心 な治療に よって快方 へと向 かい 、それと 共に二人の 確執は 氷解しまし た。そし て熱心な 看 病の功績に よって、 四条さん の領地は倍 になっ て戻ってき たと いいます 。 こ 「仏教の修行 」と聞くと、山に籠もったり 、滝に打たれたり 、 そんなイ メージが あるかと思 います が、日蓮聖 人は、日 々の生 活の なかで、お 題目の精 神である 「慈悲・敬 い・感 謝」によっ て 、 自分 の心 を磨き 、育 み、 自分 の 置かれ た場所 で 、自 分に 与え られ た使 命 を 一生 懸命 に勤め るこ とが 、法 華 経修行 であり ・仏 教 の信 仰で あると 教 えら れたの です。 - 12 - 226号 妙法寺だより 平 成 28年 12月
© Copyright 2024 ExpyDoc