特勘 Market Report -weekly - 年金通信

特勘☆Market Report -weekly-
№2016-129
特別勘定運用部
2016年11月28日
先週のポイント
日米ともに祝日を挟み薄商いとなるも、トランプ氏の政策期待が継続し、日米株は堅調に推移。日経平均は終値ベースで18,000円台を回復
し、NYダウも史上初の19,000ドル台に到達した。また、為替市場では、市場予想を大幅に上回った米耐久財受注をきっかけに円安ドル高が一
段と進行し、ドル円相場は一時113円台後半と約8ヶ月ぶりの円安水準をつけた。
2016年3月末
日経平均株価(円)
TOPIX(ポイント)
NYダウ(ドル)
S&P 500(ポイント)
ナスダック総合指数(ポイント)
ユーロストックス(ポイント)
上海総合指数(ポイント)
円/ドル(円)
円/ユーロ(円)
ドル/ユーロ(ドル)
WTI 原油先物(ドル/バレル)
10月31日
11月18日
(年度始~)
2016年3月末比
11月25日
(前月末~)
10月31日比
(前週末~)
11月18日比
16,758.67
1,347.20
17,685.09
2,059.74
4,869.85
321.54
3,003.92
17,425.02
1,393.02
18,142.42
2,126.15
5,189.14
328.96
3,100.49
17,967.41
1,428.46
18,867.93
2,181.90
5,321.51
323.96
3,192.86
18,381.22
1,464.53
19,152.14
2,213.35
5,398.92
326.86
3,261.94
9.7%
8.7%
8.3%
7.5%
10.9%
1.7%
8.6%
5.5%
5.1%
5.6%
4.1%
4.0%
-0.6%
5.2%
2.3%
2.5%
1.5%
1.4%
1.5%
0.9%
2.2%
112.57
128.11
1.1380
38.34
104.82
115.10
1.0981
46.86
110.91
117.43
1.0588
45.69
113.22
119.82
1.0583
46.06
0.6%
-6.5%
-7.0%
20.1%
8.0%
4.1%
-3.6%
-1.7%
2.1%
2.0%
0.0%
0.8%
-0.03
1.77
0.15
1.22
1.44
-0.05
1.83
0.16
1.66
1.20
0.04
2.35
0.27
2.09
1.59
0.04
2.36
0.24
2.09
1.57
0.09
0.53
0.08
0.43
0.37
0.00
0.00
-0.03
0.00
-0.02
*金利は変化幅
日本10年国債(%)
米国10年国債(%)
ドイツ10年国債(%)
イタリア10年国債(%)
スペイン10年国債(%)
先週の市場動向(内外株式)
0.07
0.59
0.09
0.87
0.14
*市場が休日の場合は前営業日の数値を記載しています。
国内株式 上昇
・上昇相場が継続。為替市場の
円安基調を受け、企業業績の
改善期待が高まり主力株が買
われた。
・米国株が連日最高値を更新し
たことも相俟って、日経平均は
週末に一時年初来高値の
18,450円を上回り、7連騰。
TOPIXは11連騰となった。
東証33業種別騰落率
(上位) 1 鉄鋼
2 鉱業
3 輸送用機器
4 保険業
5 精密機器
(下位) 1 医薬品
2 銀行業
3 海運業
4 ガラス・土石製品
5 空運業
(出所)Bloomberg
外国株式 上昇
(米国)トランプ氏の政策への期
待感が継続し、経済指標も良
好であったことから週間で株価
は上昇。主要株価指数は史上
最高値を更新した。
(中国)依然として続く人民元安
を嫌気した売りは限定的で、深
センと香港市場の相互取引が
まもなく開始されるとの観測を
好感し、週間で株価は上昇。
5.5%
5.2%
4.9%
4.8%
4.1%
-0.2%
0.4%
1.1%
1.3%
1.3%
S&P500業種別騰落率
(上位) 1 電気通信サービス
2 素材
3 資本財・サービス
4 一般消費財・サービス
5 エネルギー
(下位) 1 ヘルスケア
2 情報技術
3 金融
4 不動産
5 生活必需品
(出所)Bloomberg
(出所)Bloomberg
日経平均株価
NYダウ
(円)
(ドル)
22,000
東証1部売買高(右軸-億株)
20,000
80
NY証券取引所売買高(右軸-億株)
日経平均
30
NYダウ
60
20,000
18,000
40
16,000
20
14,000
2015/4
4.6%
2.7%
2.3%
2.3%
2.2%
-0.3%
1.0%
1.2%
1.2%
1.4%
2015/10
2016/1
2016/4
2016/7
20
16,000
10
14,000
2015/4
0
2015/7
18,000
2016/10
(出所)Bloomberg
0
2015/7
2015/10
2016/1
2016/4
2016/7
2016/10
(出所)Bloomberg
ユーロストックス
上海総合
(ポイント)
(ポイント)
450
80
売買高(右軸-億株)
ユーロストックス
400
6,000
上海証券取引所売買高(右軸-億株)
70
1,200
上海総合
60
5,000
900
4,000
600
3,000
300
50
350
40
30
300
20
10
250
2015/4
2,000
2015/4
0
2015/7
2015/10
2016/1
2016/4
2016/7
2016/10
(出所)Bloomberg
0
2015/7
(出所)Bloomberg
1
2015/10
2016/1
2016/4
2016/7
2016/10
g
g
先週の市場動向(内外金利、為替、経済指標)
国内金利 ほぼ横這い
海外金利の上昇などを受けて国内金利も超長期ゾーンを中心に上
昇。しかし、25日の40年債入札が順調な結果となったことから金利
は低下し、週間ではほぼ横這いとなった。
米国金利 ほぼ横這い
2.3%台前半を中心とした動きが継続していたが、米耐久財受注が
市場予想を上回る強い結果となったことを受けて一時2.4%台前半
まで金利は上昇。その後は原油先物の急落や債券売りの一服など
から金利は低下し、週間ではほぼ横這いとなった。
為替 円安ドル高が進行
111円台前半を中心に推移していたが、23日の米耐久財受注が市
場予想を上回る強い結果となると、112円台半ばまで円安ドル高が
進行。その後も株価の上昇などを受けて一時113円台後半まで円安
ドル高となった。
日本
11/14
11/21
11/24
11/25
経済指標
GDP(年率/季調済/前期比/1次速報)
貿易収支
日経日本製造業PMI(速報値)
全国CPI(前年比)
米国
11/15
11/16
11/17
11/17
11/22
11/23
11/23
11/23
11/23
経済指標
小売売上高速報(前月比)
鉱工業生産(前月比)
消費者物価指数(前月比)
新規失業保険申請件数
中古住宅販売件数
耐久財受注(前月比/速報値)
新規失業保険申請件数
マークイット米国製造業PMI(速報値)
新築住宅販売件数
期間
7-9月期
10月
11月
10月
予測
+0.8%
6,100億円
0.0%
実績
+2.2%
4,962億円
51.1
+0.1%
判定
○
×
○
期間
10月
10月
10月
11月12日
10月
10月
11月19日
11月
10月
予測
+0.6%
+0.2%
+0.4%
25.7万件
544万件
+1.7%
25.0万件
53.5
59.0万件
実績
+0.8%
0.0%
+0.4%
23.5万件
560万件
+4.8%
25.1万件
53.9
56.3万件
判定
○
×
○
○
○
×
○
×
期間
11月
11月
予測
53.3
110.5
実績
53.7
110.4
判定
○
×
期間
10月
10月
予測
+6.2%
+10.7%
実績
+6.1%
+10.0%
判定
×
×
ユーロ圏
経済指標
11/23 マークイット ユーロ圏製造業PMI(速報値)
11/24 独IFO企業景況感指数
中国
11/14
11/14
経済指標
鉱工業生産(前年比)
小売売上高(前年比)
(出所)Bloomberg
※ 判定は、事前予想よりポジティブであれば ○ 。
日米10年国債金利
0.6
為替
(%)
(%)
130
2.5
(円)
(円)
円/ドル
125
0.3
2.0
0.0
1.5
日本10年国債
-0.3
2015/4
米国10年国債(右軸)
2015/7
2015/10
2016/1
2016/4
2016/7
2016/10
(出所)Bloomberg
135
115
130
110
125
105
120
100
115
110
95
2015/4
1.0
140
円/ユーロ(右軸)
120
145
2015/7
2015/10
2016/1
2016/4
2016/7
2016/10
(出所)Bloomberg
先週の経済指標1
先週の経済指標2
11月 Markit 製造業PMI
欧米は高水準を記録 / 日本は半年ぶりに減速
60
拡大ペースが加速
300
予想 実績
米国 53.5 53.9
欧州 53.3 53.7
日本
51.1
58
米国 10月耐久財受注
(10億ドル)
耐久財受注
280
(10億ドル)
180
耐久財受注(除輸送用機器)(右軸)
170
260
160
240
150
52
220
140
50
200
130
48
180
46
160
56
54
44
2013/11
米国
2014/5
2014/11
欧州
2015/5
日本
中国
2015/11
2016/5
120
耐久財受注
耐久財受注(除輸送用機器)
140
06
2016/11
07
08
09
10
11
12
13
(出所)Bloomberg
金額(百万ドル)
239,367
151,215
14
前月比(%)
4.8
1.0
15
16
(出所)Bloomberg
欧州圏の政治イベント
■今後の欧州圏政治イベント
■イタリア 憲法改正を問う国民投票(12/4)
<2017年4月・5月 仏大統領選>
難民問題やテロ対策が注目される中、高い支持率を維持している右派
のルペン国民戦線党首が大統領に選出されるかに注目。国民戦線はEU
残留・離脱を問う国民投票実施を提唱。
<2017年秋 独連邦議会選>
メルケル現首相が出馬を表明。難民やテロ対策に対する批判で首相の支持
率が低下する中、続投の賛否を問う選挙に。足下ではEU懐疑派のAfD(ドイ
ツのための選択肢)が地方選などで得票を伸ばす等、ドイツ国内においても
反EUの機運が高まりつつある。
・上院の立法権限を制限し(下院の優越)、法案制定を迅速化する憲法
改正案への賛否を問う国民投票を実施。
・国民投票で否決された場合、レンツィ首相は辞任を示唆。首相の進退
がかかっており、事実上レンツィ首相の信任を問う国民投票。
<可決の場合>
・目先の政権運営は安定化し、短期的な政治リスクは後退。
<否決の場合>
・レンツィ首相辞任の可能性。後継の暫定首相が指名され、上下院の
信任投票で賛成多数となれば2018年5月まで総選挙は行われない。
・暫定首相不信任となった場合、議会の早期解散総選挙が想定される。
足下の世論調査では与党民主党の支持率が低下しており、議会
選挙でのEU懐疑派政党「五つ星運動」の躍進が懸念されている。
■欧州情勢の注目ポイント
・ 国内重視を公約するトランプ氏の大統領就任で、グローバルに保護主義が
加速する可能性も。間近に迫ったEU加盟国の選挙への波及が懸念される。
・ 2017年にかけては、欧州政治が市場のテーマに。仮に域内でテロの再発、
極右政党が躍進となれば、急速にリスク回避的な展開となる可能性に留意。
(出所)各種報道より当社作成
今週・来週の注目イベントなど
日付 国
イベント
今後の見通し
■中期的には日本株は底堅い地合いが継続か
・足下では、リスク選好の地合いが継続しており、日経平均は11営業日で2,000円以上上昇。今
週は30日にOPEC総会、12月2日に米雇用統計の発表、4日にイタリア国民投票が控えており、重
要イベントを前に急速な株価上昇への反動が出やすい。
・足下の米国経済は底堅く推移しており、雇用統計の内容が大幅に悪化しない限り、12月の利上
げはほぼ確実と見られている。一方、OPEC総会では原油生産量の減産合意に市場の関心が集
まっており、結果次第で原油価格の値動きが大きくなり、株式市場へ波及する可能性もある。
・日本株は、引き続きトランプ相場による上昇期待はあるものの、OPEC総会や米雇用統計等注
目のイベントも多いことから、一旦は利益確定売りが優勢か。但し、米金利上昇、為替のドル高・
円安の流れから先高感は根強く、下値では日銀の買いも意識されることから、中期的には底堅
い展開が続こう。
※
※
※
※
11/28 欧 ドラギECB総裁講演
11/29 米 7-9月期 GDP(前期比年率、改定値)
11月 消費者信頼感指数
11/30 日 10月 鉱工業生産(前月比)
欧 11月 消費者物価指数(前年比)
ドラギECB総裁講演
米 11月 ADP雇用統計(千人、前月比)
- OPEC総会
12/1 中 11月 製造業PMI
米 11月 ISM製造業景況指数
12/2 米 11月 非農業部門雇用者数変化(千人)
12/4 伊 イタリア国民投票(憲法改正)
(出所)Bloomberg等
現時点での市場見通しを示したものであり、当社の投資方針と必ずしも整合するとは限りません。
本資料は当社が情報提供を目的に作成したものであり、保険募集を目的とするものではありません。
データの一部は当社が信用できると判断した情報源より作成しておりますが、正確性・完全性について当社が保証するものではありません。
最終ページのご連絡事項についてよくお読み下さい。
2
予測値
3.0%
101.3
0.0%
0.6%
160
51.0
52.2
175
-
お問い合わせ先:特別勘定運用部
TEL 050-3780-1007
110
100
特別勘定特約に関する重要なお知らせ
※本お知らせは保険業法第300条の2に準用される金融商品取引法第37条に基づき、特別勘定特約に関して表示すべき広告等規制に関し
て記載するものです。
【手数料について】
・特別勘定特約に関する手数料(付加保険料)は、当社が引受けるご契約者の年金資産(責任準備金)のうち特別勘定部分
の経過責任準備金を各口ランクごとの金額に分け(円貨建株式口は1型・2型を通算)、それぞれに所定の手数料の率を
乗じて得た金額の合計額を毎年ご負担いただきます。
・以下の手数料率表については、経過責任準備金ランクの上限および下限のみ記載しております。
■手数料率表
●確定給付企業年金保険
●厚生年金基金保険(Ⅱ)
外貨建
外貨建 外貨建
円貨建
外貨建
円貨建 円貨建
公社債 外貨建 株式口 株式口 短期
第2
債券
株式口
公社債
総合口
公社債 株式口
口為替 株式口 ハ ゚ ッシフ ゙ 新興国 資金口
総合口 総合口
ハ ゚ ッシフ ゙
口
口
1・2型
型
ヘッジ型
型
型
手数料上限 (1,000万円以下の部分) 0.600%
0.600%
0.590%
0.450%
0.700%
0.400%
0.750%
0.750%
0.800%
0.500%
0.800%
0.050%
手数料下限
0.220%
0.210%
0.155%
0.230%
0.110%
0.230%
0.230%
0.240%
0.210%
0.240%
0.050%
(500億円超 の部分)
●厚生年金基金保険
0.220%
外貨建 外貨建
外貨建
円貨建
外貨建
円貨建 円貨建
公社債 外貨建 株式口 株式口 短期
株式口
第2
債券
公社債
公社債 株式口
総合口
口為替 株式口 ハ ゚ ッシフ ゙ 新興国 資金口
ハ ゚ ッシフ ゙
総合口 総合口
口
口
1・2型
型
型
ヘッジ型
型
手数料上限
(10億円以下の部分)
0.440%
0.440%
0.430%
0.330%
0.520%
0.400%
0.550%
0.550%
0.600%
0.500%
0.600%
0.050%
手数料下限
(500億円超 の部分)
0.220%
0.220%
0.210%
0.155%
0.230%
0.110%
0.230%
0.230%
0.240%
0.210%
0.240%
0.050%
※手数料=各口の(経過責任準備金の各ランクに当たる金額×所定手数料率)の合計
※消費税は別途申し受けます。
※上記のほか、資産運用の過程で売買の際に発生する売買委託手数料や、売買委託手数料に関する消費税に相当する金額、先物取
引・オプション取引等に要する諸費用を運用費用の一部として間接的にご負担いただきます。なお、売買委託先、売買金額等によって
手数料率が変動する等の理由から、これらの計算方法は表示しておりません。
※運用効率の観点等から投資信託による運用を行う場合、投資信託に係る信託報酬を運用費用の一部として間接的にご負担いただき
ます。なお、信託報酬については投資信託の運用会社や投資対象資産によって手数料率が異なる等の理由から、計算方法を表示し
ておりません。ただし、第2総合口および債券総合口における私募投資信託の手数料については、「ご契約のしおり」をご覧願います。
※上記の手数料には、一般勘定(主契約)の付加保険料、制度管理等に係る各種業務委託費、年金数理人費は含まれておりません。
【特別勘定特約 第2総合口の投資対象について】
第2総合口では、リスク分散を高度に行うために新興国国債、新興国株式、REIT(不動産投資信託証券)を投資対象とする
ため私募投資信託を用いて運用を行います。投資対象の詳細については、「ご契約のしおり」および別途資料にてご案内
申しあげます。
【特別勘定特約 債券総合口の投資対象について】
債券総合口では、リスク分散を高度に行うために先進国国債(日本含む)、新興国国債、グローバル社債を投資対象とする
ため私募投資信託を用いて運用を行います。投資対象の詳細については、「ご契約のしおり」および別途資料にてご案内
申しあげます。
【損失発生リスクとその発生理由】
・特別勘定特約は、一般勘定(主契約)の責任準備金(保険料積立金)の一部を特別勘定で運用し、この運用実績を直接、
責任準備金(保険料積立金)に反映させる仕組みの商品です。
・特別勘定は、国内外の公社債、株式等を運用対象とするため、「株価の下落」「金利の上昇による債券価格の下落」「円高
による外貨建資産価値の下落」等といった投資対象資産の価格下落リスクは責任準備金(保険料積立金)の下落要因と
なります。資産運用の結果は、その損失も含めてご契約者に帰属します。
・経済情勢や運用成果のいかんにより高い収益を期待できる反面、元本(特別勘定に投入された保険料の合計額)の保証
はなく、運用実績が元本を下回ることがあり、損失を生じる可能性があります。
【ご留意事項】
・特別勘定における資産運用の成果がご契約者の期待どおりでなかった場合でも、当社または第三者がご契約者に何らか
の補償、補填をすることはありません。
・特別勘定での運用にあたっては、ご契約者が特別勘定の特徴を十分理解した上で、ご契約者の判断と責任において行わ
なければなりません。
第一生命保険株式会社
東京都千代田区有楽町1-13-1
電話 03(3216)1211(大代表)
3