大規模災害時における災害対策基本法に基づく 道路

平成28年11月30日
大規模災害時における災害対策基本法に基づく
道路管理者による道路啓開訓練の実施について
網走開発建設部では、大規模災害時における災害対策基本法改正をふまえた関係機関との連携や手続き
の確認、放置車両等の実移動訓練を下記のとおり実施するので、お知らせいたします。
「災害対策基本法の一部を改正する法律」が平成26年11月21日に施行され、大規模災害時において、
緊急通行車両の通行ルートを迅速に確保するため、道路管理者による放置車両対策の強化が図られることと
なりました。道路啓開訓練はこの改正に基づいて実施するものです。
記
実施日時
平成28年12月7日(水)14:00~15:30
実施場所
網走開発建設部
参加機関
網走開発建設部、オホーツク総合振興局網走建設管理部、北海道警察北見方面本部、
北海道北見方面北見警察署、北見地区消防組合、陸上自衛隊美幌駐屯地、
工事受注会社
訓練内容
国道上において、暴風雪に伴い上下線とも立ち往生車両によって走行車線が閉塞さ
れた状況を想定し、緊急通行車両の通行ルートを迅速に確保するため、走行車線上
の5台の車両を移動させる訓練を実施
① 災害対策基本法改正を踏まえた関係機関との連携や手続きの確認を目的とした
図上訓練(別紙3)
② 車両移動措置に留意した実移動訓練(別紙3)
そ の 他
・取材を希望される際は、12月5日(月)までに広報官までお知らせください。
・荒天等により中止となる場合は、当部からお知らせします。
・訓練当日は13時45分までに見学場所へお集まりください。(別紙1)
・駐車場では係員の指示に従ってください。
・屋外での見学となりますので、各自防寒対策をお願いいたします。
・(参考)災害対策基本法の一部を改正する法律(別紙2)
【問合せ先】 国土交通省
北見道路事務所構内(別紙1)
北海道開発局
網走開発建設部
網走開発建設部
道路防災推進官
荒谷
明美
電話
0152-44-6549(直通)
網走開発建設部
広報官
村中
智晴
電話
0152-44-6793(直通)
網走開発建設部ホームページ http://www.ab.hkd.mlit.go.jp/
別紙1
啓開作業前
第3倉庫
参加機関
第2倉庫
第4倉庫
報道
開発局
職員
年維持
受付
●司会・ナレーション
退避スペース
5m
50m
③
⑤
9m
④
10m
①
②
10m
啓開完了後
10m
10m
10m
第3倉庫
参加機関
第2倉庫
第4倉庫
開発局
報道 職員
年維持
駐車ス
ペース
駐車スペース
駐車スペース
見
学
場
所
訓
練
場
所
駐車
スペース
受付
●司会・ナレーション
②
5m
50m
④
⑤
③
9m
※トイレは北見道路事務所内のトイレをご利用下さい。
10m
10m
10m
10m
10m
①
『災害対策基本法の一部を改正する法律』
別紙2
大規模災害時において直ちに道路啓開を進め、緊急車両の通行ルートを迅速に確保するため、道路
管理者による放置車両対策の強化に係る所要の措置を講ずる。
改正の背景
・首都直下地震など大規模地震や大雪等の災害時には、被災地や被災
地に向かう道路上に大量の放置車両や立ち往生車両が発生し、消防
や救助活動、緊急物資輸送などの災害応急対策、除雪作業に支障が
生ずるおそれ。
・一方、道路法に基づく放置車両対策は、非常時の対応としては制約が
あるため、緊急時の災害応急措置として、災害対策基本法に明確に位
置づける必要。
法律の概要
1.緊急車両の通行ルート確保のための放置車両対策(災害応急措置として創設)
緊急車両の通行を確保する緊急の必要がある場合、道路管理者は、道路区間を指定して以
下を実施。
・緊急車両の妨げとなる車両の運転者等に対して移動を命令
・運転者の不在時等は、道路管理者自ら車両を移動(その際、やむを得ない限度での破損を容
認し、併せて損失補償規定を整備)
※ホイールローダー等による車両移動
被災地へアクセスする道路に
ついても、緊急通行車両の通
行のため、緊急に啓開が必要
2.土地の一時使用等
1の措置のためやむを得ない必要がある時、道路管理者は、
他人の土地の一時使用、竹木その他の障害物の処分が可能。
※沿道での車両保管場所確保等
3.関係機関、道路管理者間の連携・調整
車両移動のための具体的方策
(例:ホイールローダーによる移動)
(首都直下地震における八方向作戦の例)
・都道府県公安委員会は、道路管理者に対し、1の措置の要請が可能
・国土交通大臣は、地方公共団体に対し、1の措置について指示が可能(都道府県知事は、市町村に対し指示が可能)
※高速道路については、高速道路機構及び高速道路会社が連携して対応
2
災害対策基本法に基づく車両移動訓練の流れ
別紙3
○災害対策基本法に基づく車両移動訓練は、下図の流れで実施。
①開会
○ステージ1 区間指定の手順確認
場所:北見道路事務所 車庫
②災害の発生
【災害発生】→国道39号で暴風雪
③道路啓開の必要性判断
【現状把握】
→パトロールによる被災状況の確認
→残存車両や滞留車両の確認
④道路区間の指定
【上記③の現状を踏まえ道路指定区間の設定】
→残存車両や滞留車両を考慮
○ステージ2 実移動訓練
場所:北見道路事務所 構内
⑥車両等の移動命令
⑦道路管理者による車両等の移動
ケース① 運転手が乗っていて、移動命令に従う場合
ケース② 運転手が不在、ドアが開き鍵がついている場合
ケース③ 運転手が不在、ドアが施錠されており移動
できない場合
ケース④ 運転手が不在、車両が損傷を受けていて移動
できない場合
⑧土地の一時利用
⑨緊急車両の通過
⑤指定道路区間の周知
【指定区間・車両移動の必要性について周知広
報】
→FMやマスコミ等への投げ込み
→情報板・HPによる情報提供
⑩訓練講評
⑪閉会