一般社団法人 ランドスケープアーキテクト連盟 JLAU スケッチ講座 Vol.5 基礎編 秋 活動レポート 造園 CPD 認定プログラム 3.0 単位 / 各回 (認定番号 16-283 ∼ 286) 八木健一さんを講師に向かえ、ランドスケープ技術者に欠かせない風景スケッチの技術を基礎から学ぶ 全4回のスケッチ講座基礎編を開催しました。今回は学生 3 名・社会人 5 名、計 8 名が参加しました。 第1・2回は、モチーフやくだもの、バラの花などを使い、目の前にあるものを正確に捉えて描く練習や 水彩色鉛筆の使い方などを学びました。それらを踏まえ、第3・4回では実際に外に出て風景を描く講習 を行いました。第 3 回は日比谷公園のペリカンの噴水や花壇、第 4 回は明治神宮外苑の絵画館をスケッチ しました。第 4 回終了時に、4 回すべてに参加した 4 名の方には、基礎編の修了証を授与しました。 講座概要 13:30 ∼ 16:30 6 名 青山レンタルスペース 第2回:2016 年 10 月 15 日(土) 13:30 ∼ 16:30 6 名 青山レンタルスペース 第3回:2016 年 10 月 22 日(土) 13:30 ∼ 16:30 6 名 日比谷公園 第一花壇 第4回:2016 年 10 月 29 日(土) 13:30 ∼ 16:30 6 名 明治神宮外苑 絵画館 第1回:2016 年 10 月 8 日(土) ■第1回講座 風景スケッチのポイントやプロセスの解説の後、立体モチーフ(立方体、直方体、円柱)やカップなど を用いて、見たものを正しく描くための鉛筆の使い方、角度や比率の合わせ方などを練習しました。 ▲ 立体モチーフのスケッチの様子 ▲ スケッチの成果 ■第2回講座 水彩色鉛筆の使い方(色の濃淡の付け方)を練習した後、くだもの(りんご、オレンジ、バナナ)とバ ラを鉛筆で下書きし、水彩色鉛筆を用いて着色しました。 ▲ バラのスケッチの様子 ▲ くだもののスケッチの成果 ■第3回講座 第 1 回、第 2 回のスケッチの基礎を踏まえて、日比谷公園のペリカンの噴水や花壇の風景をスケッチし ました。構図決め、鉛筆下書き、水彩色鉛筆でのデッサンの順で進めます。バランスの良い構図のとり方、 有機的な植物のある風景を描く練習をしました。 ▲ スケッチした風景 ▲ 描く対象の構造を確認している様子 ■第4回講座 明治神宮外苑の絵画館をスケッチしました。第 3 回と同様、構図のバランスをとりながら、建物の縦横 比を正しく捉えながら描く練習をしました。 ▲ スケッチした風景 ▲スケッチの様子 ■参加者の感想など 見る力・観察力が大切だということが分かった、目に見えているものは簡単そうなのに絵にすることはむ ずかしかった、鉛筆を使って角度を確認すると自分の感覚と違っていた、各人の力に合わせて「気づく」 ためのポイントを教えてもらえるのでよかったといった感想がありました。 参加者自身が回を重ねる毎に上達していく手ごたえを感じていたのではないかと思います。これからも続 けたいという声も多く聞かれました。楽しく充実したスケッチ講座となりました。 ▲ 上:第 3 回講座の成果 下:第 4 回講座の成果
© Copyright 2024 ExpyDoc